イタリアンな新年会

January 30 [Mon], 2017, 12:20


仕事の相方、ファブの家で新年会をしました。

息子が受験の追い込みで大変なときに、遊んでいて、と思わないでください。

ご招待したのは、大手出版社「B」の編集者と重役の方。打ち合わせと、営業の意味もあるのですよ。半分は仕事。

といっても、ファブの極上の料理が食べられて、おいしいワインも飲めるので、楽しみにはしていたのですが。

上の写真は、赤カブ、ニンジン、オリーブなどを使ったアンティパスト。

ここの家の野菜は、全て有機無農薬栽培の、オーガニック野菜です。

食べるときには、オリーブオイル、塩、白ワインビネガーに、ケーパー、十種類近くのハーブを加えた特製ドレッシングをかけます。

こちらは、ダイコンと京人参、セロリのアンティパスト。



これも有機無農薬ですが、買ってきたのではなくて、ファブの長女・ルドちゃんと長男、レオくんが、四国の知り合いの農家さんのところに農業体験に行って、自分で収穫してきたものだそうです。

ちなみに、彼の子どもたちは、ハリウッドの女優、俳優にしたいような、超美人さん&イケメンくんです。レオくんは、うちの息子と同い年。

でも、レオくんはインターナショナルスクールなので、息子のような受験はなく・・・ちょっとうらやましい。



こちらは、グリッシーニにパルマ産の生ハムを巻いたもの。それから、自家製パンの上に、マスカルポーネチーズで作ったペーストと、キャビアを乗せたもの。



キャビアというと、当然ロシアのカスピ海産だと思いますが、このキャビア、なんとイタリア産!キャビアの親であるチョウザメが近年激減したので、今イタリア国内でのチョウザメの養殖が急増していて、卵や稚魚を、カスピ海に持って行って養殖する、という実験も行われているのだとか。

そしてこちらが、アンティパストと一緒に飲んだワイン。



「イザベッラ」の、「マルヴァジア・セッコ・カステッリ・デル・ドゥーカ コッリ・ピアチェンティーニ DOC 2015」です。ブドウはマルヴァジア・ビアンカ100%。

青リンゴのような香りの高い白。口中では、フレッシュな酸味とミネラルが絶妙のハーモニーを奏で、エミリアの丘を吹き抜ける春の風のような、爽やかなワインでした。



次の一皿は、ラザニア。これは絶品!一番上の層はパリッとしていて香ばしく、その下はまったり、しこしこ。正直言って、ラザニアというものがここまでおいしいと感じたのは、初めてでした。



ただし、生クリームなどは一切使わず、牛乳と小麦粉だけをベースに作ったベシャメルソースを使っていて、ひき肉も、赤身だけの牛100%なので、見た目より軽くて、とても食べやすく、食べ飽きない味でした。

本当はおかわりしたかったけれど、残った分が、ルドちゃんとレオくんの夕食になると聞いていたので、遠慮しました。

一緒に飲んだワインはこちら。サンジョヴェーゼですが、トスカーナのものではなく、アドリア海沿いの、エミリア・ロマーニャ州、リミニ近くで採れたブドウを使っています。



「ネスポリ」の、「サンジョヴェーゼ・プルニェート・ロマーニャ DOC 2012」です。

ブドウ品種はサンジョヴェーゼ100%ですが、このブドウのイメージからくる、しっかりしていながら優美な酸味が立った感じではなく、かといってタンニンの厳格さも全くなく、まるで、ビロードのようになめらかで、石清水からつくったような、きれいなワインでした。

そしてメインのお料理は、こちら。豚フィレ肉のスペッツァティーノ、焼きポレンタ添えです。



スペッツァティーノというのは、小さめの角切りにしたお肉を煮込んだ料理。今回は、乾燥ポルチーニきのこを戻したものと一緒に、6時間もコトコト煮込んで作ったそうです。

口に入れると、ホロホロとろけるように柔らかい肉に、ポルチーニきのこの深い味がしっかり沁みこんでいて、これまためちゃくちゃ美味い!

普段ファブは、日本人から「日本のイタリア料理店で、今まで食べた中でどこが一番おいしいですか?」と聞かれると、「自分の家!」と豪語しているのですが、それも決して大げさではないのが、あたらためて実感できます。

メインと一緒に飲んだ「真打ち」のワインはこちら。



ヴェネトの高級ワイン、アマローネの名手のひとつ「アッレグリーニ」の「アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ DOC 2003」です。アマローネは、現在は格付けがDOCGに昇格していますが、このヴィンテージのころはまだDOCでした。

グラスに鼻を近づけただけで、黒い果実をコンポートしたような香りに、スパイシーなニュアンス、それにクルミやアーモンドのような気配が混じって、どっと押し寄せてきます。気が遠くなりそうなくらいに、深く心地良い。

口に含むと、堂々たるボディに、ほのかな甘みを伴った渋み、苦み。でも14年の熟成を経ているせいか、とがったところは一切ありません。そして、きわめて複雑なミネラル味。目を閉じてみれば、どこか深い森の中にでも迷い込んだかのような、しんとした感動に包まれます。まさに、瞑想を誘うワイン。

最高の料理とワインに満足して、もう帰りたくなりますが、まだまだ宴は続きます。

とりあえず食後の果物が出て・・・・。



それと、私がお持たせにした、こちらのワインを一緒に飲みました。



「カ・ロイェーラ」の、「ロザート・モンテ・デッラ・グアルディア・ガルダ IGT 2015」です。

ファブは、素人がブラインド・テイスティングをすることにあまり良い顔をしない人なのですが、興に乗れば、自分自身はたまにブラインド・テイスティングをしてくれることがあります。

今回は、自分の料理が大好評で上機嫌だったので、このワインをブラインドさせてみました。

結果は・・・なんと、ちょっと香りをかいだだけで「ロンバルディアのメルロ主体のロゼ。多分、メルロ70〜80%で、残りはカベルネ・ソーヴィニオンだね」と。

ブドウ品種なんて、もちろんラベルのどこにも書いてませんし、非常に珍しいワインなので、ファブもいままで飲んだことはないと思われ。資料を読んだ私だけが、真実を知っているはずだったんですが。

ロゼのブラインド・テイスティングがどれだけ難しいかは、ワインを知っている人ならわかると思います。まだ口に入れる前に、ちょっと香りを取っただけで、ここまでドンぴしゃりに言い当てるのは、ちょっと寒気がするくらいのこと。B社の役員で、ワインにはとくにうるさいので有名なIさんも、あ然としていました。こいつ、本物の天才か・・・。

ともあれ、ワインはおいしく頂きました。博多のあまおうイチゴと、とくによく合った気がします。

それから、ドルチェにティラミスが出てきました。

とてもかわいい見た目だったので、写真を撮っておくべきだったのですが、どうやら飲み過ぎてしまったらしく、ここから先の写真がありません。ごめんなさい。

このティラミスも、生まれてこの方食べたティラミスの中で最高の一品!下のスポンジには、マルサラ酒がたっぷり含まれていて、上のマスカルポーネとチョコレート部分は、控えめで品の良い甘さ。上にちょこんと乗ったダークチェリーは、ブドウの搾りかすから作ったイタリアのスピリッツ、グラッパに漬けてありました。

味は最高だったのですが、ご一緒した編集者のFさん(女性)には、グラッパに漬けたダークチェリーが、ちょっと刺激が強すぎた様子でもありました。

これと一緒に、微発泡ワインの、ランブルスコ・レッジャーノを飲んだのですが、もはやよく憶えておらず。写真もなく。

私と、ファブの奥さんのアレッサンドラと、Fさんと、三人で食後のエスプレッソ・コーヒーをいただいている間に、ファブと、B社の男性二人は、庭に出て葉巻を味わっていました。

一時から始まった新年会、ここまで来たら、もう日はとっぷりと暮れて、7時半すぎ。既に帰宅していたルドちゃんとレオくんに席を譲り、夕食をとってもらわなければならないので、我々はおいとましました。

それにしても、良く食べて、よく飲みました!

でも、酒が良かったせいか、頭が痛くなったり気分が悪くなったりということはなく。

半分(以上?)仕事とはいえ、幸福な一日を過ごすことができました。

メンタル

January 27 [Fri], 2017, 9:38
息子の高校入試本番まで、あと二十日を切っています。

ここへきて、本人はスランプにおちいった、と焦っている様子。

それでなくても、思春期の不安定な年ごろに、大きなプレッシャーを受けて、相当苦しんでいるようです。

昨日は、もうだめだ、みたいにくさっているので・・・

「そんな精神状態じゃ、どんな簡単な学校にも受からないよ。メンタルを良い方向に自分で持って行けるよう、無理にでもコントロールしていかないと・・・」

みたいな、説教じみた話をしてしまいました。

本人は黙って聴いていましたが、腑に落ちた様子はなく。

かえって、俺の気持ちは、誰にもわからない、と孤独に感じた様子。

周りを見渡してみると、学校の友達も、自分の実力に合ったところを受験して、無理しないでいる子が多いようです。

そんな中で、ギリギリ、いっぱいいっぱいの努力をしている息子としては、苦しみと焦りで「どうして自分だけが」みたいな気持ちになっているみたいです。多分、心が折れそうになっているんでしょう。

考えてみたら、自分自身、学生時代は、そこまで自分を追い込むような受験をしてきませんでした。

親が言うから、中学も高校も、私立も受験しましたが、内心「ラクして受かる公立でいいや」と思っていたので、プレッシャーもなく、当然合格もせず。

大学も、一応第一志望はありましたが、早く自立したかったので、落ちても浪人する気などなく、どこかで「無理せずに受かるところに行こう」と思い、その通りになりました。

そんな自分の言葉には、焦がれるような夢や目標があって、そのためにギリギリの努力をしている息子の心に響く力がないようです。

でも、今のままのメンタルでは、息子も本番に力が出せそうになく。

ここまで彼がしてきた努力は、父親の私が言うのもおかしいのですが、人として、本当に頭が下がるようなものです。だから、なんとか実らせてやりたい。

親として、何をしてやれるのか。何をするべきなのか。

私も悩んでいます。

買わない方が良いワイン

January 24 [Tue], 2017, 16:07


ひとにワインをお薦めするというのは、難しいものです。

ワインといってもいろんなタイプがあるし、好みだって様々だし、「おいしいワイン」の価値基準も、人によって違います。高ければ高いほど良いワイン、というわけでは、もちろんない。

ただ、こういうワインはあまりお薦めしない、というのはあります。

先日、妻が買って来たワインもそうでした。

ただ安かったというだけで買った、イタリアワイン。でも表ラベルを一目見て、ああ、お金を無駄にしたな、と。

ワインの名称の下に「ROSSO」とだけ書いてあります。

裏ラベルを見ると「ヴィーノ・ロッソ」という表記が。これで、もうだめ。



ヴィーノ・ロッソというのは、イタリア語で「赤ワイン」という意味ですが、イタリアのワインに関する法律のカテゴリー分けで言うと、「VINO=ヴィーノ」というのは、一番下になります。

カテゴリー分類、すなわち格付けが高いほど良いワイン、というわけではないところが、イタリアワインの難しい所なのですが、この一番下のカテゴリーだけは、少数の例外を除いて、できれば避けた方がいいです。

なぜなら、このカテゴリーのワインは、どこで採れたブドウを使っているかわからないからです。たとえ表記に「イタリア産」とあっても、原料のブドウのほとんどは、おそらくトルコ、エジプト、モロッコ、チュニジアといった、人件費の安い国で作られたもの。

それをイタリアに輸入して、イタリア国内で瓶詰めすれば「イタリア産」ということになるのです。人件費の安い国のブドウだからまずいとは限らない、と思われるかもしれませんが、そもそもブドウの実や果汁というのは、非常に変質しやすいもの。

しかも、わざわざ安く上げるために船で運んでくるのですから、冷凍輸送や低温輸送といった、お金のかかることをしているとは考えにくいのです。多分、防腐剤や酸化防止剤を大量に突っ込んで、運んでくるのです。

ワインの酸化防止剤は、通常SO2という物質を使います。二千年以上にもわたって使われているもので、少量ならば健康に害はありません。しかし、大量に使うとなると話は別です。

ワインを飲むと、他のお酒よりも悪酔いする、という人がいますが、その犯人は、実はこの酸化防止剤。大量摂取すると、頭痛と吐き気を催すのです。

ですから、もしイタリアワインを買われるのであれば、裏ラベルなどを良く見て、赤の場合「VINO ROSSO」(ヴィーノ・ロッソ)、白の場合「VINO BIANCO」(ヴィーノ・ビアンコ)とだけ表示があるものは、なるべく避けた方が良いです。お値段がすごく高ければ、また別の事情がありますので、この限りではありませんが。


なんだか、イタリアワインってインチキくさいな、と思われるかもしれませんが、実は、日本のワインの場合、もっとインチキくさいシステムが、今でもまかり通っています。問題です。

日本の国産ワインの生産量が、47都道府県で一番多いのはどこだか、わかりますか?

答えは、山梨県でも長野県でも、北海道でもありません。神奈川県です。

なぜか。神奈川には、横浜港があるからです。

こう言うと驚かれるかもしれませんが、いま、国内で販売されている日本ブランドのワインの80%以上は、船で外国から輸入してきた、安いブドウ果汁を使用しています。それを、国内でワインに仕立てて瓶詰めすれば「国産ワイン」と表示されるのです。どんな品質のものになるかというと、さきほど書いた、イタリアの「VINO」と同じか、ひょっとすると、それ以下かもしれません。

では、ちゃんと日本で採れたブドウだけを使った、「本当の日本のワイン」はどうなるのか。基本的には「日本ワイン」という表示がされます。

ただこれも、今のところは法律上の規制が甘いため、輸入ブドウを使っているのに「日本ワイン」と表示している業者もあるのだとか。

きちんと罰則規定が設けられて、日本産ブドウ果汁だけを使ったものに「日本ワイン」の表示が許されるのは、来年の10月になります。それ以外は「国内製造ワイン」という表記になるのだとか。

これでもまだ、紛らわしいとは思いますけどね・・・。

とにかく、イタリアワインを買われる場合は「IGT」「DOC」「DOCG」のいずれかのカテゴリーのものを、選んでください。

それぞれのカテゴリーは、次の正式名称の略です。

「IGT」=Indicazione Geografica Tipica
「DOC」=Denominazione di Origine Controllata
「DOCG」=Denominazione di Origine Controllata e Garantita

日本ワインを買うときには、「国産ワイン」は避けて、「日本ワイン」の表示がなされているものだけを選びましょう。案外少ないですけど。

でないと、少なくとも、悪酔いする可能性が高いですよ。

美酒たちの競演 PART16

January 22 [Sun], 2017, 11:47


イタリア語学校「イル・チェントロ」のワインセミナーがありました。

私は、同じ教室でその直前まで授業を担当していたのですが、時間が押してしまって、焦りました。それが終わってからすぐ、あわててテーブルセッティングや写真撮影などの準備にかかりました。

今回のテーマは「パスタとワインの相性を体験する」でした。

用意されたパスタは、こちらの4種類。

トマトとバジリコのシンプルなペンネ。



トマトベースのツナソースのフジッリ。



バジルペーストのジャガイモとインゲン豆和えペンネ。



豚肉と野菜のトマトソースフジッリ。



以上4種類。食べやすさを考えて、全部ショートパスタです。



ほらほら講師、ふざけないで!

でも、楽しそうでしょ。

みなさんにお出ししたワインはこちら。

まず白から。

「ネスポリ」の、「ドゲリア・ルビコーネ IGT ピノ・ビアンコ 2013」です。



エミリア・ロマーニャ州の産。ブドウはピノ・ビアンコ90%に、ソーヴィニヨン・ブランが10%。



薄い麦わら色。学校のベランダの日陰に少し置いておいたのですが、それでもサービス温度が低かったらしく、最初はちょっと香味が閉じた感じがしました。でも、すこし経って室温で温まってくると、上品でフラワリーなアロマが立ち上り、青リンゴのヒントも。

収穫年から3年以上経っているとは思えない、フレッシュでキレのある酸味と、かすかな甘み。後味に、ミネラルと、ほんの少しの苦みを感じるのが心地よかったです。

合わせるパスタは、やっぱりシンプルなトマトとバジリコが良かったでしょうね。パスタ以外では、多分焼いた魚や、マグロの赤身なんかにも合わせられそうです。

次はこちら。プーリア州の「アマストゥオーラ」が造る、「カラプリーチェ・プーリア IGT 2014」です。



ブドウはシャルドネ50%、ソーヴィニヨン・ブラン45%、フィアーノ5%。



薄いイエローのなかに、緑の反射がある白。

収穫年はこの前のワインの方が古いのですが、こちらの方がいろいろと技巧を加えて作ってあるようで、逆に熟成した丸い感じがします。ただ個人的には、前の方が好き。果実味は、こちらの方があるかも。

シンプルなトマトソースにも合いますが、バジルペーストのインゲンとポテト入りが、ベストマッチかと。

次は、シチリアの赤。「フェウード・ディ・サンタ・テレーザ」の、「フラッパート・テッレ・シチリアーネ IGT 2015」。



シチリアの地場ブドウ品種、フラッパート100%です。

色味はやや薄いですが、きれいですね。



ビオ認証を受けているワイン。香りはフレッシュで、黒いフルーツ香。ややスパイスのヒントあり。味わいは、とがってはいないものの、活発な酸を感じます。タンニンの渋みはほとんどなし。薄いながら、まるい果実味。後味がややスパイシー。

シチリアの人たちは、こうした赤ワインに、しばしばマグロやカジキの焼いたのを合わせるのですが、ツナとトマトのパスタとの相性も、悪くなかったです。



次は、またプーリア。「サン・マルツァーノ」の、「ドモド・サンジョヴェーゼ・テッレ・ディ・キエーティ IGT 2014」です。



ブドウは、サンジョヴェーゼ100%。

色は、かなり濃いルビー色。



香りはベリー系のフルーティーな香りに、ハーブ香とバニラ香が少し。

味わいは、酸、渋み、果実味、全体がまーるい感じ。明らかに、新しいオークの小樽で熟成させてあります。誰でも飲みやすく、とてもわかりやすいおいしさ。

トマトソース全般に合わせられますが、ポークと野菜の入った、ちょっと重めのパスタにドンピシャなのは、これですかね。バジルペーストは、ちょっと合わなかったようです。

そして、最後はこちら。ヴェネト州の赤。「マージ」の、「ボナコスタ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ DOC 2015」です。



ブドウは、ヴァルポリチェッラの常道を守って、コルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラ、三種の混醸。比率は資料がなく不明ですが、多分コルヴィーナが主体で、70%前後でしょう。



香りは、黒いベリー系に、ダークチェリーの気配がかなり濃く、深く。

味わいは、フレッシュながら角のない酸味。しっかりと厚みのある果実味。まるく繊細なタンニンの渋み。後味にミネラル感も。しっかりした構成で、まじめなワイン、という雰囲気です。

私的には、今日飲んだ赤の中で、これがいちばん気に入りました。

合わせるパスタは、ツナのも含めて、どれもOKな感じがしました。

マージというのは、もともと小さな生産者をまとめて、同じマージのスタンプを押して販売することで、小規模生産者の販売力のなさを補おうとして立ち上がったブランドです。

総じて、「ものすごくおいしい!」というほどではないものの、「はずれなくおいしい」のが、ここのワイン。とりあえず、「マージ」のマークがあれば、大はずしはしない、という意味で、あまりイタリアワインを知らない方には、おすすめだと思います。

次回のワインセミナーは、ピッツァとワインを合わせる会。

どんな感じになるのか、楽しみです。

春待ち和菓子

January 16 [Mon], 2017, 9:33


相変らずというか、ますます仕事は忙しくなっています。

ずっと引きこもって仕事しているので、体力が落ちているのか、昨日は夕方、風邪をひきかけて少し寝ました。受験生がいるので気を使いますが、幸いにしてインフルではないようです。

妻は、実家から桜餅をもらって来ました。餅といっても、道明寺ですが。

息子の入試も、第一志望校に「サクラサク」ということになり、うれしい春を迎えられるように、切に願っています。

そういえば、一昨日、息子は模試の結果が思わしくなく、ひどく落ち込んでいたのですが、そんな折に、夜中、トイレの鍵が、だれも入っていないのに内側からロックされる、という怪奇現象(?)がありました。

五円玉で外から開けたのですが、別になにもなく。息子は、最初は気味悪がっていたのですが、すぐに「ひいおじいちゃんが、存在を主張して励ましてくれたのかも」と言っていました。

最近、一人で勉強しているとき、身近に「ひいおじいちゃん」の存在を感じるのだとか。

そして「ひいおじいちゃん」を感じると、安心して勉強に打ち込むことができるのだそうです。

息子は遅い子供だったので、私の祖父とは直接会ったことがないのですが、確かに息子の誕生を誰よりも心待ちにしていたのは、私の祖父、彼の「ひいおじいちゃん」でした。

息子がそう言うのなら、本当にそうなのかな、とも思ったり。

実際、トイレ事件のあと息子はすぐ立ち直って、またやる気を取り戻して頑張っています。

本当に、私の祖父が息子を守って受験を良い方向に導いてくれるといいな、と思います。

忙中忙あり!

January 13 [Fri], 2017, 15:23
ここのところ、仕事が忙し過ぎて、買い物以外に出かけることもできず、ブログを更新するネタもない状況が続いています。原稿書いてばっかりの毎日・・・。

それというのも、今書いている本の仕事の相棒であるイタリア人、ファブが、嵐のように、新しい原稿を送ってくるからです。

イタリア人なのに、そんなにいっぱい働くんだ・・・と意外に思った方も、かなりいらっしゃるかと。

イタリア人といえば、陽気でお気楽、でもあんまり働かない、というイメージがあるからですね。でも、それは全くの偏見。

実はイタリア人は、世界的なレベルから言ったら、かなりの働き者なんですよ。

こちらのグラフを見て下さい。



国際労働機関(ILO)が調べた、各国の年平均労働時間です。

なんと!イタリア人は、日本人より長く働いてることになってます!

ただこれは、日本では労働者の非正規化がすすんで、パートタイム労働者が増加しているため見かけ上低くなっているだけで、正規雇用の一般労働者の年平均労働時間は2000時間を超えて、韓国と一位を争うそうです。

長く働くのが、必ずしも良いことではないのは、もちろんですが。

それでもイタリア人の労働時間は、ヨーロッパの主要国の中では最も長いのです。意外かもしれませんが、これは事実。

イタリア人のことだから、長く働いているだけで中味は薄いんじゃないか、という想像も、はずれです。

確かにイタリアの一人当たりGDPは、高くありません。

しかし、イタリアは、国内の北部と南部で、ものすごい経済格差を抱えた国です。

経済活動の活発な、北部と、中部イタリアだけを取り出してみると、その国民一人あたりのGDPは、ドイツ、イギリス、フランスを上回って、なんとEU主要国の中で、最上位に来るのです。

それに対して、経済発展に取り残されてしまった南イタリアの一人当たりGDPは、あのギリシャよりも低く、欧州で最低レベルになってしまいます。

まるで、イタリアの中に「二つの別の国」が存在しているかのような状態です。

だから、イタリアの経済統計を見る場合は、北・中部と、南部とに分けて考えないと、実情を見誤るのです。

あ・・・南イタリアの国民一人あたりのGDPが低いからといって、別に南部出身の人が、怠け者だというわけではないんですよ。ただ、南部には何も仕事がないから、失業率が信じられないぐらいに高いから、こういう統計が出る、というだけのことです。

まあ、そういうわけですから、ファブが猛烈に働いていたとしても、別に何も不思議はないんですよ。

むしろ日本人の私が、ついて行くのに青息吐息、という感じ。

そうはいってもイタリア人は、仕事とオフのメリハリがきっちりしているというか、楽しむときは思い切り楽しむ人たちでもあります。

数週間後には、出版社の編集者のみなさんたちを迎え、仕事の打ち合わせを兼ねた、ちょっと遅めの新年会を、彼の自宅でやる予定。私も、今から楽しみにしています。

バナナパンケーキ

January 09 [Mon], 2017, 15:14


息子が、朝食にバナナパンケーキを作りました。

このところ、バナナパンケーキを自分で作って、食べたくて仕方なかったのだとか。

きっかけは、90年代を中心に活躍したとかいう、アメリカのフォークシンガー、ジャック・ジョンソンの「バナナパンケーキ」という曲を聴いたことらしいのですが・・・。

それで「バナナがあるときにはメープルシロップがない、メープルシロップがあるときにはバナナがないで、なかなか作れないんだよね」とぼやいていたので、両方買ってきてやったら、さっそく作りました。三段重ねのバナナパンケーキ。

親馬鹿かもしれませんが、とっても上手に出来たかな、と。

あまり食べ物に注文がない息子が、このところ「あれが食べたい、これが食べたい」と言うようになっているのは、高校入試の本番がいよいよ近づいて、受験勉強も山場を迎えているのと、関係があるのでしょうか。

まあ、食べることも、料理も、ストレス解消というか、気分転換にはなりますからね。

受験勉強も、ラストスパート。がんばれ、息子。

和風もいいですね!

January 06 [Fri], 2017, 23:18


お正月も一応あけて、息子から「たらこスパが食べたい」というリクエストがありました。おせちお雑煮にも飽きた、ということなのでしょうね。

で、作りました、和風たらこスパゲッティ。

ワインに関して、わりとイタリアもの原理主義みたいに見えるらしい私なので(あくまでも見える、ですが)、和風のパスタなど、邪道と退けるのではないかとお思いの方もおられるようですが、決してそんなことはありません。

だいたい、たらこさえあれば、超簡単ですし、たらこスパ。

で、そのおいしさは、実は多くのイタリア人も認めるところ。

作ると言っても、3人分で3個ぐらいのたらこを用意してほぐし、あとは目分量のとかしバター、牛乳、しょうゆを混ぜてソースを作り、適当に和えて、刻み海苔をぱらり、ハイ終わり、です。

それで、家族の反応は・・・おいしい!と絶賛の嵐でした。

自分でも、パスタ専門店に、何ら引けをとらない味と思いました。

ある意味、一番簡単なパスタとして、先日ご紹介した、パスタ・ビアンカより簡単かも。

それでこれだけ満足感が得られるのですから、和風パスタ、大いにあり、ですね!

仕事初めと初詣

January 03 [Tue], 2017, 19:07
例年私の仕事初めは、1月2日に、某雑誌の原稿を書くこと、と決まっているのですが、今年は編集者から「お正月の入稿、今年はありません」とはっきり聞いていました。

なので、二日は妻の実家に行ってすきやきなどごちそうになり、ゆるゆるとしていたら、突然電話が鳴って・・・・別の編集者から「今日の原稿、よろしくお願いします」と。

えー、聞いてないよ!という話なんですが、どうやら年末に聞いたことが、その編集者の勘違いだったらしく。

早々に家に帰って、今年も急遽、二日の仕事初めとなりました。

で、今日三日は、家族三人で、師岡熊野神社というところへ。

西暦724年(神亀元年)に開かれた大変古い神社。千三百年近い歴史があるんですね。仁和元年には、光孝天皇から「関東随一大霊験所」の勅額を授かっています。こちらは、レプリカですが・・・。



その後も多くの天皇の勅願所となってきた、格式高いお社です。

何年か前に、「パワースポット」というものがブームになり始めた(?)ころ、テレビの特集番組で、ここが全国のパワースポットの第一位に選ばれたこともありました。



神社のある山の頂上には、縄文時代の遺跡があります。太古の昔から、人が集まるところだったのかもしれませんね。もしかすると、神社が出来るずっとずっと昔から、この山自体が、原始信仰の対象だったのかも。

で、こちらに参拝して、息子の第一志望校入試合格と、私の本二冊の大ヒット祈願をしてきました。

こちらは息子の合格祈願お守り。



息子は、神頼みでなく実力で入らなきゃ意味ないんだ、とか言って、帰るとさっそく机に向かって、見ていると、その後ずーっと勉強。とにかく、勉強がしたくて仕方ない様子。私の学生時代を考えたら、考えられないというか、もう別の人種です。

これだけやれば、さすがに第一志望校、合格するかな。

破魔矢は、いつも買っているものより、ちょっとグレードアップ。



今年出す本が全部「当たり」ますように!

ガチな初詣もして、なんとなく気持ちがすっきりした気がします。

迎春2017

January 02 [Mon], 2017, 1:41

明けましておめでとうございます!

本年も、どうぞよろしくおねがい申し上げます。

2017年元旦、横浜は快晴!富士山がこんなに綺麗に見えました!



さて、こちらが今年の元旦の、当家の元日の食卓です。



妻が、朝方5時半までかかって、作ってくれました。

おせち。



お雑煮。うちのはあっさりしょうゆ味で、鶏肉、大根、人参、葱など入ってます。息子の高校入試合格を祈願して、人参はサクラの形。



そのほか、マグロ刺身、タコ、煮物、お汁粉など。

練り切り。おめでたそうでしょ?これはもちろんプロの作ったものです。松竹梅に鶴。



で、飲んだお屠蘇は、今年もイタリアワイン。



イタリア、ロンバルディア州産、「カヴァッレーリ」の「フランチャコルタ・ブリュット・ブラン・ド・ブラン」。ブドウは、もちろんシャルドネ100%です。



金色の反射が美しいスプマンテ。もう、シャンパーニュに匹敵する、などという卑屈な表現はやめましょう。細かく立ち上る泡の質、色、香り、味わい、どれをとっても、フランチャコルタという呼称がもはや、世界最高のクオリティを持った発泡ワインのひとつに、堂々と挙げられるものになったことを実感させてくれる一本です。

非常にドライで、シャープ、クリアなので、ほぼどのお正月料理にも合います。

おせちにお雑煮、お屠蘇を祝った後は、これまた例年通り、初詣がわりに、カトリック菊名教会の元日ミサに、家族三人で行きました。



1月1日は、カトリック教会では、神の母聖マリアの祝日であるとともに、世界平和の日にもなっています。

うちの息子は、毎年菊名教会の元日ミサで「侍者」=白い祭服を着て祭壇に上がり、神父のミサ司式をサポートする役の人、を頼まれています。ほとんど恒例のようになっているので、受験を控えた今年もやりました。



ミサの後、教会の前で、今年初めての家族写真を撮ってもらいました。



教会から家への帰りには、お寺にも寄って、お参り。



帰り道、また美しい富士山が望めました。



家に帰ってから、来ていた年賀状を眺めたり、ニューイヤー駅伝をテレビ観戦したりして、ひと休み。

朝食べた正月料理の残りでお昼を済ませた後は、日吉の実家にお年始に行きました。

実家では、息子は第一志望校の過去問を解いたりして、早くも勉強初め。

感心なものです。

それから、実家の近所の神社にみんなで行きました。





結局、元日にキリスト教会、仏閣、神社の三つを回ったことになります。

2017年が、我が家の皆にとって良い年になるよう、祈っています。

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