きみの町で 重松清

September 17 [Tue], 2013, 11:19
生きることをまっすぐに考える8つの物語。
「こども哲学」の付録として掲載されていたものに新たに1篇加えて再構成された作品で、子どもたちが暮らしの中で感じるちょっとしたジレンマを通して、生きにくい社会がリアルに描かれていた。
人生哲学が静かに投げかけられていたが、押しつけがましくなく、さらりと提起してある辺り、さすがだなぁと感服せずにはいられない。
また、子ども目線のジレンマも、大人にも同じ感触で伝わってきて、とてもよかった。
割り切れない物事を、著者は「不自由」と表現、あまりにも的確で、読後は心にたまった澱がまた一つ消えたようだった。
(朝日出版社)★★★★☆
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