敬愛なるベートーベン

December 14 [Thu], 2006, 22:33
見てみました。

音楽のための映画。
ベートーベンの劇的な生涯を描くには短すぎるのです。

絵とかもいろいろな解釈、鑑賞法を知ってから見るとより味わい深くなるように、
音楽も、音楽とはどういうものなのか、どういう背景や意図を持って書かれたのかを理解するとさらに楽しむことができる。

この映画のメインのシーンに第九の初演としてかなり長いせりふがないオケシーンがあります。
音の一つ一つの響きが魂のこもったものとして、「神の声」としての音楽を実感できるように、それまでの時間が割かれているような気がします。
誰もが知っている聞きなれた曲ですが、感動します。
もちろん交響曲をやっていたら時間が足りないのでかなりいいようにはしょってはありますが。

第九を中間地点として後半が物足りなくなっちゃうのは多分ベートーベンとその名曲がすばらしいからなのだと思います。。

オペラ座の怪人にしても今回の作品にしても「師弟愛を超えちゃった」愛情物に惹かれるのは私がおじさん好きだからなのでしょうか。
今回の主人公の婚約者にしてもオペラ座のラウルにしてもライバル=正当な王子様役 があんまりかっこよくない。。
そういう風に作ってあるにしても。手抜き。
絶対見ているほうじゃついて行く方決まってしまうと思う。

まあ、情熱と狂気がかった才能のきらめくおじさまなんてそういないから安心(?)だけどね。