感応連鎖 朝倉かすみ

April 09 [Fri], 2010, 17:26
母親の溺愛のもとに肥満していく女、過剰な振り回されている女、歪んだ性意識を持つ女、人の心が読める女・・と、4人の女の卑屈な自意識が絡み合う物語。
よくありがちな人間関係なのだが、心の奥底に潜む薄暗い心情に振り回される女達がクローズアップして描かれ、読んでいて決して気持ちのよい物語ではなかった。
しかし、あからさまには言わない、誰しもが持つであろう二面性が、おおっぴらにされてるような快感も覚えたのは確か。
主な登場人物が、“女”だから成り立つ物語だとつくづく感じるとともに、人間としての、同性としての、混濁したようなもやもやした余韻がいつまでも続いた作品だった。
(講談社)★★★☆☆
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