パワーランチ

July 31 [Wed], 2013, 17:39


今日は、昔一緒に仕事をしていた編集者の方が、わざわざ横浜
まで出向いて来てくださって、当ブログで先日ご紹介した
「トラットリア ビコローレ ヨコハマ」でランチを食べながら
打ち合わせしました。

かつて、私がスポーツ雑誌に毎月原稿を連載していたころの
担当の方なので、気心も知れているため、ざっくばらんな
お話が出来ました。

仕事の話の内容は省略しますが、とりあえず、初めて食べた、
ビコローレのランチの内容をご紹介します。

こちらは前菜=アンティパストの盛り合わせ。



塩辛いもの、甘いもの、酸味のあるものと、バラエティ豊かな
味のハーモニーが楽しめました。特に、右下のシャコと野菜の
マリネがすごくおいしかったです。デミカップに入っているのは
赤カブの冷製スープ。彩りもすごくきれいですね!

プリモは、子羊のラグーソースのキターラ(太めの生パスタ)。



パスタはもちもち、ソースの仔羊も粗挽きで、どちらも食感が
抜群。味のバランスも素晴らしかったです。

そしてこちらが、セコンド。若鶏のバルサミコソース。それほど
珍しいものではないのですが、こういうものほど、調理法の
違い、すなわち作り手の技量の差が、シビアにわかるものです。



もちろんこのお皿は、皮はパリパリ、中はしっとり&もちもち。
お味も絶妙でした。付け合せの野菜にも手抜きはなし。お見事。

全体に、奇をてらわない、オーセンティックな料理を目指して
いるようですが、そこは「日本一のイタリア料理人」と私が
押している佐藤護シェフの店ですから、クオリティは最高です。

ただひとつ残念だったのは、編集者の方も私も、この後、仕事
だったので、ワインが飲めなかったこと……。

この前オープン記念パーティーに行ったとき、かなり面白そうな
ワインが出ていたので、ワインリストも充実していそうです。

ランチコースは、アンティパストとパン、パスタ(選べる種類が
すごく豊富で驚きます)、コーヒー(これも各種選べます)で
1500円(税別)、これにセコンド(肉料理か魚料理か選べます)
を入れて、2800円(税別)でした。

パスタを自家製生パスタにすると300円割り増しになりますが、
生パスタにするのが、ぜひお勧めです。デザート付きも300円
プラスです。

とにかく、あの佐藤護シェフの料理が、この値段で食べられるの
ですから、実に良心価格だと思います。雰囲気は、
イタリアのトラットリアそのものの、気軽に食べられる感じ。

次は家族とディナーに行ってみようと思います。

ハチドリの思い

July 22 [Mon], 2013, 12:02
昨日の参院選は、残念ながら、でも本当は予期していた通りに、
自民党の圧勝に終わりました。投票率も、前回を下回って、
約52パーセント。これも、そうだろうな、と正直思います。

自民党などの政策は、危ないし、国民の多くを幸福にしない、
ということを感じていた有権者はかなり多かったと思います。
でも、その人たちが一票を投ずる「受け皿」がなかった……。

結局、そういう事なのだろうと思います。

ただ、今回非改選の議席と、改選された議席を合わせても、
「改憲勢力」は、三分の二に達しない見込みのようです。

どうやら「憲法改悪」を防ぐための時間稼ぎはできそうです。

でも、これまでもさんざん通ってきた、民主主義憲法を骨抜き
にするような法律は、ますます通り安くなるでしょう。

TPPや原発の再稼働など、自民党(など)が進める、未来の
日本を惨憺たる状況に陥れるであろう政策も、どんどん進んで
行くでしょう。

日本の、アメリカへの隷属状態は激しくなり、ほんの一部の
富裕層はさらに豊かになり、持たざる者は生きたゴミのように
打ち捨てられ、「中間層」は崩壊するでしょう。

そして、核問題から見て「トイレのないマンション」にたとえ
られる日本は、使用済み核燃料と放射性廃棄物の山と化すこと
でしょう。

それでなければ日本人は、何も知らないモンゴル人に「汚物」を
押し付けて「これが世の中だ。経済のため。しょうがないさ」と
開き直る、薄汚い人種に成り下がるのかもしれません。

そしていずれにしても、原発の末端労働者たちと、ウラン鉱山で
働くオーストラリアのアボリジニや、カザフスタンの住民たちは、
がんに侵され続けるのです。

私たちは、そんな未来を子供たちにうけ渡すことになったのを、
慙愧の思いで受け入れることになるでしょう。

それでも、どんなに少数でも、そんな未来は嫌なのだと、拒否
するのだと、私は言い続けるつもりです。

たとえ「ドン・キホーテ」と言われても。

みなさんは、『ハチドリのひとしずく』というお話をご存じ
ですか?

あるとき動物たちの住む森が、山火事に襲われます。そのとき
動物たちは、猛火に包まれた森と、泉の間を、一羽のハチドリが
往復しているのを見ます。ハチドリは、その小さなくちばしに
一滴の水を含んで、それを燃え盛る森の上に落としていたのです。
山火事を消すために。
他の動物たちが「そんなことは無駄だから、もうやめなさい」と
止めたとき、ハチドリはこう答えます。
「私は、私にできることをしているだけ」と……。

現実的かどうか。効果があるか無駄か、が問題ではないのです。
私たち一人一人が、どんな「生き方」を選ぶのか、ということが、
今、日本人には問われているような気がします。

一羽でも多くのハチドリが、この国に増えることを祈っています。

ここまで危ない「改憲草案」

July 19 [Fri], 2013, 11:54
参議院選挙が、いよいよ明後日、7月21日(日)に迫りました。

この参院選を直前に控えて、みなさんに見ていただきたい議論が、私のツイッターのタイムラインに上がっていましたので、これを分かち合いたいと思います。2013年6月19日(水)15時より、東京都内で行われた「自民党の憲法改正案についての鼎談 第13弾(最終回)」というものです。参加者は、澤藤統一郎弁護士、梓澤和幸弁護士、ジャーナリスト岩上安身氏の3名です。

その報告の中で、自民党が公表している「日本国憲法改憲草案102条」について、非常に危険な「意図」が隠されている、ということが言及されていました。その一部を抜粋して、ここに紹介します。少し読みにくいかもしれませんが、参院選を前にして、ぜひ皆さんの投票行動の参考にしていただきたいため、敢えて参照させていただきます。以下、抜粋です。

岩上が「現行憲法は『第99条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ』とある。改憲案では(憲法尊重擁護義務)102条で『全て国民は、この憲法を尊重しなければならない』となる。しかし、天皇の憲法の尊重義務を削除している」と指摘した。

これに対して、澤藤弁護士は、この文言に呆れ返り、「まともな憲法議論にならない。自民党は保守でもなく、ナショナリズムが偏狭に現れた極右政党だ」と痛烈に批判した。

そして、梓澤弁護士は「なぜ、天皇と摂政を省いたか、というと、畏れ多いから、というのが自民党の答えだ。憲法を論じる資格はない。天皇および摂政を、憲法擁護理論から外したのは、軍人たちが天皇の名において反憲法的なことを行なう場合に、天皇は無答責(責任を問われない)な存在なので、その陰に入れば何でもできるようになるからだ。公権力を縛るものが憲法。武装力をもった軍人たちが、その陰に隠れると、空恐ろしくなる。将来、日本をどこに連れて行こうとするのか」と危惧した。

続いて、梓澤弁護士は「『全て国民は、この憲法を尊重しなければならない』からは、徴兵制が読める」と話し、以前にも述べた、石破茂自民党幹事長の、軍事法廷発言を取り上げた。その上で、「問題は、憲法の縛りがなくなったら、徴兵制を作ることも憲法違反ではなくなることだ」と述べた。

ちなみに、ここに出てくる石破茂幹事長の「軍事法廷発言」とは、次のようなものです。

自民党が考えている「国防軍」に所属する人間が軍の命令に服従しなかった場合は、自民党の石破さんによると「死刑」だそうです。しかもそれを量刑するのは、普通の裁判所ではなく、軍事機密を守るため、審判の内容、経過が非公開にされることの多い「軍事裁判所」のようなものであると。(2013年4月21日付「週間BS−TBS報道部」での談話)。

もし仮に「国防軍」の隊員が徴兵制によって召集されることになれば「私は武器など持ちたくない。誰も殺したくない」と言って、いわゆる「良心的兵役拒否」をすれば、やはり「死刑」なのでしょうね。まともな弁護人もつかず、公に公表されず、人知れず裁判にかけられて「死刑」にされるのは、うちの子かもしれません。あなたの子かもしれません。あなたの、誰か愛する人かもしれません。もしかすると、あなた自身かも……。

しかしBSとはいえ、テレビカメラの前で、よくそこまでホンネを正直に言ったな、というのが感想です。もはや何を言っても、国民はおとなしく黙っているだけ、とナメ切られているのかもしれません。

自民党が今考えていることが、ここまで危険で恐ろしいものであるということを考えれば、私などは、いわゆる「改憲勢力」の候補者=自民党、公明党、維新の会、みんなの党、そして民主党の一部に投票することなど、とてもできません。

アベノミクスなどという、効果はおそらく一時的な見せかけの物で、しかも一般庶民の暮らしを具体的に良くすることのない経済政策にだまされて、恐ろしいことを受け入れることなど、考えられません。

もし仮にアベノミクスが庶民の暮らしに資するもので、長期的に見ても良いものであったとしても(そうは思いませんが)、「カネ」と「いのち」のどちらが大事か、と考えたら、それは「いのち」でしょう。「いのち」を失くして「カネ」を取っても、使うことなどできませんからね。

だから、安倍首相たちにだまされてはいけないと思います。

皆さんも、よく熟慮してから投票所に行ってください。そして、どうか棄権だけはしないでくださいと、強くお願いします。

山中湖で合宿

July 16 [Tue], 2013, 17:55


学生時代は、大学のサークルで「合宿」を何回か経験しましたが、
それから三十年近く経って、一昨日、昨日と、思いがけず、また
「合宿」というものに行ってきました。

今回は、私が所属しているグループ「カトリック横浜教区正義と
平和協議会」のメンバーで、山中湖へ行って、これまで活動して
きたことを振り返りながら、一晩ゆっくり語り合い、今、そして
これから何をするべきなのか、ということについて話をしたのです。

「格差社会の激化と貧困」や、「原発推進」、「憲法改定」、
「TPP参加」、「国家間の経済格差」などなど様々なものが、
現代の社会を脅かしている問題として、議論されました。

そして、これらの問題を引き起こしている元凶が「グローバ
リズム」と「ネオ・リベラリズム=新自由主義」、「経済成長
至上主義」そして「日本の対米従属体質」などである、という
共通認識を新たにしました。

反グローバリズム、反・新自由主義、脱・原発、TPP参加反対、
現行憲法の美点を守ること、そして、在日・滞日外国人や、貧困者、
身体的・精神的なハンディを持った人、女性と子供、セクシャル
マイノリティの人々などの人権を、そうした人々と一緒になって、
確保して行くこと。これらが私達の今なすべきことだ、という
基本的なことも確認できました。

これらの課題を遂行するにあたって、キリスト者である我々が
よりどころとすべきなのは、「教会」が、二千年近くかけて築き
上げてきた「悪しき宗教的ドグマ」から解放された「本当の福音
主義」である、ということも、みっちり話し合われました。

中世のヨーロッパだったら「異端」として、集まったメンバーが
火あぶりにされそうな、ラディカルな聖書・教理についての話しや、
戦前・戦中の日本なら「非国民」として特高警察に連行されそうな
話題も、いろいろと飛び交いました。

実を言えば、そういうものを、じっくり腰を据えて議論するような
時間を、私たちも、普段はイベントや勉強会・講演会、様々な形
でのアピールといったものに忙殺されて、あまり取れませんでした。

ですから、皆で深夜になるまで、徹底的に話し合ったことによって、
非常に濃密で、貴重な時間を過ごせました。本当に意義のある合宿に
なったと思います。

いずれにしても、現在のクリスチャン−カトリック信者には、
「信仰」や「お祈り」というものに「逃げ込んで」、社会と
関わることを避けている風潮があります。

その厚い殻を破って、「行動するキリスト者」として、社会に
出て行くこと、社会問題と積極的に関わることを、もっと多くの
信者にも促して行かなければなりません。

そうでなければ、今、様々な点で重大な局面を迎えている日本と
世界にあっては、信仰とは、「現実逃避」の一つの方法でしか
なくなってしまいかねません。キリストの教えを、現実社会の
諸問題から、目をそむけるための道具にしてしまうぐらいなら、
いっそ洗礼など、受けない方が良いかもしれないとさえ思います。

問題は、もちろんクリスチャンだけにあるのではありません。
日本人全体が、今は「現実逃避」「思考停止」の状態にあるの
ではないでしょうか。

そうしている間に、国民の大半の生活レベルは落ち、老後は
悲惨なものになり、若者には仕事がなくなり、子供たちには
歪んだ教育がなされ、みんなが毒を食べさせられ、病気に
なっても適切な医療はうけられず、挙句の果てには、現代の
日本人の多くがその恐ろしさを知らない、戦争に巻き込まれて
行くのです。

仕事、趣味や遊び、子供の世話、信仰、そのほか色々なものに
逃げ込んで、今の緊迫した、危機的状況にある社会を見ない
ようにするのは、もうやめましょうよ、みなさん!

このまま流されて行くと、あなたの大事な仕事も、大好きな
趣味や遊びも、大切な家族も、何もかも失ってしまう危機が、
もうそこまで来ているのです。

それを回避する第一歩として、とりあえずは、目の前に参院選が
迫っています。個人的には、自民党などいわゆる「改憲勢力」を
これ以上増やさないような投票行動をするつもりです。

皆さんも一票を投じる権利を、熟慮して、大事に行使して下さい!

「いじめ」その後

July 12 [Fri], 2013, 18:41
息子のクラスで起きている、中国籍の同級生へのいじめについて、
その後の経過です。

とりあえず、いじめ加害者たちが「市営プールに連れ出して、そこで
酷い目に遭わせてやる」と言っていた、「Xデー」は、息子からその
いじめられている子に強く助言させて、回避できました。

被害者も、無理やり連れだそうとしていた加害者に、勇気を出して
断ってくれたのは、偉かったと思います。

「プールで酷い目に遭わす」と言ってもいろいろあるでしょうが、
下手をすると命にもかかわる、水の事故につながりかねなかった
ので、胸をなでおろしました。

6年生といえどもまだ子供。自分のすることの「結果」を予測したり、
ましてや責任を取ったりすることのできる歳ではないですからね。

今日、先生と息子との「三者面談」があり、私からその事を話題に
しました。先生は「いじめ」が発生しているということと、その
被害者が誰か、ということは知っていましたが、加害者が誰かに
ついても、具体的な内容も、「市営プールを使ったいじめ」という
とても危ない計画があったことも、知りませんでした。

加害者が誰なのか聞かれて、息子は言いよどんでしまったのですが、
先生が「誰から知ったかは、責任を持ってわからないようにする」と
約束してくれたので、私から、二人ほど名前を挙げて伝えました。

先生も、やはり薄々はわかっていたようで「やっぱり」という反応
でした。

これからどうするか。教師の目の届かないところで、緊急事態が
起きそうな場合は、息子に、引き続き止めてもらうしかないと思い
ますが、基本的に、息子はこの問題から一歩距離を取る形にして、
解決の主体は、先生に一任することにします。

ベテランの男性教師なので、いじめも、これが初体験ではない
でしょうから、何とかしてくれるのではないかと思います。

息子は、一応、少し肩の荷を下ろしたような様子でいます。

息子についての面談だったのに、半分以上は、彼が当事者で
ない「いじめ」の話になってしまいました。

息子自身については、宿題などの提出物に、出し忘れが多いと
言われてしまいました。テストの点数は、各教科、悪くないの
ですが、この宿題については、かなり厳しく注意されました。

息子も、これにはさすがにビビっていたようです。

後は、うちの息子の場合、背丈だけでなく、心理面でもクラス
メートの皆より、かなり早く「大人」になってきている部分が
あると。私は、良くも悪くも、だとは思いますが……。

「その分ストレスもたまるだろうけど、君ならうまくこなして
いけるよな?」と言われました。

このブログでも、相当昔から「ませガキ」と書いてきました
から、いまさら心配はしないのですが。女の子扱いを含めた
「イタリアーノ」なところも、まあ、彼の個性でしょう。

ともあれ、本題は、いじめの話しです。

これですぐに、いじめがすっきり解決、ということになるほど
甘くはないと思いますが、被害者の子が「プール」の件を、
自分で断ることができたというのは、一歩前進だと思います。

少しずつでも、その子自身が強くなって、解決して行けば、
理想的なのですが。小学校の時の私のケースとは違って、
クラス全員が敵、という状況ではないのが幸いです。

私としては、教師がしっかり把握したことと「プール計画」
の回避をきっかけに、なんとか、良い方向に向かってくれる
ことを、ひたすら祈っています。

緊急事態!

July 09 [Tue], 2013, 23:41
息子のクラスでの、中国籍の子へのいじめ問題、どうやら真相は
先に書いたよりも、もっと悪く、担任の教師は事態をきちんと
把握していないようです。

そして「いじめ加害者」グループが、明後日の木曜日に、その
いじめられている子を、近くの市営プールに誘っているとのこと。

いじめられている子は、行くことを承諾してしまったようですが、
行けば、プールでろくなことが起きないのは目に見えています。

息子もそれが、いじめが決定的に悪い結果を生んでしまう可能性が
ある「Xデー」だという事を、感じているようです。でも、相手は
複数で、しかも強い子がそろっていて、力ずくで止めるのは、自分
には自信がないそうです。

正直言って、いじめの対象が自分にも向くのが、息子としても怖い
と……。当然ですよね。

ここまで来ると、一人のクラスメートにすぎない息子に、いじめを
止めることを、まるごと任せてしまうのは、いかにも酷です。

とにかく、担任の教師に事態を把握してもらうのが先決なのは確か。
ちょうど金曜日に「三者面談」があるので、私の口からこの事実を
先生に伝えようかとも。

ただ「ブラックサーズデイ」になってしまう可能性のある木曜日は、
明後日に迫っています。息子には、いじめられている子に、プール
にだけは付いて行かないよう、助言するように言いました。

一連の話のあと、息子はぽつりと「じゃあ、明日僕が先生に言うよ」
と……。

今日は、それでなくても正義感の強い息子に、さらに負担をかける
ようなことを言ってしまった私。

それは、いくら運動が出来て、体が大きくても、「いじめグループ」
全員を敵に回しかねない「密告者」になるのは、息子にすれば、荷が
重く、怖いことだと思います。

担任の教師とも、まだ三か月の付き合いですから、うまくことを
収めてくれるかどうか、信頼しきれない部分があるらしく……。

また、普段からいじめられている子をかばうような言動をして来て、
しかも加害者たちの様々な「計画」を知っている人間は限られている
ことから、誰が大人に、先生に報告したか、ばれるのではないか、
という心配は、かなり大きいようです。

安易に「先生に報告しろ」とか、「報告してやる」と言ってしまい
ましたが、正直、申し訳なかったと、胸がつぶれるような思いです。

顔のない「いじめ」に遭っていた小学生の私に、やられたらやり返せ
などと、ズレた助言しかできなかった私の父親と、結局は私も同じ
ようなレベルの、無責任なことしが言えていないのかもしれません。

でも、このまま放置すれば、「ブラックサーズデイ」をやり過ごした
としても、いじめがエスカレートするばかりなのは目に見えています。

いじめを苦に自殺する子供も多い中ですから、近い将来、取り返しの
つかない、最悪の結果が起きてしまう可能性もあります。

しかも、いじめている側も、いじめられている側も、卒業したら同じ
公立中学に進学する予定。どこまで続くかわからない「地獄」に、
その子が耐えられるかどうか。

どこかで、事態を大人に知らせて、収集を任せる必要があるのは
間違いありません。でも、誰が大人を巻き込んだのかということを
加害者側が恨みに思った時に、思い浮かぶのは、うちの子でしょう。

非常にデリケートで危ない局面に、息子も立たされているのだと
思います。

「だから、いじめなんて、最初から見て見ぬふりをしておけば良い
んだ」というのも、違うと思いますし。事態を知っていて、知らない
ふりをするのは、消極的に「加担」しているのとあまり変わらない
行為ですから。

小学生時代の、いじめられていた私も「クラスメートの中に誰か
一人でも、味方がいてくれたら……」と思っていましたし。でも、
考えてみると、皆が「敵方」に回ってしまったのは、「味方」に
なることがとても難しく、相当な勇気のいることだったからなん
ですよね。

とりあえず、木曜日の市営プールだけはやめるよう、息子からいじめ
られている子に言うよう、アドバイスはしましたが、その後をどう
すればいいのか、正直、私も悩んでいます。

これを読んだどなたかに、何か、良い助言をしていただけると私も
助かるのですが……。

息子の学級で「いじめ」が。

July 03 [Wed], 2013, 0:37
ここのところ、我が家の息子に、いつもの元気がなくなっています。
原因は、いじめ。ただ、うちの子がいじめられているわけではあり
ません。同じクラスの、中国籍の男の子が、対象になっているとの
こと。

いじめられている子は、両親が中国人で、その子も国籍は中国ですが、
ずっと日本で育ったらしいです。

我が子自慢で言うわけでは、決して決してありません。でも、うちの
息子にとっては、その状況が本当に、まじめに耐えられないらしく、
何とかしてやめさせようと、みんなにやめてもらおうと、小学6年生
なりに頑張って、これまで色々と考えてきたようです。

授業参観のとき、うちの副店長が、顔も知らなかったその中国の子の
お母さんから、「いつも息子がお世話になっているようで、有難う
ございます」と言われたとか……。

多分、息子がクラス一の大柄で、運動が出来て力も気も強くなければ、
もう既に対象は、いじめられている子をかばおうとした息子に移って
しまっていたかもしれません。

今後、いじめがさらに陰湿化し、うちの息子も巻き込まれる可能性は
残っていると思いますが。

ちなみに日本でのいじめは、小学生が中学受験の準備を始めるころから
始まるのだとか。受験戦争のストレスが関係しているのでしょうか。

その辺の勘所は、私自身が小学生の時、ひどいいじめに遭って、本当に
死のうかと思った経験があるので、わかります。

私の場合も、きっかけは、私が、当時はまだそんなに多くはなかった
中学受験の準備を始めたことが、きっかけでした。

その時の「加害者」はクラスのまさに全員で、「顔のない」いじめ手
でした。体育の時間に教室を離れた隙に、リコーダーが折られていたり、
「犯人」が不明なまま、教科書がどぶに投げ捨ててあったり。

「誰がこんなことしたんだよ!」と叫んでも、クラスメートの全員が、
ただニヤニヤ笑っているだけでした。

教師は、気づかぬふり。親に言っても「やられたらやりかえせ」と
はっきり言ってズレた助言しかしてくれませんでした。親も親で仕事や
家の事で悩みがあって、子供の問題まで気が回らなかったのでしょうね。

でもその時は「やり返せ? じゃあクラスの男女45人全員を、血祭りに
あげろ、ということか?」と思ったものです。でも、口には出せず、
親なんて頼りにならないんだな、と諦めただけでした。

本当に、自分が死ぬか、教室でナイフを振り回して何人か本当に殺して
やるか、どちらかしかないと、当時は思い詰めていました。実行して
いたら、今の自分はここにいなかったでしょうね、どちらにせよ。

まあ、とりあえず今は、私のことはいいです。

息子の担任の先生も、決してダメな教師ではなく、いじめにも
気づいていて、いろいろと対策をしてはいるようですが、学校という
場所は、どうしても子供だけの世界になる時間がある、恐ろしい所。
教師の目を盗んで、いじめは続いているのだそうです。

本当は、首謀者の何人かを暴力でぶちのめす、という行為も、息子なら
できるのかもしれません。

でも、息子の場合「キリスト者」であるという自覚が、私以上に強く
あるので、その立場から、暴力は使いたくないようです。

それに、暴力を行使したことで、相手側から、陰湿な「復讐」がある
可能性も十分あるので、私も、それはやめた方が良いかと思います。

息子は思いあぐねて、自分で考えた末、「恩師」と仰ぐ、3年生の時の
担任の先生、G先生(今は転勤して、他の学校にいます)に手紙を出し、
事情を説明して、アドバイスを求めました。

この前の土曜日に、そのG先生が、返事の手紙の代わりに、電話を
かけてきてくださって、電話口で三十分ぐらい、アドバイスを受けて
いました。

どうやら「君一人では力が足りないと思うから、信頼できる仲間を
作って、一緒にいじめをなくすようにしてみたらどうか」という
助言をしてくださったようです。

ところが、息子がこれまで友達だと信頼してきた子たちに話をもちかけ
ても、一人も「協力する」と言ってくれた人がいなかったらしく……。

ちなみにその子の場合、ただ「中国人」というだけでいじめに遭って
いるわけではなく、少し体が小さめで、弱そう、というのもあるよう
ですが。……でもそんな子は、クラスに何人もいるわけで、敢えて
その子が「ターゲット」になってしまったのは、中国籍であるという
事実と、やはり無関係ではないと思います。

実際、このいじめ事件が始まるずいぶん前から、息子は、周りの友達が
中国のことを一方的に、しかもうるさいぐらいしょっちゅう、悪しざま
にののしっていて、それが、不快だという話を口にしていました。
レイシズムが、まだ子供である、息子の周囲に浸透しつつあったのは
確かだと思います。

もちろん、そういうことを口にしていた子の「中国のイメージ」は、
親の受け売りに違いありません。子供の社会は、大人の社会の鏡の
ようなものですから。この地域の大人たちの間に、中国を敵視する
雰囲気が拡がっていたから、子供たちが、こういうリアクションを
していたのでしょう。

確かに、中国政府にはひどいところがたくさんあると思います。国内の
マイノリティを弾圧し、言論の自由を制限し、新興国として急成長して
来る中で得た「富」は、一部のエリートが独占してしまっています。
そこから噴出してくる庶民の不満、怒りのマグマは、隣国、日本を
悪者にすることによって「処理」しようとしています。

でも考えてみれば、この中国の姿は、憲法改正で、個人の人権や自由や
言論を制限し、新自由主義で「格差社会」の過激化を進め、偏狭な
ナショナリズムやレイシズムが台頭しつつある、私たちの国、日本が
向かおうとしている方向とまさにそっくり、という気がしてしまうのは、
私だけでしょうか……?

それはともかく、そうした事のあれこれは、大人の世界の、政治の話。
そんな政治的問題のとばっちりを、何の罪もない、日本育ちの、一人の
小学生が受けて良いはずがありません。

そんな背景で起きているいじめへの、息子の「怒り」は、だんだんと
まわりの友達への、「失望」に変わってきつつあるようです。

そんな状態が、親としても心配です。昨日は、ぽつりとこんなことを
言っていました。

「僕は日本人なんか、もう嫌いだ。みんな、空気読むことだけに一生
懸命で、自分の本当の気持ちを表に出そうとしない。そんなくらいなら
街中でも、本気で自分の意見をぶつけ合って、大声で口喧嘩している
イタリア人の方が、僕はずっと好きだ」

大人になっても、日本の社会で、周囲にむりやり同調しながら暮らして
行くのは嫌なので、どこか外国で(できればイタリア……息子にとって
親しみのある外国は、イタリアぐらいだからでしょう)暮らして、働き
たいんだそうです。

「イタリアで仕事探すのは、日本よりもっと険しい道のりだよ」という
言葉は飲み込んでしまいましたけれど。実際、先日岡山へ行ったとき、
それを実現している、ファブリツィオの「大学の後輩」の女性に会い
ましたし、第一、それ以前に、身近なところでも、私のいとこがそれを
立派に実行しているので「不可能だ」とは言えませんからね。

とにかくいじめ問題は、本来、一人のクラスメートが奔走する事では
なく、学校と親が、何とかしなければならない問題です。

なぜうまくいかないのか……。やはりその家族が中国の方たちだから
でしょうか。もし、そうだとしたら、何ともやり切れない話です。

結局は、その根っこのところにある「問題」から、親たちも学校側も、
どこか逃げてしまっているのかもしれません。

いまどき、いじめなんて珍しくもない出来事らしいですが、私自身が
先ほども言ったように、過去にいじめを受けて、そのトラウマから、
実は、未だに脱し切れていない部分があり、それが今の物の考え方や
社会生活のありかたにまで影響を(多分悪い影響を)及ぼしています。

それだけに、そのいじめられている子の将来がどうなるのか、本当に
心が痛みます。ただ、私の場合は、クラスの全員が「敵」だったのに
対して、その子には少なくとも、うちの息子がいる、というのが救い
ではある気もしますが。

でも、憂鬱そうな息子の顔を見るのも、つらいです。今のところは、
「うちの親は二人とも君の味方だし、助けが必要なら、何でもする
からね」と言ってやることしかできません。

どうしたら良いか、正直言って、私と妻も考えあぐねています。

とりあえずは、息子の様子をもう少し注意深く見守って、話したい
ことがある様子なら、何でも聴いてやろうと思っています。
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