◇【独占】本田圭佑氏とウィル・スミス氏が☆「ドリーマーズ・ファンド」を作った理由

October 15 [Mon], 2018, 21:13
 
 
 
サッカー
 
 
 
 
 
【独占】
 
 
本田圭佑氏とウィル・スミス氏が
 
 
「ドリーマーズ・ファンド」
を作った理由
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「インタビューを始めましょうか」。
 
 
 
ウィル・スミス氏の背中に声をかけると、キッチンカウンターに立ってトルティーヤを頬張っていた彼は
 
 
"Oh!Sorry"
 
 
と振り向き「チーム」が揃ったダイニングの丸いテーブルについた。
 
 
 
8月2日、本田圭佑氏「チーム」と呼ぶ4人がフロリダとキューバの間に位置するバハマにあるウィル・スミス氏のコンドミニアム
 
 
 
窓の外には、島のエメラルドグリーン
海が見える。
 
 
 
この日、私達 Forbes  JAPAN 編集部 とカメラマンはバハマを訪ね、
 
 
 
本田圭佑氏、  ウィル・スミス氏、 矢田公作氏 、 中西武士氏の     
 
 
「ドリーマーズ・ファンド」 にインタビューをする機会を得た。
 
 
 
4人揃っての
取材と撮影は勿論
初めて。
 
 
 
またウィル・スミス氏は世界的な映画スターではあるが、
 
 
映画のプロモーション以外で雑誌のインタビューに応じた事はない。
 
 
特にビジネスに関する事を彼は公に語った事はなく、
 
 
タレントのサイドビジネスとはスケールの違う彼の事業についてはほとんど知られていない。
 
 
 
10カ月30回以上のミーティングを行いました。
 
 
 
では、
 
 
リビングのテーブルに着いた4人を順にご紹介していきましょう。
 
 
 
先ず、ウィル・スミス氏。190センチ近い長身、Tシャツの袖から突き出た丸太のような腕、
 
 
ジョークで周囲を笑わせる姿は長年、映画で見慣れた雰囲気そのままです。
 
 
この時も
 
 
「なんたってケースケの足は速すぎだ!
 
 
さっき外で競争したら、全然追いつかずに負けてしまったんだよ!」 と大きな笑い声を上げて、我々をリラックスさせようとする。
 
 
次にウィル・スミス氏のファミリーオフィス「SMITH   FAMILY   CIRCLE」のCEO、
 
 
矢田公作氏。  母親が日系三世で、アメリカ生まれの彼は名前こそ日本人だが、日本語は話せない。
 
 
ハーバード大学では
Facebookの ※マーク・ザッカーバーグと同級生でした。
 
 
 
続いて中西武士氏本田氏の個人投資ファンド「KSK   エンジェル・ファンド」のパートナーで、
 
 
彼も幼少期からアメリカ育ちである。
 
 
 
 
そして最後は本田圭佑氏。
 
 
 
彼については、もはや説明は不要だろう。
 
 
 
 
 
 
2018年 FIFAワールドカップ  ロシア、セネガル戦での本田圭佑選手(2018年6月24日撮影)
 
 
 
この 4人 「ドリーマーズ・ファンド」立ち上げたと報じられたのは、2018年7月18日だった。
 
 
 
 
 
(左)ウィル・スミス氏、(中左)本田圭佑氏、(中右)矢田公作氏、(右)中西武士氏
 
 
 
 
 
日経新聞は一面で約1億ドル〈日本円で約110億円を集め
 
 
米国中心に創業したての
 
 
有力スタートアップ企業に投資する〉と書いている。だが、多くの人が「なぜ?」と思っただろう。
 
 
 
ドリーマーズ・ファンドにアンカー投資家
(主要投資家)として参画する野村ホールディングス
(HD)内部でも、当初はこんな疑問が上がったという。
 
 
 
「キャピタリストでもない有名人が、なぜベンチャー投資家なのか」と。
 
 
 
若い企業家に投資するという行為が、なぜ新聞の一面を飾るのか、先ずここで
 
 
 
時計の針を戻し今年
4月、舞台をメキシコに移そう。
 
 
 
野村HDのイノベーション推進担当の執行役員、八木忠三郎氏と金融イノベーション推進支援室で投資を担当する江草拓人氏らは、
 
 
 
本田氏サイドから
 
 
「ドリーマーズ・ファンド」の話が持ち込まれて以来、10カ月間をかけて30回以上の面談を重ねてきた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして4月、CFパチューカに在籍していた本田氏を訪ねて
メキシコに飛んだ。
 
 
 
江草氏は、「メキシコの本田氏の自宅で
、夜7時から話を始め、終わったのは10時を過ぎていました」と振り返る。
 
 
 
「昨年、この話を聞いた時は疑問がありました。ドリーマーズ・ファンドのコンセプトは、シード期やアーリーステージという段階のベンチャー企業を投資対象にするというものです。
 
 
 
そんなことできるのかと思ったんです。」
 
 
 
シード期やアーリーステージとは、
 
 
まだアイデアだけはあるものの会社は設立されたものの、まだ商品やサービスが出来上がっていない段階の事です。
 
 
江草氏が続ける。
 
 
「大化けするかどうか未知数の段階でスタートアップ企業に投資するのはリスクが
高いだけでなく、そもそもそうした可能性を秘めた企業を探し当て、アクセスすること自体が難しい。
 
 
 
大半は起業家として成功した人や有名人など個人のエンジェル投資家が、スタートアップを支えています。
 
 
 
そのため、有望な
起業家の情報も自然とエンジェルに集まり、インナーサークルが形成されます。
 
 
 
本田氏はここに気づき、2年ほどかけてインナーサークルへのネットワークに
 
 
 
『日本代表として入っていきたい』とおっしゃっています。
 
 
 
何度も彼と話をしてきましたが、本気で
挑戦されるんだなと、凄い情熱を感じました。
 
 
 
 
成功するかどうかわからない段階で、資金を貸してくれる者はいない。
 
 
 
そうなると、起業家は自然と「エンジェル」と呼ばれる投資家に集まり、エンジェルのもとに可能性を秘めた貴重な情報が集まる。
 
 
 
の大企業がウーバーなど従来型のビジネスを壊して、
 
 
世界を変えるシリコンバレーの若い企業に投資することはある。だがそれは成功後の出資です。
 
 
 
大化けした後にお金を出して参画しても、影響力もリターンも限定的になる。
 
 
 
有名人の「サイドビジネス」ではない
 
 
 
メキシコ本田宅を訪ねた後、野村HDのチームはその足で
コロンビアに飛んだ。
 
 
 
来年2019年公開予定のウィル・スミス主演映画「Gemini   man」がコロンビアのカルタヘナで撮影されており、そこに乗り込んだ。  しかし監督が撮影場所を二転三転させていたため、ウィル氏らのスケジュールは過密なうえに予定が立たない状態になっていた。
 
 
 
野村HDの八木忠三郎氏が振り返る。
 
 
「コロンビアまで来たものの、もう面会は不可能かと思いました。ところがウィル氏は急遽、自分の休日を空けてくださった。
 
 
 
これだけでも彼の思い入れがわかります。彼は自分の宿泊中のホテルのスイートに私達を招き入れました。
 
 
 
彼に私達が質問したかったのは、矢田氏を雇った理由でした。
 
 
 
信頼関係を知るためです。
 
 
すると、ウィル氏と矢田氏の間には強いエピソードがあることが聞けました。
 
 
 
本田氏と中西氏の関係も同じです。
 
 
私達が聞きたかったのは、(信頼関係の深さを測る)エピソードだったのです。
 
 
 
4人はそれぞれ実績があり、お互いを評価していて、高い志を共有しています。
 
 
 
これは簡単に崩れないチームだなとわかったのです」
 
 
八木氏はウィル氏にこう言った。
 
 
4人のうち、誰か1人でも欠けたらこのファンドは上手くいきません
 
 
 
有名人が本業の合間を使ってサイドビジネスをやるわけではない、と野村HDは確証を得たのだ。
 
 
 
 
 
 
その代表的な例として、Forbes  JAPAN 
11月号(9月25日発売)から1つだけ紹介したいのが、
 
 
 
本田圭佑氏と中西武士氏が探し当てた、ウィル氏と矢田氏の関係である。
 
 
 
 
 
ドリーマーズ・ファンドの4人が知り合ったのは、偶然が重なっている。
 
 
        
 
「誰かのために働く」
        
 
 
 
というささやかな行為が4人を繋げたと言っていい
 
 
 
 
 
 
 
 
矢田公作氏はハーバード大学時代、
 
 
 
 
(米国ハーバード大学)
 
 
 
 
ザッカーバーグ(Facebook共同創業者)と同じ寮の廊下を挟んだ部屋に住んでいた。
「始まる瞬間を目撃したんだ」矢田氏はいいます。
 
 
 
「これは凄く稀なことで、貴重な体験だと思うのだけど、アイデアが生まれ、Facebookという名前で世の中の役に立つものとして、一気に人々の生活に溶け込み、大きく早く育っていくプロセスを、アーリーステージから目撃しました」
 
 
 
ザッカーバーグに学んだのは、経済的な成果より先に、毎日、商品を改良し続けていたことだったと言います。
 
 
 
「ビジネスモデルが先ではない。もはやアートであり、ニーズに対してどう解決して対応すべきかに、マークは集中していました
 
 
 
 
 
マーク・ザッカーバーグ(Facebook共同創業者)ハーバード大学中退
 
 
 
 
Facebookに矢田氏は投資こそしていなかったものの“世紀の大化け”を身近で目の当たりにした彼は、後にそうした経験から
1つの流儀を身につけた。
 
 
 
それは、彼の次のセリフに表れています。
 
 
 
「どうしたら、僕は君たちを助けられる?」
 
 
 
アイデアに直ぐ投資をしようとする投資家ではなく、「アイデアがグローバルに活用されるために何ができるか?」を先に考える。
 
 
 
 
お互いに信用を築いていき、そしてアイデアが世界に受け入れられる大きなサービスに育てていく。
 
 
 
 
矢田氏とウィル・スミス氏との出会いは
 
 
矢田氏が ハーバード大学卒業後、血を引く彼は、での仕事を考えていました。
 
 
 
投資銀行で働くつもりが、友人の誘いで、プロバスケットボールリーグレラカムイ北海道(レバンガ北海道)コーチになりました。
 
 
2008年にはドラフトで東京アパッチに選手として入団。
 
 
だが、転身のアイデアを思いつく。
 
 
 
「ハーバード大学時代のコミュニティの中でと関わりを持っているのは僕だけだったので、
 
 
に行きたい人達が僕に連絡をしてきました。
 
 
みんな好きだし、日に進出したいアーリーステージの米企業を助ける、コンサルティング会社を設立する事を思いついたのです」
 
 
 
2011年のある日、ハーバード大学時代のクラスメイトが矢田氏に助けを求めに来た。
 
 
COOを務めるソーシャルコマースサービスのスタートアップが
 
 
に進出したい
 
 
 
と相談してきたんです。
 
 
矢田氏は「何が必要?戦略?それともパートナー?」
 
 
 
いつものように何が助けになるかを聞き、取引先の開拓を手伝うと、その会社のCEOが「お礼をしたい」とこう言ってきました。
 
 
 
「今度、ウィル・スミス氏がに行きます。
 
 
 
ウィル氏に『コー(矢田氏の愛称)会うべきです。  コーは凄く助けてくれているから』と言っておいたよ
 
 
 
 
ウィル・スミス氏や
Twitterの創業者であるジャック・ドーシーがその会社の出資者であることは知っていました"。が、ウィル氏との面会は予期しないことでした。
 
 
 
ウィル氏のマネージャーさんからは、「面会の制限時間は5分。映画のプロモーションで忙しいから時間がないんだ」と連絡が入った。
 
 
 
ウィル氏と会った時の事を矢田氏がこう回想する。
 
 
アメリカ人の多くは、1990年から6年間続いたTV番組
  「The  Fresh  Prince  of  BelーAir」(NBCの人気シチュエーション・コメディ)を見ているので、
 
 
ウィル氏を若い頃から知っていました。
 
 
実際にお会いしてみますと、あの番組の飾らない方でした。
 
 
常に彼は人に興味を持ち、自ら質問することで相手をリラックスさせ、人となりを知ろうとします。
 
 
彼はこう聞くんです。
 
 
モチベーションは何
か?
 
 
バックグラウンドは?
 
 
何故東京にいるのか?
 
 
単なる会話ではなく、意味のある関係性を築くのが大事だと
ウィル氏は思っています。
 
 
僕らは5分の予定が
会話は3時間続きました。    お互い馬が合い、僕がロサンゼルスに行った時に会おうというお話になったのです」
 
 
ウィル氏はすでに俳優として大成功を収めており、映画制作会社やブランドなど、いくつかの企業を運営していました。
 
 
 
ウィル氏は矢田氏と2年ほど付き合いながら、矢田氏の仕事ぶりを見て
 
 
「コーに合うポジションが必要だと思い、彼にファミリーオフィスのCEOに就いてもらいました」とウィル氏は語っています
 
 
矢田氏の強みは前述したように、誰かのお手伝いすることで、
 
 
信頼関係が強いネットワークを持っている事です。
 
 
彼のハーバード大学時代のクラスメイトにミュージシャンの
D.A.ウォリックは後に
 
 
ドリーマーズ・ファンド「ベンチャーパートナー」というポジションに就くのですが、
 
 
彼は「業界屈指のインベスター」として知られています。
 
 
D.A.はスポティファイに投資をして成長に貢献した他、イーロン・マスクのスペースXやリップルにも投資をしています。
 
 
一方矢田氏はロサンゼルスを拠点に、アメリカのトップVCであるアンドリーセン・ホロウィッツからも
一目置かれた存在で、情報を共有する関係にあります。
 
 
 
誰かのために働き、助けたい
 
 
 
西海岸を拠点に活動をする矢田氏は、1人のと出会う。
 
 
 
投資運用の世界で
頭角を現していた
中西武士氏である。
 
 
 
1才の時からアメリカで暮らしてきた
中西氏は、矢田氏
本」という共通点がありました。
 
 
 
中西氏矢田氏は長い時間をかけて、
本」について話しあったと言います。
 
 
 
単にお金儲けをしたい人の下で働くのは嫌だ。
 
 
良い理由でお金を使われるべきだし、世の中が良い方向に向かう為に、
 
 
誰かの為に働き、助けたい、と。中西氏は言います。
 
 
「ずっと海外で育ってきて祖国の日を見ると、本当に素晴らしいだと思います。
 
 
それなのに世界でのプレゼンスが下がっていくのが悔しいんです。
 
 
ファンドを通してやりたいのは、
 
 
の資本をアメリカのトップ企業に投資していくこと。
 
 
必然的にアメリカの企業家を意識しなければならなくなる。
 
 
 
我々の仕事は良い企業を見つけて、の企業に紹介していくこと。
 
 
 
その為には企業が入れないアメリカのネットワークに入り込む。
 
 
 
その解決策として考えた結果がドリーマーズ・ファンドなんです」
 
 
 
では、彼らのファンドの理念とは何か。
 
 
「4人でどんな話し合いをしたのかを聞かせてほしい」と私達は要望した。
 
 
すると、本田圭佑氏ウィル.スミス氏「4人で始めたファンドなのだから、4人揃ってインタビューに応じたい。バハマまで来てほしい」と私達に
伝えて来ました。
 
 
 
こうして8月2日、冒頭で触れたウィル氏別荘を訪ねて、話を聞く事になりました。
 
 
 
「では、インタビューを始めましょうか」
 
 
 
テーブルに揃った
4人に声をかけると、真っ先に本田氏がこう言いました。
 
 
 
“I  have  to  speak  my  story.”
 
 
本田氏は自分自身の事を語り始めました。(全文英語 )
 
 
 
 
「10年前、海外に出た時、僕はただのサッカー選手で、僕の目標はワールドカップだけでした。  でも、(念願叶って)  外の世界に出てみると、目にしたのは良いことばかりではなかったのです」
 
 
 
 
“彼の理念”とは
 
 
 
彼自身のストーリーから生れた。ものだった━━━━━。
 
 
 
Forbes  JAPAN 
  9月25日  発売号では、バハマで撮り下ろした写真と共に、
 
 
 
4人を巡り合わせたエピソードをご紹介します。
 
 
 
2018.09.26
Forbes  JAPAN  編集部情報
 
 
 
 
 
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では皆様
ごきげんよう
 
 
 
 
 
 
 
 
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