原点へ・・・。・25

2019年03月06日(水) 8時00分
原点へ・・・。25



透明「・・・・ふぅ・・・さて

   帰りますか


洞窟を出た私を、美しい夕日が迎えてくれる


透明「(雪さん・・・私は、あなたの意思を

   ちゃんと継げていますか

   まだ、答えは出ていないけど、これだけは

   ハッキリと言えます

   当時のあなたがそうであったように・・・

   今、私は幸せです
)」



人の幸せは、その人が感じるからこそ幸せなのだと

私は思う・・・どんな状況でも、生きがいを持ち、

夢や目標に向かって進んで行けることは、決して

無駄にはならず、例え障害があっても、自分だからこそ

乗り越えるものだと認識できる
・・・そしてその障害は

いつしか自分の力となり、力を得るための大切な行程だった

のだと気付かされる・・・そんな人生を回り道しながらも

進んでゆければ、人は必ず幸せを感じられるようになるのだと

理解できる


雪乃さんのような生き方は、人から見れば色々な意見が

あるのかもしれない・・・しかし、彼女の生き方は、

決して自己犠牲ではなく自分自身の信念をもって

自分の生きる道を示した一人の人間のあり方
だと

私は思っている・・・。


まあ、自分の前世である雪乃さんの生涯をどうこう言うのは

変な話だが私にとっては雪乃さんの人生は、心の中にある

参考書のような存在
・・・彼女のような生き方はできない

かもしれないが、受け継いだ意思だけは大切にして行きたいと

今でも思っている

何億人もの今を生きる人に前世があり、その前世には、

沢山の人生が詰まっている
・・・。

その中で、私の前世が雪乃さんであったことは、今の私に

とって、かけがえのない宝物なのかもしれない・・・。


自らの為に自分を律し、自戒とする

まだまだ甘い自分に喝を入れるために訪れた名もない洞窟は、

いつでも私を待っていてくれていた



やっほ〜


透明「何だよ芦さん、来てたのか

 円「ちょいちょいその名前止めてくれる〜

   お墓参りよお墓参り〜感謝しなさ〜いよ〜

透明「約束忘れて来なかったんだから、仕方ないだろ

   ちゃんと雪乃さんに謝ってこいよ

 円「へ〜ぃ

   まったく、いつまで謝らないと

   いけないのよ〜
・・・ブツブツ・・・。」



さてと明日から気合い入れて頑張りますか〜



みなさ〜ん、私の自戒に最後まで付き合ってくれて

本当に感謝していますありがと〜う







           完





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原点へ・・・。・24

2019年03月04日(月) 8時00分
原点へ・・・。24



 芦「雪さん世話になったな

雪乃「なに言ってるの世話になったのは

   私の方芦さん、本当にお達者で
・・・。」

 芦「雪さんのこれからの人生を期待しているよ

   儂も生きていたら、1年半後にまた来よう

雪乃「くすくすそれじゃぁ〜、私も寿命の限り

   生きて、また会えるように頑張るよ

 芦「ああ達者でな〜



いつもの調子で漂々と去ってゆく芦さんを見送り、

私は、百薬師の仕事に戻っていった



そして月日は流れ・・・私は山の中腹にある洞窟

社を変えていた・・・。

この当時、世の中には恐ろしいほど感染力の強い

病が蔓延し
、今までの社では被害が出る可能性が

あったのだ・・・。


雪乃「はぁはぁ・・・・くっ

   (こんな病・・・初めてだ・・・。

   これはただの病じゃない・・・病に呪のような

   ものがかかっている・・・どちらもどうにか

   しなければ、薬なんて作れない・・・
。)」


嘔吐、下痢、熱、全身の痛み、皮膚のかゆみ、

身体中から出血するこの病は、今までに体験した

病とは根本から違っていた
・・・。


雪乃「はぁはぁ・・・うっ



意識が定まらない・・・。

そんな中、私はある言葉を思い出していた・・・。


雪乃「(そっか・・・あれから1年と半年・・・。

    この病が、私の最後の戦になるのかも

    しれない・・・だったら、絶対に勝たなくちゃ
)」


命の灯火が再燃してゆく

小さな灯火は、消える前に大きな炎を纏い、

自分自身を誇示するように高く明るく燃え広がって行く



数日の苦しみの中で、今までに培ってきた知識、経験を

フルに活かして、病と戦い続ける

何度も行ってきたことだが、これが集大成だと思うと

自然と力が入っていった


そして・・・。



兵助「雪乃〜

雪乃「・・・あれっ・・・兵助・・・帰って・・・。」

兵助「ああ帰ってきたぞ

雪乃「兵助・・・早く・・・血を・・・肉を・・・。」

兵助「し、しかし


兵助の目には、ハッキリと写っていたのだろう。

今、血を抜き肉を奪えば、雪乃の身体は・・・。



雪乃「・・・大丈夫・・・今、取らなければ・・・

   意味がなくなる・・・お願い・・・


兵助「ううっ・・・で、できない

雪乃「へい・・すけ・・・最後の・・・お願い・・・

   聞いて・・・


兵助「雪乃〜俺には・・・俺は・・・。」

雪乃「・・・大丈夫・・・兵助なら・・・できるよ・・・。

   へい・・すけ・・・なら・・・私は・・・

   本望・・・だから・・・
。」

兵助「雪乃・・・わかった

   だから、逝くな頼むから・・・

雪乃「わかった・・・頑張るよ・・・



そう言うと、兵助は薬となるものを雪乃の身体から

採取して行く・・・。


採取されたものは、違う薬師が寺に運び薬を作り出す



兵助「・・・雪乃・・・。」


心配そうに覗き込む兵助に、力の無い笑顔を見せる・・・。


雪乃「・・・大丈夫・・・まだ、大丈夫だよ・・・。」


兵助が私の命を奪ったように思わせたくない一身で

命の灯火をつなぎとめる


兵助「・・・雪乃・・・すまない・・・

雪乃「兵助・・・の・・・せいじゃ・・・ないよ・・・。

   私の・・・命を・・・奪うのは・・・病でも・・・

   兵助でも・・・ない・・・私・・・自身だから・・・
。」

兵助「

雪乃「・・・あれ

兵助「ど、どうした

雪乃「大きな・・・木・・・・そっか・・・。

   これは・・・兵助の・・・これが・・・根源・・・

   神・・様・・・ありが・・・とう・・・


兵助「

雪乃「・・・そろそろ・・・良いみたい・・・

   わたし・・・おとう・・さん・・に・あえる・・・かな


兵助「大丈夫きっと、会えるよ

   神主様に・・・たくさん・・沢山・・・褒めて・・・

   褒めて・・・もらうんだぞ


雪乃「えへへっ・・・うれ・・し・・いな・・・。」



享年21歳・・・名を追うように、美しい真っ白な雪が

舞い散る中、雪乃は父の元へと旅立っていった





         続く・・・。



   
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原点へ・・・。・23

2019年03月02日(土) 8時00分
原点へ・・・。23



しばらく、根掘り葉掘り聞いてくる

芦さんを躱していると・・・。



 芦「おお話が長くなってしまったな

   さてと・・・。」


やっと、お帰りか


 芦「雪さんあんた、利き手はどっちだ

雪乃「はぁ多分、左だと・・・。」

 芦「そうかだったら、困らねぇ〜な

雪乃「なに

 芦「いや、その右手、そろそろ落とさねぇ〜と、

   命に関わるぜ


雪乃「

 芦「指先から、腐ってきてやがる

   このままだと、身体の方まで腐っちまうだろ

   先に、手首よりちょいと上で落とさねぇ〜と

雪乃「・・・そう・・・痛みが強いわけね・・・。」

 芦「ナタか何かあるかい

雪乃「・・・右の棚の中にあると思う・・・。」

 芦「どうせ、もう動かねぇんだろ

雪乃「うん・・・

 芦「大根の礼儂が落として治療してやるよ

   右腕とは今生の別れとなるが、いいか

雪乃「うん・・・悪いわね・・・お願いします

 芦「何か、口に入れて噛んでおいた方が良いぞ

雪乃「大丈夫さっさとやって

 芦「わかった


それから、芦さんは、湯を沸かし、ナタを綺麗に

しているようだった


 芦「それじゃぁ〜、いくぞ

雪乃「うん・・・。」


台の上に腕がのせられ、大きな音が木霊する


ドンッ


鈍い痛みが全身に広がってゆく


雪乃「・・・・。」

 芦「今、止血してやるからな


芦という男は、手際よく処置をしてくれている

私は、全身に広がる痛みを感じながら、今まで

役に立ってくれていた右腕に感謝し別れをつげていた


 芦「よしこれで大丈夫だろう・・・。

   しかし・・・本当にうめき声ひとつ上げんとは

   真似できねぇ〜なぁ〜

雪乃「・・・・。」


ここからは、自分との勝負・・・。

痛み・・・そこから出る高熱と戦いながらも

意識を保とうと必死に堪える・・・。


数日後


雪乃「ううっ

 芦「おっ気がついたかい

雪乃「・・・芦・・・さん

 芦「もう大丈夫だろうよ

   少し、喰えるか

雪乃「う・・ん


どうやら、芦さんは、私の身体が安定するまで

看病をしてくれていたみたいだ・・・。


雪乃「・・・芦さん・・・ありがとう・・・

 芦「恨んでもいいんだぞ

   あんたの大切な腕を切り落とした野郎だからな

雪乃「腕は失ったけど、命は拾えた・・・ありがとう

 芦「はははっあんたは本当に利口なやつだ

   尊敬するよ

雪乃「あれっ病も治ってる・・・。」

 芦「ああ乗り越えたみたいだな

   そう言えば、さっき寺の薬師がきて、お前さんの

   血を取っていったぞ


   しかし、容赦ねぇ〜なぁ〜

   腕を失って、血が足りねぇ〜っていうのに・・・

雪乃「それが・・・仕事だから・・・。」

 芦「そんなもんかねぇ〜


私は、芦さんが作ってくれた重湯を飲み、

一息ついた


それから、2日が経ち・・・。

腕の痛みは未だあるが、失った不便さの方が気になる

芦さんは、明日にはここを経ち、自分の修行に戻ると

言っていた・・・何だかんだで、沢山お世話になって

しまった
・・・。


その夜


雪乃「芦さん・・・本当にありがとうございました

 芦「いやいや儂も救ってもらったからなぁ〜

   おあいこじゃ

雪乃「クスッ

 芦「しかし、儂も後から考えたんじゃが

雪乃「

 芦「あの時、あのままの方が、雪さんにとっては

   楽だったんじゃないか
って、思ってな

   まあ、切っちまってから言うのもなんだが・・・。」

雪乃「ううんおかげで命がつながったから・・・。

   少しでも、人を救えることの方が、私には

   大事だから・・・。」

 芦「そうか・・・そのこと何だが・・・。」

雪乃「

 芦「儂は陰陽師と言っただろう

   お前さんの腕を切り落としてから、お前さんが

   生き残ることができるか

   運命を少し算命させてもらったんじゃよ・・・。」

雪乃「そっか・・・・で、どうだった

 芦「うむっ・・・まあ、儂の拙い読みじゃから、

   信じんでも良いのじゃが、儂の読みでは、

   後1年半というところか・・・。」

雪乃「・・・一年半か・・・わかったありがとう

   芦さんのおかげで、希望が持てたよ

 芦「え〜っおいおい

雪乃「だって、後1年半も身体がもってくれるんでしょ

   だったら、沢山の病や呪と闘える

   もともと、明日をもしれない命だもの

   1年半の猶予をもらったのは、本当に嬉しいよ

 芦「はははははっさすが雪さんじゃなぁ〜

   

そして、次の日・・・。

芦さんとの別れが訪れる






          続く・・・。




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原点へ・・・。・22

2019年02月28日(木) 8時00分
原点へ・・・。22




私は、手探りで閂を外し戸を開ける


ドンッ


雪乃「キャッ



外にいた人物は、急に扉の中へ倒れ込むように

入ってくる



雪乃「ちょ、ちょっと中には


「・・・何だよ姉さん一人か


先程までの弱々しさが嘘のようだ

私は、一気に警戒をする・・・。


おいおい警戒するなよって、

 いきなりは無理か
あはははははっ


雪乃「先程の腹の痛みは嘘ですか


いいや嘘ではない

 それに、、儂は痛いとは言っておらん


雪乃「・・・あっで、でも・・・。」


「儂が言いたかったのは、腹が減りすぎて

 死にそうじゃ
ってことだ

 娘さん悪いが、なにか馳走してくれんか


雪乃「はぁ〜・・・そこらに、大根があるでしょ

   それでも食べて出ていってください


「そうか悪いな・・・って・・・あんた・・・。」


雪乃「


男が身体を触ってくる



雪乃「な、何を


「いや娘さん・・・何の病じゃ


雪乃「えっ


「・・・それに、あんた・・・目が・・・。」


雪乃「ふ〜っ・・・前の病を患ってから、

   目は殆ど見えていません・・・。」


「・・・なるほど・・・あんたが噂の百薬師か


雪乃「・・・・どんな噂かは、知りませんが、

   私は百薬師です・・・ですから、あなたも

   早くここから立ち去らなければ、病に冒され

   ますよ


「ふむっ・・・はじめて見たが・・・。

 まあ、よいとにかく大根を馳走になるぞ



そう言うと、男はシャリシャリと大根を

貪っているようだった・・・



しばらくして・・・。


 芦「いや〜っうまかったご馳走になった

   おっそう言えば、まだ名乗っていなかったな

   儂は、陰陽師にして修験者の・・・・まあ、

   (あし)とでも呼んでくれ

雪乃「芦変な名ですね

 芦「はははっ眼の前に術者がいるのに、本名は

   出せんからな〜
念の為じゃ許してくれ

雪乃「ふ〜っ・・・っで、その芦さんは、いつ出ていくの

 芦「おいおいそんな邪険にするな

   折角、噂の百薬師に会えたんだ、少しぐらいいいだろ

雪乃「病が伝染りますよ

 芦「まあ、伝染ったときはその時に考えればいいだろう

   しかし・・・あんた、何で百薬師なんかに・・・。」

雪乃「・・・・。」

 芦「おっと詮索は野暮だったな

   それよりも、こんなところで一人とは、物騒だね〜

雪乃「そうですね・・・変な修験者が入ってくるくらい

   ですから

 芦「おっとちげぇ〜ねぇ〜あはははははっ


なんか、調子が狂う・・・


 芦「しかし、ここが百薬師の社となれば、人は近づかん

   だろうが、死に一番近いのもあって、魑魅魍魎の類が

   お前さんを狙いにくるんじゃないのかい


雪乃「来ますよ・・・ただ、私にかかっている病や呪いは、

   そういった者たちですら嫌いますからね

   私の魂を奪う前に、自分に呪がかかってしまえば、

   そんな輩ですら未来永劫苦しみますから・・・。」

 芦「そ、そうか・・・あんたの仕事の凄まじさが

   わかった気がするよ・・・



一体、いつまでいるのだろう

病が伝染ることを恐れながら、答える私・・・。

何も気にしないような、芦という陰陽師・・・。


夜が更けてゆく・・・





         続く・・・。

   

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原点へ・・・。・21

2019年02月26日(火) 8時00分
原点へ・・・。21



それからの私は、色々な噂が独り歩きをはじめ、

仕事が次から次へと引っ切り無しの状態となり、

毎日が痛みと苦しみとの戦いになっていった


しかし、父の「もう少しだけ・・・。」という

言葉に励まされたことで、自分が限界までは、

頑張ることを決め、それと同時に初めて自分の力を

強めることを望んでいた



それから2年の歳月が経った・・・


兵助は、薬師として多方面に足を伸ばすことを

強いられることが多くなり、三ヶ月、半年と

帰って来られない日が続く

その代わりといっては何だが、新たな薬師

私の身の回りの世話をしてくれていた・・・。



そんな中・・・。



ホ〜ゥホ〜ゥ


病の治療薬を作るため、新たな病と戦っている中

ふと、社の外に何かがいる気配がする・・・。


雪乃「(こんな夜更けに・・・。) 


う〜ん・・・う〜ん・・・。」


病人何か、苦しそう・・・。


雪乃「どうされたのですか


腹が・・・腹が・・・。」


雪乃「腹が痛いのですか


苦しい・・・助けて・・・戸を開けてくれ〜


雪乃「すみません・・・私は今、病と戦っております

   あなたにも伝染るかもしれない・・・戸を開ける

   のは良いのですが、中には入れることは・・・。」


そ、そんな嘘をつかなくても・・・何もしませんから

 助けてください・・・
。」


弱々しい声が、さらに弱々しくなる・・・。


私は熱のある中、慌てて扉を開こうと駆け寄る


雪乃「良いですか本当に開けますが、決して中には

   入らないでください



うううっ・・・助けて・・・。」


雪乃「や、約束してください


わ、わかった・・・約束・・・する・・・。」


私は、その約束の言葉を聞いて、すぐに閂を外し、

戸を開く
・・・。





          続く・・・。



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原点へ・・・。・20

2019年02月24日(日) 8時00分
原点へ・・・。20



兵助「雪乃大丈夫か


雪乃「・・・うっ・・・うる・さ・い

   傷・に・・響く・・・。」

兵助「す、すまん・・・


兵助は、いつも仕事が終わった合図を見て

私のところへ薬をもって駆けつけてくれた


兵助「うっ・・・ひ、ひどい・・・


祟りを鎮め、体中に酷い傷を負った私に、

薬を調合して飲ませ、体中を綺麗な布で覆う・・・。


それを七日間絶えず行い、私もやっと少し動ける

ようになった


兵助「大分良くなったな

雪乃「兵助・・・いつも有り難うね

兵助「何しおらしいことをお前と俺は姉弟みたいな

   ものだろ家族を助けるのは当然だ

   気にするなよしかし・・・。」


兵助の目線が、私の頭に集まる・・・。


雪乃「へへっ・・・似合うでしょ

   お父さんがつけてくれた名前と同じで、

   真っ白な雪みたいだと思わない

兵助「・・・雪乃・・・

   そうだな意外と似合ってるかもな

雪乃「ねぇ、兵助

兵助「んっ

雪乃「私ね・・・祟りを鎮めた後、お父さんに

   会った気がするの
・・・。」

兵助「えっ

雪乃「お父さん・・・私がそっちに逝きたいって

   言ったら、もう少しだけ頑張れって・・・。」

兵助「・・・そうか

   きっと、神主様は雪乃のこと、いつも側で

   見守ってくれているんだな

   それに、雪乃は未だまだ甘いから、もう少し

   勉強してから帰ってこいって言ってんじゃ

   ないのか


雪乃「ぶ〜っちょっと、非道くない

   確かに、まだ甘いかもしれないけど

   もうちょっと優しくできないかなぁ〜

兵助「あははっ神主様らしい

雪乃「くすくす・・・そうだね・・・。

   ねえ兵助は、夢ってある

兵助「な、何だよいきなり

雪乃「私ね、今回の祟りを鎮めてみて、初めてわかった

   ことがあるんだ・・・。

   私のやっていることでは、全てを救えない

   祟りも病気も、その根源を絶たなければ

   終わらない
んだということを・・・。」

兵助「・・・でも、お前は、自分の手に届く人を

   救っているじゃないか

   それだけでも、凄いことなんじゃないのか

雪乃「・・・もっと、力が欲しい・・・。

   全ての人を救いたいとは言わなけど、

   祟りや病気のように、連綿と続くことを

   根本から終わらせることができる力があれば、

   きっと、もっと多くの人が自然と救われて行く気が

   するの・・・

兵助「・・・それが、雪乃の夢

雪乃「うん・・・夢・・・目標かな

   そんな力を手に入れるためにも、今を頑張る

   しかないんだけどね

兵助「そっか

雪乃「あんたは私にだけ言わせるのは狡いでしょ

兵助「えっ・・・お、俺のは、お前みたいに

   大きな目標があるわけじゃないし

   私利私欲な夢だから

雪乃「やっぱりあるんだ

   どんな夢でもいいじゃない、教えてよ

兵助「ううっ・・・言いづらいのだけど

   俺は、自然と一体となりたい

雪乃「自然と一体

兵助「雪乃は、知っているか

   自然には意思があって、人間みたいに

   自然の力をもった存在がいるらしいんだ

雪乃「霊みたいなもの

兵助「そうじゃないんだそれは、自然から生まれて

   育って、また自然を生み出すんだ


   この日の本とは違う外の世界では、そんな存在を

   妖精と呼ぶんだって

雪乃「妖精

兵助「もし、俺が自然と一体となれる力を手に

   入れられれば、きっと、妖精に教えてもらって

   自然の中にあるもの全てが薬になるんじゃないか

   と思うんだ

   そうすれば、きっと、沢山の病を治すことが

   できるようになる

雪乃「へぇ〜凄いね

兵助「だろま、まあ、それに俺は元々、人と上手くやる

   事が苦手だから毎日妖精と暮らせれば、楽しいんじゃ

   ないかと思ってな

雪乃「兵助、言葉下手だもんね

兵助「う、うるさい


初めて未来を切り開こうとする言葉がそこにはあった

今まで夢や目標を持つことを考えたことがなかった私は、

自分の中の変化に少しづつ気づき、何かが変わっていった・・・。





        続く・・・。



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原点へ・・・。・19

2019年02月22日(金) 8時00分
原点へ・・・。19



祟りと戦うこと三日目・・・。


そこには、凄惨な光景が広がっていた

床には、多量の血液・・・内臓が侵食され

血管が破け床にのたうち回ること数十回

皮膚も焼けただれたようになり、皮がめくれ

剥き身の神経に痛みがはしる



雪乃「・・・うぅ・・・。」


言葉を発する力もない・・・。

それでも、今できることを必死に行う



雪乃「(・・・沢山の人の声・・・。

   死・・・恨み・・・祟り・・・呪い・・・

   ・・・助け・・・苦しい・・・怒り・・・

   ・・・何故・・・なぜ・・・ナゼ・・・
)」


私には、法陣式がよく視え無い・・・形だけが

視えるだけ・・・そこには、何かが言葉として

乗っている・・・そうか・・・声を集めて・・・。



祟りの呪解には、その祟りを構成している言葉を

集め、一つずつその構成言語と相対する言霊を

あてがい相殺してゆく方法がある
・・・。

しかし、これは思っているよりも時間がかかる!

それでも当時の私は、力が弱く、その方法にかける

しかなかった


雪乃「(・・・多くの言葉・・・一番・多い・・・

    言葉・・・死・・・違う・・・なぜ

    そう・・この人達は・・・何故の問を・・
。)」


祟りは、多くの人間の思念、もしくはとても強い思念が

媒体となり発生する・・・そこには答えの出ない問

含まれているからこそ、永劫の時を紡ぎ続けることが

できるのかもしれない
・・・。


雪乃「(・・・うぅぅぅぅ・・・)」


何故だろう・・・涙が次々と溢れ出す

戦で犠牲になった村の皆や父の顔が思い浮かぶ・・・


雪乃「・・・そ・う・だよ・ね・・・。

   納得・・・いか・・ない・・よ・ね・・・
。」


祟りの根本を知り、心に変化が起こる・・・。



雪乃「(私が・・・救って・・・あげる・・・。)」



諦めかけていた気持ちに、小さな光が灯ってゆく

その光は、先程までの痛みや苦しみを忘れさせ、

逆にその痛みと苦しみは、祟りをおこした魂達のもの

なのだと感じる
ことができる・・・。


そこからの二日間は、自分でも驚くほど穏やかで、

ひとつひとつの言葉を呪解することができていた



そして・・・。



雪乃「・・・・


もう、言葉は出なかった・・・ただ、想いだけが

宙を待っている・・・



雪乃「(・・・皆・・・終わったよ・・・もう・・・

    苦しむことは・・・無いからね・・・

    でも・・・悔しいなぁ〜・・・全てを・・・

    救うことができなかった・・・

    姫が子を産めば・・・また・・・同じことが

    繰り返される・・・私の力では・・・

    全てを消し去ることは・・・できなかった。

    でも・・・もう・・・
。)」


意識が身体から、離れてゆく感覚がある・・・。

私は、そんな中、夢を見ていた


雪乃「(温かい・・・。)」


誰だろう両手で抱きしめられて・・・。

この温もり・・・覚えてる・・・お父・・さん・・・。


雪乃・・・よく頑張ったね・・・でも、もう少し

 ・・・もう少しだけ・・・頑張ってごらん・・・
。」


雪乃「(・・・ぐすっ・・・お父さん・・・。

    私・・・もう・・・お父さんのところに

    いっちゃ・・・おとう・・さん・・・
)」


もう少し・・・もう少しだよ・・・



チュン

    「チュン


優しい風が頬を撫ぜる



雪乃「・・・おと・・う・さん・・・



十八歳の春・・・祟りは鎮まり、私は生き残っていた




      
          続く・・・。




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原点へ・・・。・18

2019年02月20日(水) 8時00分
原点へ・・・。18



雪乃「ううっ・・・

   (どうしたら、此れ程の恨みを集める

    ことができるのだろう・・・
。)」


祟りを身に宿してハッキリとわかることは、

この祟りを起こしている人の想いは、

100や200の思念ではなく、もっと多く

強く陰惨な想いによるもの
だということだけは、

理解できる・・・。



この時代の祟りは、人の感情や想いが念となり

構成している・・・。

人の思念が織りなす法陣式のような存在

それこそが祟りの本当の姿でもあった



祟りをどのように視てとるかは、能力者の視え方で

決まってくるが、大きく2つのパターンで分かれている

一つは、万物を司る形状としての構成

もう一つは、数式に当てはめたような数の構成

どちらも同じことではあるのだが、視え方が違えば

その対策法も変わってくる・・・。

要するに、現代的に考えれば文系理数系の考えの差

に近い解釈をしてもらえれば分かりやすいかもしれない

文章の意味を書き換えるように呪解するのか

難解なパズルを解き明かすように呪解するのかは、

術者の腕に掛かってくる・・・。


しかし、祟りを認識できたとしても、必ず呪解できるか

どうかは、分からない

それは相手が、常に形代の身体を蝕み続け

一方向ではあるが、意識が働いている存在である

ということ・・・。


実は、そういった意味でも、形代となった者には、

大きなリスクが存在する

祟りを無理やり引き剥がし、身に受けることでの

副作用として、祟りの進行と効果が急速に上がる

という恐ろしいもの


だからこそ術者は、限られた時間の中で、

これらの方法で呪解ができなければ

待つものは、決まっていた・・・。



雪乃「(くっ・・・侵食が早い・・・急がないと・・・。)」



身体の中で虫が這っているような、嫌な感覚が常に

襲ってくる

体内の熱が上昇し、吐き気と動悸が交互に起こる・・・。

その間も、耳の奥に直接語りかけてくる恐ろしい声

こうやって、祟りを受けた者を、徐々に身体の中から

そして、心の内側から破壊しようとしてくる・・・。


雪乃「負け・・・ない・・・。」


意識が飛びそうになりながら、心が壊れ、

発狂しそうになるのを抑え続ける







          続く・・・。






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原点へ・・・。・17

2019年02月18日(月) 8時00分
原点へ・・・。17



祈祷も終わり、私の身体には祟りが

浸透してきている
・・・。



雪乃「(・・・こんなにも苦しいものなの

   この方は、平然としていたけど、

   きっと、かなりお辛かったのだろう・・・
)

   姫様・・・終わりにございます


女性「


立ち上がった女性は、自分の身体を隈なく見ている

そして・・・。


女性「なんと・・・なんということなのでしょう・・・。

   うううっ・・・これが、私の・・・本当の・・・


突然、両手で顔を覆う女性は、祟りが祓われた

自分の身体に戸惑いながらも、今までの苦しみを

振り返っているようにも思えた
・・・。


女性「ゆ、雪乃・様・・・本当に・・・ありがとう・・・


初めて会った時と比べ、別人のように温厚な面持ち

携えた女性がそこにいた



雪乃「姫様の憑き物は、私の中にいます

   もう、姫様に戻ることはございませんので、

   ご安心してお休みください・・・

女性「・・・雪乃様・・・お辛くは無いのかえ

   苦しくはないのかえ

雪乃「私は大丈夫です

   ささっ、こんな場所からは一刻も早くお出になって

   ください・・・後は、私が・・・。」


お付の者に支えられながら、社を後にする女性は、

何度も何度も頭を下げ、山を降りていった・・・。


人は苦しみの中、誰にもわかってもらえない孤独と、

救われない絶望に苛まれ、自分自身を見失ってしまう・・・。


そういった中、救いの手を差し伸べるということには

ただ単に病魔や祟り、呪いを祓うということだけではなく、

その人の苦しみや悲しみを理解し、心を救うことが

一番大切
なのだと気付かされることが多い・・・。

人が人を恨み呪い祟る・・・そのことで病魔に

侵される者
悲しみの淵に落とされる者

救われない心を持つ者が横行するこの時代には、

沢山の救いが必要だと心の底から感じていた


人が笑顔になってくれる・・・心が救われる

私は、この仕事に生きがいを感じていたのかもしれない

そして、それは自分自身をも救ってくれていた・・・。

人が幸せを感じる時、そこには自身の生きがいと救いが

同居している
のだということを、この時の私は、実感して

いたのかもしれない・・・。



ズキン


雪乃「くっ・・・さてどちらが先に根を上げるのか

   生き残るための戦を始めましょうか



祟りとの戦いが始まる・・・。





         続く・・・。




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原点へ・・・。・16

2019年02月16日(土) 8時00分
原点へ・・・。16



それから数日後


私の元へ、立派な興しに乗った、

依頼者が到着する
・・・。

輿から降りたその女性は、私のいる社の前で

お付きの者と話しているようだった


女性「・・・何と穢らわしい場所よ

   本当に、わらわは此処に入らねばならぬのか

お侍「はいここにおります、薬師でなければ、

   祟りを祓うことができませぬゆえ・・・。」

女性「はぁ・・・・致し方あるまい・・・。」


お侍様に説き伏せられ、仕方ない様子

社の戸を開く・・・。


戸の外から現れたその女性は、綺羅びやかな

出で立ちをしており、ひと目見て、高貴な家系の方


だとわかる・・・。



女性「わらわの形代は、お主か

   ・・・何と醜い・・・。」


同じくらいの年齢の女性は、何か汚いモノをみるように

頭を下げている私を上から見下ろしていた


雪乃「ようこそいらっしゃいました・・・。

   この度、姫様の形代を務めさせていただきます、

   百薬師の雪乃にございます


姫様と呼ばれたことがお気に召したのか

少し機嫌をなおされたその女性は、病魔を克服した

ばかりの私に気遣う素振りを見せる



女性「雪乃とやら、此度はよろしくのぉ〜

   上手く言った暁には、わらわから褒美をとらすぞ

   見たところ、年もわらわとそう変わらんようだ

   そうじゃ美しき着物をやろう

   少しは、見栄えも変わろう


はぁ〜・・・一番いらないものかも・・・

そう心の中でつぶやきながらも、天岱様を思い

感謝の言葉をのべる
・・・。


この後、私は女性を仏様の前に座らせ、女性を蝕む祟りを

その身に宿す祈祷
を始めるが、女性は病魔で皮膚がタダレた

醜い私
に触れられたくないようで、私もかなり気を使う

その上、病気がうつらないようにというお気持ちからか

距離をおく素振りも見せ、非常にやりにくい



そんな中、何とか祈祷を始める私は、女性の身体から

立ち上る祟りを見て驚愕する




雪乃「オン・・・バザラ・・・

   (なんて、禍々しいの・・・これは、私でも・・・。)」


周りの人には聞こえない声が、私の耳に木霊する・・・。


喰ろうてやろう・・・。

   「呪うてやろう・・・・。」

殺せ・・・殺せ・・・・。」

   「末代まで許さんぞ・・・。」


口にも耳にもしたくない沢山の声が、心を凍らせてゆく

この時の私は、身近に死を感じていた・・・。





          続く・・・。





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原点へ・・・。・15

2019年02月14日(木) 8時00分
原点へ・・・。15



禁精呪術医師のもう一つの仕事・・・それは・・・。



僧正「・・・雪乃・・・。」

雪乃「天岱様、そのままで・・・。」


寺院の東にある小さな小屋が私の住まい兼仕事場だ

ここなら、風が吹いて、私の病気が風に乗り

周囲に影響を及ぼくことは無かった・・・。


私は、訪れてくれた天岱様を中には入れず、

失礼ながらその場で話を進めてもらう



雪乃「中に入っては、病魔がうつりますので、

   お許しください
・・・。」

僧正「・・・・雪乃・・・身体はどうじゃ

雪乃「おかげさまで・・・今患っている病魔は、

   打ち消せそうです・・・天岱様・・・。

   今日は、何か


僧正「う、うむ・・・領主様からの言伝が

   あっての・・・お前の様子次第では、

   断ろうかと思っているのじゃが
・・・。」

雪乃「・・・お受けいたします・・・今の病魔が

   落ち着き次第でもよろしいですか


僧正「・・・雪乃・・・無理はしてはいかんぞ

   話を持ってきて、言えたギリではないのだが

雪乃「大丈夫です

   天岱様は、最後までこの仕事を反対してくれました

   ・・・そのお気持ちだけで十分理解しております

   ですから・・・私には気をお使いにならないでください
。」


天岱様に伝える声が弱々しい・・・。


僧正「・・・雪乃・・・



天岱様が持ってきてくれた仕事は、私にしかできない

仕事だった
・・・。

領主様の元に、隣国の偉い方から依頼が舞い込んで

来たとのこと・・・それは、形替え・・・依代としての依頼


禁精呪術医師は、病気を治す薬をその身で作ることだけが

仕事ではない

時には、祟りや霊障の類をその身に請け負い、浄化・除霊を

することもある
・・・しかし、私に依頼が来るときは、

大体が最後だ・・・。


霊能の力を有した者、神主、僧侶が、諦め生贄的に形代を求め、

使われる
のが、禁精呪術医師の持ち回り・・・と認識している


もちろん、そんな依頼がいつかは来るとわかっていたのだが、

いざ、受けるとなれば足が竦む

それでも私は、自分が何かの役に立つのであれば

そう自分に言い聞かせ、細くなってしまった腕に力を入れ、

依頼を請け負う




僧正「・・・雪乃・・・すまん・・・

雪乃「大丈夫で・す・・・。

   領主様からの依頼となれば、お受けしなければ・・・



時代か・・・当時、領主の願いは絶対・・・。

断れば、天岱様が罰せられ、村の年貢も高くなる

わかってはいるが辛い選択を、天岱様は強いられている


僧正「雪乃・・・辛ければ・・・


天岱様のやりきれない気持ちが流れ込んでくる


雪乃「天岱様雪乃は大丈夫です

   私にも、神様からいただいた、不思議な力があります

   きっと、相手を説き伏せ、成仏させてみせますから


精一杯の強がりだった


こうして、数日後

依頼者が、私の社へ到着する・・・





        
             続く・・・。




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原点へ・・・。・14

2019年02月12日(火) 8時00分
原点へ・・・。14



それから三年・・・私は基本となる修行を終え

初めて百薬師としての仕事にのぞむ・・・。

その時の驚きと苦しさは、今でも覚えている


禁精呪術医師の仕事は、単純にして過酷なものだった、

主な仕事は、病気の人間からその病気を取り出し、

自分に宿す
ことから始まる

その方法は様々で、患者の唾液や排出物からでも

摂取しなければならない
・・・とにかく、病気に

伝染ること、病巣を受け取ることから始めなければならない・・・。

病気に感染した後は、とにかく生き残る必要がある

禁精呪術医師が病を克服したあかつきには、

その血に肉に、その病気を治す力が宿り、その血を肉を

今度は患者に与えて、病苦から救い出す
・・・。

今の時代で考えれば、病気に対する免疫抗体

自らの身体で作り出すということになるが、

もちろん、感染した病気が必ず治るという保証もなく、

多くの薬師が命を失い、その危険性から禁忌とされていた。



雪乃「うううっ・・・・


身体が痛い・・・息ができない・・・。

あらゆる病魔から身を守り、乗り越える力をつけるための

修行を行ってきたが、その病気の苦しさ辛さ痛みは、

消えることはない


それらのことを一身に受け止め、とにかく生き残る

最初に乗り越えるべき病は、村を今でも襲い続ける

流行り病
・・・村の皆が苦しんでいる・・・。



雪乃「・・・私が・・・助けなければ・・・うっ

   ・・・・・・・お・とう・・さん・・・




この時の私は、自分が生かされている

意味を求めていた
ような気がする・・・。

人の痛み、苦しさ、辛さを身に纏うことで、

多くの人の心底を知り、救うことだけを考えながら、

同時に自分の心にある罪の意識や罪悪感を

誤魔化していたのかもしれない




その後、病を乗り越えた私の血肉は、

薬と称し、兵助達が上手く村人に配り、

流行病はその影を失っていった・・・


そしてこの後、口伝てに広がっていった噂が、

禁精呪術医師のもう一つの仕事を呼び込むこととなる






        続く・・・。




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原点へ・・・。・13

2019年02月10日(日) 8時00分
原点へ・・・。13



それからというもの・・・私は百薬師になるべく

仏門に入り、日々荒行に追われていた
・・・。

身体が悲鳴を上げるほどの荒行・・・それでも、

百薬師になるためには、必要なことだった

これらの修行では、修行中に亡くなることも多く、

この30年もの間、誰も行わなかったと言う・・・。


兵助「雪乃

雪乃「兵助・・・

兵助「もうやめろよ薬師になりたいんなら、

   俺と同じ修行をすれば良いじゃないか

   百薬師なんて・・・ただの自己犠牲じゃないか

雪乃「・・・兵助・・・それでも私は、百薬師に

   なりたいの
・・・。」

兵助「何で

雪乃「私は、生まれてすぐに死んでいたんだよ

兵助「

雪乃「今日みたいな、雪の日に・・・お師様が私を

   拾ってくれなければ、私はここにはいなかった

   占いも戦も・・・私は沢山の人に生かしてもらったんだ

   それなら、命を賭してまで守ってくれた人たちが

   私を生かしたことを悔やまないように誇れるように

   生きたいんだ


兵助「だからって、百薬師なんて選択は、間違っているよ

   お前は、もうこれ以上・・・不幸になる必要はないんだ

雪乃「・・・不幸・・・・・・。

   兵助私は不幸なのかなぁ〜

兵助「・・・す、すまない

雪乃「ううん兵助は優しいね

   でも、私のことを不幸とは思わないで欲しいんだ

   私は、幸せだよ

兵助「えっ

雪乃「不幸って・・・どこまで行けば不幸になるのかなぁ

   逆もそう幸せって、どこまで手に入れれば幸せなの

兵助「そ、それは

雪乃「キツく聞こえたらごめん

   でも、兵助から見て、私が不幸だと思うなら、

   兵助は、今、幸せなんだよ


兵助「

雪乃「人の幸、不幸も、見る人が変われば見え方が違う・・・。

   幸せも不幸も、誰かが決めるものじゃないと、

   私は思ってるんだ

兵助「・・・ごめん・・・そうだよな・・・。

   俺は、いつの間にか雪乃のこと、不幸なやつと、

   決めつけていたのかもしれない
・・・・それって、

   嫌なやつだよな

雪乃「ううんそんなことないよ

   兵助は、私を心配してくれたからこそ、その言葉を

   かけてくれたのは、十分伝わっているよ

兵助「それでも、俺は、今の自分の状況とお前の状況を比べて

   お前を不幸と言ってしまった
・・・・本当にすまん

雪乃「だから、いいって

   天岱様からも言われたけど、私は前世の業が

   深くてこうなった
のかもしれないって、言われたんだ

兵助「・・・業・・・そんな・・・。」

雪乃「でもね、私はそうは思ってない

兵助「えっ

雪乃「前世の業がそうさせているなら、世界は優しすぎるよ

兵助「お前・・・何を言って

雪乃「僧正様は、私の気持ちを気づかって、

   見えない前世に責任を投げてくれたのだと

   思うのだけど、私は、この15年間、

   沢山の幸せを沢山の人にもらったんだ

   それに、今でも生かされている・・・

   これ以上の幸せはないし、今の状況も自ら選んだ

   こと
だから、私は前世の業に今の状況をなすりつけて

   逃げるつもりはないんだ


   だから、私は今自分ができる最大限の力をもって、

   世界に人に恩返しがしたいと思ってる


兵助「・・・雪乃・・・お前は、強いな・・・

雪乃「へへへっ褒められちゃった

   ねぇ、兵助・・・。

   それよりも、人の幸せってなんだろうね

兵助「えっ

雪乃「最近、ずっと考えていたのだけど、私は、幸せって

   求めるものの先にあるのかなぁって思うんだ

兵助「どういうこと

雪乃「私は、自分の生きる道として、百薬師を選んだ

   それは、求めるものそして、私が百薬師になって

   はじめて人の役に立ったら、幸せになれる気がするんだ

   そこまで行くためには、色々な上手くいかないことも

   あると思うけど、それは不幸なことじゃなくて、

   ただの事象でしかないし、求めることをやめなければ、

   決して不幸にはならないと思う


   だから、私は自分の選んだ道を信じて進んで行きたい

   と思っているんだ

   それに、不幸なんて、自分が不幸と決めつけなければ、

   不幸にはならないし私が自分のことを不幸と思って

   いたら、いつまで経っても幸せにはなれないからね


兵助「・・・そうか・・・そうかもしれないな

   自分が不幸と思っている土台の上に幸せは積み上げられない

   ものなのかもしれないな
・・・まずは、自分を不幸と

   思う気持ちを消し去って、前に進まないといけないのかも

   しれない・・・なんて当たり前で、わかりにくいことなんだろ

雪乃「へへへっ私凄い

兵助「ああ・・・悔しいが



15歳の冬・・・色々な経験が導き出した答え・・・。

まだまだ、甘い考えかもしれないが、この時の私には

自分を支える答えとして、十分だったように感じる・・・・。





          
           続く・・・。
   


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原点へ・・・。・12

2019年02月08日(金) 8時00分
原点へ・・・。12



雪乃「天岱様・・・私は、この村に残りたい

   思っています・・・

僧正「しかし・・・。」

雪乃「わかっています村の人たちは、私の占いが

   災いを呼び込んだ
・・・わかっていたのに

   そのことを伝えず、村人を犠牲にしたと言う

   噂が流れていることも・・・。」

僧正「それでは何故

雪乃「・・・もう・・・逃げたくない・・・。」

僧正「

雪乃「どんな事を言われても、自分から逃げるのは

   もうやめよう
と決めたのです

僧正「雪乃・・・すまなかった・・・

雪乃「天岱様が謝ることではないです

僧正「いや儂らがあの時、村の者に伝えていれば、

   お前を苦しませずにすんだものを・・・

雪乃「いいえ天岱様やお師様・・・比治様は、

   私を守ってくれたのです

   ですから、そのことは後悔して欲しくない・・・

   私は、あの時守ってもらった分、天岱様には、

   守って良かったと思われるような生き方

   したいんです

僧正「

雪乃「私は・・・禁精呪術医師(きんせい)

   なろうと思っています

僧正「

雪乃「禁精呪術医師なら、ここに残ってもお山に入ることも

   許されますよね


僧正「し、しかし、雪乃昔の百済国の特殊な医師(くすし)は、

   通常の生活はできないのだぞ

   それでも百薬師(くだくすし)になると言うのか

雪乃「はいお願いします


私の真っ直ぐな決意の眼を見た天岱様は、

眼に涙を浮かべながらも承諾してくれた・・・


歴史上、誰にも知られず存在した医師・・・百薬師は、

確かに存在していた・・・今では伝説上の存在と言われ、

その凄惨な治療法から、技術を受け継ぐ者はいない・・・。





            続く・・・。
   


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原点へ・・・。・11

2019年02月06日(水) 8時00分
原点へ・・・。11



あれから一ヶ月・・・私に話しかける者は

ほとんど居なくなっていた
・・・それと同時に、

村には流行り病が流行・・・弱り目に祟り目とは

このことであった・・・。


兵助「大丈夫か

雪乃「うん・・・兵助は寝てないんじゃない

兵助「まあ、薬が足りないからな

   新しい症状の病は、何が効くのかが、

   わからない
から、仕方がないよ

雪乃「兵助は、偉いね・・・。」

兵助「そんなことは

雪乃「ううん偉いよ

   私なんか・・・人の眼が怖くて、毎日

   震えているだけ
・・・。

   私も、何か手伝えれば良いのだけど・・・

兵助「・・・いやお前は、まだ人前に出ないほうがいい

   人の噂もなんとやらだ

   もう少しおとなしくしていればきっと・・・。」

雪乃「でも・・・私は・・・

兵助「・・・・・わかった一度、僧正様に相談して

   みるから、待ってろ


雪乃「天岱様に

兵助「ああ師匠なら、きっと良い案を与えてくれる

   と思うから

雪乃「・・・う、うん・・・。」


兵助は、いつも私を気づかってくれていた

でも、その心が私には痛かった・・・


後日、天岱様が山から降りてきてくれた


僧正「雪乃・・・息災だったか

雪乃「はい

僧正「なかなか、来ることができず、すまなんだな

雪乃「いいえ天岱様がお忙しいのは、兵助から

   聞いていましたから・・・。」

僧正「そうか・・・そうか・・・。」


天岱様は、何かを言おうとしているが、

切り出せないでいた・・・。

天岱様が、私としばらく距離をおいていたのは、

忙しいだけではない・・・それは、私が一番よく

わかっていた


雪乃「天岱様話を聞いていただいても良いですか

僧正「お、おおなんじゃ、雪乃

雪乃「今からお話するのは、私の身の振り方です

僧正「

雪乃「私は・・・穢れた身です・・・。

   ですから、もう、神事を行うことができません

僧正「お主・・・わかって・・・

雪乃「はい


天岱様が私と会わないでくれた理由・・・それは、お立場上、

穢れてしまった私をいつまでも、ここに置いておけない


つまり、引導を渡さなければならない身であることだと

私は薄々気づいていた・・・。


僧正「雪乃・・・どうじゃ

   一度、村を離れてみんか

雪乃「村を・・・。」

僧正「そうじゃここには、もうお前を縛るものは

   何もない


   儂の知り合いに、小さいが問屋をやっている者がおる

   そこで、奉公しながら、普通の暮らしをしてみんか

雪乃「天岱様・・・私は・・・。」



次回、運命を分ける答えを伝えます・・・。





         続く・・・。






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原点へ・・・。・10

2019年02月04日(月) 8時00分
原点へ・・・。10



数日の時間が流れていた・・・

村は、徐々に復興の兆しが見えてきていた

しかし、田畑は荒れ、家を失った者、

家族を子を、親を失った者の心を回復させるには、

時間が足りなかった


失ったモノが多すぎる・・・。



子供「おねぇちゃん・・・何で神様は、

   助けてくれなかったのかなぁ〜




親を失った子供が問いかけてくる・・・。



雪乃「(こんな時、父ならどう答えてあげるのだろう)

   神様は、守ってくれたよ

子供「えっ

雪乃「君や他の人も私も・・・生きているでしょ

子供「でもとうちゃんは

雪乃「神様も直接は守ることができないんだよ

   (あの時、占いの結果を村の皆に伝えていたら。)

   それでも、多くの人の命を守ってくれた・・・。

   (神様は、前もって警告してくれていた・・・。)

   本当は、争いなんてなければ、こんなに奪われる

   ことは、なかったんだよ

   (私なんかを、守ろうとしたばかりに・・・。)

   神様は、皆に平等のお立場だから・・・。

   (人間の心の闇・・・。)

   奪ったのは、同じ人間であって神様じゃない

   (誰かのせいにしたい、何かのせいにしたい・・・。)

   奪った相手も、神様からすれば、守らなければいけない

   人間だったのだから

   (くっ・・・私は何を・・・。)

   それでも、私達は生かされたんだ

   だから、きっとやらなくちゃいけないことが未だ

   残っているんだと思う

   (私のやらなくちゃいけないことって)

   残された私達は、いなくなってしまった人の分まで、

   頑張って生きていかなくちゃいけないんだよ

   (生きること・・・それって、どういうこと何だろ)」

子供「う〜〜〜ん・・・よくわかんない

雪乃「そうだよね・・・わかんないよね・・・。

   私も・・・同じ・・・


ザッ



雪乃「

村人「雪乃

雪乃「

村人「どういうことださっき、お侍さんが

   話しているのを聞いたんだ


雪乃「えっ

村人「今回の戦が起こること・・・最初からわかっていた

   んじゃないのか


雪乃「・・・。」

村人「どうなんだお前・・・まさか

雪乃「ちが・・・

大内「こらっ

村人「お、大内様

大内「雪乃殿は、何も知らん

   この度の戦は、儂らが予想していただけじゃ

   人のせいにしたいのはわかるが、同じ苦しみを

   味わっている者を責めるなど、してはならんぞ

村人「・・・はい・・・。」


村人は、納得のいかない顔つきで、その場を後にする・・・。


雪乃「大内様・・・

大内「すまぬな他の者が口を滑らせたらしい

   今回のことは、お主のせいではない

   今後はこういった事が無いように、儂からも

   キツく言っておくので、許されよ

雪乃「・・・ごめんなさい・・・

大内「雪乃殿が謝ることではござらんよ

   気にするでないぞ

雪乃「はい・・・


心が痛い・・・私は、どうすれば・・・。


この日から、私に対する村人の目は、徐々に

闇をたたえた視線に変わっていっていた
・・・。




     
         続く・・・。





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原点へ・・・。・9

2019年02月02日(土) 8時00分
原点へ・・・。


どれ位、時間が経ったのだろう・・・

涙も枯れ果て、呆然としている私のもとに

いつも野菜を持ってきてくれたおばさまが

抱きつく




村人「雪乃ちゃん

雪乃「おばさま

村人「可哀想に・・・私が変わってあげられたら


おばさまは、私の代わりに沢山の涙を流してくれていた。

そして、お師様・・・父の最後を教えてくれた・・・。

父は、社へ連れて行かれた私を救おうと、必死で抵抗

してくれたらしい
・・・そして、他の村人を庇って

この世を去った
とのことだった・・・。

大内様達が到着する、ほんの少し前の出来事


雪乃「お師様・・・らしいね
  
   最後に・・・おとうさんって・・・

   呼びたかったな・・・


枯れたはずの涙が、また溢れる


兵助「雪乃

雪乃「・・・兵助

兵助「


兵助は、私の姿を見て、何があったのかを悟ったようだ


兵助「すまない

   俺、お務めで僧正様と出かけていて

雪乃「・・・大丈夫・・・いなくて良かったよ

兵助「くっ

僧正「お・お・・おお・・・雪乃・・・


僧正様が、私を抱きしめる


僧正「なんという・・・なんということじゃ・・・

雪乃「天岱様・・・お師様が・・・。」

僧正「ああ・・・わかっておる・・・儂が必ず

   神の元へ送ってやるから心配するな
・・・。」

雪乃「はい・・・



この時代・・・私の知らないところで、こういったことが

普通に起こっていたのだろう
・・・。

私は、この時代に何ができるのだろ・・・。

少しの時間の中で、世界が変わり続けていたはず

なのに、私は、そんな冷静な自分がいることに戸惑い、

蹂躙された村を眺めていた・・・。


大内「雪乃殿・・・こたびは・・・

雪乃「大内様・・・ありがとうございました・・・

   あなたが来てくれなければ、きっと、ここにいる

   全ての人は
・・・。」

大内「・・・・すまぬ


大内様の声は優しく、私を気遣ってくれているのが

伝わってくる


雪乃「・・・大内様

大内「何じゃ

雪乃「男の方は、どうしてあんなことで、おなごを

   制したと思うのでしょう


大内「・・・・。」

雪乃「あんなことでは、人の心は変わらないのに・・・。」

大内「くっ・・・雪乃殿・・・すまぬ

雪乃「ごめんなさい大内様に変なことを

   本当に、沢山の人を救っていただき、感謝して

   おります
・・・。」


私は深々と頭を下げ、フラフラと父の亡骸の元へ・・・。


雪乃「おとうさま・・・。」


固くなった手を頬に当て、あの暖かかった手の温もり

想い出す・・・。


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


神主「こら〜雪乃〜ま〜たイタズラしおって〜

         「美味いか雪乃沢山食べろよ〜

  「今日は寒いから、しっかり暖をとるのだぞ

         「よくできたな〜えらいぞ〜

  「ゆきの〜」  「雪乃〜



〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


雪乃」「雪乃


雪乃「はっおとうさま

兵助「・・・いや・・・すまない

雪乃「兵助 あれ私・・・眠って・・・。」

兵助「・・・すまないのだが・・・。」

雪乃「・・・そっか・・・お師様を送らないとね

兵助「・・・ああ・・・


人が人の命を奪う・・・。

そんな権利は誰にもない・・・しかし、この時代には

そういった事が、時間の流れとともに当たり前に

存在し
、それを知るものと知らないものがいるのだと

気づくことになった・・・。


私は、大切な人との最後の別れを経験していた・・・。




         続く・・・。





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原点へ・・・。・8

2019年01月31日(木) 8時00分
原点へ・・・。




真っ赤な甲冑を身に着け、大きな刀と

無精髭を携えた大男
・・・。

その甲冑が日に照らされて気づく

真っ赤な甲冑は、今、赤く染められたものだと・・・。



 侍「何だぁ〜ここは、神社か

神主「立ち去りなさい

 侍「ああ〜

神主「ここは、神の御前ですぞ

   これ以上の無法は、神罰が下りますぞ

 侍「神罰だぁ〜・・・くくくくくっ

   あ〜はははははははっ

   下せるもんなら、下してみせろ

   ほれくだせ〜くだしてみせろや〜

比治「お、おやめくだされお侍様

 侍「はぁ〜なんだ〜じじい

比治「ひっ


その男は、比治様の胸ぐらを片手で掴みあげる


比治「・・・・返せ・・・。」

 侍「ああ

比治「村を・・・作物を返せ〜

   皆の命を返せ〜〜〜〜


 侍「ほらよ


日に照らされ、鋭い光が走る


比治「ぎゃっ

雪乃「比治様


私は、真っ赤にそまった比治様を抱き起こす


 侍「そんなに返して欲しけりゃ〜、お前があの世に

   行って会ってこいよ
くくくくくっ

雪乃「比治様比治様

比治「ゆ・き・の・・・にげ・・・。」

雪乃「いや〜〜〜〜っ比治様比治様

 侍「・・・・ほほ〜っ・・・。」


侍の目線が雪乃に向かう・・・。


神主「なんという事を

 侍「おいお前らそこの神主とこいつらを

   黙らせておけ
ガッ

雪乃「いっ


いきなり、強く腕を締め上げられる


 侍「おいお前、巫女だろ〜

   俺のために、今から戦勝祈願をしてくれよ〜

雪乃「な、何をする


腕を締め上げられながら、引きずられ神社の中へ


 侍「くくくっ・・・お前に良いことを教えてやるよ

雪乃「

 侍「人に言う事を聞かす方法をな

   はははっまあ、これは女を制する方法だがなぁ〜


ビリビリ


雪乃「


そこからの私は、記憶が混濁していた・・・。

苦しい・・・悔しい・・・悲しい・・・色々な感情が

黒い渦のように巻き起こる
・・・。


ズザッ


 侍「ぎゃ〜〜〜〜〜っ


眼の前が、赤く染まってゆく・・・。


・・・・・・・・ゆき・・・どの

   雪乃殿


意識が戻った視線の先には、先程まで息巻いていた侍が

神棚へ頭を垂れるように倒れている・・・。


大内「雪乃殿しっかり

   申し訳ござらん来るのが・・・遅れてしまった

雪乃「・・・おお・・・うち様

大内「おおそうじゃ儂じゃ

   もう大丈夫じゃ全て片付けた

雪乃「かた・・・づけた・・・

   ・・・・ハッ


私は、乱れた着衣のまま、外へ飛び出す


雪乃「・・・そ、そんな・・・お師・・・様・・・

   ・・・あああっ・・・あああああ〜〜〜〜っ

   お・・・おとう・・・さ〜ん・・・・

   あああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜っ



声にならない叫びが、赤く積もる雪にこだましていた・・・。



     
          続く・・・。




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原点へ・・・。・7

2019年01月29日(火) 8時00分
原点へ・・・。


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・

ここからの3話は、少し辛いシーンが続きます

もし、苦手な方がいらっしゃいましたら3話分を

飛ばして「原点へ・10」から続きを読んで

いただけましたら幸いです

なるべく、ソフトにはしているのですが・・・

ご理解の上、読み進めるようお願いいたします

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・



雪乃「う〜〜〜ん今日もいい天気〜


皆がたわわに実った作物を、大切に収穫している

姿が印象的な朝

・・・それは突然、私の眼に姿を映した


雪乃「んっ


村の先・・・少し離れた景色が歪んで見える


雪乃「お師様・・・あれって・・・

神主「どうした


雲・・・いや、もっと激しく、もっと嫌な予感を

はらんだ色の空が膨らんでゆく
・・・。


雪乃「砂塵・・・

神主「雪乃 警鐘を

雪乃「は、はいっ


神社はこの村の高台に位置する

その為、村を一望できる神社には、

よく響く鐘が設置されていた


カーンカーンカーンカーンカーン


私は急いでその鐘を叩き、砂塵を巻き上げながら

近づいてくる存在
を必死に村人に教えようとしていた


村人は、各々の家族を連れ、家から畑から飛び出す

しかし、勢いを増した砂塵は、次々と畑を家を人々を

飲み込んでゆく・・・。


雪乃「あああああ・・・。」

神主「


眼の前の景色が・・・

美しい田園風景が・・・

笑顔のたえない人々の顔が・・・

歪められてゆく・・・。



雪乃「くっ


体の中から、今までに感じたことがないほど

黒く重たい感情が湧き上がる


神主「雪乃やめい


ぎりぎりぎりぎり


弓が悲鳴をあげながら、砂塵の主達を狙う


ドクン


雪乃「


想いとは裏腹に、体が動かない・・・


雪乃「(どうしてな、何で)」


呼吸が荒れ、力が抜けてゆくのがわかる


雪乃「(私は・・・私が・・・皆を・・・)」


自分の行いを客観的に見ている自分がいる

このまま、矢を放てば、どうなるのか

私の矢が・・・人の命を奪う

それは、あの者たちの行いと、どう違うのだ


雪乃「はぁ・・・ はぁはぁはぁはぁはぁ


息が苦しい・・・呼吸ができない


比治「神主様雪乃はぁはぁ

雪乃「比治様


村から何とか逃げ延びた人々が、神社に

なだれ込んでくる


私は、弓を空へ投げ捨て、息苦しそうな

比治様の元へ駆け寄る


雪乃「比治様 大丈夫

比治「ああ・・・大丈夫じゃ

   それよりも、皆が・・・村の皆が・・・

雪乃「


高台から見えるそこは、いつものそれとは

全く違っていた・・・

おびただしい数の人が、地に祈るように倒れている

その中には、昨日まで言葉を交わした者、

おねえちゃんと慕ってくれていた者の姿が・・・


雪乃「ううう・・・わああああっ


顔を両手で覆いながら、その手を地面に擦り付ける。


雪乃「ううううう・・・・・


突然、何かに気づいた私は、もう一度、

見るに耐えない景色を見渡す


雪乃「


砂塵の主が・・・いない


「おお〜おお〜あるじゃねぇ〜か〜

   ここなら、陣をはるのに、おあつらいむき

   だなぁ〜


神主「

村人「

雪乃「



嫌な予感と共に、それは現れた



         続く・・・。



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原点へ・・・。・6

2019年01月27日(日) 8時00分
原点へ・・・。




スパン


村人「おお〜〜〜


スパン


村人「また当たった

   本当に雪乃は、弓の名手じゃなぁ〜


あの祭事から三ヶ月・・・。

私は師匠に教わっていた弓の練習に力を入れていた



雪乃「(私が、みんなを守るんだ・・・。)」


14歳の私には、あの日の兵助の言葉を飲み込むことが

できなかった・・・人に伝えることができない

苛立ちは、いつしか、自分が皆を守るという

強引な考えでネジ曲げ、自分を保っていたのかも

しれない・・・。



「おお〜雪乃殿

   なかなか、見事にございますなぁ〜

雪乃「これは、大内様いらっしゃっていたのですか

大内「うむ 村の地の理を覚えておきたくてな

雪乃「そ、そう・・・ですか・・・。」


この大きな男性は、この地を統べる城主の元、

侍大将として名を馳せていた方だ

大内様は、農民の出ということもあり気さくな方で、

僧正様の進言により快くこの地を巡回してくれていた


そんな大内様が、私に耳打ちをする


大内「(そんな顔をするな〜備えあれば憂いはなしじゃ

    心配せんでも、戦は起こらんよ

    今のところ、そういった動きもないでなぁ〜
)」

雪乃「(ほ、本当でございますか)」

大内「(ああ本当じゃそれに、儂らがついておる

    安心して神事を務められよ
)」

雪乃「(ありがとうございます)」


抱えきれない不安・・・不穏な占い結果を導き出した

という罪悪感
から、押しつぶされそうな心を、

救ってくれる大内様も言葉は、今の私には唯一の光に

感じていた



大内「ところで雪乃殿今度、儂と弓で勝負してみんか

雪乃「勝負ですか

大内「ああ

雪乃「くすっわかりました

   しかし、勝負となれば、私も本気でお相手しますが

   よろしいですね

大内「おお〜くわばらくわばら

   神弓の巫女の本気となれば、儂も心してかからねば

   ならんなぁ〜がはははははっ

村人「おお〜これは見ものだぞ〜

神主「コレ雪乃大内様に何ということを

大内「よいよい儂は、本当に雪乃殿の弓が好きでのぉ〜

   武人として、一度お手合わせをしたかったのじゃ

神主「しかし、大内様本日は

大内「おおそうじゃった

   天岱殿を待たせてはいかんかったなぁ〜

   残念だが、雪乃殿勝負はお預けじゃ

雪乃「はいまたの機会に

大内「ではな


そう言うと、お師様と大内様は、社へと入っていった・・・。

僧正様もいらっしゃっている・・・中で、一体どんな話が

気になってはいたが、盗み聞きできるわけもなく、

私は黙々と弓を引いていた

   
そんな毎日が続き、田畑が黄金色に輝く頃、

それは何の前触れもなく近寄ってきていた
・・・。




         続く・・・。


透明「みなさんにお知らせです

  ここからの、3話は、少し辛いシーンが続きます

  もし、苦手な方がいらっしゃいましたら3話分を

  飛ばして「原点へ・10」から続きを読んで

  いただけましたら幸いです

  なるべく、ソフトにはしているのですが・・・

  何卒、ご協力のほど、お願いいたします

  





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