人形劇三国志 第37回 王覇の業

December 15 [Sat], 2007, 2:36
江東に拘束していた玄徳にまんまと脱出されて、
またも孔明にしてやられた周瑜
「おのれ、孔明・・・」とまたしても昏倒。
すっかりおなじみになった周瑜の昏倒も今回で最後です

玄徳と孫権の亀裂を知った曹操は、周瑜を南郡の太守に任命。
玄徳と孫権を戦わせて、傷ついた両者を倒す作戦です。
「労せずして、天下を取る。これこそ賢明なる王覇の道じゃよ。わははは」
と笑う丞相閣下・・・まるで魔王です

南郡の太守任命を聞き、病躯をおして、出陣を決意する周瑜。
しかし、魯粛が支えていないともう立つこともできない状態。
孫権も「お主にもしものことがあったら、天下統一どころか、
この江東を護りきることさえ危ういのだ」
と引き留めますが、
「殿、勿体無いお言葉、周瑜嬉しゅうございます。
ですが、それゆえにこそ、この周瑜、病躯に鞭打ってでも
殿の天下統一のお役に立ちたいのです。
この目でしかと天下人となった殿のお姿を見たいのです。
何卒、荊州平定をこの周瑜にお命じください。何卒・・・」

と嘆願する周瑜に、孫権もそれ以上言えない・・・。
あああ、こういうシーン好きなんですよお
五丈原の孔明もそうですが、
死期を悟った家臣が、主君のために、最後に何かをしようと決意する様は
見ていて心が打たれます

しかし、周瑜のたくらみは、最後まで孔明に見透かされていたのでした
作戦に失敗し、またも昏倒する周瑜。
江東へ戻る舟の中、
「なぜだ、なぜ孔明などがこの世に生まれてきたのだ。
わし1人だったら、わし1人であったのなら、
すでに殿を天下人の座にお据えできたものを」

と叫ぶと、息を引き取るのでした

と言うわけで、美周郎最期の巻でした。
三国志演義・吉川三国志・人形劇三国志etcだと、
孔明と同時代に生まれてしまったことが周瑜にとって悲劇のような描かれ方。
でも、僕は、周瑜の悲劇は三国志演義ができてしまったことだと思う。
史実だと、赤壁の戦いの勝利は周瑜の智謀によるものであり、
蜀に攻め入る前に急逝してしまった極めて有能な将軍だったのに、
三国志演義では、すっかり孔明の引き立て役にされちゃったんですから。
それも含めて、孔明と同時代に生まれてしまったことが
周瑜にとって悲劇だったんでしょうね。

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