座敷に童子 風流なり!・8

2010年03月20日(土) 1時00分
座敷に童子 風流なり・8



透明「さて さっき言っていた改築工事の件ですが

時雨「先生 それは、取りやめます

   きっとその方が良いのかもしれませんし・・・。」

女将「大女将

透明「いやいや やめる必要はありませんよ

時雨「えっ

透明「多分 古くなってしまった箇所や、経営的にも

   改築しなければいけないのでしょ

   それをしなければ、いつか旅館としてマズイことも

   あるんじゃないですか

時雨「・・・。」

女将「・・・。」

透明「大丈夫 座敷童子がいなくなるようなことは

   しませんから

時雨「本当ですか

透明「はい もし出来れば、改築工事の図面とか

   見せてもらえませんか

時雨「まだ、本決まりではないですけど・・・

   女将、持ってきてくれますか

女将「は、はい


女将は急いで図面をもって来てくれた


透明「・・・う〜ん、やっぱりこれだとマズイかな〜

時雨「

透明「もともと座敷童子が生まれてくる為には

   幾つかの要因が必要なんです

時雨「それって

透明「まずひとつに、家が古いこと

   時雨さんのところのように、昔から旅館を営んで

   いるところには、条件としてピッタリ当てはまる

   部分が多いんだ それでも、古いだけなら

   30年以上経っていれば条件として当てはまるんだけどね

   そして、2つ目に、その家を本当に大切にしているか

   ここが大きなポイントになるんです

   家は、生き物と同じ 大切に大切に育てて使えば

   必ずその想いは形になる

   柱の一本一本まで丁寧に掃除をして声をかけてあげれば、

   必ず座敷童子は生まれてくる

   最後に、家の家相が良いこと

   座敷童子が生まれても、環境が自然の法則

   則っていなければ、座敷童子は姿をとどめておけない

   座敷童子も、自然から生まれたものを

   依り代(よりしろ)としているからね

   ほとんどの座敷童子は、家の木の柱

   自分の居場所とするんです

時雨「て言うことは

透明「そう、さっき時雨さんが触れた柱

   座敷童子は宿っているんだよ

時雨「そうなんですか

透明「この図面だと、この部屋は潰されてしまう上に、

   家相もあまり良くないです

   これだと、座敷童子が住むには難しい環境ですよ

時雨「

透明「よく座敷童子がいなくなった場所は

   よくないことが起きる なんて話を聞きますが

   これは、座敷童子が起こしたことではなくて、

   座敷童子がいた柱を壊してしまったり

   家をいじって、家相が壊れてしまったせいが

   ほとんどなんです もともと座敷童子は

   家を家族を守る為に生まれてきた存在ですから、

   その家の人を追いやることは決してないんです

   たま〜に、風呂場の着替えを隠したり

   いたずらはしますけどね

時雨「・・・どうしたら、よいのでしょう

透明「少し、私に家の改築工事のお手伝いをさせて

   くれませんか

時雨「えっ

透明「家相を崩さず柱を抜くことの無いように

   設計から見直せれば、座敷童子がいなくなることも

   災いがくることも防げますから

時雨「ほ、本当ですか お願いします


この後、設計を見直した旅館は、無事全てを守り

改築することに成功し、商売も繁盛しているようである


東京に戻った私はというと・・・。


透明「は、は、はくしょん


湯冷めと寝不足で、風邪を引いたようである・・・


透明「ち〜ん

    ・・・は、は、はくしょん




        
            



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座敷に童子 風流なり!・7

2010年03月18日(木) 1時00分
座敷に童子 風流なり・7



透明「座敷童子って言うのは、本来その家に憑く

   付喪神(つくもがみ)です

時雨「つくも

透明「そう付喪神 家憑き神とも言われる存在です

時雨「か、神様なんですか

透明「う〜ん、ちょっと違うんだけど

   それほどの力を有していて、

   その家に幸をもたらす者と言われています

   世の中的には、妖精精霊などとも言われて

   いますが、それともちょっと違う存在なんです

女将「じ、じゃあ、あの足音は

透明「その座敷童子です

   座敷童子は余程そのこと

   伝えたかったのでしょうね

   必死で走っていましたよ

女将「そ、そんな・・・。」

時雨「・・・そうやったん・・・。
   
   先生・・・想い出したんです

   小さい頃あの部屋で、小さい女の子と

   遊んだ記憶があったこと

透明「そうですか 覚えてらしたんですね

   そのことも、懐かしそうに歌ってましたよ

時雨「そうですか・・・。

   あの頃は、てっきり迷った子が入って来たんだと

   ばかり思っていて・・・。

   歳を重ねて、大切なものを見落としてしまうなんて

透明「どうでしょう 座敷童子と会ってみませんか

時雨「えっ そ、そんなこと出来るんですか

透明「確実では無いですが、もしかしたら出来るかもしれませんよ

時雨「お、お願いします

透明「それじゃあ、そこのに手を付いて目をつむって

   おいてください


この部屋で一番太い柱に手をおいた時雨さんは緊張した

面持ちで目をつむる・・・。

私も、それに続き柱に手をおき、呪を唱え始めた


時雨「・・・・・・


しばらく時間が過ぎ、私の呪の詠唱が終わる頃


時雨「うぅぅぅぅっ・・・


時雨さんは、懐かしさのあまり涙をみせていた・・・。

人は年齢を重ねるごとに、肉眼では

確認しにくいものが増えてしまう、

それでも自分の心の目では捉えられるものもある


きっと、時雨さんは目をつむった世界で、

夢の中の出来事のように座敷童子と再会出来ただろう

しかし、その夢はすぐに消えてしまう儚いもの・・・。

本当は、ゆっくり昔話をさせてあげたいのだが

そこまでの持続が出来ないことが歯がゆい・・・

少しの間をおき、時雨さんが口を開く


時雨「先生・・・本当に、ありがとうございました

   何だか、心が洗われたようでした

   家業を引き継いでから、私は必死に生きてきましたが、

   本当に苦しい日々でした

   少しでも、子供の頃のような気持ちに戻れたこと、

   これ以上の幸せはないです

透明「座敷童子は、何か言っていましたか

時雨「はい でもそれは、二人だけの秘密です


少女のような屈託のない笑みで笑顔をみせた時雨さんは、

何だか若返ったようにも見えた


透明「それじゃあ、もう少し話をさせてくださいね



鑑定ファイル34 ファイナル

次回、決着です




           続く・・・。




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座敷に童子 風流なり!・6

2010年03月16日(火) 1時00分
座敷に童子 風流なり・6



AM7:30〜


ドンドンドン


仲居「失礼します〜っ


ドタドタドタドタ


透明「うう〜っ・・・。」


まだ寝入って2時間しかたっていない私を横目に、

あの仲居さんが、朝食の準備をはじめだす


ドタドタドタドタ


お前は座敷童子か〜〜〜〜っ

っと、叫びたかったが そんな元気もなく

すごすごと布団から出る・・・


透明「うう〜っ・・・食欲無い〜ッ


仲居さんの頑張り

         板長の謝罪はまだまだ続く・・・


透明「・・・誰がこんなに豪勢な朝食を食べるんですか


目の前に並んだ朝食は、ザッと見ても二人分以上・・・。

そんな心配りを無下に出来るはずもなく

朝からモリモリ食べる私・・・


透明「き、きつい


朝食を済ませ、腹がはち切れんばかりの私の部屋に、

大女将と、不安顔の女将が訪ねて来た


時雨「透明先生 どないでしたか

女将「・・・・・。」

透明「案の定 出ましたよ

時雨「ほ、ほんとうですか

女将「ほっ

透明「取り敢ず、順序立ててお話しますね

   っと、その前に 時雨さんにひとつ聞きたいことが

   あるんですけど

時雨「 なんでしょう

透明「時雨さんは、この旅館を改築するつもりですか

女将「

時雨「な、なんでそれを

   まだ、誰にも話していないことなのですが

透明「やっぱり

時雨「

透明「その話、もう少し待ってもらえませんか

時雨「・・・そのことと、今回のことが

   関係あるんですか

透明「大ありなんです

   実は、ある方から工事を見直して欲しい

   お願いされて

時雨「えっ ど、どなた様からですか


私は、指を一本立てる


透明「この旅館からです

時雨&女将「ええっ


私は、昨日あった一部始終を時雨さんと女将に伝える


時雨「座敷童子ですか・・・

透明「はい 彼女の歌にこうありました


時にて時を分かつのは〜刻みに刻んだ想いだけ〜

          社失う童らわ〜家災ねんねと嘆くだけ〜



時雨「

女将「

透明「要するに、この旅館のつちかって来たもの全ては

   今の形があってこその繁栄

   その繁栄を支えた、多くの人達の刻んできた

   沢山の想いや想い出は、その形を失うことで

   失われ、家に厄災が訪れてしまう

   私は、それを不憫に想い嘆いていることしか出来ない

   と言う歌です


時雨「そ、それは、本当ですか

透明「本当です座敷童子が言うことですから

   間違いはありません

時雨「ざ、座敷童子というのは、いったい



次回、座敷童子の正体が明らかに





            続く・・・。



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座敷に童子 風流なり!・5

2010年03月14日(日) 1時00分
座敷に童子 風流なり・5



透明「・・・・・・・

ドタドタドタドタドタドタドタドタ


私の周りを大きな音を立てて回っているその者は、

何とか私を起こそうとしているようだ


透明「・・・・・・・・


それでも起きない私・・・


ドタドタドタドタドタドタドタドタ

業を煮やしたのか 足音はドンドン大きくなってゆく


透明「(34・・・35・・・よし)」


私は、ガバッと飛び起き呪印を結ぶ


透明「(ばく)


大きな声と共に、呪を当てられたその者

動きを封じられ、ピタリとその場を動けなくなった


透明「さてさて どなた様かな


動きを封じられたその者は

見た目で7歳ほどの可愛らしい女の子

髪は長く雅な着物を着手には見事な蹴鞠を持っている

何とも京都らしい風流な出で立ちである


透明「やっぱり・・・

   童子(わらし)様 おいたが過ぎますよ


その言葉を聞き少し安心したのか

照れ笑いを見せたその少女は、皆さんもご存じ

座敷童子

本来は、その家の者 特に子供にしか姿を見せない

座敷童子ですが、少し私を起こすのに躍起になりすぎ

踏んではいけない印数を踏んでしまったようだ

いや わざと踏んだのかな


透明「今、印を解きますね ・・・(うん)


呪縛から解放された座敷童子は、私の周りをぴょんぴょん

飛び回っている


透明「非礼をお許しくださいね でも・・・。

   もしかして、わざと印数を踏みましたか

童子「くすくすっ


なるほど、何か伝えたいことがあるんだな


透明「何か、伝えたいことでも

童子「あ〜そ〜ぼ〜

透明「あっ はいはい 何して遊びましょう

童子「お手玉〜

透明「うっ苦手


私は、朝まで童子の遊びに付き合う

お手玉蹴鞠手合わせ・・・。

座敷童子との会話は全て遊びの中から得るのが

決まりなのである


AM5:00〜

童子「くすくすっ

透明「あっ


満足したのか

座敷童子は、手を振りながら

可愛い笑い声を残し消えていった


透明「ふ〜っ 取り敢ず、大女将に伝えるか

   その前に、ひと眠り〜っ


私は、そのまま布団に倒れ込み眠りについた・・・。




           続く・・・。




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座敷に童子 風流なり!・4

2010年03月12日(金) 1時00分
座敷に童子 風流なり・4



透明「さてさて何処にいるのかな〜


夕食を平らげ、ルンルンのポンポコ先生は、

もう一度集中しながら辺りをくまなく探る・・・

部屋には、客室用の布団であろうか

幾つもの布団が重ねられて置いてある

何かが隠れているとすれば、その裏ぐらいで

後は、特に視界を遮るようなものは存在していない

私は、霊視をしながらその布団の裏までくまなく探る

しばらくして・・・


透明「・・・・・・ こ、これは


・・・私は見つけたモノを手に取ってみる


透明「・・・ピンクの・・・って オイッ


自分に突っ込みを入れながら、そのモノを布団の間

そっとしまうドキドキ先生なのでした・・・

(やれやれ・・・)


透明「しかし、困ったな〜 本当に何もいないけど・・・。

   でもな〜 何もいなかったじゃぁ〜

   女将が相当怒られそうだし・・・

   かと言って、嘘はつけないし

   う〜ん・・・。」


色々なことを考えながら、取り敢ず気を取り直し

もう一度、お風呂を頂きに行く・・・


かぽん ざざ〜っ


透明「ふ〜っ・・・とにかく夜中が勝負だな〜

   そこで現れなければ・・・どないしよう

   う〜ん


しばらく旅の疲れを拭いながら、心地よいひとときを楽しむ

しっかりと暖まった私は、身体を拭きながら

脱衣所に置いてあるはずの着替えを探す


透明「・・・・・無い・・・ ま、また

   ・・・と言うことは・・・あった


またもや置いた場所と反対側にある着替えを見つける


透明「う〜〜〜ん・・・やっぱり・・・。」


何かに気づいた私は、部屋で借りた浴衣に着替え

また、何かに巻き込まれないように

壁伝いに張り付きながら、ちょこちょこと小走りで部屋に帰る

は・ず・が・・・


女将「・・・・・・・

透明「・・・・・・・

女将「せ、せんせ ど、どうなさったんですか

透明「あ、あははっ い、いや も、もしかしたら

   この壁の中に、何かいるかも な〜んて思って

   あはっ、あははははっ

女将「そ、そうなんですか

   そら〜えらいこっちゃわ〜

   せんせ 何かお手伝い出来ることないんですか

透明「だ、大丈夫です

   女将は危ないから、他に行っててください

女将「は、はい

透明「・・・・・・・。」


女将が去った後・・・。


透明「はぁぁぁぁぁぁっ

   完全に変な人だった〜っ

   でも、女将が天然でよかった〜っ


(もう一度言っておきますが、ノンフィクションです)


部屋に戻った私は、いつの間にか敷かれている布団の上で

少し、瞑想を始める・・・。

あまりこちらが気を張っていると、相手は出て来ない

可能性があると考え、気持ちを深いところにまで

しずめておく・・・

しばらくして、心の位置を決めた私は、相手に警戒心

持たれないように、床についた・・・


AM2:30〜


コトッ・・・。」

小さな音がする・・・。

コトッ・・・コトッ・・・。」

2つ・・・。

コトコトッ・・・コトコトッ・・・。」

4つ・・・。

私は、その音に気づきながらも寝ているフリをする

コトコトコトコトコトコトコトコトッ

どうやら、大分近づいて来たようだ

「・・・・・・・・・。」

おっ 覗き込んでるみたいだぞ

突然

ドタドタドタドタドタドタッ

地響きを立てながら、布団の周りを誰かが走り出す

いよいよ、現れた


次回 足音の正体が明らかに



         続く・・・。



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座敷に童子 風流なり!・3

2010年03月10日(水) 1時00分
座敷に童子 風流なり・3



透明「時雨さん その部屋って、

   普段はお客さんを入れてるの

時雨「いいえ そのお部屋は、もともと先代のお部屋

   今は、従業員の宿泊に使っています

透明「そうですか〜 でも、他の従業員さんには

   その音は、聞こえなかったんですか

時雨「実は、今はそのお部屋を使ってないんです

透明「

時雨「ここ最近は、従業員も夜中までは働かず、

   仕事が終わると帰ってしまうので、私か女将

   それと、番頭である私の息子が交代で

   お客様のお世話をしているのです

透明「ふんふん

時雨「私どもは、もともと別に部屋を持っていますので、

   本来は、その部屋は空き部屋となっています

透明「なるほど〜・・・一度、そのお部屋を

   拝見出来ますか

時雨「はい お願いいたします


私は、時雨さんと女将に連れていかれ、

例の開かずの間に入る


透明「・・・・・・・。」

女将「・・・・・・・。」

時雨「・・・・・・・。」


私は、神経を集中させて、隅々まで見渡す

部屋の大きさは、大体10畳くらいかな

特に物陰になるようなものも少ないし・・・


透明「う〜〜〜〜ん

女将「せんせ いかがですか

透明「う〜ん・・・特に、何もいないみたいですね〜

時雨「女将 本当に、足音はしたのかい

女将「ほ、本当です 信じてください


・・・時雨大女将、ちょっと怖いかも・・・


透明「ま、まあ、このままでは、原因もわからないですし

   今日、私がこの部屋で寝てもいいですか

時雨「そ、そんな 先生にそんなこと

透明「大丈夫ですよ とにかく調べないと



私は、今いる部屋を出て、開かずの間にお引っ越し

夕飯は、そのお部屋で豪華料理に舌鼓なのだ〜っ


透明「んっ

お膳の下に何かあるぞ

・・・・・手紙・・・・

透明「なになに

   透明様、先ほどはご無礼を働き

   大変申し訳ありませんでした

   何卒、この度のことは、よしなにお願いいたします。

   板長・・・・・。」


あはははっ それでこんなに豪華なのね

さ〜て いよいよです

日が沈み、深き闇がが訪れる・・・



    
           続く・・・。




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座敷に童子 風流なり!・2

2010年03月08日(月) 1時00分
座敷に童子 風流なり・2


しばらくして、この旅館の美人女将

新人さんを連れて厨房に来た

隣には、先ほどの仲居さんがいる


女将「板長はん、この子が新人の子やから

   面倒よろしゅうな〜・・・あらっ

   と、透明せんせ そんなところで

   なにしてはるんですか


仲居さんの顔が、かなり青ざめている

このシチュエーション お、面白い


透明「あはっ あははっ い、いや〜っ

   社会科見学かな〜っ・・・あははっ


ち、ちと、苦しいかな〜


女将「せんせ〜が、そんなことせんといてください

   私が、大女将に叱られます〜っ


厨房中に緊張感が走る

あれっ 時雨さんて、そんなに怖いのかな〜


透明「そ、それじゃあ そろそろお部屋に戻ろうかな〜っ

女将「今お茶をお持ちしますので

   お部屋で待っていてください

透明「は、は〜い


偽新人 退場

部屋までは、先ほどの仲居さんが先導

何だか、SPに守られている感じ・・・

部屋につくと


仲居「お、お客様 大変、大変

   失礼を致しました

   本当に本当に申し訳ございません

透明「あははっ いいですよ〜

   面白い体験させてもらいましたから

   なかなか出来ないですからね 気にしないでください

仲居「・・・あ、あの〜っ

透明「大丈夫 大女将にも言いませんから、

   安心してください

仲居「はぁぁぁぁっ

   本当に申し訳ございませんでした

透明「・・・ところで 時雨さんて、そんなに怖いの

仲居「・・・

透明「あ、あははっ そ、そうだよね〜

   ごめん、ごめん 気にしないで あはははははっ

(そっか〜 やっぱり大女将ともなると、怖いのね〜)


鑑定ファイル34

時雨さん・女性(67歳)・大女将


それからしばらくして

トントン

女将&時雨「失礼いたします〜っ

透明「あっ時雨さんお久しぶりです〜っ

時雨「透明先生 この度は、遠路はるばるお越し頂きまして

    ありがとうございます

透明「時雨さんもお元気そうでなによりです

時雨「元気だけが取り柄です〜

透明「あっ そう言えば、今回のこと

   詳しく聞いてないですけど
   
   何があったのか 聞いてもよいですか

時雨「それが〜 私にもよくわからないのですが〜

透明「

女将「実は、私が・・・

透明「女将が

時雨「先月のことなのですが・・・。」


二人から話しを聞くと・・・

先月の半ばくらいから、旅館に泊まっているお客さんより

クレームが多く出ているらしく

その内容がどのお客さんも口をそろえて、

夜中に隣の部屋からバタバタと人の走り回る音がして

気になって眠れない とのことでした

全ての部屋がそう言う訳ではなく、ひとつの部屋から音が聞こえ

その部屋の隣のお客さんからのクレームばかりだそうです

そこで、女将がその部屋で一夜を過ごしてみると

布団の周りをグルグルと人が走り回る音だけがコダマし

恐ろしくなって、部屋から逃げ出したということでした


透明「なるほど〜

時雨「こんなことは、今までなかったのですが

   これが悪評になってお客様に影響が

   出るのではないかと・・・。」


う〜ん・・・なんだろう

変な感じはしないけどな〜


っと いうわけで、今回の鑑定ファイルは

京都を舞台にはじまりま〜す




            続く・・・。



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座敷に童子 風流なり!

2010年03月06日(土) 1時00分
座敷に童子 風流なり


ざば〜〜〜ん

透明「ほへ〜っっっ おお〜〜〜っ

(はぁ〜 オッサンだな〜)

こんにちは、透明で〜す

今回は、私の入浴シ〜ンから〜

(見たくね〜っそれに、見えないし)

し、失礼しました

私が今どこに居るかと言うと

京都の嵐山にある旅館に来ていま〜す

っと、言っても仕事なんですけどね〜

今回は、ここの大女将である時雨(しぐれ)さん

からの依頼で、一泊ご招待なので〜す


透明「は〜っ 良いお湯だった〜っ

   ・・・・・・あれっ


風呂から上がり、ホカホカ先生になった私は、

ある異変に気づく


透明「ふ、服が・・・無い

   え〜っ ちょ、ちょっと待てよ〜

   落ち着け〜 透明〜


私は、記憶を探りながらもう一度着替えを置いた場所を

確認する


透明「・・・ここだよな〜・・・間違いないはず・・・。

   ・・・ あ・れっ


間違いなくこの場所に置いておいた服が、何故か

反対側にある・・・。


透明「・・・・・も、もしや

   ・・・仕事疲れで、呆けたかな〜っ


私は何の疑問ももたず、もってきた作務衣に着替え

部屋に向かう

長い廊下を歩いていると、遠くの方で

誰かが走っている・・・。


どすどすどすどす

透明「・・・・・。」

(で、でかい)


私の目の前で、私よりもかなり割腹の良い仲居さんが

走っている・・・


どすどすどすどす

透明「あれっ 何か、こっちに向かって来てるけど・・・。」


何故か血相を変えた大きな仲居さんが、私の前に

立ちはだかった


仲居「あんた どこにいってたの〜

   もう支度始まってるのよ

   早く来なさい

透明「いててっ


仲居さんに腕をムンズッとつかまれた私は、

なかば引きずられるようにして、何処かに連れてゆかれる

な、なんだ〜 この状況は〜っ

しばらくして、見慣れない場所に放りこまれた私は、

そこが厨房だと気がつく


仲居「みつけたよ〜この子が新人だから、よろしくね

透明「・・・新人

板前「おい 新人

   早く洗い場にいけ

   ぐずぐずするんじゃね〜

透明「は、はい・・・マジで


何だか知らないが、洗い場で皿を洗っている私・・・。

も、もしかして その作務衣のせい

調理場の板前さん達は皆、同じような作務衣を着ている


透明「あ、あの〜

板前「口動かす暇があったら、手を動かせ

透明「は、はい


は〜っ 人生色々だけど、こんなマンガみたいなこと

本当にあるんだな〜・・・やれやれ・・・

(ちなみに、ノンフィクションです)


30分経過・・・。





            続く・・・。




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