Y〜狂って、終焉〜

May 11 [Wed], 2011, 8:46
『本当にこれで終わり?』
貯水タンクからストンと降りてきたイブキは楽しそうに目を細めた。
『あ〜あ。つまんない。』
口を尖らせて言う言葉一つ一つが心の中に刺さる。
『まだ、続けようよ。』
イブキはケータイのキーホルダーに指を通してクルクルと回していた。
『?!そのキーホルダーって?!』
アヤのだった。
メグとお揃いのハズの。
『あぁ、これ?落ちてたんだぁ♪え?メグとお揃い?嬉しいなぁ♪』
そう言うイブキの顔は明らかに笑っていなかった。
『ねぇ、知ってた?』
イブキは急に嬉しそうに口元を緩ませた。
ケータイを開き、何かを打ち始めた。

もう、ここに居たくない。
出来ればここから立ち去りたい。
これから5人で遊びに行くんだよ?
邪魔しないで。


『・・・・何よ?』
鋭い声でサーヤが問う。
『・・・・・・・・・。』
無言のままボタンを打つイブキ。
『・・・・っ何か言いなさいよ!!』
するとさっきとは比べものにならないぐらいの冷たい目でこっちを見て言った。
『うるさいなぁ・・・。黙ってて。』
その顔があまりにも怖かったから・・・皆は黙った・・・。
しばらくして「ピッ」という機械音と共に私・サーヤ・ノゾミン・メグのケータイが一斉に鳴り始めた。
『見てみなよ。』
鳴り続けるケータイ。
恐る恐る開いてみると『新着メール1件』・・・。
決定ボタンを押すとおびただしいほどのアヤの無残な写真。
『本当にやめちゃうの?それでいいのかなぁ〜?もし俺に逆らったらコイツの写真・・・全部バラまくよ・・・?』
イブキの楽しそうな顔に5人はあとさずりし、息をのんだ。
P R
プロフィール
  • プロフィール画像
  • ニックネーム:小鳥遊 燎菟
  • 性別:男性
  • 誕生日:1991年11月3日
  • 職業:大学生・大学院生
  • 趣味:
    ・読書
    ・小説作成
    ・音楽鑑賞
読者になる
人との関係を対して求めていない
ただの虚しい男子大学生です。
人間関係を築いていくならば
虚偽無い関係を築きたいですね。

面白い人々が好みです。
あ、面白いと言っても…。
笑いをとるとか、そういう意味合いでは無く哲学的思考の持ち主や幾何学的思考の持ち主が好きです。
多分相性が合います。
2011年05月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
カテゴリアーカイブ
最新コメント
山桜桃 槐
» 思うけど。 (2011年03月25日)
山桜桃 槐
» 進まない。 (2011年03月25日)
山桜桃 槐
» だるいね。 (2011年03月25日)
山桜桃 槐
» 始めなければ。 (2011年03月25日)
山桜桃 槐
» ブログ開設。 (2011年03月25日)
Yapme!一覧
読者になる
メールフォーム

TITLE


MESSAGE