築地本願寺からツェッペリンへ

January 03 [Tue], 2012, 23:41
正月三日。昼の声を聞く前に地元で初詣へ。
この数年、手を合わせて頭に思い浮かぶのは…弁解ばかり。


初春歌舞伎の三階タダ券をもらった。歌舞伎を観に来るのがこのとき以来。また4年近く観ていなかったことになる。
もう以前の歌舞伎座は無い。

新橋演舞場へ向かう前に、築地本願寺へ行ってみる。
東銀座へ来るたびに行こう行こうと思いながら、今回が初めて。

  月が見える。

キメラというかグリフォンというか、の狛犬。
殆ど注目されない階段と地下1階へのあたりの懲りようは、嘗ては違う用途だったことを想像させる。





それにしても、伊藤忠太…ただならぬ折衷ぶり。インド風を前面に出し、抑え気味ではあるが可成りの魑魅魍魎好きとみた。浄土真宗と思えば思うほど現代にあっても異空間。


さて、本日の夜の演目は「矢の根」「連獅子」「め組の喧嘩」。菊五郎の世話物にあまり興味がないので、前半2本で退散することにする。


「矢の根」の曽我五郎は西洋人が大喜びしそうな、これでもかというくらいザ・カブキな出で立ち。伝説の「カブキマン」は明らかにこの衣裳を真似ているのだけど、衣裳だけ見たら五郎時致の方がとんでもない感じ。(カブキマン観てないけど…観たくないけど。)
ここは大薩摩連中と「三階さん」の腕の見せ所。注連縄のようなたすき?を締め上げる早替えの場面で光る。

「連獅子」は吉右衛門だったのか。久しぶりにみた吉右衛門、なんだかやつれたというか小さく見える。違う人かと思った。
とはいえ、この人の生業とはいえ、例の頭を振り回しまくる大詰め、長唄三味線囃し方の緊迫感と相まって、「がんばれ〜」と観ているほうも力が入る。

これ以上無いくらい、晴れがましい演しもの。正月らしいことをしてしまったなぁ!


その足で銀座へ抜け、地下鉄で20分ほど。弟夫婦とOさんに会いに。
Oさんは1ヵ月半前に生まれた。
つやつやのつるつるで全てが新しい。でも頭はおじさんの臭いがする。

Oさんは、テルミンを操るジミー・ペイジや炎が上がる銅鑼の前で演奏するジョン・ボーナムの映像をよく見ていた。





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