『ヤン&エヴァ シュバンクマイエル展』

2007年09月13日(木) 8時02分
もう昨日終わってしまった「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展」なのですが、感想を。

戦闘するシュルレアリストと称されるチェコの映像作家シュヴァンクマイエル氏
オテサーネクやアリスという作品を生み出す彼の内部を、ちょこっとだけ覗いてきました。
ラフォーレ原宿6Fの会場はなかなかの混雑で、オサレな若い女性が大半でした、ついでオサレな若い男性。
美術や映像を学んだりクリエイチブなオシゴトの人という印象です。
10ものセクションに別れ、見ごたえのある展示会だったのですが、わたしを一番ひきつけたのは「触覚の椅子」という作品。
椅子の背もたれにおろし金とファー、坐面にはブラシとゴム手袋の指がニョキニョキ。チーズ卸やら画鋲やら痛そうなものと柔らかなそうなものが、わたしの好奇心を誘います。
試していいものならほんっと、座ってみたかった!
つ・・・・・作っちゃおうカナ(;・∀・)


実際に手で触れる作品が2点あり、黒い袋で覆われてそこに恐る恐る手を差し入れて探るのですが・・・・ついつい中を覗くと、丸まった靴下が@@
これ、ヤン氏が履いた靴下かなぁ?それとも奥様のエヴァさん?
グロテスクな作品も多いけど、お茶目でホッとしました。


他のセクションでは作品の原点であろう数々の絵やコラージュ、粘土の造形
実際に映画で使われたファウストの操り人形や、オテーサーネクの丸太人形、アリスのあの不気味なウサギなどをみることができ、もうウキャー(゜▽゜*)♪・・・という感じ。




今回の展示会での作品をひとつにまとめた公式図録が売られていました。
開場で販売されていたのと同じものですが、家でじっくりみるにはいいですね。
ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展(公式図録)
関連作品


実はシュヴァンクマイエルの作品は動画サイトでかなりの数を見ることができます。
興味の方は検索してみてはいかがでしょうか。


『頭のうちどころが悪かった熊の話』

2007年07月13日(金) 0時22分
頭のうちどころが悪かった熊の話
頭のうちどころが悪かった熊の話


お久しぶりな本の感想です。
最近は本をたくさん買っているんですけど、どういうわけか5分と持たずに眠りの世界へ・・・
でもこれはもったいないくらいゴクゴク(?)読めました。眼科の待合室で。

小泉今日子さんが新聞かな?で書評をされていて、気になってはいたけれど、パラパラとめくってすぐにレジへ持って行きました。
開いた瞬間にワクワクしちゃったんですもの。
子供に読んで聞かせよう、学校の先生にも薦めよう、友達にも。
そうだ!この本を持って、小学校の朗読ボランティアに行ってもいいぞ!
パラパラめくっただけで、こんなにいろんな思いが去来したのははじめてです。
もう、一行目からグイッと引き込まれますよ^^

今日は子供たちの枕元で「いただきます」を読み聞かせました。
かわいらしい本だけど、子供には難しいかな?と思ったけれどちゃんと内容は理解しているようす。
読み終わったあと、子供たちは旅人のまねをして耳に手を押し当て、「ドッ、ドッ、ドッ」という自分の中の命の行進を聞きながら眠りに入りました。
明日はどのお話を読もうかなー。


「おっぱいの詩」〜ピンクリボン運動

2007年05月21日(月) 16時35分
久しぶりに本の感想(&近況報告)です
「おっぱいの詩  21歳の私が、どうして乳がんに?」

おばが乳がんになり、母から「お前みたいな貧乳でも乳がんにはなるんだから!自分でコマメに触診しなさい!」とうるさくいわれて、自己触診をしてみたのが4月の始め。
そして驚くことに、私は左胸にしこりを発見したのです。

視診触診、マンモグラフィー、超音波検査を経て、まさに今日、良性の「乳腺症or乳腺繊維症」であるという結果がでました。幸いなことに私は癌ではなかったのです。

しこりをみつけてから結果が出るまでの間、私はいろいろなブログやHPを読ませていただいたり、身近な乳がん経験者に話を聞いたりしました。
そして友人のひとりに薦められて読んだのがこの「おっぱいの詩」です。
この本には私が知りたかった情報が書かれていました。
しこりの発見から検査、治療のこと・・・・。
21歳という若い感性からかもしれないけれど、飾り気なく心境がつづられていて、読み進むにつれ私の不安も落ち着いてきたのでした。
「万が一、そうだとしても、大丈夫、私もがんばれる」そう思えるようになりました。
この作品は「ココロの星〜ポーラスターを抱きしめて」というタイトルで映画化され、2007年秋に公開予定。
主演は平山あやさん。原作にはない役どころですが喫茶店のマスターとして(私の好きな)安田顕さんが出演しています。


乳がんは年々患者数が増えアメリカでは8人に1人、日本では30人に1人が乳がんを患っているそうです。
作者の大原まゆさんのように21歳の若さで罹る人もいれば、男性の患者さんもいる。
乳がんは誰にでも起こりうる病気なのです。
乳腺外科の待合室では、偶然一緒になった患者さんに貴重な話を聞かせていただき、身をもった体験から早期発見がどんなに大切かを教えていただきました。
早期発見にはマンモグラフィーを始めとする検診が有効です。
今回は私はセーフだったけれど、月に一度は自己触診をし、市で行われる乳がん検診も忘れずに受けようと思います。


たくさんの検索先を読ませていただいて、ピンクリボン運動というものを知りました。
アメリカで始まって日本でも広まっている乳がんの早期発見を促す啓蒙運動です。
私も早速「NPO法人 J.POSH2 日本乳がんピンクリボン運動」の事務局に連絡してピンバッヂを購入しました。
お気に入りのバックにピンバッヂをつけて、啓蒙活動開始です!
乳がんの検査は怖くありません。気付かずに放置したほうがよっぽど怖いですよね。
さぁ、腰を上げて!いますぐ行動!ピッピッピーーーーーーーッ!



最後ですが、心配してくださった友人のみなさんありがとうございました。
乳がん検診・・・・行ってくださいね!なんでも相談に乗りますよっ!


(→のアマゾンの欄が「おっぱい」で埋め尽くされてるぅぅhh)

『ドラリオン』みてきました

2007年04月01日(日) 14時21分
ドラリオン、原宿ビックトップでの公演を家族4人で観てきました。

子供たちは朝6時前に起きて、リュックサックにお菓子をセット
「アイムハングリー」「マイネームイズ・・・」「ユーワッカム(you are welcome)」と、しまじろうで覚えた英語を練習
東京では英語が第一言語だと勘違いしている様子です。
そんなわけで、大張きりで行ってきましたー

感想としてはまだ公演が続くので細かくは書きませんが「ニンゲンってスバラシイ!」の一言。
足先からは震えが走り上がり、胸元からは熱い感動が立ち昇り、目からは涙が落ちるってほど。
どれひとつ人間業ではないのだけれど、観ている間に慣れてきちゃうのもありましたけどね。
全ての演目が上演されるわけではないので、今回は「エアリアル・フープ」と「シングルハンド・バランシング」が観られませんでしたが、私が一番気に入ったのは「トランポリン」です。
まるでドリフのコントみたいのをやっちゃうんだもの、すごいよね。ドリフで壁を垂直に歩いたり天井をあるくの、あるでしょう?
あと「土」だと思うけどダンサーの人がすごかった!もうねっ!彼女すごい!
おサルの子もすごく可愛かったし、ジャグリングの恍惚とした演技もよかった。
クラウンもさすがっ!って感じでした。わたしもジョバンニのお嫁さん役、やりたかったな(笑)


以下は会場内の詳細など↓

『卒業』-重松清

2007年01月19日(金) 22時26分
サイトの更新が滞ってしまいました。
手術を受けて一ヶ月入院していた8歳の息子に、私も付き添って泊っていたからなんです。
幸い回復も早くて、点滴はしているものの元気イッパイでしたので、ワタシは本を読んだり編み物をしたり、持ち込んだDVDを見て過ごしました。
大変ではあったけれど、考えようによっては、家事も放免されてのんびりとした毎日でした。

そんななか、病院の売店でみつけたこの本
卒業
卒業

重松清さんの本は「小さき者へ」とともに華恵さんの本を読むわたし―My Book Report
本を読むわたし―My Book Report
の中で触れられていて読んでみたかったのです。

卒業をテーマに数編が納められていますが「相手を赦すことで自分自信を赦して、一歩を踏み出す」というメッセージを感じました。
肉親との別れに際して、身近な人のそれぞれの思いの整理。

読んだ場所が病室で、知り合った患者さんの中には深刻な病を抱えている方もいました。
亡くなった方もいます。虐待で運ばれた赤ちゃんもいました。
痴呆があるのか夜の廊下をさまようおばあちゃん、寄り添うように歩くおじいちゃん。お見舞いにくる母親を優しくいたわる中学生。
家族ってケンカしたりつい言いすぎたり、誤解して憎んだりすることもあるけど、病気になったときやここ一番ってときに自分のこと以上に親身になってくれるのはやはり家族なんですよね。
「どあぁぁーっ」と泣いた後には「親子っていいなぁ」ってしみじみ思えます。

『シッダールタ』

2006年10月31日(火) 23時52分
ヘルマン・ヘッセのシッダールタシッダールタを読みました。

シッダールタとはお釈迦様の名前なのだけど、このシッダールタがお釈迦様と同一人物であるかどうかはわかりません。
生まれてすぐ東西南北に七歩歩き、右手で天を指し、左手で地を指して「天上天下唯我独尊」と言ったなんてエピソードはどこにも書かれていませんでしたから。
そんな生まれつきの神様みたいな人ではなくて、世俗のことで悩み失敗もし、遊女の元に通えば博打も打つ、ときにはダメダメなパパだったりもするのです。
そんな経験のひとつひとつ、人との出会いのひとつひとつが彼の心の財産となり、やがて川の流れを師としたときに悟りを得ます。
悟りは人から聞いて得るものではない、知識は学べるけれど知恵は伝えることができない。とシッダールタは言います。

本はココロの栄養だと聞いたことがありますが、この本は、求める人にとってはまさに「ココロの栄養の詰め合わせじゃ〜〜〜〜っっ」てところかな。
小さなことで悩んだり、理由もなく落ち込んだり、不用意な言動で人を傷つけたり、自己嫌悪でいっぱいになることも多いけど、すべてをありのままに受け入れられたとき、きっと見える世界がかわるんだろうなとアタリマエのように素直に思わせてくれました。
そう思わせるエピソードがたくさんありますよ。


ちなみに最近では「悟り」は女装した自分の姿の首から下をWEBで公開することをいうんですって@@
顔までだしちゃうのは「天竺」というのだそうですよ。
ありのままを受け入れ、露呈するという意味では同じなのかも知れないですね。


<追記>今日、「川の声を聞き」にでかけました。

『酒気帯び車椅子』

2006年09月21日(木) 17時03分
酒気帯び車椅子酒気帯び車椅子

車椅子に乗った商社マンが暴力団事務所に乗り込むお話。
荒唐無稽で勧善懲悪、痛快な復讐劇ではあるものの、車椅子に乗る経緯が壮絶で、詳細な描写に何度もため息をついてしまった。
でもそれによって、私にも復讐の火が燃え移り、一気に読んでしまいました。

らもさんは映画にするなら主役をどうですか?と竹中直人さんに持ちかけていたそうですので、イメージしながら読みました。

『中島らも』

2006年09月17日(日) 22時48分
中島らも中島らも

あの日から、らもさんの本を読むたびにやりきれない思いに苦しんでいたのだけれど、この本を読んだら私の間違いに気づきました。
いまさらながら新鮮なエッセイや対談を読み進むうちに、ほっこり優しいものに包まれている幸福感がありました。
もちろんらもさんが亡くなったことは未だにショックだけど、対談のなかで「階段から転げ落ちて死ぬという、とんまな死に方がいい」と、らもさんが前から言っていたことが書かれていたのは、救いでした。
最後の小説で文字通りの絶筆となった『ロカ』の中ではいつでも未来の、68歳のらもさんに会うことができます
素敵で優しい、ファンへの贈りものです

これからはニコニコ笑ってらもさんの本をよむぞー!

恋愛脳

2006年03月08日(水) 15時24分
恋愛脳―男心と女心は、なぜこうもすれ違うのか 帰ってきて5分もしないうちに 「メガネがないメガネがない」と騒ぎ出すオット。
それがカギだったりケイタイだったりいろいろだけど、彼はいつも捜し物をしている
息子もよくモノをおき忘れ、たとえ目の前にあって目に入らない。
私が「そこだよそこ、後ろだよーテレビの前だよー」と教えてもなかなか探し物にたどり着かず、見かねた娘が手渡す始末。
うちのオトコたちは捜し物が苦手らしい。

オットの捜し物が始まってもいつもは「なにやってんの??」くらいであまり関わらないのだけれど、この本を読んでからは嬉々として手伝うようになってしまった。
「しょうがないなぁ〜もぉ男らしいんだからぁ」って具合なのだ。
オトコと女では脳簗の太さが違うのだ。
イホコ先生は男女の脳の違いをわかりやすく教えてくれる




例えばこれは息子が小さいときに書いた絵

親ばかと言われそうですが、大胆な構図や遠近感がわかります
それに比べると娘の絵は、地面に人(自分やお姫様)が棒立ちになっていて、周りにお花が咲いてチョウチョが飛び、お日様が笑っているという平面的な絵です。(私も小さいころ同じ絵を描いていました)
これも男性脳、女性脳の成せる業。

イホコ先生は男女の脳の違いとそれによって翻弄される男女の関係を解き明かしてくれる。
恋人じゃなくても、親子や上司あらゆる異性に優しいまなざしで接することができるようになりそうだ
そして健全な女性脳を持った自分自身も(周囲の女性も)かわいくていとおしくなるに違いないのだ。


妻として母として、女性として、イホコさんは私の憧れのヒーローモデルです

エッセイが読めます
黒川伊保子オフィシャルサイト
こたつ亀おやこのまどろみ日記

「今日は子宮を持ってきました」

2006年02月20日(月) 9時15分
公演の終わりに、講師の鈴木せい子さんはいいました
「今日は子宮を持ってきました。お子さんはもう一度お母さんのお腹に戻りましょう。お母さんはもう一度わが子を産んだ時の喜びを思い出しましょう」
運び込まれたその「子宮」は柔らかい布でできている、巨大なマッチのような、巨大なイチヂク浣腸のような形をしていました。
マッチの頭の部分はファスナーで入れるようにできていて、中は柔らかい綿で包まれています、子宮です。
そこから繋がったマッチの軸はトンネルになっていて、産道を現していました。

子供は「生まれるよ!」と合図してからファスナー部分から子宮にもぐりこみ、たくさんの声援の中を、産道を這って出てきます。
出口では母親が待ち構えていて、子供を強く抱きしめながら「生まれてきてくれてありがとう」というのです。


子宮は胎児にとって、丸ごと守られていると感じることのできる安心感のある場所なのだそうです。
生まれでた子は、どうやっても子宮に戻ることはできないけれど、母親はいつでも「あなたを丸ごと守ってあげるよ」という気持ちを、コトバでも態度でも子供にしっかりわかるように伝えていくことが大切なのだと感じました。

命の誕生 感動を共に


私はよく子供を抱きしめて
「うぅ〜〜ん、ママの大事、ママの宝ちゅっちゅっちゅぅ」ってやるけれど
もっと大きくなったら違う方法での愛情表現が必要になってくるのだろうなぁ。
ちょっと気まぐれで抱きしめてるのも否めないところだし^^;
「生まれてきてくれてありがとう」誰かに一度でも正面からこういわれたら、きっと心があったかくなるだろう。
そしてそういってあげることは、思うよりずっと簡単なことではないでしょうか。

プロフィール

<HN>よよ
人生の中で映画三昧の日々があってもきっとイイ!
コメント&トラバ大歓迎です

にほんブログ村 映画ブログへ

TB People






BlogList
ブログパーツ


https://yaplog.jp/yoyoyonn/index1_0.rdf
Yapme!一覧
読者になる
2007年09月
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30