誰か 宮部みゆき

September 22 [Fri], 2006, 8:41
今多コンツェルン社長の専属運転手・梶田が、自転車によるひき逃げにより死亡した。
社長の義理の息子にあたる杉村三郎が、梶田の娘の相談役となり、事件の真相と彼の過去に隠された真実を追う長編ミステリー。
主人公・杉村の穏やかな性格を前面に打ち出したいからか、この作品自体にも張り詰めたような空気は漂わず、終始緊張感のないまま、なんとなく始まり、なんとなく終わってしまった。
一つ一つの出来事が丁寧に描かれていたようには感じたが、取り立てて必要とは思えず、返ってスムーズに展開しない話運びにイライラしてしまった。
前半とは一転して、結末に近づくにつれ描写が雑に思え、納得いかないまま結末を迎えた。
ものすごく期待して読んだからか、なんとも後味の悪い読後感だけが残った。
(実業之日本社 )★★☆☆☆

【関連作品】
「名もなき毒」
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