2012「緑のハート」への旅B

August 06 [Mon], 2012, 16:40


イタリア3日目の朝は、ペルージャの「ホテル・フォルトゥーナ」の
朝食室で始まりました。ホテルの朝食室には、下の写真でもわかる
とおり、1300年代に、この建物が作られた当時のフレスコ画がまだ
残っていて、クラシックで素敵な雰囲気を醸し出しています。



朝食の内容は普通のコンチネンタル・ブレックファストですが、味は
十分満足できるものでした。



朝食を済ませたら、街へ出て、ペルージャを散策。中世の香りを満喫
します。そもそも、ホテルを出た瞬間から、こんな良い雰囲気です。



旧市街は、どこへ行っても絵になる景色です。



こんな、素敵な小路に迷い込むのも、また楽しいものです。



ただちょっと意外な(?)物も発見しました。自販機だけがたくさん
置いてある、無人のバールです。私たちが気づいた限りでも、旧市街に
2か所、無人バールがありました。



普通の店で買うと1ユーロが相場のミネラルウォーターが、ここでは
半額の50セント。ペットボトル入りのジュース類も、最低1ユーロ
50セントから2ユーロするところが、ここだと1ユーロ。日本の
自販機で飲み物を買うのより、ずっと安いです。お菓子のたぐいも、
キンキンに冷やして(笑)売っています。



学生の街だから、こんな所もあるのかな、と思っていましたが、この
後に訪れたアッシジでも、同じような店を2か所見つけました。その
うちの一軒では、レンジで温めて食べるパスタや軽食も売っていて、
ちゃんと電子レンジまで置いてありました。

外国人の学生やツーリストが多い街だから、というのと、治安が良い
ために、こういう所があっても、荒らされたりする心配が少ないから
というのが「無人バール」が出来た理由なんだと思います。

お金のない、節約旅行の私たちは重宝して、使いまくりましたが、
本来コミュニケーションの場でもあるイタリアのバールが、無人
というのは、ちょっとさびしい気もします。

旧市街を回っていると、意外に古いクルマによく出会いました。
最近はイタリアでも、古いクルマは本当に珍しくなったのに。
これは、昔の、オリジナルのフィアット500です。



一方通行の狭い道を、ものすごい勢いでバックしていたのが笑え
ましたけど。

そして、こちらは古いクルマではなく、最新鋭。カラビニエーリ
(国防省警察)の、パトカーです。使用車は、アルファロメオ159。
やっぱりかっこいいですね。



それから、ルネサンス初期に作られたファサードが美しい、サン・
ベルナルディーノ教会に寄って……。



大学の前を通って、街の反対側へと向かいました。

カルドゥッチ公園から見下ろすウンブリアの野の風景は、本当に
美しいです。



その後、旧市街の南の端の地下にある、パオリーナ要塞の中を見て
から、城壁の外に出ました。

とりあえず、国立ウンブリア考古学博物館に立ち寄ります。
石器時代からこの土地に人が住んでいたことを証明する遺物や、
イタリア半島の先住民のひとつ、エトルリア人の墳墓から出た
副葬品などがたくさんありましたが、疲れているせいもあってか
あまり強い印象はなく……。

それより、カラヴァッジョなどの優れた絵がいくつもあるという、
サン・ピエトロ教会へと気持ちは急きます。本当に、街のはずれに
あるサン・ピエトロ教会。



やっとたどり着いたというのに、お目当ての「巨匠」たちの作品が
探しても見つかりません。教会の中はがらんとして、尋ねる人も
いません。それでも諦めきれず、教会入口左手にあった聖具や絵葉書
などを売っている売店に行って、座っていたアフリカ系の神父さんに
尋ねてみると「あるよ。今行って見せてあげるから」とちょっと
ぶっきらぼうに答えてくれました。付いて行くと、教会の奥にあった
小部屋の扉を開けてくれて……ありました。
カラヴァッジョの「ローマの聖フランチェスカと天使」。



ラファエロの「幼子イエスと洗礼者ヨハネ」。



などなど。その中でも、私が一番気に入ったのは、これ。
パルミジャニーノの「聖家族」です。



なんだか、隠しておいた秘密の宝物を、そっと見せてもらったような
気がしました。これらのほかにも、何点か名品が。
やっぱり、延々歩いて来た甲斐がありました。


帰り際に、案内してくれた神父さんにお礼を言うと、それまで恐い
顔をしていた神父さん、ようやく微笑んでくれました。

でも、せっかくこれだけ良い絵があるのに、何で扉を閉め切った、
普通ではわからないような所に置いてあるのでしょう。まさか本当に
「隠している」のではないと思うのですが。教会が「観光地」に
なってしまうのを、嫌ってのことなのでしょうか。
ちなみに、某背表紙の黄色いガイドブックにも「訊かないと見せて
くれない」などとは、書いてありません。

でも、もし、少しだけ勇気を出して神父さんに訊いてみなかったら、
多分、見ないまま、諦めて帰るしかなかったでしょう。

やっぱりイタリアでは、ガイドブックを過信してはいけません。
過信してはいけないのは、地図や、交通機関の時刻表などもそうです。
何かとイレギュラーな事が多いこの国では、何でも人に「訊きまくる」
というのが、何より大事なのだということを、改めて実感しました。
そう考えると、「イタリアの奥座敷」のような場所まで見て回るので
あれば、最低限のイタリア語はできないとだめだな、と思います。

その後夕食は、目をつけていたトラットリアが、行ってみるとガラガラ
だったので、嫌な予感がして回避。仕方なく「黄色い背表紙のガイド
ブック」に「町一番と評判」と書かれていた「サン・ロレンツォ」と
いうリストランテに入りました。ところが、お値段はかなりする上に、
味はそこそこ。その上ポーションがお上品すぎて、私たちには不向きな
店だということがわかりました。

やっぱりイタリアでは「人に訊いてみる」これが一番大事ですね。

次回は、アッシジに向かいます。
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