座敷に童子 風流なり!・7

2010年03月18日(木) 1時00分
座敷に童子 風流なり・7



透明「座敷童子って言うのは、本来その家に憑く

   付喪神(つくもがみ)です

時雨「つくも

透明「そう付喪神 家憑き神とも言われる存在です

時雨「か、神様なんですか

透明「う〜ん、ちょっと違うんだけど

   それほどの力を有していて、

   その家に幸をもたらす者と言われています

   世の中的には、妖精精霊などとも言われて

   いますが、それともちょっと違う存在なんです

女将「じ、じゃあ、あの足音は

透明「その座敷童子です

   座敷童子は余程そのこと

   伝えたかったのでしょうね

   必死で走っていましたよ

女将「そ、そんな・・・。」

時雨「・・・そうやったん・・・。
   
   先生・・・想い出したんです

   小さい頃あの部屋で、小さい女の子と

   遊んだ記憶があったこと

透明「そうですか 覚えてらしたんですね

   そのことも、懐かしそうに歌ってましたよ

時雨「そうですか・・・。

   あの頃は、てっきり迷った子が入って来たんだと

   ばかり思っていて・・・。

   歳を重ねて、大切なものを見落としてしまうなんて

透明「どうでしょう 座敷童子と会ってみませんか

時雨「えっ そ、そんなこと出来るんですか

透明「確実では無いですが、もしかしたら出来るかもしれませんよ

時雨「お、お願いします

透明「それじゃあ、そこのに手を付いて目をつむって

   おいてください


この部屋で一番太い柱に手をおいた時雨さんは緊張した

面持ちで目をつむる・・・。

私も、それに続き柱に手をおき、呪を唱え始めた


時雨「・・・・・・


しばらく時間が過ぎ、私の呪の詠唱が終わる頃


時雨「うぅぅぅぅっ・・・


時雨さんは、懐かしさのあまり涙をみせていた・・・。

人は年齢を重ねるごとに、肉眼では

確認しにくいものが増えてしまう、

それでも自分の心の目では捉えられるものもある


きっと、時雨さんは目をつむった世界で、

夢の中の出来事のように座敷童子と再会出来ただろう

しかし、その夢はすぐに消えてしまう儚いもの・・・。

本当は、ゆっくり昔話をさせてあげたいのだが

そこまでの持続が出来ないことが歯がゆい・・・

少しの間をおき、時雨さんが口を開く


時雨「先生・・・本当に、ありがとうございました

   何だか、心が洗われたようでした

   家業を引き継いでから、私は必死に生きてきましたが、

   本当に苦しい日々でした

   少しでも、子供の頃のような気持ちに戻れたこと、

   これ以上の幸せはないです

透明「座敷童子は、何か言っていましたか

時雨「はい でもそれは、二人だけの秘密です


少女のような屈託のない笑みで笑顔をみせた時雨さんは、

何だか若返ったようにも見えた


透明「それじゃあ、もう少し話をさせてくださいね



鑑定ファイル34 ファイナル

次回、決着です




           続く・・・。




ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします
 ↓        ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 占い・鑑定へ  人気ブログランキングへ
にほんブログ村ランキング
 ↑        ↑
応援ボタン2箇所ポチッとよろしくお願いします
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:透明先生
  • アイコン画像 血液型:A型
  • アイコン画像 職業:自営業
読者になる
ランキング☆徳積みボタン
にほんブログ村 その他趣味ブログ 占い・鑑定へ
人気ブログランキングへ
多くの人が悩みを解決できるかも…
あなたの徳が積めますように♪
ブログ☆テーマ一覧
2010年03月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
月 別☆アーカイブ