これは逃れますね

November 09 [Sat], 2019, 18:22
前記事で触れた「桜を見る会」の国会質疑の件ですが、どうやら焦点は次の点に絞られてきたようです。

1.招待された安倍総理の支持者は、旅費、宿泊費、宴会費等のかかった経費を自腹で払ったのかどうか。

2.山口県からの約850人の招待者は、どこから(誰から)選出されたのか。



1の案件に関しては、もしも山口から上京して一泊し、宴会に出たのが、安倍晋三事務所から、もしくはそれに類する安倍氏に関わる団体から出資されたのであれば、公職選挙法違反に当たる、ということです。

全員が、旅費をすべて自腹で払ったのであれば、自発的、一方的、ボランティア的な安倍氏の後援活動ということになりますからセーフでしょう。

これに関しては、当該ホテルや、航空会社、バス会社などに少なくとも今年の4月の記録は残っているでしょうから、どこが支払いをしたのか調べて、さらにその支払元が、参加者から費用を徴収しているかどうか調べればわかります。

たとえば安倍晋三の後援会が支払ったとして、そこが参加者から費用を徴収したかどうか、です。



2に関しては、公費で贅沢な花見会に参加できる一般人は、その人が内閣府もしくは各省の推薦により「各界で(国に)大きな貢献をした」と認められた場合、となっています。

850人からの山口県からの参加者が、どこの省からどのような功績を認められて参加したのかはっきりして、それが公的に認められるものならセーフ。そうでないのなら、公金を私的な接待に使ったとみなされアウトです。

国会での安倍氏の回答によると、参加者は安倍氏の支持者ではあるが「各地の自治会あるいはPTAなどの活動で功績のあった方で、そこが私の支持者と重複しているということはありうる」とのこと。

まず、自治会やPTAで活躍した程度で「各界で貢献をした」と認められるのがおかしくないかどうか、という点。それなら、正直言って私だってPTA会長をやったし、自治会の役員も務めてますから、お呼ばれする資格がありますね。

また、参加には内閣府あるいは各省から選出・推薦されなければいけないという点。地方での草の根活動で功績があった一般人の名前を、中央官庁がどうやって知りえたのか。

ちなみに、参加者の証言によると、まず山口の安倍晋三事務所から「参加のご案内」の紙が送られてきて、それに氏名と住所を書き込んで返送したら、後日「内閣府」から招待状が発送されてきたそうです。

もし、内閣府が安倍氏の個人事務所が推薦(申請?)した人に招待状を送ったのだとしたら、これは私的な団体が内閣府の選出を誘導したことになって、アウトになります。



アウトか、セーフか。1でアウトの場合は公選法違反、2でアウトの場合は公金の不正使用に当たり横領罪の可能性があります。

いずれにしても、安倍氏が、事務所がやったことで自分自身は関与していないと主張するのは確実でしょうね。

しかし2に関しては、普通のPTA会長さんなどがそんな会に参加するのがおかしいと思わず、長年にわたって笑顔で受け入れていたのだとすれば、ずいぶんと常識のない話です。気が付かなかった、ではすまされない。

1に関しても、自分の事務所が公職選挙法を著しく逸脱した違法行為を長年続けてしていたのなら、自らも責任を免れないはず。少なくとも総理は辞職するべきスキャンダルになるでしょう。

もしも自ら関与していたら罪を償うべきものですし、直接関与していなくても、違法行為を承知で長年放置していたのなら、議員辞職すべき。

ちなみに「桜を見る会」には、安倍氏だけでなく、他の閣僚級の政治家の支持者も参加していたという情報があります。ことによったら、政界そのものがひっくり返るような事件に発展しかねない大問題。

それなのに……

どうですか?テレビのニュースでは、まともに取り上げていますか?

新聞では、どうですか?

朝日新聞が、ごく小さく取り上げていたのは確認していますが、いかにも「及び腰」という感じ。

そんなもの、うちの父みたいに相当熱心に新聞を読む人でさえ飛ばしてしまいそうです。

大手のネットニュースは、たとえばヤフーニュースは完全無視。他も、ほぼ似たり寄ったりですね。

民間委託の記述式大学入試問題も、一大疑獄に発展しかねない案件なのに、週刊文春を後追いするマスコミはほとんどないです。

そうして、国会の予算委員会で、特定の政党が騒いでいるだけで、大事にならないまま日が経てば、国民はみんなきれいさっぱり忘れてしまうことでしょう。

違法行為や省庁ぐるみの汚職事件も、闇から闇へどころか、一回日の下に晒されたにもかかわらず、また闇の中へと消えて行くのです。

野党がいくら頑張って仕事しても、追い詰めるのは無理。おそらく、自民党内の反主流派が腰を上げない限り、悪は悪のまま生き延びることでしょう。

個人的には、多分そうなるだろうと予想しています。

私たちはなんと「美しい国」に住んでいるのでしょう。

日本人に生まれたことを誇りにしたいです!笑笑

本当は詰んでるけど

November 09 [Sat], 2019, 0:26
このところ、安倍政権にいろいろとほころびが出て来てましたね。

台風15号来週のタイミングで内閣改造をしたのに、週刊文春に閣僚のスキャンダルが次々と出て、そのあおりをくらって二人の大臣が辞任。

新聞やテレビが忖度報道ばかりでまともな政権批判もできない一方で、わずか10日間で閣僚の首を2つも取った文春恐るべしという感じですが。

さらに文春、追及の手を緩めず、来年から大学センター試験に代わって行われる予定だった新テストで、記述式試験を請け負うことになっていた民間会社と政治家・官僚との癒着を報道。

前文科相の下村氏と、記述式試験を請け負うはずの、東進ハイスクールやベネッセとの癒着に加えて、ベネッセにどれだけ霞が関の官僚が天下りしているかなどが報道されました。

まあ、要するに官僚の天下り先である教育産業の企業に、自民党の文教族政治家が利益誘導した仕組みが明らかにされつつあるわけです。

当然、利益誘導の見返りは政治家にあったはず。

カネ、利権に目がくらんで大学入試をおもちゃにした爺さんたちの、犠牲になって振り回されている受験予定の高校生50万人は、本当にかわいそう。

うちの息子も、もし浪人したときのために、英語民間試験を受験する用意をしなければならず、学校を通じて既に申し込んでいました。

ところが、ご存じの通り英語民間試験は4年延期になったため、申し込んだ翌日には、教室で先生が苦笑いしながら「皆さんご存知の通り、昨日やってもらった申し込みは今日不要になりました」と言っていたそうです。

うちの子も振り回されたうちのひとり。

そもそも50万人という大量の受験生が一斉に記述式試験を受け、文章の回答に公平な採点などできるはずもなく。

受注元のベネッセコーポレーションも、国会の参考人質疑で、アルバイトに採点させることを否定できませんでした。

英語国語はもちろん、数学でも、試験では回答欄に書かれた立式を見て、受験者がどんな解法を選び、どういう思考過程で問題を解こうとしたかが見られるわけで。

それによって部分点が入るわけですが、その部分点を付けるのひとつとっても、いろんな解法を知っているレベルの高い採点者と、レベルの低い学生アルバイトなどでは違いが出てしまい、公平にならないのは当然。

記述式試験は、どうせ各大学が行う二次試験で課されるわけだから、全国統一試験をその前にやる意味もない。

最初から無理な上に、不要な試験なんですよ。

ただただ、受注する天下り先私企業の利権と、利益誘導する政治家へのキックバックのためだけに考えられた制度改革。なんとも汚いですね。

現文科相の萩生田氏は、どうからんでいるのか。

さらに、元閣僚が、公道で60キロの速度違反をしていながら、警察に見逃してもらっていた疑惑まで。

なんか、もうボロボロ。

そこへもってきて、国会では連日、安倍総理の大臣席からのヤジが問題になってきました。

昨日は「(その文書)あんたが作ったんだろう!」

今日は「共産党!」→これは立憲民主の議員の質問に対して放たれたもので、実際の共産党と取り違えた、というよりは「パヨク!」とか「反日!」とかネトウヨが使う罵倒用語に近いものだったんでしょうけど。





そして8日、国会で大変なスキャンダルが出てきました。

今年の首相主催の春の行事「桜を見る会」に、山口県の各市から、安倍総理の後援者の団体が招かれて、饗応を受けていた疑惑です。

これは今年だけのものでなく、近年、毎年恒例化していたもののようで。

850人ほどの有権者が山口から上京、桜を見る会の前夜は都内の一流ホテルに宿泊、夜は安倍総理自ら出席する歓迎行事が行われた上、当日はバス17台を連ねて会場の新宿御苑へ。

開宴前に新宿御苑に入った一行は、樽酒、オードブル、お土産の接待を受けて帰ったというのが、質問した共産党議員の主張。

多数の参加者のブログ、ツイッター、フェイスブックなどにその様子が詳しく記録されていて、状況証拠はそろっているとの追及。

これが本当なら、もし自費で行った行事であれば、どえらい公職選挙法違反です。

とにかく、支持者に香典や法事のお線香代を出すのもアウトなのに、それほど大々的に饗応したのでは……

もし安倍事務所の私費でなく、本番の桜を見る会と同じ公費を使って私的な接待に使っていたのなら、横領罪にもなります。

対する安倍総理は、まともな答弁が出来なかったものの、全体として「自分は招待者と直接関わっていない」「選挙区の安倍事務所が企画したもので、自分自身は一切関知していない」という言い訳でした。

事務所スタッフや秘書が企画実行したもので、自分は全く知らなかった、というのはこういう時に政治家が言う言い逃れの定番ですが……

そんなこと言ったら、政治家が自ら後援者に金品を手渡す、などというケースはほとんどないのですから、公職選挙法違反の99.9%は立件できなくなります。

とにかく、自分はあずかり知らぬところ、参加者のブログ等では証拠能力が薄い、ということにしたいでしょうが。

こんな資料まで出て来てしまいました。



2013年、桜を見る会前日の安倍昭恵夫人のフェイスブックに、ホテルで招待客と交流する安倍総理本人が写っています。

こちらはそのコメント欄。



ほかならぬ昭恵夫人のフェイスブックですから。しかも6年も前から、こんなことしている。「招待者と直接関わってはいない」などとよくウソが言えますね、という話。

これは、将棋で言えばもう完全に「詰んでる」ってやつですね。完全にアウト。

今後どんなふうに言を左右してなんとか逃れようともがくのかわかりませんが、たぶん、大手新聞やテレビニュースでは、そんなに大きく取りあげない可能性もあり。

でも、閣僚や元閣僚の不祥事が重なっているところでこれでは、自民党内の反安倍勢力が黙っていない気もします。

国会運営を混乱させた責任を問うということから、あらためて国民の信を問うべきという風になって、近いうちに衆議院が解散総選挙になるかも。

もしそれでも安倍自民党が勝利すれば、すべては禊が済んだということにできる可能性がありますし。

年内に、選挙があるのでしょうか。

あるとすれば、うちの息子の初選挙。

もしそれがあって、また安倍政権が支持されたという結果になれば、もうこの国は法治国家としていよいよ終わり。

独裁政権になってしまうのは、もはやどうやっても不可避。

あとは坂道を転げ落ちるように転落、自由も人権も奪われて、その上かなりの可能性で戦争をする国に、ということになりそうですね。

いまが、それを避ける本当に最後のチャンス。

はてさてどうなるか。今後に注目です。
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