回鍋肉・・の、ようなもの
November 30 [Wed], 2016, 2:21

中華料理のなかで、一番好きなものを一つだけ上げるとすれば、私の場合は、回鍋肉(ホイコーロー)です。
昔、イタリア語の教室で、一番好きな中華の話しになって、回鍋肉と言ったら、生徒みんなに笑われました。なんでなんで?回鍋肉、おいしいじゃないですか!
確かに、高級料理じゃないけど・・・。
個人的な思い入れがあるんですよ、回鍋肉には。
大学生時代、東銀座にある「マガジンハウス」という会社でバイトしてた私。バイト君には、夕食用に食券が出て、会社の近くのいくつかのお店で外食できたのですが、私が一番お気に入りだったのが、すぐ近くの、町の中華料理屋。ちっちゃな店だったのですが、おいしかったんですよ!
で、そのメニューのなかでも、一番好きだったのが、回鍋肉で。今まで、高級店も含め、いろいろな店で回鍋肉を食べて来ましたが、あの回鍋肉を超えるものには、いまだに出会ってないな。
ということで、今日の夕食のおかずは、回鍋肉。
ただ、回鍋肉には必須の調味料、甜麺醤を切らしてしまっていました。
仕方なく仙台味噌に砂糖を加えたりして「なんちゃって甜麺醤」を作り。
それから、妻に「残っているニンジンをなんとかして」と言われて、これも短冊切りにして、入れることに。本来は、完全に邪道なんですけれど。
結果写真のような、回鍋肉・・の、ようなもの、が出来上がりました。
でも、見た目ちょっとアレかもですが、味はおいしかったんですよ。
息子も、おいしいと言ってましたし。
でも、いつかちゃんと甜麺醤を使って、肉も、もうちょっと厚切りのやつを使って、野菜少な目にして、あの私的に「究極の回鍋肉」と思っているやつを、自分で再現してみたいな、と思っています。
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