十日戎開門神事福男選び

January 10 [Thu], 2019, 0:00

十日戎開門神事福男選び

正月・十日えびす
西宮神社周辺では古くから1月9日夜「忌(居)篭り」と呼ばれる、家からの外出を禁ずる風習(その間に"えべっさん"が市中を廻られる)がある。神社では1月10日午前4時から十日えびす大祭が執り行われ午前6時ごろに終わると同時に門が開かれ、忌篭りの状態が解かれた後、氏子たちが一斉に家から神社まで駆け抜ける。

この風習が福男選びのルーツとされる。神社側によれば、1940年(昭和15年)以降は当時の新聞の戦意高揚記事と関連して、その年の一番福に褒美としてお守りやお供え物を授けたりしたため記録があるが、それ以前のはっきりとした記録はなく、さらに大正時代以前となると、郷土史研究家等が収集した資料によっても記録はほとんどないという。



当日は未明から多数の人が表大門の前に集合し、午前6時の開門と共に230メートル先の本殿を目指して駆け出す。そして3着までにゴールした人間(待ち構えている神主に抱きつく事が条件になる)が、その年の福男となる。なお、福男といいながらこの祭事は男女混合であり、老若男女を問わず走る事が出来る。

しかし、女性の一番福は未だに出現していない。参加者は毎年2000人以上で、特に2009年以降は約6000人が参加している。コースには3箇所のカーブ(天秤・楠両コーナー等)と本殿に駆け上がる木の坂(スリップ坂)が大きな障害としてあり、毎年のテレビ取材ではこの4箇所を中心に大小のカメラを設置している。猛スピードで駆け抜ける為カーブや最後の坂で転倒する者もおり、上手くスピードを制御出来た者が一番福〜三番福の栄誉を獲得出来るといえる。

南宮神社前の天秤カーブ


三番福までの賞品は以下の通り。

一番福:認定書、木彫りのえびす様(大)・副賞 えべっさんのお米1俵(60kg分)・日本酒菰樽4斗(72ℓ分)、ヱビスビール1年分、特製法被

二番福:認定書、木彫りのえびす様(小)・副賞 えべっさんのお米1俵(60kg分)、ヱビスビール半年分、特製法被

三番福:認定書、黄金のえびす様大黒様・副賞 八喜鯛、ヱビスビール3ヶ月分、特製法被



2008年(平成20年)からは福男法被、2011年(平成23年)からはヱビスビールが新たに加えられた。また開門前に待っている先着5000名には、開門神事参拝証が授与される。福男選びは、新聞をはじめ、1997年(平成9年)に「おはようクジラ」(TBS)で初めて実況生中継されたり「ブロードキャスター」(TBS)で特集を組まれるなどテレビニュースになっていたが、扱いはそれほど大きくなかった。

しかし2004年(平成16年)に大阪市消防署員による妨害が問題となり、規定が改正(後述)されてから、新春恒例の全国ニュースとして、各テレビ局(主にキー局並びに関西地方局)の報道・情報番組でも大きく取り上げられる様になり、中には午前6時に合わせて福男選びの実況生中継を恒例的に行なう朝の情報番組(「みのもんたの朝ズバッ!」2006年 - 2008、2011年・2013年、「やじうまプラス」2007年・2008年、「おはようコールABC」2007年・2008年、「ズームイン!!サタデー」2009年)、「ズームイン!!SUPER」2011年)、「めざましテレビ」2011年)なども出てきた。



2009年(平成21年)くじが神社公認の開門神事講社主催となる。この年、1番で拝殿に入ろうとした参拝者が転倒するも直ぐに体勢を立て直し、前後数名と共になだれ込んだ結果、ご神縁により1番福を確保する神主に抱き留められ1番福となった。2010年(平成22年)門前前列の場所割りが先着1500人で行われ、最前列108名と次に続く200名が抽選で選ばれた。

2011年(平成23年)本殿復興50年記念事業の一環として参道脇に祈祷殿が新設され、参道の石畳みが約1メートル東へ敷き直された為、社務所前の曲がり角の角度がやや鋭角になったことが話題になる。場所割り抽選は昨年に続き1月9日深夜12時から南門前にて先着1500人で行われ、最前列108名と次に続く150名が抽選で選ばれた。鋭角になった社務所前の曲がり角は露店が撤去され道幅が広がった結果、安全性が高まった。またこの年から参道中央の楠に安全対策のラバーが巻かれるようになった。



十日えびす大祭が終了すると、午前6時を期して表大門(おもてだいもん)が開かれ、外で待っていた参拝者は、一番福を目指して230m離れた本殿へ「走り参り」をします。これを「開門神事」といい、西宮えびす独特の伝統行事として、江戸時代頃からひとりでに起こってきたといわれています。

本殿へ早く到着した順に1番から3番までがその年の「福 男」として認定され、「福 男」には、認定証・御神像・副賞そして特別の半被が授与されます。認定証は宮司より、特製半被と副賞は淡路島のえびす浄瑠璃人形より福男に手渡します。福男認証式に引き続き福男3人による鏡開きが行なわれ、参拝者に御神酒が振舞われます。また先着5千名の参拝者には「開門神事参拝之証」を無料授与します。

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    ・神輿-田舎町にはこれが一番
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開発に取り残された街、なんて言いますけどね、コミュニティの強さ、田舎町の安心感、歴史財産まで、今の時代に一周遅れでトップになった感じです
TX沿線の新市街地に住む方たちも歴史情緒ある流山本町、今では一割もいないだろうと思われる流山先住民、昔からの生活をする住民として発信出来たらいいな、と思っています。
なお、神輿会に入りたい人については上に紹介はしますが審議にかけられます、個人として権力ないもので
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