真夏の方程式 東野圭吾

August 22 [Mon], 2011, 13:14
美しい海辺の町の民宿で夏休みを過ごすことになった少年。伯母一家経営するその民宿の泊り客が、事故で亡くなってしまう。本当に事故なのか?同じ泊り客である科学者・湯川が不可解な事件の謎に迫るミステリー。
美しい海辺の町を舞台に物語は展開、自由研究や宿題を通して、少年とお堅い湯川のふれあいが微笑ましく、同時進行している背景の薄暗さがとても対照的で、とてもおもしろく読めた。
しかし、事実が少しずつ見えてくるにつれ、だんだんとリアリティが萎んでいき、正直、結末には驚かされたが、被害者の立場からは、倫理的にも社会的にも考えられないような思考のもとに終結してしまい、これでいいのだろうか?と、違和感を感じられずにはいられなかった。
それぞれの愛や夢や未来が、丁度よい加減に織り交ぜて描かれていただけに、そう甘くはない現実も、きっちりと描いてほしかった。
(文藝春秋)★★★☆☆

【探偵ガリレオシリーズ】
『探偵ガリレオ』
『予知夢』
『容疑者]の献身』
『聖女の救済』
『ガリレオの苦悩』
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