床下からパニーニ

April 21 [Sat], 2007, 13:02


世の中には、「都市伝説」「学校伝説」などなど、いろいろなレベルでの「伝説」が存在します。店長は、そのほとんどは、会話の中で誰かが何気なく飛ばした冗談や、その場を盛り上げるための、悪意のない戯言が始まりなんだろうな、と思っています。それが、人の口から口へと「伝言ゲーム」のようにして伝えられていくうちに、話に尾ひれがついて、出来上がってくるものなのでしょう。

そうした「伝説」のひとつとして、「国伝説」とか、「○×人伝説」のたぐいがあるようです。仕事先のフランス人がどうしたとか、ドイツに旅行したらこうだったとか。こういうのは、たとえばお酒の席などで、面白おかしく語られる話題のうち、「いかにも、らしい」と人々が認めたものが、口伝えされていくうちに、形を変え、大げさになったりして、「それらしく」伝説化していくのかもしれませんね。

この間、いかにも、人々が「らしいなあ」と思ってしまいそうな「イタリア(人)伝説」に出会いました。話は、副店長が、仕事先で仕入れてきたものです。こんなやつです。

ある人が、マセラーティ(イタリアの高級スポーティーカー)の新車を買いました。ところが、運転していると、何か足元の方から、どうも変なにおいがする。おかしいと思ってシートの下を覗いてみたら、なんといすの下に、食べかけのパニーノ(イタリア風サンドイッチ)がはさまっていた。おそらく工場で、昼メシにパニーノをムシャムシャやりながらクルマを組み立てていた「イタリア人」が、おしゃべりかなんかに夢中になり、ついうっかり、そこにパニーノを置き忘れてしまったんだろう。こんなふうだから、イタ車は作りがいいかげんなんだ・・・。

みなさん、どう思います?ああ、いかにもありそうだなあ、と思われますか?それとも、いくらなんでも冗談でしょ、と思われますか?

店長は、イタリアの工場で、マセラーティの生産ラインを(ついでに言えば、シートの取り付け工程も)この目で見たことがある経験から、実際には、ほぼ100%「ありえない」話だと断言します。このおはなしを、「本当」だと信じる人のイメージの中では、イタリアの町工場みたいな工房で、昼間からすでにワインを飲みながら仕事をしている、開けっぴろげな親父さんたちが、冗談を飛ばしあいながら車をつくってる、という光景が展開されているのでしょう。でも実際は、空気清浄機が効いた、塵ひとつ落ちていない、清潔な最新設備の工場内で、一定のスピードで動くベルトコンベアーに乗せられた車を、作業員が黙々と組み立てている、という状況です。いくら話し好きのイタリア人でも、あの雰囲気と状況では、おしゃべりする気分ではないだろうし、そんな余裕もなさそうでした。床から一段高くなった作業台の上は、不安定で、ゆっくり食事できるような場所でもありません。

それ以前に、日本人と比べて「食べること」を、楽しみのひとつにしている度合いが高い(人の多い)イタリアでは、仕事しながら昼食をとるなんて、逆に「勤勉」にして「ストイック」な行為なんじゃないかと思います。労働組合の強力なイタリアでは「従業員に、ゆっくり昼食をとる時間も与えないなんて!」ということで、会社側は、とんでもない突き上げを食ってしまうに違いありません。
・・・というわけで、「組み立て作業中に食っていたパニーノが残っていた」説は、完全な「作り話」だと断言できるわけです。



仮に「いすの下から食べ物が・・」ということ自体が事実だったとしたら、この車は「新車」ではなくて、前オーナーが、運転しながら食べていた物の残りか、包み紙を、とりあえずいすの下に押し込んでいたのが、そのままになっていた・・・というあたりが真相でしょうね。

ことほど左様に、「いかにも、らしい」噂話ほど、尾ひれがついて、事実からかけ離れてしまっていることが、実際は多いんじゃないでしょうか。その場限りの「バカ話」で済ますのなら、まあ罪はないですけれど、人間って(もちろん私も)、どうしても自分の「先入観」や「偏見」に左右されて、ものを見てしまいがちなもんです。それを心のどこかに置いておいて、あんまり「面白おかしい」噂話を鵜呑みにするものじゃあないな、と、改めて思いました。それが、たとえば災害などの非常のときに、デマや「流言蜚語」のたぐいに惑わされないための、訓練にもなるかなあ、と・・。

それに、○×人はこういうものだ、という具合に、「国籍」と「人柄」を結びつけて考えるやり方も、店長は、個人的にあんまり好きじゃないです。日本人だって、たとえばテレビの通販番組をやっている、口八丁手八丁のおにいさんも、腕は立つけど口下手な職人のおじさんも、どっちも同じ日本人じゃないですか。それに、ひとくちに日本っていったって、広いでしょう。北海道に住んで酪農やってる人と、大阪のミナミに住んで魚市場で働いてる人とじゃ、生活環境はえらく違う。それなのに、たいして日本のことを知らない外国人から「日本人って××だよなー」なんて、頭から決め付けられたら、「ちょっと待って。みんながみんな、そうなわけじゃあないよ!」と言いたくなるじゃあないですか。百歩譲って、大まかな国民性、というものが存在するとしても、人間の性格なんて、個人差の方がずっと大きい。店長は、そう思うのですが。皆さんは、どう思われますか?

1万アクセス到達!

April 20 [Fri], 2007, 2:40
当店が「開店」して、約1年と3ヶ月。ついに、総アクセス数が、1万件に達しました
これまでにご来店くださったみなさん、本当にありがとうございます!
「気が向けば書き込み」のグータラブログですが、これからも、がんばって続けて行きます。
今後とも、どうぞ、ごひいきによろしくお願い致します!

時計の祭典

April 14 [Sat], 2007, 19:58

写真・MCH Messe Schweiz (Basel) AG

おかげさまで、息子のインフルエンザも峠を越しました。そろそろ、家でじっとしているのが我慢できなくなってきたようです。

ところで、皆さんは「バーゼル・ワールド」(今年の正式名称は「BASEL2007」)というイベントをご存知ですか?これは、スイス北部の都市、バーゼルで現在開催中の、世界最大の時計・宝飾関係の見本市です。スイスだけでなく、日本を含めた世界の時計メーカーの多くが、この「バーゼル・ワールド」と、それに引き続いてスイスのジュネーブで開催される「SIHH(ジュネーブ・サロン)」というイベントで、その年のニューモデルの大部分を、一気に発表します。

ちなみに「SIHH」の方は、各国からやってくるバイヤーとメディア関係者だけが入場できる、純粋な商談の場なのに対して、バーゼル・ワールドは、チケットさえ購入すれば一般の人でも自由に入場できる、開かれたイベントになっています。まあ、自動車のモーターショーみたいなものですね。ただ自動車の場合は、一年を通して、東京、トリノ、フランクフルトなど、いくつかのメジャーなモーターショーがあるのに対して、時計の世界では年にただ1回、スイスで行われる「二大見本市」の時期に、その年の新作が一気に発表される、というところが違っています。

ちなみに今年の「BASEL2007」は、4月12日から19日まで開催され、展示スペースの総面積は16万u以上(東京ドームの約4倍)、出展する会社は、時計メーカー(ベルトなど関連商品メーカーを除く)だけでも326社。昨年のBASEL2006では会期中に9万4千人余りの来場者があり、今年はさらに、それを大幅に上回る入場者が見込まれているとのこと。これは、ここ数年、高級機械式時計の人気が高まってきていることの現われだと言って良いでしょう。ちなみに、06年のスイスの時計輸出総額は、史上最高記録の12億5千910万スイスフランで、前年比10.9%の増加だったそうです(04年+9.2%、05年+11.5%に続き3年連続の大幅増-スイス時計協会FHの統計による)。

時計好きなら、誰でも一度は行ってみたいと憧れる、まさに「夢の祭典」。来年は、行けるといいなあ・・・。


写真・MCH Messe Schweiz (Basel) AG

またもやインフルエンザ

April 13 [Fri], 2007, 23:19
昨夜息子が熱を出し、朝になってお医者さんに連れて行ったところ、なんと、またもやインフルエンザと診断されてしまいました。今度は、前のB型と違うA型のインフルエンザ。試薬の反応がばっちり出ているのも、見せてもらいました。もう4月も半ば近いというのに、今頃、まだインフルエンザが流行っているようなので、予防接種の有効期限も切れてしまったのでしょうか。
結構なお金を払って、息子にも痛い思いをさせて予防注射をしたのに、たて続けに二度もかかってしまうと、あれは一体なんだったんだ?とがっくり来てしまいます。
しかも今度は前と違って、熱とせき、食欲不振で、本格的に参ってしまっている様子の息子。看病しながら、早くよくなってくれるように祈るしかないです。
しかし、息子の抗体がなくなってしまっているとすれば、おそらく親も同様と思われるので、店長も、副店長も、これからやられる可能性は十分にあります。同時に何人も共倒れ、というのは避けたいので、息子が完治するまでは、何とか気を張って、倒れないように頑張るしかないです。

花見のはしご!

April 01 [Sun], 2007, 23:01


この週末、関東の平野部では、桜の花の見ごろでしたね。皆さんは、お花見、どこか行かれましたか?
横浜界隈では、昨日満開になったと思ったら、今日はもう、かなり散り始めていました。でも、落花の中をそぞろ歩くのもまた、良いものです。

昨日は、息子、妻と、妻の方のお母さんと4人で、綱島公園へ行きました。そして、今日はお昼から、息子の保育園の、同じクラスのお友達と集まって、近くの小学校の校庭でお花見。もっとも、息子たちは「花より遊び」で、土ぼこりだらけになって暴れまわっていましたが。そして午後は父方の祖父母と、多摩川台公園へ行って来ました。ここでも、息子は「花よりザリガニ」で、ザリガニつりの餌や道具を持って来なかったことで、ふてくされていました。

昨日、今日と、ほとんど「花見のはしご」状態で、堪能はしましたが、えらく疲れました。息子もさすがに疲れたらしく、布団を敷くと、寝かしつけるまでもなくバタンキューでした。来年もこうして、みんなでわいわいとお花見を楽しめるといいな、と思います。
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