これが「報道」の実態だ!

February 26 [Tue], 2013, 23:47
2月24、25日、イタリアで上院と下院の、総選挙がありました。
当初はピエル・ルイジ・ベルサーニ氏率いる「中道左派連合」と
シルヴィオ・ベルルスコーニ氏率いる「中道右派連合」のどちらが
勝つか、が選挙の焦点と言われていました。

結果、どうなったか……。両者ともに、得票数を大幅に減らして
しまいました。言ってみれば、双方が「敗者」になったわけです。

そして「超緊縮財政と増税」を行ったモンティ現首相が作った党は、
ほとんど「論外」と言って良いくらいの惨敗でした。

では、誰が「勝った」のか? この選挙の事実上の「主人公」に、
そして「台風の目」になった、ベッペ・グリッロという人物です。
この人、もともとはテレビで人気の、お笑いタレント。

政治の話が、おいしい物の話と同じぐらい大好きな(ホントです)
イタリア人視聴者に対して、政治家をおちょくったギャグなどを
飛ばして、喝采を浴びていたグリッロ。その彼自身が、政治家に
転身して作った新党「五つ星運動」が、今回は、下院(日本の
衆議院に当たります)で、何と、最多得票を集めて「第一党」に。

そして上院(ちょっと違いますけど、参議院みたいなものです)
でも、ベルサーニ氏の所属政党「民主党」に続く二番目の得票を
集めるという、大成功を収めたのです。

ただ、下院では政党連合としての「中道左派連合」が過半数を占め、
ベルサーニ氏は、一応の「勝利宣言」をしました。本当は、連合
でも過半数に届かず「プレミオ制度」という特殊な規定によって
過半数に達したのですが、その説明は省きます。

一方上院では、今回の得票率は、ベルサーニの「民主党」が1位。
ベルルスコーニの党「PDL」は、得票率では「五つ星運動」の
後塵をも拝する形で、3位でした。しかし「中道右派連合」という
枠組になると、非改選分の議席数を含めれば「中道左派連合」を
わずかに上回り、一番多い議席を占める、という結果になりました。

つまり「ねじれ国会」の状況が出来上がり、今後のイタリア政局は
先の見えない、混沌としたものになってしまったのです。これが
影響して、世界の為替相場が大混乱し、各国の株価まで下落する、
という事態になったのは、皆さんもご承知かと思います。

これからどうなるか。様々な政治評論家が、いろいろなシナリオを
想定していますが、正直言って、全く先は読めません。

ただ、一つ確かなことは、今回イタリアで、全く新しい選挙運動の
あり方が注目された、ということです。どういうことか。

初の国政選挙への挑戦でありながら、下院で第一党になるなどの
「大戦果」をあげた、ベッペ・グリッロの新党「五つ星運動」の
選挙活動が、インターネットの「SNS」などのツールを最大限に
活用した「ネット選挙」だった、という点が新しいのです。

そして、ネットの世界の主な「住人」である、若者たちの意思が、
政治の世界に大きな影響を与える状況になった、ということも、
全く新しい現象といえるでしょう。

これが、イタリアの今回の選挙をめぐって起きたこと、現時点で
言えることの、すべてです。

そんな状態の、今日。わが友ファブリツィオのもとに、4社の
テレビ局から、取材の申し込みがありました。NHK、TBS、
フジテレビ、テレビ東京です。このうちフジテレビは、イタリアの
選挙の話が、エジプトの気球の事故のニュースに差し替えられた
ため、取材がキャンセルになりました。

今日はたまたま、ファブリツィオが校長を務めるイタリア語学校
「イル・チェントロ」の「講師」として、私も現場に居合わせ
ました。それなので、テレビ局から送られてきた質問リストを
ファブリツィオにイタリア語で説明したり、インタビュー現場に
同席して、彼のイタリア語でのスピーチを日本語にしてコメント
したりといった役割を、大騒動に巻き込まれる形で、務めました。

そして、ファブリツィオは、ここに書いたようなことを、各社の
テレビクルーの前でコメントしました。でも、実際に放送された
番組を見ると、話題の中身がほとんどベルルスコーニの事だった
ばかりでなく、あたかもベルルスコーニが、今回の選挙で「勝利」
をおさめ、イタリア政界の中心に、復帰したかのような報道をした
局がありました。

まるで次の首相候補の筆頭は、ベルルスコーニであるかのような。

でも、繰り返しますが、彼の「中道右派連合」は、改選前より、
「大幅に」議席を減らしたのです。テレビニュースが報道していた
ようにベルルスコーニ氏が「躍進」したわけでは全くありません。

イタリア政局が混乱したのは、ベルルスコーニのグループを含む
既成政党に、いや気がさした人々が、なだれをうって「第三極」の
「五つ星運動」に投票した結果、というのが本当のところ。それは
各党の獲得議席数をちゃんと調べれば、明白な事です。

それを「イタリア人は、スキャンダルまみれのベルルスコーニを、
再び政府のトップに据えようとしている。そんなことをするから、
世界が迷惑してんだ。どうなってんの?」という、実際とはズレた
話に、無理やり持っていこうという意図が、各局の報道の仕方を
見ていると、はっきりわかりました。

日本人は、もともとイタリアの政治になど興味がなく、イタリアの
政治家といえば、ベルルスコーニ氏ぐらいしか知らないから、たとえ
それが、実際にイタリアで起きたこととは違っても「わかりやすい」
絵図を描きたかったのでしょうね。

ファブリツィオが熱を入れて語った、「ベッペ・グリッロ現象」の
ことは、ほぼ全部カット、という局もありました。

それなら、わざわざファブリツィオになんか取材しなくても良い
はずですが、ただ単に、イタリア人がコメントしている「絵」だけが
欲しかったんだと思います。あらかじめ(無知な状態で)描いた
シナリオ通りの「絵」と「音声」を組み立てて行くこと。それが、
テレビニュースの取材なんです。

取材現場で知った新しい事実、本当の「NEWS」など、予定調和の
シナリオを形にするためには、いくらでも無視したり、捻じ曲げたり
する。それがテレビニュースだ、ということです。

でもそれがテレビ画面に映れば、視聴者には全部本当らしく見える。
テレビって、ホント怖いですよね。

中でも、最後に取材に来たテレビ東京のクルー、番組名まで言って
しまいますが「ワールド・ビジネス・サテライト」の取材には辟易
しました。最初から「ベルルスコーニが今回、勢力を伸ばしたのは
なぜですか?」と、まるでとんちんかんな質問。

「彼の勢力は、大幅に得票率を下げたんですよ」と言っても、なぜか
話が通じない。納得してくれない。

その上「それでも一応20パーセント以上の人が支持したんですよね。
それはどうしてですか?」と聞くので「従来から彼の党を支持して
来た、あるいは経済的に支援して来た(それによって様々な利権を
確保して来た)保守層の中に、今回も変わらず投票した人がいたん
ですよ」と説明すると、何か気にさわったのか、それともまじめに
言った意味が理解出来なかったのか「保守って何のことですか?」と、
ヘンな食い下がり方をしてきました。

仕方がないので、ファブリツィオが「日本で言えば、例えば今まで
いつも自民党に投票してきた人たちの間には、とりあえず今回も
自民党、というのが一番無難な選択だ、と思うような人がいる
でしょう」という説明をしても「わからない」と。

とにかく「保守層って何をさして言っているんですか?そもそも
保守って何ですか?わかるように説明して下さい」としつこく言い
つのってきて。そんな問答が、何と二時間近くも続いたんですよ!

どれだけ我々の事を「ひま人」だと思っているんでしょうかね。

取材させてくれと言われたから、一切代償なしで、いろいろあった
スケジュールを犠牲にして、お金を払って勉強しに来ている語学
学校の生徒さんにもご迷惑をかけて、インタビューに応じてるのに。

しまいには、普段は温厚なファブリツィオが怒り出してしまい、
「私の意見ではなく、あなたが要求する言葉を私にしゃべらせる
のだけが目的なら、取材には応じられない。私は俳優ではないし、
ピエロでもない!」と。

いやはや、本当に参りました。

あ、そう言えばテレ東の取材者、ファブにはどうか知りませんが、
私には、名刺ひとつくれませんでした。

そもそも、これはテレビ東京だけに限らないのですけれど、今日の
取材のアポを取るのに、今日の午後になっていきなり電話してきて、
こちらの予定が空いてるかどうかもおかまいなしに「〇時に取材に
行きますから、よろしく!」みたいな物の頼み方って、ありますか?
しかも、取材が可能かどうか答える前に電話が切れて、それっきり
かけ直してもこないで、いきなり押しかけたテレビ局も。

それって、「うちが取材してあげるんだから、時間ぐらい、何とか
空けてよね」ってことでしょう?

テレビって、そんなにエラいんですか?

それでいて、取材現場で集めた情報がどんなものだったのかお構い
なしに、あらかじめ自分たちが「想定していた絵とコメント」を
恣意的に編集で作ってしまおうとする。彼らが事前に知らなかった
新しい「ニュース」をせっかく提供しているのに、それは無視して、
前もって用意しておいた「シナリオ」通りにことを進めようとする。

それって本当に「NEWS」と言えるんですか?

これが「テレビ報道」の実態ですよ、みなさん。

『イタリア人と日本人、どっちがバカ?』の本の中にも書きました
けれど、テレビ、その他のニュースを、そのまま「事実」なんだと
信じて鵜呑みにしてはいけないということ、それから、マスコミが
報道していない事は、この世に存在していないかのように勘違い
してはいけないという事、場合によっては、マスコミによって報道
されない事の中にこそ、本当に重要な情報が隠されていたりする、
という話の典型的な例を、今日は改めて実感しました。

実は、私も雑誌の編集者をしていたころ、上司から「そんなもん
作っちゃえよ!」と何度、記事のねつ造を強制させられたことか。

あの場合は、雑誌ですから、まだ半信半疑の読者もかなりいたと
思いますけど、テレビ報道も、実態はあまり変わらないんですね。

ちなみにですが、今後想定されるイタリア政局の成行きのうちで、
ベルルスコーニが「次期首相」になる可能性は、非常に低いと
思います。なぜなら、彼が『レーガ・ノルド』という有力な政党と
連携して選挙を戦う約束を取り付けた際に「もし自分たちが政権
を担うことになっても、ベルルスコーニは首相にならない」という
約束を同時にしているからです。

裏切れば、『レーガ・ノルド』は「中道右派連合」を離脱して、
ベルルスコーニは、いち弱小政党の親分にすぎなくなるでしょう。

まあ、政治の世界のことですから、「何が起きても不思議ない」
と言えば、そうなんですけれど……。

テレビ報道が言うように、近く再選挙が行われる可能性もありますが、
そうなれば、時間とともに支持率を伸ばしてきたベッペ・グリッロが、
さらに勢力を拡大するだけでしょう。「どの既成政党とも、連携する
つもりは一切ない」と断言する彼の新党がさらに躍進しても、政局の
混乱は、ますます深まるばかりだと思われます。

なにしろグリッロはタレントあがりですから、もともと大衆の心理を
読んだり、民衆を扇動したり、というのは得意中の得意。もし仮に、
彼が中心となった政府ができたら、あるいは「ファシズム」の創始者、
ムッソリーニの再来になるかもしれませんね。

いずれにしても、イタリアの政局を「混沌」に陥れたのは、テレビ
ニュースが説明するように、日本人にもおなじみのベルルスコーニ
の政党が「躍進」したからだというのは、明白な間違いです。

本当は、ベッペ・グリッロという元(今も?)お笑い芸人である
新興政治家が、今回のイタリアの総選挙の、ただ一人の「勝利者」
になり、その結果、政局が大混乱に陥ったというのが、投票結果と、
各党の獲得議席数を、ちゃんと調べればはっきりわかることです。

とにかく、今日は疲れました。

でも、とにもかくにも、ファブリツィオの顔を、東京のキー局の
テレビ番組に露出できたのは、ラッキーだったと思います。
それでよし、とするしかないですね。

最後にもう一度言いたいのは、テレビを筆頭とするマスメディアを
あまり信用し過ぎない方がいいですよ、ということです。みなさん
ホントに気をつけて!



※バール・みずさわのお客様に、お知らせ

 最近、当ブログに新宗教や、よくわからないキリスト教系の
 団体、また霊感商法のようなものの広告が付いてくることが
 あります。私が教会の話題を書くことがあるので、管理会社
 の機械が勝手にキーワードを拾って、自動的に付いてしまう
 ようです。私個人とも、私が所属するカトリック教会とも、
 何の関係もありませんので、ご注意ください。

ケルソ神父さん、さようなら

February 24 [Sun], 2013, 17:12
約4年間、カトリック菊名教会の主任司祭をされていた
ロランド・ケルソ神父さんが、今日のミサをもって、離任
されました。

カトリックの神父というのは、一般的なお寺のお坊さんや
プロテスタント教会の牧師さんとは違って、いってみれば、
「サラリーマン」のようなものなので、大体4〜5年ごと
ぐらいに人事異動があります。それなので、どの神父さん
とも、「会うは別れのはじめ」なのですが……。

ただ、ケルソ神父さんの場合は、「カトリック横浜教区」
という所から派遣される「教区司祭」という立場ではなく、
「コロンバン会」という修道会から派遣されていた神父さん
なので、通常の異動とは違う事情での離任になります。

コロンバン会では、70歳を超えた司祭には特別の再研修の
ようなものがあって、そのために、ケルソ神父さんは米国の
アリゾナ州へと旅立って行かれます。

そういう事情ですので、一応、研修終了後は日本へ戻る予定
とのことですが、もしかすると、もうお会いすることが
できない可能性もあります。

特に、ケルソ神父さんはうちの息子を、とてもかわいがって
くださって、息子の方もケルソ神父さんを慕っていました。

何しろ息子、ケルソ神父さんこそ、自分にとってのサンタ
クロースなのだ、とまで思っていたことがある様子。

ミサ終了後にはいつも大急ぎで、聖堂を出て行く息子。何で
そんなに急ぐのかと思ったら、ミサ後に聖堂の入口に立って
いるケルソ神父さんの所へ行って、真っ先に、聖書のことや、
信仰の事を質問したり、個人的なお話をしたりするのが目的
だったようです。

ケルソ神父さんも、息子の「質問」をいつも真剣に受け止め、
考えて下さって、「来週までの宿題にさせて下さい」という
ことが、何度もあったくらいです。

それだけに、お別れが息子には寂しいようで、普通の寄せ書き
以外に、個人的な「お手紙」を手渡していました。



ケルソ神父さんは、別れ際に、うちの息子に、「遠く離れて
いても、お互いのことを、お互いにお祈りしていましょうね」
と言葉をかけて下さいました。

きっと息子も、ケルソ神父さんのことを、一生忘れないと
思います。

またどこかでお会いできることを願いつつ、ケルソ神父さんの
ご健康とご活躍を、家族一同、お祈りしています。





※バール・みずさわのお客様に、お知らせ

 最近、当ブログに新宗教や、よくわからないキリスト教系の
 団体、また霊感商法のようなものの広告が付いてくることが
 あります。私が教会の話題を書くことがあるので、管理会社
 の機械が勝手にキーワードを拾って、自動的に付いてしまう
 ようです。私個人とも、私が所属するカトリック教会とも、
 何の関係もありませんので、ご注意ください。

「あの人」が新聞に!

February 17 [Sun], 2013, 0:18
もう過ぎたことになってしまいましたが、2月15日金曜日の、
朝日新聞の朝刊、19面の「耕論」という欄に、私の仕事上の
パートナー、ファブリツィオ・グラッセッリのインタビューが
載りました。



内容は「イタリア人と日本人、どっちがバカ?」の本の内容を
なぞったような感じでしたが、約半ページ分のスペースを取って
もらって、すごく目立つ記事だった上に、肝心の著書の書名も
掲載していただいたので、ずいぶん宣伝になったと思います。

とにかく朝日新聞。全国紙で、これだけ大きく扱ってもらえた
というのは、ありがたいことです。彼はルックスにインパクトが
あるので、もっと顔を露出して、名前を売ってほしいなと。

そうすれば、私の仕事も自動的に増える、というわけで……。

現に、朝日新聞に彼が露出してすぐ、アマゾンの、本の人気
ランキングで「どっちがバカ?」は「日本論」のジャンルで、
12位まで上昇してきました。

「どっちがバカ?」を読んで下さったマスコミ業界の方に
お声をかけていただいて、これでファブリツィオは、ラジオ、
テレビ、雑誌、新聞と、四つのメディアに出たことになり
ました。予想以上の反響に、彼も私も、喜んでいます。

朝日新聞をとっていて、まだ15日の朝刊を捨てていない方は、
ぜひ19面を見て、お読みになっていなかった場合は、ご一読
いただければと。よろしくお願いします。



※バール・みずさわのお客様に、再度のお知らせ

 最近、当ブログに新宗教や、よくわからないキリスト教系の
 団体の広告が付いてくることがあります。私が教会の話題を
 書くことがあるので、管理会社の機械が勝手にキーワードを
 拾って、自動的に付いてしまうようです。私個人とも、私が
 所属するカトリック教会とも、何の関係もありませんので、
 ご注意ください。

妻チョコ母チョコ

February 14 [Thu], 2013, 22:47


今日はバレンタインデー。先日の記事に、チョコなんて……と
いうような事を書きましたが、今年もちゃっかりもらいました。
「妻チョコ」だけですけど。

同じく息子も「母チョコ」をもらいました。

マンゴーのドライフルーツにチョコレートをコーティングした
ものと、生チョコの二種類。いずれも手作り。上がその写真です。

私は、赤ワインと一緒にいただいたのですが、これがなかなか
合っていて、おいしかったです。妻に感謝。

息子の方は、本当は「彼女」のMさんからもらえるはずだったの
ですが、学校にチョコを持ってくることの「禁止令」が出ていた
上に、Mさんは今日塾通い、息子はテニスのレッスンで、お互い
忙しかったために、明日、彼女が我が家にやってきて、手渡して
くれることになったそうです。

友達の中では、サッカーでずば抜けた才能を発揮していて、
地元の「J1」傘下の、中学生のジュニアチームでプレーしている
(しかもソフトなイケメンの)N君が、今年もダントツの数を
もらえる模様。ただ、肝心のN君が、女の子に全く興味がないの
だとか。N君ファンの女子は、つらいですね。

うちの息子の場合は、Mさんと「公認の仲」なので、彼女に
遠慮して、他にくれる女の子はいない様子。でも、学年一の
「美人さん」で、しかも勉強もできるMさんから「本命」の
チョコをもらえる息子は、ある意味、N君より幸せ者かも……。

息子によると、今は、小学生にも「義理チョコ」を配る女子が
いるそうです。誤解されないよう「ぎり」と書いたメッセージ・
カードを付けて。なんのために?とも思うのですが、やっぱり、
ホワイトデーの「お返し」が狙いでなのでしょうか?

また、妻によると今年は、もう少し年上のお嬢さんたちの間で
「友チョコ」が流行したようです。女子の友達同士でやりとり
するチョコ。こうなると、恋人たち云々の話はどこかへ行って
しまって、ただの「チョコレートの日」ですね。

もはや、聖バレンタインさんの出る幕はありません。

それにしても、明日、息子はMさんからどんなチョコをもらう
のでしょう。

もちろん、親父はお邪魔虫なので、顔は出さないつもりですが、
ちょっと好奇心。「いいなー、このこのー!」て感じですかね。



※最近、当ブログに新宗教や、よくわからないキリスト教系の
 団体の広告が付いてくることがあります。私が教会の話題を
 書くことがあるので、管理会社の機械が勝手にキーワードを
 拾って、自動的に付いてしまうようです。私個人とも、私が
 所属するカトリック教会とも、何の関係もありませんので、
 ご注意ください。

交わりの日

February 11 [Mon], 2013, 23:05
今日は、ローマ教皇ベネディクト16世が「退位」する、という
ことが発表されて、普通のマスメディアでも流されました。
カトリック教会が、珍しくも日本の一般社会の話題になった日
だったわけです。個人的にはそれほどの感慨は湧きませんが。

それより「次の方」がどんな人物になるか、という事のほうが
関心があります。本来あるべき姿からは「数世紀」遅れている、
ともいわれるバチカン=教皇庁を、少しでも大きく「刷新」に
向けて動かす人に、教皇座をついでいただきたいと願います。

そんなことがあった今日。私は、神奈川県西部の二宮にある、
日本基督教団二宮教会へ行って来ました。カトリックじゃなく、
プロテスタントの教会ですね。



二宮にはすぐ近くにカトリック教会もあって、そちらにも内輪の
ミーティングで行ったのですが、今日に関してはプロテスタント
教会に伺った方が、メインでした。

目的は、こちらの教会で、私たちのグループの仲間である、
カトリック相模原教会主任司祭の、浜崎眞実神父が講演会を
したために、それを応援がてら、聞きに行ったのです。

カトリックの神父が、プロテスタントの教会で講演などと言うと
不思議に思われる方もいるかもしれません。宗教改革以来、
カトリックとプロテスタントは仲が悪いんじゃないの?と……。

確かに16世紀には、フランスのカトリック教徒とプロテスタントの
人々の間で「ユグノー戦争」などというものまで起きた歴史はあり
ます。でも、それはもう400年以上前の話。

それにプロテスタント教会と一口に言っても、小さなものまで
含めれば、ものすごい数の教派があるわけで、またその教会の
牧師さんの個性にもよって、色々な傾向をもった教会があります。

一方のカトリックの方も、全世界をカバーする教会の、10億人を
越える数の信徒や司祭の中には、右から左まで、本当に様々な物の
考え方をする人がいます。当然ですよね。

そんな現代にあっては、カトリック、プロテスタントは関係なく、
近い考え方をしている人同士が、一緒にものを考えたり、話し合っ
たり、行動したりするというのも、むしろ自然なことではないか、
と思います。

カトリックの、私が関わっているグループでも以前、浄土真宗の
お坊さんである、菱木政晴さんという方を講師にお招きして、講演
していただいたことがあります。宗教、教派を超えた人の結びつきが
大きな「気づき」と実りをもたらすことは、確かだと思います。

でも、そういえば仏教のお寺にキリスト教の司祭が呼んでいただいて
講話をした、という話は、あまり聞いたことがないような気も……。
まあ、私が知らないだけかもしれません。
それはさておき。

浜崎神父の、今日の講演会のタイトルは、こんなものでした。



「死者との向き合い方が戦争を作る−カトリック教会と靖国問題」

つまりカトリック教会が、信仰を守るために死んだ「殉教者」を
顕彰して「福者」や「聖人」にすることと、戦争で戦死した人を
「神」として祀る靖国神社のあり方は、どこかで通底しているの
ではないか、という話です。

信仰や「国体」のために、進んで死を選び取るよりも「殺さない、
殺されない、殺させない」世界を作るべきなのではないか、と。

保守的な(多くの)カトリック信者の人たちは、眉をひそめるか、
困惑する論理かもしれませんね。

でも今日の講演レジュメにあったこの言葉には、一定の説得力が
あるように思います。

《どんな人間がいても、たとえ嫌いな人がいても、それでもその
人を殺してしまったり、殺し合ってしまうことのないような場、
「あの人は生きていてもしょうがない」と思うような人がいても、
どんな形でもみんなが生きていける場をつくっていくのが課題
なのではないでしょうか》

《「神の国」は、一人ひとりが立派になるというのではなくて、
「生きるに値しないいのちはないんだ」という、無条件に生存が
肯定される社会ではないのでしょうか》

それは「正義」の名のもとに行われる戦争も、迫害も否定され、
消えて行くことを目指す社会です。それが実際は、ものすごく
難しいことだ、ということを覚悟しつつ、それを目指して前に
進むこと。それが、宗教や宗派、イデオロギーや社会体制を
越えて、私たちすべてに望まれることのように思います。

講演の後は、今日、貴重な時間を共に過ごしたプロテスタント
教会の人たちと、当然ながら(?)お酒を酌み交わしながら、
盛り上がりました。

というわけで、今日はカトリック教会にとって驚くニュースが
流れた日でもありましたが、我々にとっては、プロテスタント
の方たちと、良い「交わり」ができた、とても意義ある一日に
なりました。

近ごろの節分に思う

February 03 [Sun], 2013, 23:10


うちの息子は年男なので、今年の節分は豆まき係が続き、
忙しそうでした(笑)。

昨日は「綱島のばあば」の家で一日早い豆まき。そして
今日は「日吉のおじいちゃんおばあちゃん」の家で豆まき。
そして家に帰ってからも、また豆まき。ご苦労さん。

歳の数いり豆を食べるのは、そろそろしんどくなってきた、
という話は去年の節分でしましたが、今年は、昼食に食べた
ラーメンの味卵が少し古かったせいか、私と副店長がお腹を
壊してしまう(息子は「日吉」で昼食だったのでセーフ)、
という状況下で、よけいつらかったのです。

それでも、無理やり食べちゃいましたけど。

ところで、節分に「恵方巻」を食べることが、関東でも
すっかり当たり前になっちゃいましたね。もともと西日本
限定の習慣だったと聞いていますが。

それなのに、横浜あたりでも近ごろでは、スーパーやデパート、
コンビニまで含めて、「恵方巻いかがですかー!」の売り声は
あちこちで聞こえてるのに、福豆はどこにあるのか、良く探さ
ないとわからない状態。

このままじゃ、関東でも節分は「恵方巻」を食べる日になって、
豆まきの風習はすたれるんじゃないか、と危惧してしまう
くらいの勢いです。

やっぱり、いり豆なんか売るより、恵方巻の方が単価も利幅も
大きいですから、ずっと儲かる、ということで、そっちに
ウェイトがかかっちゃうんでしょうね。

商業主義になんでも乗っけられ過ぎてしまうのは、日本人の
特徴でしょうか。

まあ、そんなに目くじらを立てるほどの事ではないのですけど、
店の側がここまで「恵方巻押し」一辺倒になると、私などは
なんだか白けてしまいます。

といいながら、副店長が2月1日に、会社で「買わされて」
恵方巻を持ち帰ってきたのを、我が家でも食べました。
節分でもないのに。気にせず、普通に切って、お箸でおいしく
いただきましたけど。

そして今日は、わりと流行に乗っかるタイプの、日吉の実家
で、海鮮恵方巻とかいう、お高いものをいただきました。
そんなに長さはなかったので、まるかぶりしましたが、恵方は
向かず、沈黙も守らずでした。味はとってもおいしかったです。

とにかく最近は、年がら年中、どこかの「業界」が盛り上がる、
そして儲かるイベントが、何かしらあるようになりましたね。
次はバレンタインデーか。

ディズニーリゾートでは「イースター」も宗教的な意味合いを
消して、ここ数年キャンペーンネタにしていますが、これは
定着するんでしょうか……。「復活節」が終わって、初夏に
なってもまだやっていたりして、いくらなんでも引っ張り過ぎ
だろう、と思いますけど。

とにかく、みんな消費しろ、と。チョコなんか嫌いでも食えと。
ワインなんか全然好きじゃなくても、ボージョレ・ヌーヴォーは
飲めと。うーん、やっぱり、なんか白けちゃいますね、私は。
2013年02月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28
最新コメント
アイコン画像toru-mizusawa
» 最近食べたもの (2019年12月06日)
アイコン画像toru-mizusawa
» 最近食べたもの (2019年12月06日)
アイコン画像toru-mizusawa
» 九州の美味しいもの (2019年12月06日)
アイコン画像もうふ
» 最近食べたもの (2019年12月06日)
アイコン画像aki*keigo
» 九州の美味しいもの (2019年12月06日)
アイコン画像aki*keigo
» 最近食べたもの (2019年12月06日)
アイコン画像toru-mizusawa
» 九州の美味しいもの (2019年12月04日)
アイコン画像toru-mizusawa
» 九州の美味しいもの (2019年12月04日)
アイコン画像aki*keigo
» 九州の美味しいもの (2019年12月04日)
アイコン画像北の熊子
» 九州の美味しいもの (2019年12月03日)
Yapme!一覧
読者になる