『スマグラー おまえの未来を運べ』公開記念 妻夫木聡 スペシャルインタビュー

October 20 [Thu], 2011, 17:00

10月22日(土) 新宿バルト9他全国ロードショー
www.smuggler.jp

©真鍋昌平・講談社/2011「スマグラー」製作委員会


いよいよ10月22日全国公開となる映画『スマグラー おまえの未来を運べ』。
「闇金ウシジマくん」などで知られる真鍋昌平の原作を、映画『鮫肌男と桃尻女』『茶の味』の石井克人監督が妻夫木聡を主演に迎え映像化した作品。妻夫木聡演じる役者志望のフリーター・砧が、借金返済のために始めた危険な荷物の運搬と処理をする「運び屋(スマグラー)」の仕事を通じて、衝撃的な出来事を乗り越え、人間として成長し、奇跡を起こす姿を描く。
妻夫木聡のほか、永瀬正敏、松雪泰子、満島ひかり、安藤政信ら豪華キャストが集結し、最強の殺し屋や裏社会の便利屋社長など、それぞれが一癖ある役を熱演しています。

本日は『スマグラー おまえの未来を運べ』の公開を記念して主人公砧を演じた妻夫木聡さんのスペシャルインタビューをお届けします。


『スマグラー おまえの未来を運べ』公開記念
妻夫木聡 スペシャルインタビュー




真鍋昌平さんの作品を今まで読んだことはありますか?
妻夫木聡さん(以下、妻夫木さん)
僕、漫画をあまり読まないので読んだことなかったです。この作品のオファーをいただいて初めて読みました。

読まれた感想はいかがでしたか?
妻夫木聡さん(以下、妻夫木さん)
こういった世界があってもおかしくないと思えるような、世界観が好きでした。そんな世界があるなら少しだけ見たいと思うような、人間の欲をかきたてられるような感覚になりました。

妻夫木さんから見て砧はどういう人物ですか?
妻夫木聡さん(以下、妻夫木さん)
今の若い人の代表といったら、若い人たちに失礼になるかもしれないけれど、人間は誰でも迷うこともあると思うし、ついつい逃げ出したくなることも一杯あると思います。今の時代は色々なことがありすぎて何をしていいのか分からない人がいっぱいいると思うんです。砧はそういう人の代表なのかなって思いました。その中で道を踏み外してしまうのが砧なんだと思って演じました。僕自身も迷ったり、逃げていた時期もあったので、そういう想いが目の奥に砧として表現できるように心がけていました。

俳優として役者志望という役を演じる上で難しさはありましたか?感情移入したりしたのでしょうか?
妻夫木聡さん(以下、妻夫木さん)
感情移入はしませんでしたね。あまり実生活と自分の役をかけあわすことはないので、意識せずに演じました。「松田優作がとにかく好き」という設定なので、松田さんの映画や音楽を毎日観たり聴いたりしていましたね。特に好きなものは、この映画の中で使われていた『野獣死すべし』が一番よかったですね。優作さんのお芝居ってストレートパンチを打たれたような感覚になるんですよ。いい意味で芝居にひきこまれるというか、その分自分が小さくなっていくような、そういう想いにかられていく感じがしましたね。


以前から石井監督とお仕事をしたいとおっしゃっていたそうですが、石井監督の魅力は?
妻夫木聡さん(以下、妻夫木さん)
石井さんが撮る作品は、原作の世界観もそあるかもしれないけれど、ありそうでない世界なんです。そういう世界を作り上げる天才だなと思いました。リアルじゃないものをリアルに感じてしまう、例えば人間がそんな早く動けるわけがないとか、そんなに怪力なわけがない、と思ってしまう所を「あるんじゃないか」って夢を含まらせてくれる人じゃないかなと思うんです。リアルや日常とかの価値観などは人が勝手に決めている部分があるけれど、それ以上の世界を自由に作り上げる人ですよね。見ていると、自分の想像力をもっともっと広げさせてくれる方なんじゃないかな、と思いました。初めて遊園地に行った時のような感覚ですね。そういう色々な発見があったり、楽しみがあったりして、残酷なことも笑えてしまうんじゃないかなと思うこともありますね。不思議な画を撮る人じゃないかなと思います。

永瀬さんとの共演はいかがでしたか?
妻夫木聡さん(以下、妻夫木さん)
永瀬さんは10年以上前から仲良くさせてもらっているんですが、こうして映画でお芝居させてもらったのは今回初めてでした。仲が良かっただけに、良い面と悪い面があったのですが、良かった点は、ジョーと砧の関係性の中で最終的に絆が深まったことですね。台本に書いてある以上のお芝居ができたんじゃないかと演じていて自分で感じました。自分が考えていなかった表情なども出たりしたし、そういう意味では、永瀬さんの中にある愛情というものを僕自身感じて助けてもらったんだと思います。苦労したのは、初めのシーンでは砧とジョーの距離感を出さなくてはならず、本当は仲が良いのに、なるべくコミュニケーションをとらないようにしたことですね。永瀬さんは優しい方なのでいろんな方に気を使ってくれるんです。ですが、共演することが決まってからも連絡はとらないようにしました。本当だったら「よろしくお願いします」って言わなきゃいけないんですけどね…。結構嫌なやつになってましたね、多分(笑)。


安藤さんとの共演はいかがでしたか?
妻夫木聡さん(以下、妻夫木さん)
安藤さんは『69 sixty nine』でみっちり共演したので仲が良いんですが、今回はあまりコミュニケーションをとっていないですね。安藤さんは作品に入るとすごくストイックになる方なので集中していましたね。行ってるジムが一緒で背骨になるために鍛えてらっしゃった姿も見ていたし、僕とコミュニケーションとらないようにしているな、というのは感じましたね。終わったら飯でも食いに行こうかなと思っていました(笑)。完成した本編を見て原作とは違う「背骨も人間なんだな」と思える安藤さんらしい背骨になっていたと思うので、そういう背骨を見られてすごく良かったです。

今回の役を演じて、「どん底の自分を打破するということ」について考えられたことはありますか?
妻夫木聡さん(以下、妻夫木さん)
そういうのって、出会いや巡り合わせだと思うんですよね。砧も結局は、巡り合わせや運で(最終的な所まで)いっているから。僕自身迷ってばかりで、どうしようもなかったけど、役者というものに出会った時、誰でもできると思って演じてみたけど全然できなくて、挫折を味わったんです。その時に、負けず嫌い精神が生まれて、無我夢中になったので今があるのですが、やっぱりそれも運だと思うんです。人間何があるかわからないと思うから、小さな光や希望を失わないようにすることが、シンプルだけど大事だなと思いました。そこから見える世界は、狭い場所かもしれないけど、それをいかに広げるかは自分次第なので。役者をやっていても、迷うことだらけだし。『悪人』に出会って道を開こうとした自分もいるし、苦しいけど、新たな自分に出会えましたし、どんな状況でも自分を追い込んだり、追い込まれることが大切なんだなと思いました。苦しいのは嫌いだけれど、追い込まれると人間は這い上がることができる。いつかはそこから抜け出すんだ、という気持ちを忘れないことが大事だなと思いました。



STORY
“秘密の運送屋(スマグラー)”
それは、たった一度のミスすら命取りになる隣り合わせの世界だった。

主人公は25歳のフリーター砧涼介(妻夫木聡)。彼は役者の夢に挫折 した上に、多額の借金まで背負ってしまう。ある日、借金返済のために闇の運送屋(スマグラー)に放り込まれる。それは、とてつもなくやばい依頼物の運搬と処理。仕事仲間や依頼主、強烈なキャラクターをもった裏社会のプロたちに囲まれて、真剣に生きることを手放してきた男がいやおうなしに味わう、生死をさまようほどのスリル。
「もう、逃げてばかりはいられない!」
絶体絶命のピンチを前に一人の男が初めて自分の足で立ち上がるとき、ある奇跡が起こる。


◆原作:真鍋昌平「スマグラー」(講談社 アフタヌーンKC)

【漫画】スマグラー SMUGGLER
◆監督:石井克人
◆脚本:石井克人 山口雅俊 山本健介
◆出演:妻夫木聡 永瀬正敏 松雪泰子 満島ひかり 安藤政信 
     阿部力 我修院達也 テイ龍進 島田洋八 嶋政宏 小日向文世

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