風が強く吹いている 三浦しをん

October 26 [Thu], 2006, 14:15
同じアパートに住むようになった寛政大学の10人の学生。
清瀬灰二の提案で、陸上の経験が全くない者を含む他の9人と共に箱根駅伝に出場し、その頂点を目指すスポーツ青春物語。
名もなく、補欠すら立てられない弱小チームの、その無謀とも言える挑戦・・・。
一見、ありふれたストーリーで、筋書き通りに展開はするものの、その時々の場面が丁寧に卒なく描かれていて、長編ながらもその長さは全く感じられなかった。
除々に高揚していくメンバーたちの気持ちや、辛さや喜び、悲しみ怒り、全ての感情も、手に取るように鮮やかに描かれていて、それが素直に伝わってきて何度も涙ぐんでしまった。
特に、走っているシーンは、映像を見ているかのように臨場感に溢れていて印象深かった。
爽やかに物語は完結、同様に、心から爽快になれた作品だった。
(新潮社)★★★★☆
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