中央アジアの盟主は?

2005年12月21日(水) 21時02分
中央アジアというテリトリーを指すとき、通常含まれるのはウズベキスタン(UK)、カザフスタン(UN)、キルギスタン(EX)、タジキスタン(EY)、そしてトルクメニスタン(EZ)の5カ国です。

今、カザフスタンの旧首都アルマトゥイにいます。市場経済化への移行度合いは、普段私が駐在しているウズベキスタンに比べ、一馬身半から二馬身程度は、あるいは人によってはもっと先を行っていると評価しえるでしょう。

空港は目隠しされて連れてこられたら、どこかヨーロッパの中堅都市のそれと言われても納得してしまうほど整備されています。街中の消費文明(お店の多さ)、通りを走る車種、両替所の数や換金の自由さなど、目に見える部分だけでなく、人々のビヘイビアにもそれらが現れているように感じられます。

私が相手にするのは役人であることが多いのですが、ウズベキスタンに比べ、情報の公開度が高く、自信に溢れているように見えます。石油部門が牽引する好調な経済に裏打ちされた自信ではありましょうが、他方で自分たちの問題点が何であるかを自覚している。ビジネスライク過ぎるという指摘もあるようですが、確実に中堅国への仲間入りを果たしつつあります。

2030年までにGDPを現在の3.5倍にする国家発展プログラムを採択、先に圧倒的な得票率で再選を果たしたナザルバエフ大統領は、まさに生き馬の目を射抜く勢いで国づくりを完成させつつあります。もちろん、20数年前のチャイナウォッチャーが現在の中国湾岸都市の、同じく当時のソ連ウォッチャーが今日のモスクワの発展ぶりを予想だにしなかったように、中期的に見てウズベキスタンとカザフスタンのどちらが豊かさを誇っているか、判らないのではありますが。
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