ささやかなお祝い

January 27 [Wed], 2016, 8:40


「イタリア人が見た日本の『家と街』の不思議」、内々でまだ出版のお祝いをしていなかったので、プロセッコを開けて、家族三人で、ささやかなお祝いをしました。

飲んだのは、こちら。



イタリア、ヴェネト州の生産者「コルサリス」の、「プロセッコ DOC ミッレジマート 2014」です。インターネットの通販で取り寄せました。ブドウは、もちろんグレーラ種100%。最近は、プロセッコ種と言うのが正しいようですが、オジサンには、やはりグレーラという方がしっくり来ます。

グラスに注ぐと、かなり盛んに発泡します。メトド・クラッシコ(瓶内二次発酵)という伝統的な造り方ではないですが、泡質は細かくて、悪くないようです。色は、わずかに緑が入った麦わら色。



香りを取ると、まず青リンゴのような香り。そして、すこし洋ナシのような、アプリコットのような。とにかく気持ち良い、プロセッコとしては、かなりフルーティーな香りです。

飲んでみると、やはり青リンゴを中心とした、爽やかな果実味が先に立ちます。それから、みずみずしく、フレッシュな酸味。苦みは、ほんのわずか。正直言うと「飲みやすい」という言葉を私はあまり好まないのですが、このプロセッコの場合は、良い意味ですごく飲みやすい、というのが印象。そして「きれいな味の」プロセッコですね。エクストラ・ドライとなっていますが、後味にちらりと、甘みが覗くところがまたチャーミングです。おいしい!

ただ、トマトラグーソースのスパゲッティには、少し合わなかったかもしれません。でも、まあ気にしない気にしない。それは「織り込み済み」でしたから。

本の方は、小さな出版社から出したにしては、出だし、健闘しているようです。たくさん売れてくれるように祈ります。

本屋さんに出回りました!

January 23 [Sat], 2016, 1:09


先日もお知らせした、ファブリツィオ・グラッセッリ著、水沢透訳、の新刊書が書店に並び始めました。

「イタリア人が見た日本の『家と街』の不思議」

上の写真は、横浜そごうの紀伊國屋さんの棚。

そしてこちらは、川崎『ラゾーナ』の丸善さん。



父から電話で聞いたところによると、東横線日吉の東急百貨店内にある『天一書房』さんにも、二冊おいてあったそうです。

どこも、建築書のコーナーにあったようで。大体建築書などの専門書は、店の奥の方にあって、目立たないのでちょっと困るのですが、仕方ないですね。もうここまで来たら、私たちの手をほとんど離れた状態ですから、できるだけたくさん売れてくれて、買っていただいた方に喜んでいただける本になってくれることを祈るばかり。

初速が、増刷の判断の決めてにもなったりするので、みなさん「そのうちに」とおっしゃらず、なるべく早くお買い求めになって、読んで頂けると幸いです。よろしくお願いします!

新しい本が出ます!

January 20 [Wed], 2016, 16:50


ファブリツィオ―水沢透コンビの、新しい本が出ます!

「イタリア人が見た日本の『家と街』の不思議」

という本です。発売元は「パブラボ」、本体1000円+税です。
都内の大型書店では、明後日あたりから店頭に出てくると思います。
正式な発売日は25日。それまでには全国の書店に行き渡ると思います。

ファブが著者、私は「訳者」ということで、今回はカバーにも名前が載ってます。見ていただければわかりますが、奥付の前のプロフィール欄に、ファブと私の写真も載っています。頭を剃っちゃった後の写真ですけど。

残念ながら今のところ電子書籍版は出ていませんが、お買い求めはネット書店でもできます。

中身は、対話形式で書かれています。日本の家と街、このままでいいの?という内容ですが、全く固い本ではなく、すらすらと、多分、あっという間に読み通せてしまう本です。絶対楽しんでいただけると思います。

明後日あたり、大型書店で探してみていただいて、もしなかったらご注文してお買い求めいただけると、大変嬉しいです。

よろしくお願いします!!

美酒たちの競演PART7

January 16 [Sat], 2016, 20:14


「イル・チェントロ」のワインセミナー、今回のテーマは「サンジョヴェーゼ」ブドウでした。サンジョヴェーゼは、イタリア地場品種のブドウ(というくくりも、実は意味があって無いようなものですが)の中では、ネッビオーロと並んで、高級ワイン……少なくとも、お値段が高いワインを生み出すブドウとして、両横綱扱いされることが多いです。実際、ほぼそうなっているのですが。

でも、実はとっても誤解されている所の多いブドウでもあります。イタリアワインの歴史の中で、サンジョヴェーゼが「高貴なブドウ」として認識されるようになったのは、19世紀の半ばに、ベッティーノ・リカーゾリ男爵が、「キャンティ」ワインを、今日ある姿に整えたときが始まりでしょう。それまでは、というかその後も長く、ごく一部のキャンティ用を除けば、サンジョヴェーゼは、農民が日常的に飲むワインを造るためのブドウでした。

ファブリツィオの話では、つい60年かそこら前まで、トスカーナの農家では、サンジョヴェーゼのワインは、収穫した翌年の6月ぐらいを過ぎると、飲むためのものではなく、サラダなどに振りかけて食べるためのものになっていたそうです。ワインビネガーの代わりに。それくらい、酸味が立ったブドウだったわけですね。しかも、下手なお百姓が作ると、すぐに平板で厚みのない、ただ酸っぱいだけのワインしかできないブドウになってしまうものだったようです。

そんな事情から、サンジョヴェーゼはごく最近まで、上等なキャンティを造る場合でさえ、他のブドウと混醸するのが常識でした。サンジョヴェーゼ単体で造られた上質なワインがもてはやされるようになった現在でも、それは、そう簡単な作業ではなく、特に、オークの小樽の助けがなくては、実はそれなりに難しいものなのです。

前置きが長くなりましたが、今回の試飲は、まずサンジョヴェーゼをできるだけ余計な手をかけず、シンプルに造るとどうなるか、という例から初めて、いろいろなブドウとの混醸で、それがどんな風に、劇的に「変身」するのか、というのを体験するのが主な目的になっていました。

そのトップバッターとして出て来たのが、冒頭の写真に掲げたワインです。「ファットーリア・ラ・ピエーヴェ」という、本当に規模は小さいのですが、腕は確かな生産者が造った「ビオ・マレンマ・トスカーナ DOC 2014」です。ビオロジックな農法で造ったサンジョヴェーゼ100%、ということに、一応なっています。グラスに注ぐと、こんな感じ。



量がちょっとで、すみません。見た目は、すみれ色がかった、深いレッド。香りは、最初の瞬間、サクランボのような気配がしますが、それはすぐに消えます。後は、赤いフルーツの香りに、少しだけスパイシーなニュアンスが加わった感じ。爽やかです。

口に含むと、まず、少し舌がピリッとするくらいの、シャープな酸味。ただ、その刺激が何とも心地良くて……。これこそが、「生成り」の姿の、サンジョヴェーゼブドウの本質なのです。

そもそも、いろいろあるスーパートスカンとか、キャンティ・クラッシコ、キャンティ・グランセレツィオーネ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノなど、エレガントに「仕上げられた」ワインのイメージが、サンジョヴェーゼブドウそのものの性格のイメージになってしまっていることも、誤解。そのあたり、かなり詳しい人でもつい忘れがちな「原点」なんじゃないでしょうか。

話をこのワインそのものに戻しましょう。ブドウそのものの美味しさを感じるフルーティーさもいいですね。そしてタンニンの渋みは、それほど強くありません。酸味が強いのに、クセになりそうなフレッシュさで、グラスがくいくい進みそうになりますが、アルコール度数は14%と、高いです。注意注意。

まったく「木」の力を借りずに造られていながら、十分に美味しいと感じられるサンジョヴェーゼワインは、ありそうで、なかなかないものです。ただ、講師・ファブリツィオの見解によると、実は数%、チリエジョーロというブドウが入っていると思われるそうです。香りを嗅いだ瞬間と、口に入れた瞬間にひらめくチェリーのニュアンスが、それをほのめかしていると言うのですが、そこまでの微細なニュアンスは、彼のような「天才」ならぬ私には、わかりません。でも、美味しいのは確か。

ボトルデザインだけは、なんともいただけないですが。「BIO」が一番大きなロゴだなんて、ありえないでしょう。ビオロジック好きの、ドイツ人向けのデザインなんじゃないの、とファブリツィオは言っていましたが、どうなんでしょう……。ま、いいですけれど。

で、次です。



「マッツェイ」の、「ベルグァルド・セラータ・トスカーナ IGT 2012」です。こちらは、サンジョヴェーゼ80%に、アリカンテというブドウを20%ミックスしてあります。アリカンテというのは聞きなれないな、と思うワイン好きの方でも、グルナッシュといえば、「ああ」とわかるのではないでしょうか。フランスの有名なワイン「シャトー・ヌフ・デュ・パプ」になるブドウと、これは同じ種類の、呼び方違いなのです。そして、イタリアに戻ってサルデーニャ島に行くと、これが、カンノーナウという名前になり、フリウリに行くと、トカイ・ロッソ、リグーリアではグラナッチャ、マルケでは、ヴェルナッチャ・ネーラと呼ばれます。

どの呼び方が「本家」か、などという話は、以前にも言いましたが、不毛です。いずれにしても、バルカン半島の、アルバニアあたりから、各地に伝播した品種のようですから。ちなみにフランスのグルナッシュは、スペイン経由で、ガルナッチャと呼ばれていたものが入って行ったようですね。

このワインの場合は、アリカンテを混醸することで、サンジョヴェーゼの酸をマイルドに感じさせる効果があると思われます。グラスに注ぐと……。



少し暗いルビー色。透明度は、中程度でしょうか。香りを取ると、サンジョヴェーゼの香りとほぼ同時に、アリカンテ=グルナッシュ由来ではないかと思われる、先ほどのワインとはちょっと異質のスパイス香がします。オークの小樽の香りも、かなり。いろいろ手もかけて造られているようです。

飲んでみます。前のワインほどのピチピチしたフレッシュさはありません。その代わり、元気な十代のお嬢さんが、少し大人になったような、柔らかでちょっとだけリッチな感じが加わっています。でも、その後からちゃんと、サンジョヴェーゼの酸が追いかけてきて、「姉妹」みたいな関係のワインなんだとわかります。

一般的にはこちらの方が飲みやすいでしょうが、私には、ちょっとパワー不足で、決め手に欠けるワインのような気がしました。あくまでも、個人的感想ですが。

次に飲んだのが、こちらです。



「ジュスティ&ザンザ・ヴィニェーティ」の、「ベルコーレ・トスカーナ IGT 2013」です。今度は、サンジョヴェーゼ80%に、メルロを20%混醸しています。これは、ワイン好きなら知らない人はいないブドウ。フランスのボルドーで、カベルネ・ソーヴィニヨンと混醸されて、数々の「偉大な」ワインになっているブドウですよね。イタリアでも、ロンバルディアやヴェネトなどで良く栽培されています。

さて、サンジョヴェーゼとの混醸の結果は、どうなっているでしょうか。グラスに注いでみます。



かなり色は濃くて、紫がかったレッド。エッジには、すみれ色が入っています。先ほどのワインとは、大分感じが変わりましたね。メルロはプルーンの香りがする、とよく言われますが、その通り。このワインの場合、まず最初に感じる香りが、プルーンです。それから、チェリーのような香りも。20%の混醸で、これほどメルロっぽくなるものなんですね。わずかに、スミレの花のような香りも。

口に含むと、先ほどのアリカンテ混醸のものよりは、ずっと骨格が「しっかりした」印象を受けます。タンニンの渋みもそれなりに主張していますが、こなれていて、心地良いものです。そして、もちろんサンジョヴェーゼのフレッシュな酸味も失われていません。果実味も十分あって、バランスが良く取れている感じ。ミネラルっぽさも、少しだけ。これは、かなり美味しいワインです。グッド。ただ、アルコール度数は14.5%もあるので、これも美味しいからといってどんどん行くと、危険かもですね。でも、気に入りました。

そして、最後に出てきたのが、こちら。



造り手は「ファット―リア・カンポペーリ」という所ですが、ディストリビューターは、ロンバルディア州・コモにある会社「ナターレ・ヴェルガ」です。ワインの名前は、「アンターレ・トスカーナ IGT 2011」。サンジョヴェーゼに混醸されているブドウは、カベルネ・フランクと、メルロです。

カベルネ・フランクだのカベルネ・ソーヴォニヨンだのをブレンドしていると、インターナショナルなワインと言うか、フランスワイン好きに媚びてんじゃないの、もしくはマネじゃない?と思う人もいるかもしれません。でも、もともと地場品種などというものは、突き詰めると怪しいもので、カベルネ一族も、もとはバルカン半島出身なのは確か(というか、古代にフランスにはブドウなど存在しなかったんですから)。そこから、ヴェネツィア人の手を経てイタリアに渡り、さらに流れ流れて、ボルドーのジロンド川流域にたどり着いた、という説もあるくらいですから、まあ、それが逆流しただけ、とも言えます。

ただ、メルロが、どこで作っても割と同じメルロになる、と言われているのと違って、カベルネ一族の場合は、フレキシブルと言うか、植えられた場所の土壌や気候といった環境に適応して、様々に性格を変えることのできるブドウだとされているので、イタリアのカベルネ・フランクは、やっぱりイタリア産独特の香味を現すブドウだと言えるでしょう。

さて、注いでみます。



かなり濃いルビー色ですが、少しだけオレンジがかっています。これは、アンナータ(ヴィンテージ)が2011で、既に5年を経過しているせいかとも思われます。香りは、先ほどの「ベルコーレ」にも感じた、スミレのような、ちょっとフラワリーな香りと、それなりに目立つスパイス香が混ざっています。そして、やはりオーク樽の香りも。

口に含むと、良くも悪くも「洗練された」香味。タンニンは柔らかく、酸は控えめで、エレガントさが目立ちます。多分、美味しいワインなのでしょう。普通のワイン通の人が飲んだら、これが今までの中で、一番美味しいと言うかもしれません。でも私には、ブドウとしてのサンジョヴェーゼらしさが、「洗練」の裏に隠れすぎてしまっているような気がします。インターナショナルなマーケットを意識して、少し手をかけすぎているんじゃないでしょうか。本来のサンジョヴェーゼらしい、生き生きとして、みずみずしい活発さがここにはないようで……。ちょっと残念。

こうして4本飲んでみると、一口にサンジョヴェーゼのワインといっても、本当にバリエーションが豊富なのが、良くわかります。今回飲んだのは全てトスカーナ産のサンジョヴェーゼでしたが、トスカーナでは、それだけ「現場」も「市場」も、活発に動いている、ということの証拠なのでしょう。ある意味、イタリアワインの動向をリードする役割を担っている産地だと思います。これからの、トスカーナのサンジョヴェーゼワインがどうなっていくのか、目が離せませんね。

ブログ「開店」10周年!

January 14 [Thu], 2016, 15:26
2006年1月14日、このブログ『BARみずさわ』が「開店」してから、今日でちょうど10周年を迎えました一口に10年と言っても、結構長い年月です。まだ4歳だった息子は、ウルトラマンが大好きの、いたいけな幼児でした。それが、今では14歳の中学2年生。背丈は私にほぼ追いつきかけていますし、いろいろな知識面でも、教えてやることよりは、教わることの方が、むしろ多くなってしまったような気がします。

腕相撲をしても、相撲を取っても、体を鍛えている息子には、もうかなわないでしょうね。なぜか息子は、私と力くらべ的なことをするのを、避けているみたいですけれど。多分、自分の父親に勝ってしまうのはわかりきっているし、もしかすると、そうなったら少し寂しい、と思っているのかもしれません。昔、自分が初めて腕相撲で父に勝ったときも、嬉しかった半面、何だか寂しい気持ちになりましたから。

10年前といえば、私も妻も、まだ四十代に入ったばかりのころでしたから、今から考えれば、若かったですよね。私は息子を自転車の後ろに乗せて、毎日保育園への送り迎えをしていましたが、当時はお父さんが来ることはほとんどなく、私はとっても珍しい存在で、多分、相当目立っていたと思います。今では「イクメン」なんて当たり前のことになってしまって、幼稚園や保育園に、子供を送り迎えするお父さんの姿も、それほど珍しいものではなくなったみたいですね。時代は変わりました。私は、良いことだと思います。

これからいつまで、このブログを続けられるか。自分にも、わかりません。最初は、たくさんの人にイタリアの情報をお届けしたり、イタリア好きの人たちにコメントをいただいたりする、フォーラム的なものになったらな、と思っていたのですが、それはできませんでした。
 
そのかわりに、我が家の歴史をつづり、息子の成長を記録する、日記的な要素が強くなってしまいました。それはそれで、まあ良いと思っているのですが、いつまでも三人一つ屋根の下で暮らす、というわけにはいかなくなるでしょう。いずれは、息子は私たちの家から巣立ってゆくことになるのでしょうから。そうなっても、家族の日記をつける気持ちが続くかどうか……。

いずれにしても、最近は「ご来店」くださる方がかなり増えてきて、嬉しく思っています。有難うございます。これからも、「親馬鹿記事」ばかりでなく、イタリアのニュース、さらには、飲んでみて美味しかったワインのレポート、お料理のレポートなど、みなさんのご参考になりそうな話題もたくさん取り上げて行くつもりです。

今のところ、体力、気力が続く限り、閉店の意思はありませんので、これからも、変わらぬお付き合いの程、お願い申し上げます。

港北駅伝2016

January 10 [Sun], 2016, 22:57


今日は『第三十一回 港北駅伝大会』というのがあって、息子の中学の陸上部も参加しました。この大会は、中学校の大会ではなく、一般男子、高校男女、連合町内会、中学男女の部があるものでした。

息子の中学は、男子がAチームとBチームの二組。女子が一組出場しました。息子にとっては、「部長」になってから、初めての大きな大会。しかも個人戦ではなく、団体戦なので、部全体をまとめる役割の者として、息子、責任を感じていたようです。

一度、「昨年の先輩が、6位入賞しているので、今年も6位入賞を最低限の目標ラインにしたい」というようなことを、ポツリと漏らしていました。

息子は、男子Aチームの第5走者に選ばれました(全部で6区)。息子も、自分のところにたすきが回ってくるまでは、緊張の表情。ちなみにこの駅伝、たすきリレーは、すべて競技場で行われる形式になっていました。



息子がたすきを受け継いだ時点で、チームは全53参加チームの中で、第5位。頑張って飛び出していった息子。どうなるかと、こちらもちょっとドキドキしましたが、5区のコースを一回りして競技場に戻ってきたときは、5位をキープしていました。ただ、表情は苦しそう。



一応、前後に競り合っている相手はいなかったのですが、結構いっぱいいっぱいの感じ。次の走者のために、1秒でも時間を削っておこうとの気持ちからでしょう、必死の表情で、ラスト数十メートルを走りました。



最終、第6走者は、スタジアムに帰って来た時点で、まだ5位。そして、別のチームの走者と競り合っていました。しかし、最後の最後に抜かれてしまい、息子のチームは結局6位入賞。でも、53チーム中6位(入賞は6位まで)ですから、大健闘です。息子が口にしていた、先輩に負けないように、という目標は、達成できましたし。

走り終えて、本人もさすがにホッとした表情。



息子は、チームみんなを代表して、賞状を受け取りました。



残念ながら、男子Bチームと女子チームは入賞を逃してしまいましたが、一応部長として部をまとめて、目標を達成できた安堵感と達成感でしょうか。息子、表情も輝いていました。



これも、みんなで日々の練習をきちんとこなしてきた成果でしょう。顧問の先生からも、ねぎらいとお褒めの言葉をいただいたようです。よかったな、息子。

息子とまた映画に

January 09 [Sat], 2016, 17:33


また、息子と二人で映画を観ました。今、大評判のライトノベル作家・西尾維新の、『傷物語』の、アニメ映画版です。実は私、西尾維新への興味から、『化物語』を買って読んでみて、それ以来、ちょっとハマって、息子から、『傷物語』を借りて、ちょうど原作を読み終わったところでした。

ライトノベルというものは、息子の持っている『とある魔術の禁書目録』という作品のシリーズの中から、何冊か読んでみたことがあるのですが、なかなか面白いのですよ、これが。ライトノベルと普通の小説と違う所と言えば、ちょっと「萌え」なカバーや口絵、挿絵が入っていること、青少年向けの、軽くセクシーな記述がところどころさしはさまることでしょうか。文章にも独特な表現方法がありますが、私的には、さして重要には思われないです。

基本的には、ファンタジーやSF的要素が強いですね。個人的にどちらも好きなので、西尾維新の、『物語』シリーズも面白く読めているのでしょう。これは「怪異譚」が中心に回る物語なのですが、ホラーではないです。どちらかというと、青春物、ラブコメ的要素も重要なところで。

で、映画はと言うと、『傷物語』という小説を、実質1時間強の作品、3本に分けて公開するつもりのようで、今日見たのは、そのT「鉄血編」というやつです。たしかに画像のクォリティなどは高いのですが、それにしても、ずいぶん強気な商売だな、と思います。それでも結構お客はたくさん入っていて、作家と作品の人気の高さを、改めて思い知らされました。

ともあれ、中二の息子とまだ二人で映画を観て、感想を語り合える幸せを噛みしめている52歳の親父なのでありました。

生徒会長

January 08 [Fri], 2016, 11:12


息子が中学校の生徒会長になりました。今日が初仕事だったようです。実際、選挙は去年行われていて、対立候補がいなかったため、息子の信任投票になったのですが、彼は現二年生だけでなく、一年生にも顔が広い(?)ので、問題なく信任してもらえて、当選しました。

今年は、息子も受験生になります。生徒会長に、陸上部部長を兼任して、なおかつ受験勉強もして行かなければならないのは、時間的にも大変でしょうし、精神的にもプレッシャーはあると思います。正直、親としては本当に大丈夫なのかな、と心配な所があります。

でも、彼が自分でやると決めて、周りの人たちにも認めてもらえたことなのですから、信じて見守ってやるしかありません。

結構頑固で、やりたいことや、好きなことにはとことん突っ込んで行くタイプの息子ですから、ちょっと「やりすぎ」になってしまうのが心配です。でも、ITスキル抜群の副会長、冷静でしっかりしている書記と、両脇を固める仲間が頼りになりそうなので、その辺を、うまくやってくれると思います。

それにしても、小学校の低学年のころには、「学校では、なるべく目立たないようにしている」などと言っていた息子が、ずいぶんと違うタイプの少年に成長して来ました。一番最初のきっかけは、小学三年生の時の担任の先生が、息子のことを高く買ってくれて、いろいろと励まし、助言をしてくださったことだと思います。今でも年賀状のやり取りをしていますが、忘れられない先生でしょうね。

いずれにしても、なったからには、責任を持って頑張れ、息子。

新春パワースポット

January 03 [Sun], 2016, 22:38


東横線大倉山駅から少し歩いたところに、師岡熊野神社というお社があります。西暦724年(神亀元年)に開かれた大変古い神社で、仁和元年に、光孝天皇から「関東随一大霊験所」の勅額を授かって以来、多くの天皇の勅願所となってきた、格式高いお社でもあります。

何年か前に、「パワースポット」というものがブームになり始めた(?)ころ、テレビの特集番組で、ここが全国のパワースポットの第一位に選ばれたこともありました。

我が家では、もう十年以上前から、お正月の二日とか三日とかに、ここを訪れるのが恒例になっていました。息子の七五三をしたのも、ここです。ところが、いろいろあって、昨年のお正月は来られませんでした。それで、一昨年の破魔矢がそのまま鴨居に乗ったままになっていたのが、実は去年一年、ずっと頭の片隅で気になっていました。

それをお返しして、新しいものをいただきに、今日、家族三人で行ってきました。なんとなく、すっきりしたような気持ちになりました。

実は社殿自体は山の中腹に建っていて、その後ろの、権現山と呼ばれる山自体も、神域になっています。その頂上まで行ったことが、いままでなぜかなかったので、今日は登って行ってみました。標高40メートルを超えるところからの見晴らしが、こちら。



頂上には縄文時代の遺跡もあります。太古の昔から、人が集まるところだったのかもしれませんね。もしかすると、神社が出来るずっとずっと昔から、この山自体が、原始信仰の対象だった可能性もあります。

というわけで、お参りも、登頂も果たして、すっきりして帰ってきました。今年は、良いことがたくさんありそうな気がしてきたな。

新しい年に

January 01 [Fri], 2016, 23:15
みなさま、あけましておめでとうございます。本年も、BAR MIZUSAWAをよろしくお願い致します。また、新年のみなさまのご多幸を祈念いたします。



というわけで、我が家も家族三人、仲よく新年の食卓を囲むことができました。こちらがおせち。田作りと栗きんとんは妻の手作り。新年早々のろけるようでなんですが、売ってるやつより美味しかったです。



煮物。



生もの。なますは妻の手作り。



お雑煮。いつもの我が家の味。



でも今年一番最初に口にしたのは、カンパイで飲んだワインでした。うちのおとそが毎年イタリアワインなのは、こちらの「常連さん」ならご存知と思いますが、それを今年は大奮発して、なんとバローロにしてしまったのですよ!



「フランコ・ボスキス」(ジャコモ・ボルゴーニョ)の―フランコ・ボスキスと、ジャコモ・ボルゴーニョの関係を説明すると、ものすごくややこしくなるので省略です―「バローロ DOCG 2000」。おせちに合わないことは覚悟の上です。それでもこのバローロ、今年、私の著書を出版するために現在お骨折りいただいている、私が元いた出版社のO先輩からのいただきもの。本の成功を祈って、思い切って元旦に抜栓したのです。飲む二時間近く前に、早起きして。

一年の最初に口にするものが、ピエモンテのネッビオーロブドウから造ったものだなんて、しかもバローロだなんて、何という幸せ!しかも、このバローロ、見て下さい。こんなに美しいワインなんです!元日の朝日に輝いて、まるで本物のルビーを液化させたみたいです。まさに飲む宝石!



角度を変えてみると、真っ赤に染まった、ランゲの丘の夕空のような色。



グラスに鼻を近づけると、私が愛してやまないネッビオーロぶどう独特の香り。そこに森の下草のような、湿った植物の香りが重なって。深く吸い込んで目を閉じると、霧のかかった深い森の中に、一人佇んでいるような気分にさせられます。

口に含むと、16年ものとは思えないくらいの、強固なタンニンの渋み。でも、不快なものではなく、思わず噛みしめたくなるような「おいしいタンニン」です。それから、じわりとくる、かなり存在感のある酸味。シャープな、というよりは、厚みのある酸味ですね。複雑なミネラル感もあります。そして、後味は、渋み、酸味に加えて、かすかな果実味と、うーんとうなってしまいそうな「旨み」を伴った、きわめて長大なものでした。全体として、マッチョで強固な骨格を感じるワインです。相性の合わないおかずを食べても、ひとくちパテを口にすれば、すぐもとの味わいを取り戻すぐらい、個性の主張が強かったです。伝統的なつくり方で造られた、まじめなバローロであることは間違いありません。私のストライクゾーンにバシッと来ました。

と、このときはここまでの感想だったのですが、実はその夜になって(十五時間ぐらい後)、再びグラスに注いで味わってみたところ、このバローロ、見事な「変身」を遂げていました。予感はあったのですが。香りにわずかですが、フラワリーなニュアンスが加わり、タンニンの渋みと酸味はよりこなれたものになり、何とも言えないみずみずしさと、口中での果実味がはっきり感じられるようになって、さらに美味しくなっていました。これには感動!さらに5年、10年と熟成させればもっと素晴らしいワインになることは間違いありません。

この一本、やはり「バローロは真に偉大なワインである」、という認識を新たにさせてくれました。ワインをプレゼントしてくださったOさん、ありがとうございました。

朝食後は、不謹慎にも酒の入った状態ではありましたが、カトリック菊名教会の元日ミサに行きました。これも例年通り。私たちにとっては、初詣の代わりです。



そして今年も、息子は元日の侍者に。侍者というのは、祭壇に上がってミサを司式する司祭をサポートする役割の人です。息子はもう何年連続かわからなくなるくらい、続けて元日にやっています。さすがに慣れているので、安定感は抜群でした。下の写真の右側の白い祭服姿が、うちの息子。



息子は終わってからも、ちゃんと後片付け。祭壇の火を消します。



不思議なことに、元日ミサで「ご聖体」をいただくと、どんなにお酒が入っていても、その瞬間に、完全に醒めるのです。そして、新しい年を迎えるにふさわしい、清々しい気持ちになります。

ちなみに教会では、「主の公現」の主日というのが来るまではクリスマス期間が続いているので、家畜小屋の、ご生誕の場面を現した「プレゼーピオ」は出してあります。下の写真は、菊名教会の聖堂の中に飾ってあるもの。かわいいですね。



それから、元日は聖母マリア様の祝日であるのと同時に、カトリック教会では「世界平和の日」にもなっています。中東、北アフリカ方面で暴力と戦火が絶えず、膨大な人数の難民が出て、欧州に押し寄せたりしている昨今。マリア様の取りつぎで、今年こそ、かの地に平和と安定への道が開かれることを、祈って止みません。



その後は、日吉の実家へお年始に行きました。今年、実家ではお寿司屋さんの仕出しのおせちを買ったので、それをごちそうになりました。三段重ねで、こちらが「一の重」。



こちらが「二の重」。



そして「三の重」。



ずいぶんと豪華な物でした。お刺身も、新鮮なものがこんなにたくさん。



我が家では、とてもこんな贅沢なことはできません。もったいないなとは思いつつも、遠慮なくたくさんいただきました。

その後、日が落ちてから、みんなで実家の近所にある神社へ。私がカトリックでも、平気でこういうところへお参りする人なのは、これも「常連客」のみなさんならご承知の通りです。



こうして、2016年の元日も過ぎて行きました。今年も家族一族、健康で、元気で過ごせますように。
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