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大和悠河が“写楽”役? 謎の絵師を題材にした新作ミュージカルが開幕 / 2010年04月08日(木)
鮮やかな作品群と謎に包まれた生涯によって、今も我々を魅了し続ける浮世絵師・東洲斎写楽。たった9か月の活動の後、忽然と消えたこの天才絵師をモチーフに、表現者たちの葛藤と苦悩を描いたオリジナルミュージカル『戯伝写楽』が4月7日、青山劇場で開幕した。脚本は劇団☆新感線の座付き作家、中島かずき。演出は独自の美意識で小劇場から商業演劇まで手掛ける荻田浩一が担当。劇団☆新感線出身で今やミュージカルでも人気の橋本さとしと、宝塚歌劇団を退団後これが女優2作目となる元トップスター大和悠河を芯に据えながらも、中島の圧倒的な筆致を生かした骨太な作品に仕上がった。

ミュージカル『戯伝写楽』の会見写真

寛政5年の江戸。お調子者の能役者・斉藤十郎兵衛(橋本)は偶然、流れ者の絵描き・おせい(大和)と出会う。浮世絵師・喜多川歌麿(小西遼生)が版元の蔦屋重三郎(山路和弘)と組んで大流行となっているのを知った十郎兵衛は、おせいの絵を自分のものと偽り蔦屋に取り入ることに。写楽という雅号も得、まんまと大儲けをする十郎兵衛と友人の与七(東山義久)。そんな彼らをよそに楽しげに次々と絵を描き続けるおせいだったが、ある日“写楽”の絵を目にした鉄蔵(葛山信吾)が訪ねてくる。なじみの花魁・浮雲(ソニン)も「“写楽”に私を描いて欲しい」と十郎兵衛に詰め寄るが……。

時代劇とはいえセットは最小限にとどめられ、タンゴ、ボサノバ、サンバと多彩な音楽が舞台を彩る本作。調子よく世の中を泳いでいるように見えて実は空ろな心を抱えている十郎兵衛と自分の絵に自信が持てず逡巡を繰り返す鉄蔵。舞台では、彼らの姿を通して普遍的な表現者の相克が描かれていく。グイグイと観客を引き込むダイナミックな筆致は中島の真骨頂だが、特筆すべきは大和演じるおせいの造型だろう。憑かれたように絵を描き散らし、微笑みながら死もエロスも飲み込んでいくおせいの姿は、“写楽”という覚めない夢を表して圧巻。大和の無垢さと、それを受け止める橋本の温かい存在感、さらにプロデューサーとして表現者たちに賭ける蔦屋役・山路の清濁併せもつ表情も印象に残った。

4月6日の公開舞台稽古前に行われた会見では、「写楽はこういう人だったのかな?というのをお客様と一緒に追いかけたい」(橋本)、「見終わって爽やかな気持ちになれる作品」(大和)、「歌って踊ってパワーのある舞台になりました」(葛山)、「歴史上の人物も登場するので、そちらの楽しみ方も」(ソニン)と口々にオリジナルミュージカルへの想いを語ったキャスト陣。実力派キャストとスタッフによる舞台の醍醐味を、ぜひ本作で味わって欲しい。

4月17日(土)まで東京・青山劇場にて上演。その後4月24日(土)・25日(日)に大阪・シアターBRAVA!にて公演。チケットは発売中。

取材・文:佐藤さくら

【4月7日17時47分配信 @ぴあ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100407-00000003-pia-ent

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