第六話後編 

April 25 [Mon], 2005, 13:59
すでに『穴』からは次々とハンターフライやポイズンスポアが飛び出してきている
やがて彼らに続く魔物を先導するかのように

「繰り返して言おう、我々は、断固としてこの戦いに勝利せねばならない!」

唸るような地響きがあたりを覆い、微かな揺れが起こる
地下二層の封印が破れ、ナイトメアが一頭、また一頭と這い上がってくる

「願わくば、この戦いが終わった後、再び全員がこの場に集まる事を祈ろう」
そう言いながら、ウエストは心の中でこの偽善者めと自分の罵る
そんな事は不可能だと知っていながら、今から死地へと向かう者たちに滓かな希望を与えているのだ、これを偽善と言わずになんと言う。
この先を言えば、俺は一体何人を殺す事になるのだろう
だが言わねばならない

「プリーストは神に祈れ!戦地に向かう我々全員のために!
ハンターは矢を射掛けろ!矢襖で敵を覆い隠せ!
重騎士は敵を蹴散らせ!槍で!剣で!目の前の敵を打ち砕け!
軽騎士は後列に並べ!プリーストを守れ!、ハンター達に敵を近づけるな!
ここに集う勇者諸君、グロス・ゲフェニアに乗った友人達は自分たちの責任を果たした
次は我々の番だ!」

すでにゲフェンには魔物が溢れ、瘴気が上空に渦巻いている

「プリーストは後方待機、軽騎士隊は方陣を組め!ハンター隊はニ列横隊!重騎士隊、鶴翼陣形!翔鷲虎師団、楔形陣形を取れ!」

ウエストの全身をどうしようもない震えが襲い、足元から恐怖という冷たさが這い上がってくる
戦の前はいつもこうだ…どうやら俺はどうしようもない小心者らしい。
無理やりに顔を引きつらせ、笑顔を作る、笑顔とはいえない位に引きつってはいるが。

「総員、抜刀、着槍!一斉射撃準備!…」

さぁ、叫べ、そうすれば何も考えなくてすむ
恐怖も、畏れも、すべては戦場の渦に巻き込まれ、混沌の一つになる

「全軍、突撃にぃ…進めぇーっ!!」

第六話前編 

April 25 [Mon], 2005, 12:43
機械仕掛けの神は大空へと飛び去った
すでにゲフェンの住人はプロンテラ、もしくはイズルードへと退避させている
なぜ?
簡単だ、ゲフェン塔は、いや、ゲフェンの町自体が蓋なのだ
その地下奥深くに蠢くものどもを封じ込めるための。
ダムに小さな穴が開けば、その水圧からダムは崩壊を始める
巨大な魔力を封じ込めたゲフェンの町に、穴が開いた
これまで押さえ込まれていた魔力は一気に地上をめざし吹き上がり、魔力のある場所にはモンスターが生まれ、さらにその濃度を上げてゆく
やがて地下二層、三層の封印も崩壊し、最下層への扉が開いた時、この美しいゲフェンの町は跡形も無く崩壊する

彼らは、それを断固として阻止するためにこの場に集まっていた

ゲフェン東部、普段なら初々しいノービスが戯れ、ポリンやルナティックで溢れるこの場所はガラリと雰囲気を変え、静かな静寂に包まれていた
軽い鎧と、巨大な両手剣のみを携えた軽騎士
ペコペコにまたがり、槍と鎧で身を固めた重騎士
一羽の鷹を肩に乗せたハンター
後方で治療にあたるプリースト達が並ぶ中、一際巨大な影が一角を占めていた
鷲のような嘴
全体を厚く覆う羽毛
その体躯を翔けさせる強靭な足
背に生える羽

翔鷲虎(グリフォン)師団
王都近衛騎士団第一大隊は、実質ほんの数十人の戦力ながら、通常編成一個師団並の攻撃力を誇る彼らは、強い畏怖と賞賛の意を込めてそう呼ばれていた
「・・・諸君」
翔鷲虎師団の先頭に立つウエストは一度呼びかけた後、周囲の目がこちらに向けられるのを確認し、言葉を続けた
「諸君が今見た通り、グロス・ゲフェニアは飛び立った。もうじき、あの『穴』からは無数のモンスター達が列をなして湧き出てくるだろう。まずはハンターフライ、ポイズンスポア、次にナイトメア、グール、そしてデビルチ、マリオネット、ドッペルゲンガー…長く、厳しい戦いになる。最下層への扉が開いた時、このゲフェンは崩壊する、だが我々は絶対にそれを阻止せねばならない。ゲフェンが崩壊すれば、最早再度の封印は不可能となりやがてこの国全体が暗闇の底に沈む事になる」



どうにもこうにも 

April 20 [Wed], 2005, 0:49
SSもオフレポも筆が進まないのでAAでごまかしてみる

    ....○
画アニコ画アニコ画アニコ画アニコ画アニ
画アニコ画アニコ画アニコ画アニコ画アニ
                      H
   ヽ○ノ                H
  彡 |へ                   H
    ノ   ○.....               H
コニア画コニア画コニア画コニア画コニア
コニア画コニア画コニア画コニア画コニア
 H
 H
 H
画アニコ画アニコ画アニコ画アニコ画アニ
画アニコ画アニコ画アニコ画アニコ画アニ

オフレポ第一弾 

March 24 [Thu], 2005, 17:38
2005年 三月十九日 午前八時十二分
私は四国香川、志度高速バス乗り場に一人たたずんでいた
六分には到着しているはずのバスは遅れており、ポケットのタバコが三本ほど減った頃
遥か西の彼方、朝の潮風とともにソレはやってきた
JR四国バス高松発大阪行き
巨体に見合うエンジン音を響かせつつ私の目の前に止まったバスは
まるで誘うかのようにその口をあけ
私は迷わずその中へと飛び込んだ

あれ、切符どこだ?

そう、これはある春の日に、生まれ故郷香川を離れ、遥か瀬戸内海の彼方、大阪へと旅立った、一人の男の物語である…

黒猫花見 大阪大放浪編
第一話 姫とメイドと大阪

「うぁー、腰いてぇー…」
三時間の後に大阪梅田へと降り立った俺は、とりあえず腰の痛みをこらえながらとりあえず目の前の建物へと歩みを進めることにした

「いねぇ…」
とっくにえるさん着いてるはずなんだが…
くっそー、もう俺タバコ吸っちゃうよ?
「もびーっ」
うおっと…えるさん発見、隣に女の子がいる
めがねっ娘か、可愛いのう
「モビー目の前にいるのに気づかないしー」
うん、ごめん。
で、その子だぁれ?
「バルダーの姫プリ」
「OK」
「ちがーうっ」
あ、怒った
「色々貢がせたくせにー」
「お金借りただけだよ!」
いいからたまちゃん拾いに行こうよ…

そんなわけで梅田の駅へと移動する三人

「たまちゃーーんっ」
「ゆうやーーんっ」
抱きつくなら俺でもよかったのに…
名前 たま
装備 うまい棒の棍棒
    四次元バッグ
    
を、仲間に加え、俺ら三人はさらに仲間を増やすため、次の目的地へと突き進んだ
「なっちゃんはコンタクト落として一度帰るって」
リアルスクリームだそうです
待つこと暫く
無事に一人のスーツ、一人のたま、二人の姫と合流を果たした俺たちは、一路第一の目的地であるメイド喫茶へと歩みを進めたのだった

オフレポじゃー 

March 22 [Tue], 2005, 18:23
四日ほど大阪にいってきました
オフレポ用の部品おいときますね
(´・ω・)っ「前日こっそり えるさん&ゆうやん たまちゃん リアルスクリームで帰宅 なっちゃん ダブル姫 カラオケ デビルチ帽 宴会 3対1 超わさび 激痛 帰還後速攻 ダブルお見送り ネカフェ 一つ屋根の下 白目 待ちぼうけ 合流 一路京都 さらに合流 ニーソ祭 ナントカ稲荷 千本鳥居 クマー!?よ社 たま姫 キツネ にしんソバ 飲み わさび再び 鈍行 なぎさん撤退 カラオケ あふぉ花 ネコミミ ひまわり お見送り 飲み ハイテンション 全員酔っ払い 酔っ払い 酔いどれ へべれけ えろい もう滅茶苦茶 一万円 客引き 修学旅行 早起き パスタ お迎え 張り手 海遊館 またまたご冗談を 怪獣 十万円 延長戦 お好み おごり お見送り お別れ お別れ ネカフェ 読書 喫茶店」

なにこの部品('ω`)r

おもかじいっぱーい 

February 26 [Sat], 2005, 12:07
大航海時代オンラインやってます
ごめんねごめんね、また気がむいたら更新するからごめんね

読んだら書く! 

February 17 [Thu], 2005, 3:56
はい、皆さんご一緒に・・・


読んだら
                                      書く!
                                       ↓

第五話後編 

February 15 [Tue], 2005, 0:31
その後、自分の副官になるというエクス=ベルドナッドから作戦の概要を聞かされたヨルスは、暫くの間頭痛に悩まされる事になった
まったくの新機軸の武器…たしかにソレは、これまでにない新しいモノだった
既存のもので近いといえば、海に浮かぶ船がそれに近いといえる、しかしこれは…
その日から数日間、ヨルスはゲフェンの大図書館に篭り、魔術書、船の取り扱い書、過去の戦術、戦法…およそ戦争と名のつく書物を片っ端から読み漁った
それこそ食事も館に届けさせ、寝る間をおしみ、睡眠時間は昼寝で補い、まだ高級品のガスランプを夜通し使い続け、もちろん排泄中も…

「指令…発進準備が整いました」
過去の回想から別の方向へと思考がシフトしかけた時、タイミングを見計らったかのように、傍らのエクスが声を掛けてきた
常に冷静なようだが、昨夜行われた出撃前夜の宴会ではかなりハメをはずしていたらしい
意外と面白い奴なのかもしれない
「ん・・・そうか」
「あとは、指令の指示をいただくだけです」
室内の全ての目が彼に向けられていた
「了解した…手順に従い、発進準備を行え」
静まり返っていた空気が再び動き始める

「ジェムストーンへの魔力回路開け、ベントオープン」
「魔力回路開きます…魔力弁開放、魔力流入開始、ジェムストーン振動数上昇」
「動力炉内圧力上昇…振動数毎秒一万五千から二万へ」
「推力エネルギー変換率85%、動力炉接続30秒前…」
「圧力さらに上昇、振動率二万七千から三万五千へ」
「機関接続弁オープン、点火まで残り10秒」

9秒…

8…

7…

6…

5…

4…

かすかに聞こえていた音が高まり、室内全体が揺れ始める
もし失敗すれば、瓦礫の下敷きか…そんな死に方はごめんだな
そんな思考を頭の隅へと追いやり、全てを吹き飛ばす勢いで叫ぶ
「動力接続、点火!飛空艦グロス・ゲフェニア発進っ!」
「動力接続、点火!」
部下が指示を復唱し、シークエンス最後のレバーを引き下げる
耳を聾する轟音と、地震のような揺れが全員を襲い、そして…
「発進成功、現在グロス・ゲフェニアは高度650mを飛行中…」
かつて、ゲフェン魔法科学の粋を集めて作られたゲフェニアタワー
時代の移り変わりとともに、観光名所と成り下がっていた建造物は
再び
デウス・エクス・マキネ−機械仕掛けの神−として
大空へと舞い上がった

第五話中篇 

February 15 [Tue], 2005, 0:30
周囲を人の背丈の倍はあろうかという本棚と、それを埋め尽くす膨大な量の本
およそ娯楽とは程遠いであろうその本は全て、魔術と化学の専門書らしかった
採光のために設けられた窓の前におかれた執務机に優雅にたたずむ連合議長、雪篠の姿
「ゲフェン魔術連合付騎士団所属、ヨルス=ヴァンシュタイン、命により出頭いたしました」
騎士団入団直後から徹底的に仕込まれる敬礼通りに挨拶を行ったヨルスに対し、雪篠はとりあえずイスに掛けるよう指示したあと、ゆっくりと喋り始めた
「今回、あなたには特別な任務を行ってもらいます、安全の保障はまったくありません。もし失敗すれば、あなたと指揮下の部下は敵を目にする前に瓦礫の下に沈むことになります・・・」
香水の甘い香りが室内を移動しながらヨルスに近づく
「ですが…成功させなければなりません。この作戦の成否に、ルーンミッドガルツの未来がかかっています。本来、この任務は知識の豊富な私の部下にまかせるべきなのでしょうが、あえて貴方に頼む理由がわかりますか?」
「いえ・・・」
雪篠が引き出しから書類の束を取り出し、めくる
「あなたがこれまで上層部へ具申した提案書類です。新しい行軍方、陣形、組織改革案等等…」
懲罰人事
その言葉がヨルスの頭に浮かんだ
軍人の命令は常にトップダウン方式で行われ、それを覆すような下部からの意見具申は大抵の場合、本人によからぬ結果を招くことになる
それが分かっていながら、なぜあれだけの数の具申を行ったのか
自分でも答えは分からないが、ヨルスはそれが自分の役目であると信じて行動していた

結局…こうゆう結果になるのは分かってたさ
諦めにも似た心境で小さくため息をつく
「今回の指令は懲罰ではありません。あなたの豊富な戦略眼を見込んでのものです」
「・・・は?」
「今回の作戦で使用される物は、これまでの常識を覆す、まったく新機軸のものです、これを自在に操れるとすれば、あなたしかいないと、私は考えました」

これは…俺の力を認めてくれているのか…?
言いようの無い興奮がヨルスの心の底からわきあがって来る

「受けて…もらえますか?」
既に腹は決まっていた
「謹んで…お受けいたします!」

第五話前編 

February 14 [Mon], 2005, 23:59
ジュノー侵攻開始より三日後 魔術都市ゲフェン

「発進シークエンス、43%完了…現在システムオールグリーン」
「魔砲制御装置、射撃制御装置、側距儀安定…問題ありません」
「ジェムストーン振動数、圧力ともに正常、現在毎秒一万三千五百…」
薄暗い室内の中心に半透明の球体が浮かび、それを取り囲むようにして円形に座席が設けられている
座席の前には長方形の画像がぼんやりと浮かび上がり球体の光りと相まって部屋全体をうっすらと照らしている
その形状から通称、オペラハウスと呼ばれている部屋の一段高くなった座席で、ヨルスは突然ゲフェン魔術連合の長官室に出頭を命じられた日の事を思い出していた

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