消えた二つの「T」 

2016年09月07日(水) 15時10分
ゼネコン危機はバブル崩壊後から叫ばれ、このうちいくつかの企業倒産は不可避といわれてきました。
この危ないゼネコンを表す符号は、それぞれの頭文字を取りすでに周知の「SAMITT」。

Sは佐藤工業、Aは青木建設、Mは三井建設、Iは石原建設で二つのTは東海興業と飛島建設を指します。
このうち97年の7月4日に東海興業が会社更生法を適用し倒産の憂き目を見たのはすでに周知の通り。

残るSAMITはそれぞれ、メインバンク主導で再建やリストラに取り組んでいるが、会社更生法適用会社とさほどかわらないところが少なくありません。

東海は住専から大口借り手で不良債権も多額だったことから、すでに93年当時から最も危険なゼネコンといわれ、その時期について注目が集まってきました。
東海の倒産は業界では織り込み済みだったとはいえ、その余波は他のSAMITに及びました。
東海の倒産直後に青木建設の経営危機説が飛び交い、慌てた青木は記者会見をして危機説を打ち消すという騒動まで持ち上がりました。
「お宅、大丈夫?」が業界でのあいさつ代わりになりました。

そんな時期に、建設業界には新たな語呂合わせができました。
「NHK・フジ・TAS」です。

日本のテレビ局とタス通信という語呂合わせは妙だということで、TASをTBSになぞらえる向きもありますが、Nは日本国土開発、Hはハザマ、Kは熊谷組、フジはフジタで、Tは多田建設、Aは青木建設、Sは佐藤工業を指しています。
SAMITに加えて新たに日本国土開発と熊谷組、ハザマ、フジタ、多田建設が加わることとなりました。
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