あっちこっちそっちこっち どっち?・5

2013年04月30日(火) 8時00分
あっちこっちそっちこっちどっち・5




さてと、次に二人から出てくる言葉は、

間違いなく




〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜



実咲「はぁ〜

透明「

実咲「やっぱり、私には恋愛は無理かな〜

   なんだか、少し難しすぎる・・・。」

透明「(来た)

   くすっじゃあ止める

実咲「えっ

透明「もともと、実咲さんは恋愛がしたくて

   ここに相談に来たわけじゃないんでしょ


   だから、今は無理に恋愛しなくても

   いいんだよ

実咲「そ、そうなんですけど・・・。」

透明「(もうちょい)

   お母さんからもってこられたお見合いは

   断るとしてゆっくり考えてからでも

   いいんじゃないかな

   それに、今、実咲さんが望んでいない

   なら、出会いは訪れないしね


実咲「えっ

透明「人と人との縁というのは、求めなければ

   起こることはない


   それに、実咲さんが恋愛がしたいと

   想っても、その実、恋愛することが

   怖かったり、億劫に感じるようでは

   実咲さんが理想の相手と出会うことは

   無いと想うからね


実咲「・・・・・も、もしこのまま恋愛を

   することを望まなかったら・・・・

   いつか、望む日ってくるんでしょうか

透明「う〜ん・・・望みという感情は、運や運命

   と言うモノとはかけ離れているものだからね


   本来、恋愛を望むという気持ちは、自分から

   出すしかないかもしれない
・・・。

   多分、その気持ちが出てくるまで待っても

   自分の中から出そうとしなければ、一生出る

   ことは無いと想うよ


実咲「それって・・・・・一生ひとり・・・。」

透明「まあ、だからといって、そんなに慌てなくても

   良いんじゃないかな


実咲さんは、人から頭ごなしに言われると、

かえって反発してしまう

だからこそ、ここは無責任ととられるような

発言で、少し不安を煽ってあげないといけない



実咲「・・・先生

透明「んっ

実咲「・・・・・どうすれば、恋愛をしたいと

   想えますか


   ・・・・・どうやれば、それを望めるんで

   しょうか


透明「(よしのってきた)

   それでいいんだよ

実咲「えっ

透明「もう、その言葉が恋愛を望んでいる

   今、実咲さんは、ひとりでいることの恐怖と

   不安
が出てきたでしょ

   その感情は、それ自体が恋愛に対する

   恐怖や恐れ、不安を凌駕しているはずだよ


   人が人を求めるというのは、そんなに難しい

   ことじゃない

   ありのままの感情でいいんだよ

   不安であれば求めよう

   将来が恐ろしければ、手に入れよう

   あるがままの感情は、自分の行動理念

   変えることが出来るものだよ

   だからといって、しっかりと相手を選ぶ

   必要はあるけど、もし、ここで実咲さんが、

   恋愛をしたい

   相手が欲しいと想うなら、先生は全力で

   協力するよ


実咲「・・・・・先生・・・私、恋愛したいです

透明「くすっよしそれじゃ〜、一緒に頑張ろう



〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜



先ず、一人目

大切なことは、求めること

どうしても、恋愛に対して消極的な女性は

恋愛を求めることを忘れ、待つことに専念しがちになる

そのことが、自分の自信をなくさせ、逆に恋愛に対して

恐れや言い訳を呼び込んでしまう
結果につながる

少し厳しい言い方だったかもしれないが

心の奥底で恋愛を恐れている彼女にとっては

心を解放する荒療治が必要だった

さて、実咲さんは、やっとスタートラインに

立つことができた

次は、高嶺くんだ





                   続く・・・。







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あっちこっちそっちこっち どっち?・4

2013年04月28日(日) 8時00分
あっちこっちそっちこっちどっち・4





透明「実咲さんのイメージは何となく

   わかりました

   それじゃ〜次に、実咲さんの理想の

   タイプってどんな人かな


実咲「・・・・・笑いませんか

透明「うん笑わないよ

実咲「・・・優しくてかっこよくて

   価値観が合うっていうか、一緒に居て

   安心するタイプで
私より少し背が

   高くて
笑顔が素敵でいつも私を

   気遣ってくれて
生活力もあって

   私の話を真剣に聞いてくれて・・・。」

透明「(・・・なるほどこの子の場合

    男性に対するイメージと理想との

    ギャップが大きすぎるんだ・・・。)」

実咲「先生聞いてます

透明「あ、ああごめんごめん

   それから

実咲「なんて言うか、私を引っ張っていって

   くれるような力強い人で
清潔感があって

   色々なことを知っていて頭も良くて

   センスも良くて、でも、子供みたいな

   ところもあって
・・・・・・・・・・

   ・・・・・・・・・・・・・・・・

透明「 どうしたの

実咲「い、いいえ・・・・くすっ

透明「

実咲「よく考えたら、そんな人中々いないし

   私なんかを選ぶわけなんですよね

透明「そんなことないよ

   でも良いじゃない自分の理想なんだから

   理想は高い方がいいだからといって

   理想に全て、当て込む必要もない

   もし、理想が全て当て嵌まるような人が

   目の前に出てきたら、意外と緊張しちゃって

   恋愛まで発展させても、自分が萎縮して

   しまうものだからね

   実際は、自分が一番大切にしているものが

   ハマルだけで、心は引かれたりするものなんだ

   理想は理想だからこそ求めるものは多い方が

   楽しいじゃない

   後は、自分が理想と現実をどう受け入れ

   自分の中に落とし込めるか


   それが大切なんじゃないのかな

実咲「そうですよね・・・てへっ

   なかなか難しいですね



〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜




透明「高嶺くんそれじゃ〜、今度は

   高嶺くん本人の付き合いたい女性

   聞かせてよ

高嶺「えっ俺の付き合いたい女性ですか

   え〜っと・・・・・・・・・

   ・・・・・・優しくて可愛い子

   ・・・・・・・う〜ん・・・

   後は・・・。」

透明「それだけもっと、リアルに考えてみて

高嶺「ええ〜っそんなこと言ったって

   ・・・・あっやっぱりこれですよ

   価値観が合うこと

透明「(やっぱり男の子は、リアルに考えさせると

    想像出来ないもんなんだな〜
)

   まあ、確かに価値観が合うことは重要だよね

   でも、さっき言ってた女性のイメージとは

   かなり違うけど


高嶺「そ、そうですねなんでだろう

透明「やっぱり高嶺くんも男の子だね〜

高嶺「えっ

透明「一般的に男性は、理想や幻想の類は得意

   なんだけど、いざリアルにモノを考えると

   第三者だった目線から当事者に切り替わって

   想像しづらくなるものなんだよ


   大切なことは、女性に求めるモノと理想を

   取り違えないようにしながら現実と向き合う

   ように心がける
とリアルに対応しやすく

   なるものだよ

高嶺「うわ〜っ恋愛って何だか難しいんですね〜

透明「くすっそうでもあり、そうでもない

   なかなか面白い感覚だよね

   でも、それが恋愛っていうものだと思うよ




〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜



さて、ここでも面白い発見

女性は、リアルに考える方が限定条件が

多くなる


逆に男性は、リアルに恋愛をとらえるのが

難しくなる


女性は、受け身の部分があるためか

本能的に条件を満たすことを常として

考えが構成されてゆく

男性は、いざ前に出るためにも心の準備を

していないと、意外と尻込みしてしまう

ものなのかもしれない

さて、そろそろ次のステップに移ろうか




 
                続く・・・。







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あっちこっちそっちこっち どっち?・3

2013年04月26日(金) 8時00分
あっちこっちそっちこっちどっち・3





透明「さっき、実咲さんが私にしてきた

   質問の答えは、ちゃんと言っておくね

   私は、実咲さんが恋愛をすることは

   大賛成だよ


実咲「・・・そ、そうですか

透明「ちょ、ちょっと待って

   別に、今すぐした方が良いと言ってる

   ワケじゃないんだ

実咲「

透明「実咲さんが、本当の意味でお付き合いを

   したいと想える相手
が出てきたら、

   恋愛をして欲しいと想っているだけだよ

実咲「そ、そういうことですか

透明「うんでも、今日は良い機会だから

   少し実咲さんの考えを聞いておきたいな

実咲「私の考え

透明「そうそう実咲さんにとって、男性の

   イメージってどういうのかな


実咲「う〜ん・・・浮気をするとか

透明「い、いきなりそれも凄いね

   それから

実咲「乱暴・・・ガサツ・・・えっと・・・

   ちょっと幼稚とか・・・。」

透明「(・・・・・・)」

実咲「う〜ん・・・見栄っ張りとか・・・

   後は・・・単純・・・。」

透明「(凄い言われようだけど・・・よし)

   ちょ、ちょっと待って

実咲「

透明「う〜んと、さっき言ったのは男性の

   イメージだよね

実咲「えっはい

透明「今の話だと、ネガティブな話だけだけど

   良いのかな

実咲「えっ・・・・・あっす、すみません

透明「それじゃ〜、今度は良いイメージだけを

   あげてみてくれるかな

実咲「あっ、はいえ〜っと

   ・・・・・・・・・・・・・・・
  
   ・・・・・・・・・力が強い・・

   ・・・身体が大きい・・・・・・

   ・・・・背が高い・・・・・・・。」

透明「(力士かこりゃ〜先が思いやられる)」




〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜




透明「それじゃ〜さ〜ひとつだけ聞かせて

   高嶺くんは、女性というものをどういう

   イメージで見てるのかな


高嶺「イメージですかそうですね〜

   可愛くて優しくて純粋で彼氏想いで

   絶対裏切らなくて気が利いて子供好きで

   動物も好きで虫が嫌いで、ついでに幽霊が

   怖くて
いつも甘えてきて料理ができて

   清潔でスタイルも良くて声も可愛くて

透明「(あかん完全に頭の中にお花畑が見える

   聞いた手前、終わるまで付き合わないと

   だけど・・・いつ終わるんだ
)」


それから、10分・・・


高嶺「こんな感じですかね

   これを満たさなければ、女じゃないですよ

透明「そ、それは、ちと無理が無い

高嶺「そ、そうですかね

透明「せめて、その中の3つ4つが満たされてれば

   良くないかな〜


   それ以外は、付き合ってからお互いに

   理想に近づくように努力すれば良い気が

   するんだけど・・・。」

高嶺「あっそうですね

   育成ゲーム的な感覚ですね

透明「(ううっ、頭が痛い・・・)」




〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜




女性目線と男性目線

確かに、らしいといえばらしいのだが、この二人は

極端すぎるかな

女性は、恋愛にたいしては基本、現実主義

男性は、わりと理想主義なところがある

この二人は極端だが、今までの鑑定で見てきても

臆病な女性は、男性の悪いことを探してしまうし

男性の方は、理想情報が前に来すぎる傾向にある

最近では、この中間をとる人が少なくなってきた

気もする・・・。

とにかく、先ずはニュートラルの位置に

持って行かなければ





         
           続く・・・。
 
   





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あっちこっちそっちこっち どっち?・2

2013年04月24日(水) 8時00分
あっちこっちそっちこっちどっち・2





実咲「先生私、おかしいんでしょうか

透明「そんなこと無いと想うよ

   もともと、実咲さんは奥手なだけで

   恋愛に興味が無いワケじゃないんじゃない

実咲「えっ

透明「だって、よ〜く考えてごらん

   もし、本当に恋愛や結婚に興味が

   なければ、自分のことオカシイとか

   思わないと想うよ


実咲「あっ・・・

透明「それに、お見合いを否定しているって

   ことは、ちゃんと恋愛を経た結婚が

   したいってことだろうし、先ずここに

   相談に来ている時点で、恋愛に対して

   なんらかの興味はある
ってことだと

   私は感じるけどね

実咲「そ、そうなのでしょうか・・・

透明「多分ねまあ、実咲さんの場合

   恋愛よりも友達ややりたいことが

   多すぎて、恋愛に目が向いてない

   だけだと思うし
、ただただ、理想の

   相手に遭遇していないだけなような

   気がするよ

実咲「そ、そうなんです

   今は、楽しいことが多いし、時間を

   とられることはしたくないんです

   それに・・・私の理想は・・・。」

透明「まあ、無理に答えなくていいよ

   徐々に話して行こうね




〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜




透明「う〜ん・・・変かもね

高嶺「ええ〜〜〜〜っ

透明「うそうそ冗談

   でも、自分の本当の気持ちを偽るのは

   よくないと思うよ

高嶺「えっ

透明「今は、恋愛より仕事や趣味なんじゃない

   恋愛はもう少し生活に余裕ができてから

   そう考えてるように思うけど違う

高嶺「あははっモロバレですね

   確かに、恋愛って時間もお金も掛かる

   イメージしか無いですし、いつかは

   恋愛や結婚もしたいですけど、

   今は、いいかな〜って感じなんですよね

透明「なるほどねまあ、タイミングが合えば

   って考えてるってことかな

高嶺「そうですそれっす





〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜





二人の恋愛観が似ている・・・。

確かに最近は、女性でも男性でも、自立できる

環境がそろってるからな〜

しかし、最近こういう相談が多くなっているのも事実

でも、根本的には本能はしっかり持っている

こういうタイプの人は、内にある恋愛思想を

心の深くに追いやってしまっているケースが

大半なんだよな〜


うしっとにかく、先ずは二人の恋愛観から

探って行きますか





 
                 続く・・・。








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あっちこっちそっちこっち どっち?

2013年04月22日(月) 8時00分
あっちこっちそっちこっちどっち・1




透明「みなさ〜んおはようございま〜す

   今回の鑑定ファイルは、少し趣向を変えて

   お送りしますね〜




鑑定ファイル72


兵藤 実咲(ひょうどう みさき)さん・32歳


須藤 高嶺(すどう たかみね)さん・34歳



〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜




透明「こんにちは、実咲さん

   今日はどうしたの

実咲「先生・・・私・・・・

透明「

実咲「先生は、私が恋愛をすることについて

   どう思いますか

透明「は、はい

実咲「・・・私、今までお付き合いした人、

   1人しかいなくて・・・それも、高校生の

   時だったので、恋愛といっても大した

   ものじゃなかったんですけど・・・

透明「うんそれで

実咲「実は、この前、母親からお見合いを進め

   られて・・・でも、私・・・正直あまり

   恋愛とか結婚に興味がないんです

透明「なるほどそれで悩んでいたんですね





〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜





透明「やっほ〜高嶺くん元気だった

高嶺「先生、いつも元気ですね〜

   俺は、全然元気ないですよ〜

透明「どうしたの

高嶺「それが〜友達に言われちゃって

透明「なんて

高嶺「俺、しばらく彼女いないじゃないですか

   そしたら、俺に変な噂がたっちゃって

透明「あはははっそういうのよくあるよね

高嶺「笑い事じゃないですよ〜

   俺、あんまり恋愛とか興味無いんですけど

   ・・・やっぱり変なんですかね〜




〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜





突然の二人同時鑑定

女性と男性の恋愛観

今回は、そんな恋愛に消極的な二人の鑑定を

解決して行こうと思います








               続く・・・。







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奇々怪々・11

2013年04月20日(土) 8時00分
奇々怪々・11





ベスの呼吸が弱い

歳をとっているベスには、あまりにも

身体への負担が大きすぎたんだ

怨霊に当てられた状態では、生きることを

あきらめたらそこで終わってしまう


私は、ありったけの気力をベスに注ぎ込む



透明「ベスまだ逝くな

   大丈夫私が助けてあげるから

   ベスベスしっかり



段々と呼吸が浅くなってゆく

「・・・トクン・・・トクン・・・。」


ベス「(・・・ありがとう・・・大好き・・・)」

透明「ベスあきらめちゃだめだベス


「・・・トクン・・・・・・・・・トクン・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
。」


・・・脈が


透明「・・・・・



チビ「にゃ〜っ


・・・・・・・・・トクン


透明「


今、確かにチビ助の声がした


チビ「にゃ〜〜〜っにゃ〜〜〜っ


チビ助の声こんなに離れているのに

聞こえてくる

チビ助の本能なのだろうか

ベスの危険に反応したのか

チビ助は、今までにないくらいの大きな声で

鳴いている

まるで、ベスを呼んでるように・・・


トクン・・トクントクン


透明「 ベス

    ・・・・・よかった・・・意識は失っているけど

   助かった・・・


私は、心の底からホッとしていた


透明「ベス、ありがとう・・・後は私が

   何とかするから、そこで休んでいて



くるりと身を翻し、私は母猫にズンズン近づいてゆく



母猫「シ、シャ〜ッ

透明「もうわかったでしょ今のチビ助は一人じゃない

母猫「・・・・・・・。」

透明「怖いめにあったこと、子供を守りたい気持ち、

   憎しみ、悲しみ、全て私が受け止めてあげる


   だから、もう憎むべき相手と同じ過ちをお前が

   起こしてはいけないよ

   だからおいで、私が送ってあげる

母猫「・・・・・・・・・・・・・・・・。

    ・・・・・・私の子・・・・・・

    ・・・・・・・・・幸せ・・・・・・

透明「・・・・・・うん幸せだよ

母猫「・・・・・よかった・・・・・・。」


母猫から、怨念が剥がれてゆく

私の目の前には猫叉はもういない・・・。

光輝く優しげな一匹の母猫がいるだけだ

母猫は、ベスの側まで行き、身体をすりあわせ

私の膝に乗る

ベスにチビ助を託したのだろう

私は、母猫を優しく撫でながら経を読み

本来の居場所へと送り返した


透明「お、終わった〜〜〜〜っ

    よかった・・・みんな無事で・・・ドスン


さすがに、もうダメ

私は、気が抜けたのか その場に倒れ込む・・・。

輝く月を眺めながら想う


母の想いはきっと、託された者、残された者に

届くだろう


私は、動物達の絆と深い愛情に救われた気が

していた
・・・。





次の日・・・急遽、鑑定お休み


透明「う〜〜〜ん・・・う〜〜〜ん・・・


小さいが無数の傷が炎症

お友達のお布団さんにくるまりながら

熱にうなされる透明先生なのでした・・・


透明「にゃ〜〜〜〜っヘルプミ〜〜〜〜ッ





         

             


   

   

   


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奇々怪々・10

2013年04月18日(木) 8時00分
奇々怪々・10



月は煌々と輝き時間が緩やかに

流れているように想えた


少し意識が朦朧としてきた私は

それでも、頑なに意識を保ち続ける



透明「(意識をしっかり保て

    ・・・意識を失ったらこの子を

    救えない・・・必ずチャンスは

    来るはずだ
)」

母猫「シャ〜ッ

透明「・・・・・。」



その時


ベス「ワンワン

知念「ベスダメッ


突然、ベスが飛び込んできた


ベス「ワンワン

母猫「シャーッ

ベス「キャン・・・クゥ〜ン・・・。」

透明「ベス




私は、ベスの元へ急いで駆け寄る 


透明「ベスだ、大丈夫か

ベス「クゥ〜ン・・・。」

透明「ベス



ベスが何かを訴えている



ベス「(もう・・・やめて・・・。)」

透明「

ベス「(もう、やめてよ・・・。)」

母猫「シャ〜ッ・・・。」

ベス「(チビ助が・・・かわいそうだよ・・・。)」

母猫「シッ・・・・・。」

ベス「(おかあさんが・・・そんなこと・・・したら、

    チビ助・・・悲しい・・・
。)」

母猫「・・・ちび・・・・・・。」

透明「

ベス「(チビ助は・・・大切な・・・友達・・・

    ・・・守りたい・・・
。)」

母猫「守り・・・たい・・・。」


母猫の怨念が揺らいでいる


ベス「(・・・もう・・・やめようよ・・・。)」

透明「ベスベス



まずい、突然飛び込んできたベスには

母猫の霊圧は強すぎたんだ


このままでは・・・。





           続く・・・。







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奇々怪々・9

2013年04月16日(火) 8時00分
奇々怪々・9





物語のような光景が目の前で展開している

危険な状態の渦中にいる私でさえ、今の状況が

夢の中での出来事のように想える



透明「たははっまずいな・・・


先ほどの風は、霊圧からくる鎌鼬(かまいたち)

のようなものだと勝手に想っていた私は、

目の前から母猫が消えたことに気づくと、

とっさに考えを修正した


透明「今のって、要するに


母猫のスピードが尋常じゃないということだ

しかし、まだ力に振り回されているようにも

視える

おかげで今でも首がつながっているわけだが・・・。


透明「力の使い方になれるとマズイ

   早く何とかしなくちゃ・・・でも

   どうする


呪で縛り、強制的に祓うのは簡単だが、

できればしたくない・・・でも、肉眼で

追えないスピードに対応するなんて・・・

・・・さて、どうする



母猫「シャ〜〜〜ァ〜〜〜ッ

透明「(すげ〜怒ってる当たり前か

   非道いことされたんだもんな・・・)」

母猫「シャッ



次々に血しぶきがあがる

徐々に精度も上がってくる・・・。



知念「せ、先生

ベス「ワンワンウウ〜ッ


透明「大丈夫こっちにきてはダメだよ


離れたところから見ている知念さんには

ゆらゆら蜃気楼のように見える空間

ひとり血しぶきをあげている私の姿しか

見えない

しかし、さすがは猫まるで獲物を狙った

虎のごとしだね


私しか見えてないようだ

おかげでこちらも集中できるのだが、

いかんせん、対策が見つからない・・・。

私は、穴が開くほど母猫を観察する


透明「・・・・・。」

母猫「シャ〜〜〜ァ〜〜〜ッシャ〜ッ

透明「・・・・・。」

母猫「シュ〜ゥニ"ャーーーーーッ

透明「(・・・・・あれっ

    もしかして・・・・・)」


私は、大切なことを忘れていたことに気づく



透明「そっかそうだよね

母猫「シャ〜〜〜ァ〜〜〜ッ

透明「気づかずにゴメンねお前、怖かったんだね

母猫「二"ャーーーーッシッ

透明「・・・いいよ傷つけても

   それでお前の気がすむなら

母猫「ニッ二"ャーーーッシ〜ッ

透明「・・・・・。」


鮮血に染まってゆく私は、目をつむり抵抗もしない

私は間違っていたこの子は私が怖いんだ

自分をこんな目に遭わせた人間が怖い・・・。

当たり前だった

この子は、さっきから私の身体を傷つけていても

深く傷つけたりしていない・・・。

この子なりの精一杯の威嚇

受け止めてあげなくちゃ信用されるまで・・・。



透明「・・・クラクラッ


たはは、情けない

ちょっと目眩がしてきた・・・それでも・・・。






            続く・・・。








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奇々怪々・8

2013年04月14日(日) 8時00分
奇々怪々・8





霊圧が一気に跳ね上がる



透明「ま、まずい


母猫の怨霊としての姿が変わってゆく・・・。


透明「くっ他の動物達の念や魂を

   取り込んでる



母猫の姿は、大きくなり小さくなりを繰り返し、

周りの霊的エネルギーを取り込んでいるようだった



透明「早く、何とかしなくちゃ・・・でも・・・。」


未だ迷う透明・・・

しかし、次の瞬間

大きくなった母猫の身体は収縮し、1匹の大柄な猫

の姿に戻っていた



透明「・・・


それは、先ほどまでの母猫の姿とは似ても似つかない

エネルギーの固まり

目は吊り上がり口は耳まで裂け長い尾は二股に

分かれていた



透明「ね、猫叉初めて視た・・・



昔話に出てくる妖怪・猫叉

九尾の狐などの日本を代表する妖怪がここにいる

しかし、昔お寺で読んだ古文書では、

猫叉は100歳を超えた猫が変化(へんげ)したモノ

書かれていたが・・・。

実体が無いこの状態での変化ということは

妖怪ではなく物の怪ということになるのか



透明「


突然ビュッと風が起こる


パカッ


透明「・・・


とやかく考えている場合じゃないなこりゃ


しかし、驚いた

何をされたのかわからなかったが、

確かに今何かがカスリ、首の皮一枚が切られている


透明「・・・・くすっ


私は、目の前に存在する初めて視るモノに恐怖

どころか、好奇心が抑えられないでいた


少し頭のネジが外れているのか

たまに自分がわからなくなるが、こういう希な

モノを認識してしまうと、とにかく知りたくなる

悪い癖だ

私は、取り敢えず猫叉との間合いを計る・・・。



透明「(風が届いたのってここら辺までだったよな)」

母猫「二"ャーーーーーーーッ

透明「・・・・・・。」

母猫「シャッ

透明「


また、強い風が起こる


パカッブシュッ


透明「


今度は頬

明らかに、首をねらっている・・・。


透明「・・・やばいなこりゃ・・・






             続く・・・。







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奇々怪々・7

2013年04月12日(金) 8時00分
奇々怪々・7





月が青白い光を放ち、それは突然

目の前に現れた


核となる怨霊は赤い光をまとい

小さく力強い霊気を発し、それを取り巻く

怨念は青く高々と立ち上る



透明「す、凄いな〜


高密度の霊気と霊圧

今まで視てきたものには無い、とてつもない

威圧感と存在感

ここまで来ると、話の通じる相手なのか

どうなのかすらわからない・・・



透明「ベス後ろに下がって

ベス「キュ〜ウ・・・。」


いくら猫より強い動物である犬でも

さすがに怨霊は別ものと悟ったのか

ベスも少し後退する・・・


私は怨念をくぐり抜け、怨霊の方へ歩き出す

先ずは、探りを入れないと・・・。



透明「霊猫なる御身に問う

    聞くや否か


霊猫「シャ〜〜〜〜〜ッ

透明「今一度問う聞くや否か

霊猫「・・・憎らしや・・・。」


よし話はできそうだ


透明「何故、憎らしか

霊猫「・・・我が子・・・守りたや・・・。」


猫という動物は、一見気ままで気分やのように

見られがちだが、本来は動物の中でも情が

非常に深い


特に我が子ともなると、どこにいても

何をしていても、必ず状況を見ていて

何かあれば直ぐに駆けつけるほど、子を想う

力は強い

この子は、このような姿になっても、未だ

子を想い探し守ろうとしている


私は、何とも言えない悲しい気持ちに

なってた・・・


透明「御子は無事にて、案ずるなかれ

霊猫「・・・・・・口惜しや・・・。

   憎らしや憎らしや


ま、まずい

ただ守りたいという強い念がねじ曲がっている

このままだと、強制的に祓わなければならなくなる

できれば、このまま説得したいのだが・・・。


通常、説得に応じる場合

あの世に帰る時の情状酌量は認められている

しかし、強制的な祓いを行なった場合

祓われたモノには情状酌量は認められず

罪を問われることが多い

私は、悲運の死をとげたこの母猫に罪を

背負わせたくなかった




霊猫「シャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ

透明「ちょ、ちょっと待って



一気に怨念が膨れあがる






                 続く・・・。





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奇々怪々・6

2013年04月10日(水) 8時00分
奇々怪々・6



知念「でも、そうだとしたら・・・

透明「私が行きましょう

知念「えっで、でも・・・。」

透明「まあ、永信さんの手前、私がしゃしゃり出る

   もの失礼なのですが

   まあ、永信さんも私からお願いすれば嫌とは

   言わないと思いますから


知念「すみません父は頑固なので今回のことが

   自分の意見と食い違っていたら、きっと

   退いてはくれないと思うので・・・

透明「あははっ永信さんらしいといえば

   らしいですね

   今回は、私への依頼なので永信さんには

   迷惑はかけませんよ


知念「お願いします



私は、全ての鑑定が終わり次第伺うことを約束し

その日一日の仕事を終えてから、動物寺へ・・・



透明「こんにちは〜

永信「おおおっ珍しい客だな〜

透明「ご無沙汰しております

永信「今日はどうした

透明「(あれっ春菜さん、お父さんに何も言って

    ないんだ〜
)

   えっと、あの〜

永信「


私は、昼間にあったことを永信さんに話す


永信「・・・・・・。」

透明「あ、あの〜・・・それで・・・

永信「春菜のヤツワシに何も言わないで

   透明くんすまなんだ

透明「いえいえいえいえ私が勝手に申し出たので

永信「はあ〜いつもすまないな〜

   一人娘なせいか、甘やかせてしまって

透明「それじゃ〜

永信「私からも、よろしく頼むよ

   ベスのことは私も気になっていたのだが、

   なかなか忙しい身でな〜

透明「ありがとうございます

   永信さんのお手を煩わせないように、私も

   頑張らせていただきますね



はぁ〜っちょっとホッとした

永信さんは、私の小さいときからの知り合いで

色々と教えてもらった恩人でもあり、春菜さんが

言うようにかなりの頑固者


今回、ここもクリアしなくちゃいけない要因だった

のだが、すんなりクリアできたことで、ちょっと

肩の重石がとれた感じだ


私は早速、本堂の裏へ・・・

そこには、春菜さんとベスが待機していた



知念「あ、あの父は

透明「

知念「よかった〜

透明「あれチビ助は

知念「一応危ないと思って、ゲージに入れて

   部屋に置いてきました

透明「その方がいいね

   ところで、ベスが威嚇していたのは

知念「ここです

透明「・・・・・・やっぱりここにはいない

   母猫を埋葬したのは

知念「はいこの先の、お墓です

   確か、動物達の永代供養塔だと思います


私は、寺の裏から西にのびている細い道を歩き

供養塔の近くまできた・・・


透明「

ベス「ウウウウウッ

知念「な、なに

透明「知念さんは、そこから動かないで

知念「は、はい



いよいよ、母猫の怨霊と対面する





           続く・・・。







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奇々怪々・5

2013年04月08日(月) 8時00分
奇々怪々・5



透明「知念さんひとつ聞いても良い

知念「はい

透明「チビ助が知念さんのところに来た

   経緯を教えてくれますか


知念「えっあ、はい・・・

   チビ助は・・・・・。」

透明「どうしました

知念「あっご、ごめんなさい

   チビ助は、ご近所の方が

透明「知念さん本当のことを教えてください

知念「・・・ごめんなさい・・・

    ・・・実は・・・


知念さんの話では、寺の裏にあるお堂

チビ助は死にかけていたとのことだった・・・。

その側には、変わり果てた母猫が横たわり

どう見ても、何かで殴られたような跡が

あったという


知念さんは、もしかすると寺の関係者が

行なった行為かもしれないと、話すことを

ためらっていたようなのだが・・・。



透明「なるほど・・・

知念「すみません・・・先生にご相談に来ているのに

   隠そうとするなんて・・・私・・・

透明「う〜ん

知念「ご、ごめんなさい

透明「えっあっ、いやいや別に隠そうとしたこと

   は気にしていませんよ

知念「えっ

透明「それよりも、これで私の思っていた通りに

   なってしまったことに悩んでしまって


   それと、その母猫を殴ったのはお寺の関係者

   ではないですから

   でも、惨いことをする人間がいたのは確か

   です
 
   なんだか・・・・・


私は、膝の上で気持ちよく寝ているチビ助を見て

悲しい気持ちになっていた


知念「先生先生の思っていたことって一体

透明「母猫でしょう・・・

知念「えっ

透明「多分、母猫の怨霊が曲がった形となって

   現れてしまい、チビ助を守ろうとする

   行動が、逆にチビ助をあの世へ引き込もうと

   する形になってしまったんだと思います


   ベスが言う、大きくて小さいは、姿は小さくても

   まとっている怨念の量は大きいということ


   危ないモノというのは、私のとらえ方の間違いで

   人ではないだけで、動物だったということです


   月から来るというのも、夜それも亡くなった時間

   にだけ怨霊が現れることから、月の出る時間に

   決まってチビ助を迎えにこようとしているために

   ベスはそう表現したのだと思います


知念「で、でも、父は視えないと

透明「ええ怨霊は視えなかったと思います

知念「えっ

透明「多分、怨霊は墓の側にいて、怨念だけが

   チビ助を探し回っていたのではないかと


   怨霊である実体が直接探し回っていたなら

   お父さんでも確認はできたと思いますが

   怨念だけでは、霊視でとらえることは出来ません

   怨念をとらえるには、視覚以外の力が必要に

   なるものなので、嗅覚の強いベスには、怨念を

   とらえることが出来たのだと思います


   だから、ベスは流れてくる怨念に威嚇して

   いたのではないでしょうか

知念「な、なるほど・・・



今回の一件、謎は解けたが・・・。

私には、今回のことが一筋縄ではいかない

予感がしていた






           続く・・・。






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奇々怪々・4

2013年04月06日(土) 8時00分
奇々怪々・4




知念「せ、先生ベスは何て

透明「それが・・・・


私は、知念さんにベスとの話を伝えた


知念「危ないモノで大きくて小さくて

   月から来る・・・う〜ん

透明「そうなんですよ・・・・う〜ん


皆さんはわかりましたか

私と知念さんにはサッパリです


私たちは、ただただ頭を悩ませるだけで

一向に答えも出ず、時間だけが過ぎていった・・・


透明「う〜ん・・・仕方がない

   出来るかどうかわからないけど、

   チビ助にも話を聞いてみよう


チビ助は、まだ1歳これだけ幼いと上手く

力が伝達するかわからない

しかし、やるだけやってみる価値はある

私はチビ助を膝に乗せ、チビ助の瞳を真っ正面から

とらえる



透明「チビ助私の声が届く

チビ「(・・・・・・・・。)」

透明「ベスが心配しているんだ何か話せるかな

チビ「にゃ〜(・・・・・・・・。)」

透明「はぁ〜ダメか〜

チビ「(・・・・な・・・・き・・・。)」

透明「

チビ「(・・・か・・・・・・・。)」

透明「チビ助、頑張れ

チビ「(・・・・・お・・・・・さ・・・。)」

透明「うん続けて

チビ「(・・・・た・・・け・・・・。)」

透明「チビ助ありがとうもういいよ

   疲れたろうよく頑張ったね


チビ助にとっては、かなりの疲労感だろう

そのまま膝の上で丸くなり、眠り始めた


透明「う〜ん・・・。」

知念「な、何かわかりましたか

透明「う〜ん・・・もし私が思っていることが

   正しかったら、少し厄介かもしれません


何かに気づいた透明

嫌な予感と共に謎は解けてゆく・・・。




       
             続く・・・。





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奇々怪々・3

2013年04月04日(木) 8時00分
奇々怪々・3





私は、ベスの側に行きベスの瞳を

しっかりと見つめる
・・・ 


透明「ベス 少しお話してくれる

ベス「わん(助けて・・・。)」

透明「えっ


いきなりの言葉に驚く透明


透明「助けてって、どういうこと

ベス「キュウ〜ゥ(チビ助を助けて)」

透明「チビ助

ベス「(チビ助、危ない危ない)」

透明「どういうこと

ベス「(チビ助、連れていかれる)」

透明「チビ助が連れて行かれる

   ベス誰に連れて行かれるの

ベス「(わからない・・・でも、危ないモノ)」

透明「危ないモノ

ベス「(危ないモノ危ないモノ)」

透明「ベス、落ち着いて

   危ないモノって、人じゃないの

ベス「(人じゃない危ないモノ)」

透明「・・・死神とか

ベス「(死神違うもっと大きくて小さいモノ)」

透明「お、大きくて小さい

   (ベスはお寺にいるから死神の判別はできるか・・・。)」

ベス「(危ないモノ同じ時間にくるチビ助隠れる)」

透明「チビ助もそれを知ってるってことか・・・。」

ベス「(チビ助、助けてくれる)」

透明「うん頑張ってみるよ

ベス「(ありがとう危ないモノ、月から来る

    チビ助いなくなるの、悲しい
・・・)」

透明「ベスの友達は私が守るから安心して

ベス「わん(うん)」



危ないモノ・・・人では無いのか

大きくて、小さいモノ

月から来る・・・宇宙人まさかな

とにかく、チビ助を守るためにベスは一生懸命

なのはわかった

でも、霊でもなく、人でもなく、大きくて小さい、

・・・月から来る・・・。

やばい、さっぱりわからん



私は、無い頭を一生懸命回転させ、可能性を探る


透明「う〜ん・・・







               続く・・・。






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奇々怪々・2

2013年04月02日(火) 8時00分
奇々怪々・2





私は、知念さんを鑑定室へ・・・。

ベスとチビ助もおとなしくついてくる


透明「それじゃ〜、お話を伺いましょうか

知念「はい・・・10日くらい前のこと

   なのですが・・・。

   どうも、夜な夜な出るみたいで・・・

透明「出る

知念「は、はい

透明「出るって、幽霊とかですか

知念「う〜んそうなのでしょうか

透明「んっ


話がかみ合わない・・・


透明「まあ、知念さんのお宅はお墓がある

   お寺さんですから、幽霊が出ても

   おかしくはないと思いますけど
・・・。」

知念「私も、そうは思っているんですけど

   父はいないと言い張っていて・・・。」

透明「そう言えば、永信(えいしん)さんは

   元気ですか

知念「ええ元気すぎて困るくらいです

透明「あはははっでも、永信さん霊感

   強かったですよね


   その永信さんがいないって言ってるなら

   勘違いということはないんですか

知念「はい、私も最初は勘違いだと思っていた

   のですが・・・。」

透明「

知念「ベスが

透明「ベス

ベス「

知念「はい ベスが決まった時間になると

   本堂の裏へ行き、ズーッと何かに

   威嚇していて


透明「威嚇・・・その姿を永信さんは見てるの

知念「ええですが、威嚇している方向に何も

   いないって


透明「それまた、奇々怪々だね〜

知念「父は、ベスがもうよい歳だから少し呆けて

   きたのではないかって




私はベスをチラリと見る


透明「一見、呆けているようには見えないですけど

   他に兆候はあるんですか

知念「いいえそのこと以外は、言うこともちゃんと

   きいてくれて、よい子です

   先生私、どうしても気になるんです

   ベスが呆けてしまったとは、想えなくて

   先生のお力でなんとかなりませんか

透明「そうですね、私もベスが呆けたとは想えない

   ですから

   それじゃ〜、ベスに直接聞いてみましょうか

知念「えっそ、そんなことできるんですか

透明「ええ多分、ベスなら私と話してくれると

   思いますから



私の能力でも動物と話すにはそれなりの条件がある

それは、その子が私を信頼してくれるかどうか

もしその子が私を信頼してくれなければ、単純に

無視されることになる

そういった意味では、ベスなら話をしてくれそうだ



次回

ベスとの会話が意外な方向へ・・・。





              続く・・・。






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