最近読んだ本

September 20 [Wed], 2006, 13:39
卒業式はマリファナの花束を抱いて  伊藤たかみ
ジャージの二人  長島有
運命の鎖  北川歩美
鬼女の都  菅浩江

「卒業式-」は、なんか賞獲った(笑)伊藤たかみのもの。
ハイ、パスいち。
ドラッグが日常のお話には、なんのリアルも感じられない人間なもんで。

長嶋有の過去作も、飽きてきた(笑)。
いやぁ「夕子ちゃんの近道」が衝撃すぎたせいだ。
アレを期待すると、なんにも出てこない。
なのでこれからの作に一縷の望みを。

北川歩美は、デビュー作からずっとワタシの期待を裏切らないミステリ作家。
新作を心待ちにしてる作家の一人なんだけど、待ってると新刊はなかなか出ないんだよね。
あと若竹七海とか。
スキなんだけどな、若い女のヒトが書くミステリ。
「運命の鎖」も2時間で読んじまったよ(味わうということが出来ない)。
薄すぎた。
次も待ってます。

さてさて。
菅浩江の「鬼女の都」です。
このヒトは前にタイトル買いした時アタリだったので勇んで読んだのですが。
今回のはミステリ。
京都が舞台の。
どろどろなこてこての京都モノ。
そして生理的に受け付けられない記述が二つ。
一つは主人公の女の子が使う「ボク」という一人称。
あと彼女のことを周りの人間が呼ぶ時に使う「○○クン」という呼称。
ぞぞぞぞぞぞ。
だめだめだめだめ。
ハナシの前半はその箇所に拒否反応を示してなかなか読み進められませんでした。
後半はなんとか慣れましたが。
てか、菅浩江は京都人なんだけど、なんか京都に思い入れが強すぎて、ほんまに京都人はこんなこと思って生きてるんやろか、と。
確かに京都人はプライドが高いし、東京都なんて「東の京都」ってくらいにしか思ってなくって日本の都は京都だ(った)っていう過去に必死でしがみついてる感はある。
京都弁喋らない人間を小ばかにしてる感じとか、京都のうわっつらだけに憧れて本当のところなんにも知らない人間を軽く軽蔑してるのだって、よく判る。
でもなぁ。

今の御所が実際の場所から移されたっていうのはワタシでも知ってたけど、五条大橋までもがそうだとは知りませんでした。
ほな、あそこにある義経と弁慶の像はなんやっちゅうねん
それらしくしとけば観光客は喜ぶやろから、っちゅう京都人の傲慢さにしか見えなくなってきた(笑)

それにしても法月綸太郎が名前出してたり、うしろに「京都在住の推理小説家たちに薦められて書いたモノ」みたいに書いてあって、その京都在住推理小説家が気になっていろいろ検索してみたらば。

(参照)
http://homepage2.nifty.com/aleksey/LIBRA/kasai_higasi.html

法月と綾辻行人に代表される京都大学推理小説研究会の卒業生の派閥があるんだね。
そしてその上にいる大ボス。
↑この記事読んで、一気に印象悪化。
その大ボス(ここでは名前出さないけど、上の記事読めばすぐ出てくる)に取り込まれた有力推理小説家たちで作ったのが有栖川有栖代表の本格ミステリ作家クラブですよ。
有栖川有栖大好きなワタシはもちろん「本ミス」も「このミス」と同じくらい信じてたんだけど、それがまーもーいっぺんに覆ってしまいました。
「文壇に冷酷な」(笑)森博嗣までが取り込まれてるとは!!

やっぱ、文壇にもそういう政治的なことってあるんだね。
全然知らなかったよ。
ショック。
いや、別に作家さんはいい本書いて出してくれたらそれ以外は何しててもいいんだけどさ。
その政治的な力の加減とかで、ワタシの好きな作家さんの本が世に出なくなるようなことがあれば、それはもう許せませんよ。

上の記事の中にいっちょも名前が出てこなかった東野圭吾の無事を心から祈るばかり。
(彼は協会にもクラブにも入ってないのかな??直木賞獲れなかったのももしかしてそのせい!?)
とかいろいろ妄想してみる。

あ、直木賞受賞後第一作出ましたね。「赤い指」
いえ、もうとっくにですが。
今日やっと図書館で予約してきました。
むっちゃ待ってる人多いみたいで、さー何ヵ月後にワタシのところへ回ってくるかしら〜〜。
「容疑者X」はやっと書架に並ぶようになりました。
やっぱりワタシのベストオブミステリは東野圭吾。
「このミス」の2005年版もやっと見つけたので、これからじっくり耽読します。
  • URL:https://yaplog.jp/triple-hiro/archive/375