春の箱根へA

March 25 [Tue], 2014, 15:41


箱根一泊旅行二日目は、まずホテルの無料シャトルバスで、芦ノ湖に
近い「ホテル・ザ・プリンス箱根」まで降りることから始まりました。
私たちが泊まった「湯の花温泉ホテル」もプリンスホテル系だったので
無料バスが使えたのです。

芦ノ湖(上)には、有名な「海賊船」もあって、昔来たとき、息子は
喜んで乗ったものですが、今はもう関心なし。風景を眺めて、写真だけ
撮って帰ってきました。息子がこの日「行きたい」と言っていたのは
大涌谷だったので、そちら方面へ行くバスの乗り場へ。

ところが、この日は連休の最終日。しかもとても良い天気だったので、
チケット売り場の人によると、大涌谷へ通じる道路が大渋滞しており、
バスで行くと大変な時間がかかりそうだ、という話でした。それで、
勧められたのが、姥子(うばこ)というところまでバスで行き、そこ
から先は、ロープウェイで行くという方法でした。

それに従いロープウェイへ。姥子を出ると、背後にはすぐに芦ノ湖が
見えます。



ほどなく、目的地の大涌谷噴煙地に到着。あたりには、硫黄の
においが、むせ返るほど強く立ち込めています。



たくさんの外国人観光客も来ていました。私たち一家の写真を撮って
くれたのは、ドイツ語でも、フランス語でも、ロシア語でもない、
聞いても全く見当のつかない言語を話していた、欧州系の女性。



そしてここに来たら必ず食べるのが黒たまご。卵の殻のカルシウムと
温泉の硫黄分が化学反応して、黒く変色するようです。一個食べると
7年寿命が延びる、というお話です。



延命効果がなくても、十分美味しいのですが。こちらが、卵をゆでる
温泉の池。



大涌谷では、チベット仏教の僧侶とおぼしき5人組の人もいましたが
最新型のデジカメや、アイパッドで風景の写真を撮っていました。
外見はトラディショナルですが、意外にハイテク。

大涌谷を見た後は、山下り。またロープウェイに乗って、早雲山へ。
下を見ると、目がくらむような高さ。



早雲山からはケーブルカーに乗ります。ちなみにこのケーブルカー、
なぜかスイス製。



観光客で超満員のケーブルカーを、終点の強羅で下車。
駅舎は新しくなっていますが、強羅駅前にはレトロなお店も残って
います。



強羅で蕎麦屋に入って、小腹を満たしてから、箱根登山鉄道に
乗ります。ラッキーなことに、私たちが載ったのは、戦前から
働いている、昔ながらの趣きのある車両。



しかも、タイミングが良かったので先頭に座ることが出来ました。
古い車両なので、運転士さんの手元を見ていると、ノッチの入れ
かたにも、独特のコツがある様子でした。



最大勾配80パーミル(1kmで80メートル上り下りする)という
急坂と、急カーブの連続。途中、進行方向を変えて高度をかせぐ
スイッチバックもあります。鉄道好きにはたまらない電車です。



そして、終点、箱根湯本に到着。反対側のホームには、私たちが
子供の頃に走っていた、古いロマンスカーが停車中。懐かしい!



それから小田急各停で小田原まで出て、東海道線に乗り、横浜へ。
楽しかった旅も、とうとう終わりです。横浜まで来て、みんなで
夕食をとったとき「日吉のおじいちゃん」が「COOちゃんも
大きくなったし、そうそう、一緒に旅行に行ってくれることも
なくなるんだろうね」と寂しそうに言いました。

それに対して息子、「そんなことないよ。誘ってくれれば、いつに
なっても一緒に行くから」と。我が子ながら、いいやつです。

実際は中学生になったら、部活だ、受験勉強だ、と忙しくなって、
なかなか家族旅行の機会も作りにくくなるでしょう。でも家族
思いの彼ですから、時々は付き合ってくれるかな、とも……。

ともあれ、楽しいながら、あっという間の2日間でした。

春の箱根へ@

March 24 [Mon], 2014, 19:50


一昨日、昨日と週末を利用して、私の父の「傘寿」のお祝いを兼ねて、
箱根へ一泊旅行に行きました。メンバーはうちの家族三人と日吉の
両親です。まずは、横浜から東海道線の普通列車を利用して小田原へ。



箱根で泊まるホテルの送迎バスは、小田原駅2時出発だったのですが、
早く着きすぎて、2時間も時間があいたので、とりあえず小田原で
お昼を食べることに。

そして入ったのが、こちら。



「寿庵」という蕎麦屋。いかにも老舗、という店構えが気に入って
入ってみることにしました。私が頼んだのは、せいろ大盛り。



期待にたがわず、かなり美味しかったと思います。ただ、蕎麦湯が
ちょっと薄すぎたのが残念でしたが。

そして、小田原駅から送迎のシャトルバスに乗って、約1時間ほどで
ホテルに到着。「箱根湯の花温泉ホテル」という宿です。



ここは、箱根の中でも、標高が一番高い所にある宿なんだそうです。
ゴルフ場が付設されていて、客室の窓から見える景色はこんな風。



お風呂は、内風呂、露天風呂とも大きさはそれほどでもないのですが
きれいでした。内風呂は透明なお湯。露天風呂は白濁した硫黄泉と
2種類の温泉が楽しめました。特に露天風呂は、かなり強い硫黄泉
でしたが、夜は星空が眺められて、素敵でした。

それから洗い場ですが、隣との間に石の間仕切りがあって、お湯や
石鹸などが隣の人に跳ねかかったりしないよう工夫されているのが
良かったです。

夕食は「日吉のおじいちゃん」の八十歳、傘寿のお祝い。



父は、照れて「いやいやCOOの卒業祝いがメインでしょう」などと
言っていましたが。

お料理も、美味しくて、おおむね満足。



年齢よりは若く見える父。孫に会うのを「生きがい」と公言していて、
いつも会う日を指折り数えています。まだまだ長生きして、息子が
立派な大人になるところを、そしてできれば、息子の奥さんになって
くれる人も、見てほしいと思っています。

次回は、一夜明けての、箱根観光の様子をアップします。

さようなら小学校

March 20 [Thu], 2014, 15:30


今日は、息子の小学校の卒業式でした。6年間、ホントに早かった。
その間、いろいろな事がありました。息子が1、2年生のころは、
学校に付設されている学童保育で、当時の6年生にいじめられて、
つらかったこと、高学年になってから告白されました。

最初はインドア派で、「学校では目立たないようにしている」と
言っていた息子が変わったのは、三年生のとき、当時の担任の
T先生に、息子の「面白さ」を発見してもらってからでした。

笑いを取ることの快感を覚えたと同時に、いろいろなことに自信が
持てるようになった息子。それ以来、勉強もできるようになり、
「出来るだけ目立つように」と、目標も180度転換しました。

さらにテニスを始めてから、めきめきと体が大きくなり、短距離走
では校内トップのタイムを保持するなど、運動も得意な、スポーツ
少年になってきました。

卒業証書授与の前の「一言」では「イタリアに渡って、デザインの
勉強をして、列車のデザイナーになりたい」と夢を語った息子。



卒業証書授与の瞬間は、息子より緊張してしまったのか、カメラで
撮影するのをしくじってしまいました。



下は、受け取った直後の写真です。



証書をもらった後は、親と、送ってくれた後輩への感謝をこめて、
歌を何曲か披露しました。

なじみ深い校歌も、これが聞き納めかと思うと、感慨無量でした。



無事に卒業式が終わると、リラックスして友達と記念撮影。
中央がうちの息子です。



本当に良い仲間たちだったのですが、私立の中学校に進学する
子も多く、離れ離れになる友達もたくさんいて、寂しいです。
こちらの写真は、右端が息子。



記念に、副店長とも一枚。



恥ずかしながら、私も一緒に……。



お世話になった6年の担任の先生も一緒に。先生は右から6人目、
うちの息子は右から三人目です。



息子は、この後新横浜で、卒業パーティーに出席します。でも、
私たち親が、この学校の門をくぐるのも、私立へ行く友達の顔を
見るのもこれが最後でしょう。

息子を6年間はぐくみ、まだまだ頼りなかった彼を、頼もしい
少年へと成長させてくれたのは、まちがいなく小学校の先生方と
友達です。本当に本当に、有難うございました。

簡単に決めさせていいの?

March 17 [Mon], 2014, 14:19
昨日の日曜日は、カトリック相模原教会でイベントがあり、スタッフ
として参加してきました。
題して「学習会 憲法ってなんだろう?〜この国のかたち」。



講師は「明日の自由を守る若手弁護士の会」というグループの共同
代表である、黒澤いつきさんという方でした(カトリックの信者さん
ではありません)。



憲法の学習会は、私たちのグループの主催で、もう何度かやって
いますが、本当に基本的なところを、案外知らない人が多い中で、
政府が「解釈改憲」をどんどん進めて行ってしまいつつある現状を
考えると、早急に、何回でも、繰り返しやる必要があります。

今回もまずポイントとして語られたのは、憲法とは単なる「法律の
親玉」ではない、ということ。一般の法律が「国民はこれを守り
ましょう」という形で、国民の行動を規制、規定するものなのに
対して、憲法の場合は、「国民が国家権力をしばる」ための法だと
いうところです。

このことがまず、紙芝居を使って、わかりやすく説明されました。
といっても、パワーポイントとプロジェクターを使ってですが。



つまり、守らせる側と、守る側との関係が、逆なのです。
これを「立憲主義」といって、一般に「民主主義国家」とされる
国の憲法は、皆この形です。

ですから、現行の「日本国憲法」の前文も「主語」は日本国民と
なっています。そして、この憲法を守らなければならないのは、
「天皇又は摂政、国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員」と
なっています(第九十九条)。

ところが、自民党が公に掲げている「改憲草案」では、これが
180度逆転しています。前文の主語は「日本国」となり、そして
第百二条で「すべて国民は、この憲法を尊重しなければならない」
とされています。

ちなみに天皇又は摂政(など皇室)は、ここに含まれていません。
草案起草者の一人によると「おそれ多いから」だそうです。これ
では、皇室の権威を利用して、憲法違反の政治をするものが出て
きそうです。

いずれにしても、憲法を守らせる側と、守ることを義務付けられる
側についてみると、矢印の方向が、全く逆。民主主義国家が掲げる
近代憲法の根本原則を、根底から覆そうというものです。

憲法を永久不変に変えてはいけないものだとは、私も思いません。
ただ、このような世界の民主主義国家が寄って立つ、根本原則を
真逆に変えてしまうような改憲には、絶対に反対です。

また、現行憲法は、戦後米国から「押し付けられた」ものだから、
「自主憲法」を作らなければ、という論調もあります。

しかし実際は、最初は敗戦した日本国自身に、米国が新時代に
ふさわしい「草案」を作らせたものの、古い「大日本帝国憲法」
と基本原理が全く同じようなものだったため、これが却下された
というのが実際のところでした。

そこで「草案」を、米国主導で、しかし、あくまでも日本側の
法律の専門家がそこに加わって、細かいすり合わせをしながら
作り上げ、国会に上程され、かなりの長時間をかけて審議され、
その結果として可決、成立したものなのです。必ずしも米国に
「一方的に押し付けられた」とは、実は簡単に言えないのです。



それに「憲法なんて、私たちの日常生活に大した関係はない」
という考え方も、大きな間違いです。私たちが、自分の好きな
ものを買い、好きな仕事に就き、好きな事を話し、自由に行動
出来ているのは、みな「憲法」によって、私たちの「人権」が
保証されているからなのです。

ただ、それが当たり前になり過ぎて、空気のような、あって
当然の物のように感じられているにすぎません。

それが、天と地がひっくり返るように大転換されるとしたら、
私たちの生活に変化が生じない「はずがない」のです。

現行憲法でも、もちろん個人の「人権」を無制限に認めている
わけではありません。「私の自由」や「私の権利」を押し
通した場合、他の誰かの「自由」や「権利」が損なわれて
しまう場合に限って、人権を制限しています。

ところが自民党「改憲草案」では「公益」および「公の秩序」
というものが出てきて、これを侵害する場合、人権は認めない、
とされています。「公」というのは、難しくてあいまいな言葉
ですが、要するに「国家」と翻訳して考えて良いものです。

ですから「国家」権力を握る人たちの側から見て、私たちの
やることが益にならず、国家権力のやろうとしていることを
邪魔する、あるいは隠していることを明らかにしてしまう
ような、都合の悪いものだった場合には、その人の人権は
認めませんよ、ということなのです。

人権が認められなければ、人として扱われないのですから、
何をされても仕方がないわけです。

これは明らかに、大部分の民主主義国家の、存立の大前提と
なっている「立憲主義」に反するものです。自民党の「改憲
草案」がもしも本物の憲法になったら、日本は「先進国の
常識」から逸脱した、いわば北朝鮮のような「異形の国」に
なってしまうのです。

このような「草案」を作る人たちに、「改憲」を任せること
など、恐ろしくて、とてもできません。

そして憲法に関して言えば、「改憲」よりもさらに差し迫った
問題があります。それは、安倍政権が、憲法第九条に関して
行おうとしている「解釈改憲」というものです。もっと具体的
に言えば、「集団的自衛権」の行使を可能にしよう、という
ことです。

今ある自衛隊は、法律によって、日本が外国から攻撃された
場合に、これをブロックするための「最低限の防衛力」である
という解釈が、戦後ずっと行われてきたものです。これを、
「個別的自衛権」と言います。これなら、現行憲法9条との
整合性が認められる、というのが、今までの歴代政府のとって
きた解釈です。

これに対して「集団的自衛権」というのは、日本の「同盟国」
に軍事的脅威がある場合、日本が攻められなくても、そこへ
出向いて行って、戦闘をできるようにする、というものです。

この例として良く政府が出してくるのは、たとえば北朝鮮が
「同盟国」アメリカに向けて弾道ミサイルを発射した場合、
これを、日本の自衛隊が撃ち落さなくて良いのか?という
論議です。

しかし、実際に北朝鮮がアメリカに長距離弾道ミサイルを発射
して、米政府の中枢がある北アメリカ東部に飛ばすとなると、
ミサイルはカムチャッカからアラスカなどの北極圏を飛行して
行くことになります。自衛隊がこれを陸上から「PAC3」で
撃ち落すことは、技術的に絶対不可能です。

また、イージス艦で迎撃する場合にも、北朝鮮がミサイルを
発射するというときになって、北極海に近い海上へ、それも
なるべく米大陸に近い場所へと艦を移動させなければなりま
せん。そんな時間があったら、米国のイージス艦が所定の
場所へ出向く方が、現実的に決まっています。つまりこれも
実際にはあり得ない、状況設定なのです。

つまり政府は「ありもしない事例」を挙げて、集団的自衛権の
根拠にしようとしているのです。もっとはっきり言えば、
国民をだまして、言うことをきかせようとしているわけです。

また、実際に「集団的自衛権」が行使されて行われた戦争を
過去の例に見ると、アメリカが行ったベトナム戦争や、湾岸
戦争、アフガン戦争など、実際のところ、ほとんどの戦争が
これに含まれています。

しかも、国連や国際社会が認めず、反対するような、自国の
「戦略的利益」のためだけに行われる戦争でも「同盟国」の
要請があれば、日本も参加することになります。

要するに、今安倍内閣が言っている「集団的自衛権」という
ものが認められれば、自衛隊は、世界中のどこでも、フリー
ハンドで戦争に参加できるようになるのです。

これでは、憲法9条は、削除されてしまったも同然です。

そんな重大なことを、内閣の独断で閣議決定し、自分たちが
大多数を占める国会に「一応」上げて、形ばかり議論をした
ことにして通そうというのです。いや、もしかしたらこれを、
米国との「国際公約」にして、国会の承認を得る前に、既成
事実化する手段を使う可能性も、否定しきれません。

こんなことを許していては、他の憲法の条文も、いくらでも
「政府による解釈の変更」という名目で、事実上の改憲が
できることになってしまいます。

選挙で多数派を占めさえすれば、彼らを「しばる」はずの
憲法も、実質的に変えてしまえる。これではもう、憲法自体、
あってもなくても、一緒です。

こうしたやり方は、国会を空洞化させ、無力化させる行為でも
あります。国家権力の、行政、立法、司法という「三権分立」
を破壊し、行政がやりたい放題に国を動かす、ということです。
こんなものは、もはや民主主義でもなんでもありません。少数の
人々による、独裁政治に近いものです。

こんな「解釈改憲」というとんでもないことを、安倍政権は、
今の国会でやろうとしています。まさに、日本が民主主義を
捨てる瞬間に、私たちは立ち合おうとしているのです。

あなたはこれを黙って見過ごすのですか?というのが、昨日の
勉強会の、大きなテーマでした。

でも「そう言っても、国民には何もできないじゃないか」と
いう問いに対して、講師の黒澤さんはこう言っていました。

先に国会で可決した「秘密保護法案」を、あれほどバタバタと、
みじめで見苦しい、と言っても良いような無理やりの形で決め
なければならなかった原因は何か。それは国民が、与野党の
議員や、政府、報道機関などに対して、メールやファックスや
パブコメ、あるいは街頭デモなど、様々な形で反対表明した
からだった、と。

一見、無駄だったかに見えた国民の反対意見が、意外に、政府
にも、ボディーブローのようにダメージを与えていたのです。
だから、日本維新の会も、みんなの党も、最初は賛成していた
のに、採決の時になって棄権して、議場から逃げ出すように
去ってしまった。本当に、ギリギリのところ、もうすこしで
廃案になる、瀬戸際にあったのです。

「解釈改憲」についても、私たち国民が、あらゆる手段で、
反対だということを表明し、「そんな乱暴なことをするなら、
次の選挙では、絶対にあなた方には投票しませんよ」という
強いプレッシャーをかけたなら、そう易々とはいかないの
ではないでしょうか。

どうせ政治なんて、自分たちの日常生活に直接関係ないんだ、
何もしなくたって、そんなに悪いことにはならないだろう、と
言って、なめてはいけません。「憲法」は、私たちの生活を
「家」にたとえた場合、その「基礎」にあたるものです。

いくら、アベノミクスとやらで、個人的にお金を稼いで
(それが本当にできるのは、ごく一部の人だけ、それも近視眼
的に見てのことですが)、それで良い暮らしをしようとしても、
それは、家のインテリアに凝ったり、外観を見栄え良くしたり
するのと同じことです。普段は見えない「基礎」が崩れたら、
家は結局、崩壊します。

「憲法」をないがしろにしたら「生活」は、基礎から崩壊する
のです。その、事の重大さを、一人でも多くの人に知って
いただきたいと思います。

とにかく一人でも多くの人に、まずはこの問題を、家族や周囲の
親しい人との話題に上らせてほしいです。そして、何らかの
アクションを起こしてほしいのです。これ以上政権に、国民を
「なめた」態度を取れなくさせるために。

政府の偽善、私の偽善

March 11 [Tue], 2014, 19:32
今日は、東日本大震災が起きてから、まる三年目の日でした。
あのときは、いやそれから今日までずっと、政府とメディアは
「絆」だなんだと、国を挙げて東北地方の被災地を、全力で支援
しようと喧伝してきました。

でも、被災地復興のために使われるはずのお金が、国立競技場の
修繕費に使われていたりと、実際は中央官庁が「支援金」という
名の甘い汁に、まるで蟻のように寄ってきて、自分たちの使いたい
ようにお金を使ってしまいました。

被災地復興、と言いながら、国の予算が東北に回るようにはせず、
東京五輪だなんだと、結局、東京と首都圏を中心として、大企業が
儲かるように利権が誘導されてしまっています。

とくにひどいのは、福島の現状です。原発の事故処理は、その場を
なんとか糊塗するだけのような、いい加減なやり方が、今も進め
られています。どこにあるのかもはっきりわからない、溶融した
核燃料を冷やすために、ただ水をかけるだけのような対症療法を、
いったいこの先、何十年続けるつもりなのでしょう。

その間に汚染水はあちこちから漏れだし、おそらく地下水を、そして
周辺の海水を汚し続けていと思われます。汚染水の処理自体、周囲の
森林を伐採して、広大な汚染水タンク群を作る、という、いつまで
やっても果てしのない作業を続けているばかり。

地震自体、過去の巨大地震の例を見ると、M8クラスの巨大余震が
襲ってくる可能性も、否定できないのです。そうなったら、あの
ボロボロの福一4号機の建屋が倒壊して、燃料棒があたりにぶちまけ
られてしまうのは確実です。そうなったら、福島県どころか、少なく
とも東日本は、人が全く住めない土地になってしまいます。

そのような危険な状態を放置して、気象庁によると「地震活動期」に
入った日本列島のあちこちで、また原発を再稼働しようとしている。
政府や、利権に与かる企業にとっては、人の命や、この国の自然など
よりも、お金の方が大事なのでしょうね。

そんな事を続けていながら、政権は、何を言って、行っていますか?
自民党が作り、発表している「改憲草案」にはこう書いてあります。
「美しい国土と自然環境を守りつつ……」(前文より)全く片腹痛い
にもほどがあります。

こういうのを、本当の「偽善」と言うのではないですか?

そういう現実を直視せずに、ただ感情に流された「復興支援」を口に
して、実は自分が、「アベノミクス」であわよくば儲けたい、そんな
人もたくさんいます。それも「偽善」ではないですか?

そういう私も、他人のことは言えません。確実に「偽善者」の一人
なのだと思います。でも私の「偽善」を堂々と指弾できる人が、今、
この国の、被災地以外の人に、どれだけいるでしょうか。

戦争、災害といった過去の出来事を風化させ、これからを生きる子供
たちのための、長期的なビジョンも真剣に考えず、今この時の「損得」
「快楽」だけを、時代の空気に流されながら追い求める。それでいて
子供には、自分の狭い「世界観」を語り、己の「エゴ」を押し付ける。
それこそが最悪の「偽善」だと思います。

みんなが、多かれ少なかれ「偽善者」であることは、もしかすると
仕方ないことなのかもしれません。でも、ただメディアが垂れ流す
「情報」や「物語」あるいは「お楽しみ」に振り回されるのはもう
やめて、もうちょっと考えましょうよ。自分の頭で。

そんなことを思った、今日の「偽善者水沢」なのでありました。

喜寿のお祝い食事会

March 02 [Sun], 2014, 18:30


昨日は、日吉の母の喜寿を祝って、皆で食事会をしました。
母の本当の誕生日は2月28日だったので、一日遅れでしたが。
場所は、おなじみの「トラットリア・ビコローレ・ヨコハマ」。
母が、私から、すごく美味しい店だよ、と聞いて、以前から
「私も、一度行ってみたい」と言っていたので。

上の写真は、いわゆる「突き出し」です。平たい板状のものが
「パネッレ」というものです。ふんわり、もちっとした食感。
ふわりとローズマリーが香ります。お団子状のものは、ゼッポレ
というもので、岩のりが練りこんであって、香ばしかったです。

アンティパストの一皿目は、北海道産本マスのマリネ。新鮮な
アスパラの上に乗せてあります。たまごをベースにしたソース
とのマッチングも、意外にグッドです。



アンティパスト二皿目は、こちら。



上が、パルマ産24か月熟成のプロシュット・クルード(生ハム)。
パパイヤの上に乗っています。パパイヤに含まれるパパインという
酵素の働きで、生ハムがより柔らかくなるのです。生ハムの塩気と
パパイヤの甘さのハーモニーもばっちり。

下は、プロシュット・コット。イタリアの、過熱したハムですね。
こちらは温かいまま、下にしいてある白アスパラといただきます。

ちなみに、こちらの店は自家製パンも大変おいしいです。今晩は
フォカッチャとチャバッタの二種類。



チャバッタに練りこんであるブラックオリーブが美味しいと息子。

プリモも二種類。一皿目は、自家製サルシッチャとキャベツを和えた
キターラ、ニンニクとオリーブオイル、トウガラシのシンプルな
味付けで。



サルシッチャというのは、イタリア風ソーセージ。キターラという
のはパスタの種類で、長くて太く、もちっとした生パスタです。
こちらは、サルシッチャの味が複雑、かつしっかりしていて、引き
締まった印象の一皿になっています。

そうそう、ワインを忘れてはいけませんね。頼んだのは、こちら。



イタリア北西部ピエモンテ州の、セッラルンガ・ダルバという村に
ある、ピラ・ルイージという生産者の、ランゲ・ネッビオーロ2011。
セッラルンガ・ダルバには一度行ったことがあります。私が「赤」の
ぶどうの中では一番好きな、ネッビオーロ種の、素晴らしいものが
採れる土地です。

ネッビオーロは、北イタリアを代表する偉大なワイン、バローロや
バルバレスコを醸すぶどうです。でも、ランゲ・ネッビオーロは
それらよりお手軽な値段で、ネッビオーロぶどうの醍醐味をしっかり
楽しめるワインです。複雑な香りと味わいで、タンニンもちょっだけ
多目ですが、肩の力が抜けた、「気さくなワイン」という感じです。
もう、幸せな気分!

二皿目のプリモは、こちらのラヴィオリでした。



上に掛かっているクリームソースにはラディッキオが混ぜてあります。
そして、ラヴィオリの中身が、劇的に美味!何という名前のチーズか
忘れてしまったのですが、濃厚で長い余韻の残る、実に深い味わいの
チーズでした。これは本当に絶品!

母も「こんなおいしいものは、日吉じゃ食べられないわ」と喜んで
くれていました。

そして、セコンドは、鴨のローストなのですが、ソースが何と何と、
エスプレッソコーヒーを使ったものでした。本当に、驚き。



皿が運ばれて来た時点で、もうコーヒーが香り立っています。鴨と
合わせたらどんな味がするのだろうと、食べてみるまで想像がつき
ませんでしたが、口に入れて噛むと、あぶった鴨肉の赤身の鉄味と、
エスプレッソの苦みが絶妙にマッチして、舌を喜ばせるのです。

いつも食べ物のことばかり考えて、何とかクリエイティブな味を
作り出そうとしている佐藤護シェフの、面目躍如といったところ。

付け合せには、種子島産の、紫の皮の白い安納芋。今では生産者が
ごくわずかしかいない、珍しい食材だとか。美味しかったです。

そして、ドルチェ。カスタードクリームとリンゴを、サクサクの
パイ生地ではさんだもの。それに、自家製のジェラートを添えて。



店に着いたときに、母の誕生日祝いだと言ってあったので、皿には
「Buon Compleanno」(誕生日おめでとう)とチョコで書いて
あって、イチゴの上にはろうそくが立っていました。

喜寿の母と、そして父も、食事にもワインにも満足してくれたので
良かったです。

でも、両親にとっては、美味しいものを「大好きな孫」と一緒に
楽しく話しながらゆっくり食べられたのが、一番嬉しかった様子。



何はともあれ、親孝行はできたみたいで、ほっとしました。
息子と、それから、いつもながら美味しい料理を提供してくださった
佐藤護シェフに感謝!
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