旅行、前髪、梅干part4

August 12 [Thu], 2010, 14:21
ちっくしょおおおおおおお!!

タイムリミットや!!

ということで区切っていきます。今日のこのせつです。

明日からコミケですね・・・


お金もないし、一緒に行こうというお誘いもないし、午前中仕事だし、の3拍子がそろっているので恐らく私は行かないかな・・・

うーお盆かー午後は暇やなー!


・・・まぁ諸事情は置いとい、て。

行きましょう。

このせつSSの続きです。

どうじょ!


・・・・最近、韓国からの検索が多いみたです。
・・・・びっくり。

かちゃかちゃと食器を洗う音が部屋に響いている。


もう十分だ、後はもう出来るから、と止めど彼女はダメの一点張りで家事を次々にこなしていった。一度言ったら聞きはしない。彼女は、頑固なんだ。


ベッドを背にして両の膝を抱えながらうずくまる。
口の中にはネギと、豆腐だけのシンプルな味噌汁の余韻が広がっている。記憶に残る、京都の屋敷で飲んだお味噌汁と同じ少し薄目な味付け。母様が作ってくれていたものに凄く似ていた。
ウチが麻帆良に行っていなくなっていた間に、母様から教わっていたのだろうか?神鳴流のお師匠様が同じような味になるように教えていたのだろうか?それとも単に彼女が味噌汁を作っていくうちに母様の味に近くなっていったのだろうか?

・・・もし前者なら羨ましい。


ウチは教わりたくても・・・麻帆良にいたから。
母様から・・・教われなかったんだもん。


「お嬢様?いかがなさいましたか?」
「ん?いや、なんでもあらへんけど?」
「そうですか?・・・」


ときどき、彼女のことが羨ましくなることがある。
彼女は、ウチの知らないことをいっぱい知っている。
今だって、ウチが少し気持ちが落ちそうになっただけで彼女は気がついた。両膝を抱えてるから、表情なんて上手く見えないはずなのに。彼女は、ウチのわずかな心の変化でさえ、わかる。


ウチにおなじことやれ・・・言われても・・・そんな自信なんて、ない。


「お嬢様。」
「ん?・・・」
「どうしました?そんなに家にいるのが嫌でしたか?それとも御飯が口に合いませんでしたか?・・・それとも私と2人きりなのが嫌でしたか?」
「ううん・・・」


手をタオルで拭きながら、彼女は隣へやってきた。
最後の質問は少しズルイ・・・なんて思いながら首を横に振って否定の意を示す。
じゃあ、なんですか?貴女らしくないですよ?
そんな問いにせっちゃんが羨ましいから、なんて返せるわけもなく、膝を抱えたまま、ウチは沈黙を貫く。


「ふぅ・・・私には言えないような悩みでも、あるんですか?」


彼女は一言にどきりと胸の奥に何かが走った。
本当に彼女は、ウチのことが分かるんだ・・・
ずるいな・・・本当に・・・ずるい・・・

そんなこと考えていると彼女はウチが膝を抱えている腕を片方とって、そっと手を握って来た。


「じゃ・・・せめて・・・お嬢様の悩みが早く解決しますように。」


さっき何かが走った胸の奥に黒いものが重くのしかかってきた。
確かに、彼女に言えるような悩みじゃあない。だけど、彼女抜きには解決するようなことでもない。彼女のことを彼女のように知りたいのに、彼女を外においてけぼりにしていく。
違う、違うの!・・・そう思えど、言葉に出来ない。あともう少しで、伝えらるのに・・・口に出せない。


そんなウチの中で膨れ上がっていく思いは、眼から形となって零れ落ちて行く。



「わわっ!お、お嬢様!?す、すいません!私が手なんか握ったばっかりに!」


急に涙を流しだしたウチを見て、彼女は自分が悪かったと思って手を離して一歩飛びのいた。


やだ、違う!・・・手を伸ばそうとしても、届かない。
だめ、離れたくない・・・
そう思ったウチは、地面を蹴って、飛びのいた彼女の胸へと飛び込んだ。


〜つづく〜
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春雪
このせつはどうも!

感想書きます。

『見せたいもの〜Final』
メガネっ子木乃香とは、また萌え所をついてきますねw
しかしながら、そのオシャレを理解していない刹那の慌て振りがコミカルで面白かったです。
乙女心わかっちゃいない刹那でも、木乃香の飲みたいものは分かるのですね。ジュースを購入する音は結構大きいと思うのですがそれにも気付かないとは…木乃香は相当滅入っているようです。
そんな木乃香に心底優しく尽くす刹那が素敵ですね。甘過ぎるくらい甘い…でも、しっかりと叱る時は叱るのですね。良いと思います。

しかしながら、メガネを書きたいがためにSSを作るとは…お見それ致しました。
毎日書くのは大変でしょうが頑張って下さい。

今回はここまでで失礼します。

August 12 [Thu], 2010, 19:23
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