新しい生き方「週に1日は定時に帰る」

May 16 [Mon], 2011, 4:49

●夕方になると、なぜ「体が重くなる」?



仕事をしている人で、
「夕方を過ぎると、急に体が重くなる」
経験をしたことのある人は多いのではないでしょうか。


もちろん、一日の疲れがたまってきたからでしょうが、
自律神経の日内リズムを見れば、
理由も明らかになります。


人間の体は、午前中から日中にかけては、
交感神経を優位にして仕事モードの体となります。


やる気が出てきて元気に活動するモードです。


やずやの雑穀畑


そして、夕方ごろからは、
夜の就寝に向けて副交感神経が優位になり、
体は休息モードに入ります。


血流も回復し、
気分はリラックスしてきますので、
本来でしたら、ここで「体が軽く」感じられるはずです。


ところが、多くの人は、
夕方になっても相変わらず仕事を続けています。


活動に向かない休息モードの体を鞭打って、
無理して動かす不自然なことをして、
その分、体への負荷が高くなるのです。


つまり、体の口内リズムを無視して、
夕方以降も働き続けるスタイルによって、
「夕方以降、急に体が重くなる」現象が生じているわけです。


体の自然なリズムから見れば、
夕方以降も仕事をするのは、
とても不自然な生活だと言えます。


本来、夕方以降は、
副交感神経優位になり、
一目の疲れを洗い流す時間なのですが、
ここで、さらに働き続けると、
一日の疲れを取ることができないばかりか、
昼間よりもさらなる疲れを積み増すことになり、
典型的な疲れをためる生き方になります。


やずや雑穀畑


そもそも夕方以降は、
副交感神経優位になるので、
集中力も落ち、体も動かず、
仕事の効率は極めて悪くなるはずです。


ですから、昼間よりも、
ストレスもたまりやすくなっているでしょう。


このように、夕方以降は、
仕事の能率が悪くなり、
さらに仕事をすると健康を害する時間帯なのです。


よい仕事を長く続けていくには、
いかに、この時間に仕事をせず、
休息を確保するかを考えなくてはいけません。


書店には、「定時に仕事を終えるための仕事術」
という趣旨のビジネス書も出ていますが、
自律神経や免疫学の立場から言えば、
非常にお勧めです。


疲れをためない、
病気にもならない生き方の実践になるからです。


残業は、長くても2時間、午後7時には仕事を終えるべきです。


もし、あなたの職場に、
きちんと仕事を終えて夕方に帰る人に対して、
「暇なの?」と言ってしまうような「長時間労働の美学」があるなら、
それを捨てたほうがいいでしょう。


きせかえ/待受け


夕方以降はできるだけ仕事をしないことが、
いい仕事を長く続けるために、
ぜひ必要なことなのです。


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