高良健吾&沖田修一監督スペシャルインタビュー 『キツツキと雨』公開記念

February 09 [Thu], 2012, 16:00
『南極料理人』 沖田修一監督 最新作
第24回東京国際映画祭コンペティション正式出品作品


2月11日(土)より全国ロードショー
http://kitsutsuki-rain.jp/

配給:角川映画

(C)2011「キツツキと雨」製作委員会


第24回東京国際映画祭審査員特別賞、第8回ドバイ国際映画祭では最優秀男優賞・脚本賞・編集賞の3冠を受賞するなど、日本だけでなく世界からも注目が集まるヒューマン・ドラマ『キツツキと雨』がいよいよ今週末2月11日(土)に公開。
妻に先立たれ、息子と何故かケンカばかりしてしまう無骨な木こり克彦を役所広司が熱演。自分に自信が持てず、初監督という大きなプレッシャーで現場から逃げ出そうとする新人監督幸一を小栗旬が演じ、いま日本映画界を引っ張る二人の名優の初共演が実現した話題作だ。
会うはずの無かった不器用な二人の心の交流、精一杯頑張る姿、成長を遂げていく様子を通し、生きる希望、新たなチャレンジ、一歩を踏み出す勇気を教えてくれる、心あたたまる感動の物語を、『南極料理人』の沖田修一が監督する。

年齢も価値観も自分と異なる人生の人と出会ったら・・・関わりたくないと思ったり、意外にも新しい出会いが、停滞気味の日々に晴れ間を射してくれることもある。そんな日常を、片田舎の年配の木こりと、デビュー作の撮影に四苦八苦する新人監督の青年との交流、一生懸命に奮闘する二人の姿に、「きっと明日は絶対良いことがあるぞ!」と元気が湧いてくる本作。やさしくて、おかしくて、ホロリとさせるハートフルなヒューマン・ドラマ『キツツキと雨』をご期待ください!

本日は、映画の公開を記念して沖田修一監督と『南極料理人』に続き本作で沖田作品3度目の出演となる高良健吾さんのインタビューをお届けします。

キツツキと雨 公開記念
高良健吾&沖田修一監督
スペシャルインタビュー



もも
本日はよろしくお願いいたします!
今回、役所さんとの初共演はいかがでしたか?
高良健吾さん
ぼくは黒沢清監督の作品が好きでよく観るんのですが、役所さんが出られている作品もが多くて、とても好きな俳優さんでした。今回の撮影では同じ控え室だったんですが、とても緊張しました。その時に役所さんから「『おにいちゃんのハナビ』素晴らしかったよ」って言っていただいたんです。それがとっても嬉しくて。「良かったよ」って言っていただけることはあってもではなく「素晴らしかったよ」ってあまり言われることないじゃないですか。その言葉を役所さんに掛けていただけたのが本当に嬉しかったです。
共演させて頂いて“大きな心”ってこういうことなのかな、“受け止めてくれる”ってこういうことなんだなって思いました。今まで、“受け”とか“攻め”とかって考えたことがあまりなかったんですが、肌で感じましたね。

もも
克彦を役所さんに演じてもらいたいと熱望されていたそうですが、実際に役所さんが演じられていかがだったでしょうか?
沖田修一監督
役所さんはご自身でも山小屋を持っていらっしゃるのでチェンソーを使えるんですよね(笑)。
ぼくも、子どもの頃から役所さんをテレビや映画で観てきたので、スクリーンの向こうの役所広司しか知らないじゃないですか。でも今回、目の前で役所さんがぼくのかいた脚本を演じてくれていること自体なんだかとっても面白いというか、役所さんが木を切っているだけでも面白いのに、木に登ってもくれたんですよ。役所さんご自身も克彦でいることを楽しんで下さっていましたし、ぼくが「こうしてください」と言って役所さんに動いてもらうのもすごく嬉しかったし、撮影最終日になってもまだ撮り足りない、もっと撮っていたいって気持ちになりました。

もも
高良さんは沖田作品は3作目ですが、監督とのお仕事はいかがですか?
高良健吾さん
監督とは『南極料理人』とその前の作品『青梅街道精進旅行』でご一緒しました。沖田監督は、一緒に悩んでくれますね。その人のそのままを受け止めてくれているんだろうって感じがします。その場で起きることを大切にしてくれますし、その人であることを許してくれる。だから多くのキャストやスタッフが、一緒に居やすいし、仕事がやりやすいんだと思いますね。
『南極料理人』の出演者はみんなみなさん自由な人たちばっかりだったので、自由な人たちをまとめる監督は大変だろうな(笑)ってと思ったんていたのですが、今回も自由な人たちばかりですよね(笑)。


もも
浩一役は最初から高良さんにお願いしようと思っていたんですか?
沖田修一監督
脚本を書いている時点ではキャスティングのことは考えずに書きました。台本が出来上がった時点で、どういう映画にしたいか、どんなところで撮りたいか、そしてキャスティングを考えることはまた別の楽しみでもあるので。でも、高良くんが出てくれるんだったら高良くんがいいなとは思いましたね。

もも
そんなオファーを受けていかがでしたか?
高良健吾さん
ぼくは、沖田監督が呼んでくれるんだったら是非参加したい!って思いました。『キツツキと雨』の撮影と同じ時期に、ぼくは朝の連続ドラマを撮っていたんですけれど、事務所の人が2日間空けてくれたんです。沖田監督が呼んで下さるなら是非参加したい!と思いました。朝ドラの撮影は、ぼく的にはすごくきつくて、普通だったら2日間休みがあったら休みたいって思うんですけれど、沖田組なら撮影に参加したい!って思いましたね。ハードなスケジュールでしたが、参加できることがうれしかったです。
沖田修一監督
高良くんが、ホテルからスタッフと一緒にロケバスで入ったんだよね(笑)。なかなかそういうことってないからさ。疲れていたんだろうに・・・
高良健吾さん
いやいや、撮影に参加できて本当にすごく楽しかったです!

もも
沖田組はどんな雰囲気なんですか?
高良健吾さん
今回の撮影は2日間だけの参加撮影だったので、役所さんとしかご一緒してないんですが、。沖田組って落ち着きますよね。寝るシーンだったら本気で寝ちゃおう!って思うし、食べるシーンだったら本気で食べよう!って思える。沖田組は自然でいられるんですよ。克彦との喧嘩シーンで服を投げられて味噌汁がこぼれたら「あーあ」って思う。蹴られたらイラってくる(笑)。とても普通なんです。決して手を抜いているわけでもないし、考えていないわけでもないんだけれど、結果、自然体でいることに落ち着くんですよ。今回だけじゃなくて、今まで参加した沖田組の作品全てがぼくの中ではそうだったと思います。

もも
本作は“親子関係”もテーマのひとつになっていますが、どうして親子関係の部分をテーマに描こうと思ったんですか?
沖田修一監督
親子の映画が撮りたかったというよりも、元々、映画の地方ロケに来て起きる騒動を映画に出来ないのかなってとこから始まっているんです。映画側の代表が幸一、村側の代表が克彦って考えた時に、じゃあ克彦にはどんな背景があるかって考えていくと自然と親子関係がクローズアップされただけですね。
取材を進めていくと、林業を継ぐ継がないという問題が結構大きかったので、そういう方面でも克彦を見せたいなって思いました。
克彦と幸一の話はある意味、擬似親子です。見ず知らずの“幸一”を通して、克彦は息子“浩一”との付き合い方が変わっていくのは面白いなって思います。同じ名前というだけでも親近感は沸くだろうし、映画の中では説明していませんが、同じ歳なんです。“幸一”に“浩一”を投影していくのが出来たら面白いなっていうのはストーリーを考えていく段階でありました。


もも
今回、高良さんが演じた浩一は台詞が決して多い役ではありませんが、台詞が少ない分、親子の関係がよりリアルに描かれると思ったんですが、特に意識されたことはありましたか?
高良健吾さん
例えば「ありがとう」という言葉1つをとっても友だちに言う“ありがとう”と父親に言う“ありがとう”っては違いますよね。親父がすごく嬉しいことをしてくれて、喜んでいるんだけれど、なんとなく「ありがとう・・・」みたいな感じになっちゃうんですよ。すごく嬉しいんだけれど、もしかしたら嬉しそうに見えないかもしれない・・・みたいな。全力で表現できないというか、精一杯感謝しているし、ありがとうって思っているんですけどれどね。
ぼく自身照れちゃうんですよね。父親も照れているような気がするし。
『キツツキと雨』の将棋を指すシーンにしてもや、克彦との会話のシーンにしても、ぼくが父親に対して抱いている感情と似ているなって思いましたます。なんか父と息子には独特の雰囲気があるんですよねだと思います。基本的に男は父親に対する接し方って難しいです。

もも
『南極料理人』は食べ物がクローズアップされるお話しでしたが、本作でも食べ物がクローズアップされるシーンが多々あります。これは監督のこだわりなんでしょうか?
沖田修一監督
きっと食べ物を撮るのが好きなんですよね。
実はぼくも、今回の作品は特に食べ物が全面に出た映画だとは思っていなかったんです。だけど、よくよく見るといつも何か食べているなって、よっぽど好きなんだなって思いましたね。
人と人とがコミュニケーションをとる時に手持ち無沙汰になるから、食べ物があった方が自然な感じがする、それだけなんですけれどね。
食事って庶民の生活を一発で表現しやすいと思うんです。何を食べているのか、どんな風に食べるのか。そういうのが出るから好きなのかなって自分でもようやく自覚症状が出てきました(笑)。


もも
印象的なシーンとして、克彦と浩一の食事シーンがあったんですが
沖田修一監督
あの海苔のシーンは高良くんのアドリブだったと思うんですよね。台本には同じ食べ方をするって書いてないんです。克彦と幸一が並んで食べていたら一緒の食べ方になっている、それが面白かったですよね。
もっと面白いのは、なぜか高良くんが茄子に海苔を巻くんですよ。編集中に観て、なんで茄子に海苔を巻いているんだ??って笑いましたね。

もも
今回は舞台が人里はなれた山間の村ということで、撮影自体も地方で行なわれましたが、田舎が舞台で苦労されたことはありましたか?
沖田修一監督
苦労したことはなく、良かったことばっかりだったと思います。みんなで泊まっておいしいご飯屋さんにも行けましたし。小栗旬が行くご飯屋さんがばれたこともありました(笑)。共同浴場に役所さんが入ってきたり、映画のために良いことが沢山あったと思います。町の方々がとても映画に協力的で本当に助けていただきました。

インタビュー・写真:もも

お2人には昨年末にインタビューさせていただきましが、本当に映画の中の空気がそのまま表れているような時間を過ごさせていただきました。
沖田監督と高良さんのタッグはこれが3作目。
沖田組ならぜひ撮影に参加したい!とハードスケジュールの中、駆けつけた高良さんの気持ちがとてもわかるようなステキな沖田監督でした!

そしてこの度、小栗旬演じる新人監督の映画作品の予告編映像が、『キツツキと雨』のキャスト・監督のコ


STORY
出会うはずのない二人が出会ったら・・・新しい今日が、森の中から始まった。
木こりの克彦が暮らすのどかで小さな山村。そこへ突然やってきたゾンビ映画の撮影隊に、住人たちは戸惑い気味。ひょんなことから無理やり手伝わされる羽目になった克彦は、強引な撮影スタッフと“使えない若いスタッフ”に振り回されて爆発寸前。一方、克彦のなかで“使えない若者”にされてしまった新人監督の幸一は、生来の気の弱さで現場をまとめきれずにパニック寸前。偶然出会った木こり60歳と新人監督25歳。初めは距離を置いていたふたりが、克彦は撮影を通して映画の面白さに気づき、幸一は克彦と接することで本来の自分らしさを取り戻していく。そしてふたりの交流は、いつしか村と撮影隊の奇妙なコラボレーションを生み出していく。


Cast:役所広司、小栗 旬/高良健吾 臼田あさ美 古舘寛治 嶋田久作/平田満 伊武雅刀/山ア 努
主題歌:星野源「フィルム」(Speedstar Records / Victore Entertainment,Inc.)
Staff:監督・脚本:沖田修一 エグゼクティブプロデューサー:井上伸一郎 椎名 保
【送料無料】南極料理人

【送料無料】南極料理人
価格:3,591円(税込、送料別)




人気ブログランキングへ にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

Twitterボタン

★この映画に応援メッセージを!

Comment
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー 絵文字 プレビューON/OFF

不正な自動コメント投稿を防ぐため、チェックボックスにチェックをしてください。

利用規約に同意する
 X 
禁止事項とご注意
※本名・メールアドレス・住所・電話番号など、個人が特定できる情報の入力は行わないでください。
「ヤプログ!利用規約 第9条 禁止事項」に該当するコメントは禁止します。
「ヤプログ!利用規約」に同意の上、コメントを送信してください。

ランキング参加中!
映画大好きyapme!
読者になる