さすらい猫 ノアの伝説 重松清

August 31 [Wed], 2011, 15:33
忘れてしまった大切な事を思い出させてくれる猫・ノアが、ぼくらの学校へやってきた。「大切なことを教えてくれます」というメモを風呂敷包みを背負った不思議な猫と子ども達の心の交流を鮮やかに描く物語。
緊張のあまり、失敗を繰り返す新任の先生との出会いで、揺れ動く子ども達の心が描かれ、同時に子ども同士の難しい付き合いについてもリアルに描かれていて、児童書ながらその奥行きの深さに感服させられた。
その場の流れを変えるキッカケを与えるだけでなく、新たな発見へと導いてくれるノアの存在がとても素敵で、著者が、何を例えたのかと最後まで気になってしかたなかった。
読後は、爽やかで晴々した気持ちになれた。
(講談社)★★★☆☆


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