銀河、商店街、夜空〜商店街〜

July 19 [Mon], 2010, 0:51
Yeah!!

このせつはどうも!!

毎土このせつ企画SS!!

お題「銀河、商店街、夜空」のその2です!!

追記からどうじょ!!

最後に、コメ返です!

古の時代を感じさせる趣のある商店街。
そこを行きかう人々の隙間を縫って先へ進む。
梅雨が明けた夏の日差しは、容赦なく降り注いでじわりと滲んでいた汗は球となって頬を伝い、灼熱の地面へと落ちて行く。


「せっちゃーん。」
「お嬢様、はいどうぞ。」
「うん、おおきに。」


私たちは今、京都に帰省している。
幼い頃お嬢様が使っていた部屋でアルバムを引っ張り出してあれだこれだと楽しんでいたら、「思い出を振り返るのは夜でも出来ますからお天気がいいですしせっかくだから街で遊んで来てはどうですか?」と長に言われて、そうだねと2人で一緒に街へと繰り出した。


「ひゃわぁ・・・おいしーなぁー!」
「そうですね・・・京都の夏は暑いですしね・・・」


和菓子屋の店先の木の小さなベンチ。
そこで休むお嬢様の隣にはむっと食べながら腰掛ける。。
喉をひんやりとした感触が流れていく。
宇治の抹茶を使ったソフトクリーム。
ほんのりとした苦みが返って甘さを引き立てている。


「んもぅ・・・それもあるやろおぉけどぉ・・・そんなんとちゃうー!」
「え?じゃあやっぱり、地元だからですかね?」
「・・・んもぅ!」


くるりとまわってお嬢様は後ろを向いた。
なんか気に障ることでも言ってしまったのだろうか?
横目で様子を伺えど後ろ姿ではまったくわからない。
ふぅ、と一息ついて私もくるりとまわる。


「お嬢様。」
「ふん!・・・」
「もう・・・何拗ねてるんですか?ほら、口についてますよ?」


ポケットからハンカチを取り出して彼女の口を拭う。
思わずんにゃ、と声をもらす彼女の横顔はいつになく子供っぽかった。


「ありがと・・・」
「どういたしまして。」


ハンカチをしまいながら笑みを返す。
むすりとしていた彼女だけれどどこか笑ってくれた気がした。




それに気が緩んでしまっていたのだろうか?
地面に何か物が落ちる音がした。
ふと足元に目をやると、緑色の塊が地面を濡らしていた。




「あ、ああ、あああ!?」




私の、ソフト・・・クリームだった。


お嬢様が休憩がてらに食べたいとおっしゃったので買ってきた。
のだけれど、実はこのソフトクリーム。修学旅行で初めて口にして以来、もう一度食べたいとずっと思っていた品だった。
それが一瞬のうちに無に帰してしまった。


「ぷっ、くく。」


すぐ横で聞こえる謎の音。
足元からお嬢様の方へと顔を向けると、いつの間にかお嬢様が私に背を向けていた。
ぴくぴくと震えるお嬢様。
音の正体はすぐにわかった。



「お、お嬢様ぁー!!」
「せ、せやかて・・・」


後に続く言葉は、笑いをこらえる声に変わった。
そんなにも、私の失態はおかしなものなのか?それとも私が残念がっているのがおもしろいのか?
ずっと楽しみにしていれば当然のことなのに。


お嬢様にも、同じ気持ちを味あわせるべくしてお嬢様の正面へと回りこむ。
しかし既にお嬢様の手の中にソフトクリーム姿はない。
ハムスターのように膨らませた頬の中に消え去ってしまったのだ。


「んぐぅ・・・ふぅ・・・残念でしたー」
「く・・・」


へへへ、と彼女が笑った。
悔しい。なんか悔しい。
勝ちとか負けとか、別に勝負じゃないからそんなものあるはずないのに。
体中を敗北感が走り回っていく。






泣きたい気持ちを押さえながら、私は俯いた顔を上げた。



「ま、しゃあないな。無くなったもんは。」
「まだ・・・です。」
「へ?」




まだです。




何が?そんな顔をするお嬢様の眼を見ながら私はハッキリと答えた。
そして―――




―――ぺろり―――


「ひゃう!?」


急いで口の中へ放り込んだため、再びお嬢様の口元には緑色のものが付着していた。
それを一舐めしてやった。



やった。



お嬢様、破れたり。




・・・頬を赤く染めたお嬢様を尻目に、私は小さくガッツポーズを上げた。





〜おわり〜


・・・・このあとせっちゃんが赤くなったのは、言うまでも無し。

遊瑠さんから「逆転せっちゃん」との要望があったのですが、私がセッキョクセッチャンアマアマでいいですかと尋ねてみたところそれでいいということなので、そうしようとしたのですが・・・

これ、逆転・・・ですよねwww




Dear春雪さん
このせつはどうも!
>才能
さ、才能なんてないですよぅ!私の文章力は一年間毎日書き続けてようやく、身について来たものです!(開設当初から見るとよくわかります。)
・・・・と一応言っておきますねー
さて・・・今回はこのちゃんに甘えさせたかったんです!
でもせっちゃんは・・・動ぜず・・・w
100の質問は書いてて長かったですww
た、確かに読むのも大変・・・
(携帯の場合だと特に辛いだろうな・・・)
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました!

コメント、ありがとうございました!!
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春雪
このせつはどうも!

ぽんさんはお題を一つずつ消化していくのですね。

京都へ帰郷してアイスを食べながら和んでいる様子が、本来の二人の姿だと思うと素敵ですね。
あぁ…アイス(´A`)
もう一つ買うという選択に至らなかった刹那が面白いです。
ぺろり…って。…えっち。
二人は付き合っているのですか?そうでなければ「奪っちゃった(てへぺろ」的な感じになっちゃいますよ!
破廉恥な!←

ですが、とても萌えましたw

ありがとうございました!

July 19 [Mon], 2010, 12:08
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