るり姉 椰月美智子

September 09 [Wed], 2009, 13:41
陽気でさばさばとしていて、一緒にいるだけで元気の出るような女性“るり姉”を、姉、夫、三人の姪の視線から描く物語。
最初の章では、悪い予感を感じさせる病気が絡めて描かれ、その重苦しさに逃げ出したくなるような気分で読み始めた。
しかし、読み進めていくと、周囲の人の過去の物語に挟み込まれるように“るり姉”の存在が描かれていて、更に深く濃くその輪郭が見えて、ラストが気になって仕方なかった。
うまく纏められた結末に、気が抜けたようなほっとしたような気持ちになったが、“るり姉”だからこそこんな結末なんだろうな、と妙に納得させられた。
(双葉社)★★★★☆
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