霧のワイン

February 17 [Fri], 2006, 20:07



トリノ冬季五輪での日本選手、相変わらず苦戦が続いています。ここまで続けてきた努力が大舞台で報われない事が、どんなに悔しいことか、本人以外には想像もつかないでしょう。ドンマイ、GIAPPONE!一方イタリア選手の方はといえば、スピードスケートで2個目の「金」を獲得しましたが、メダルの合計は5個。う〜ん、開催国のメリットを考えると「ビミョー」というところですかね。でも、まだまだこれからです。日本もイタリアも、FORZA!!

さて、トリノ=ピエモンテ州のおいしいもの特集、今日はワインです。トリノを州都とするピエモンテ州は、イタリアでもトスカーナと1、2を争う「ワインどころ」。加えて、伝統という部分では、やはりピエモンテに軍配があがるでしょう。ピエモンテの代表的なぶどうといえば、バルベーラ、ドルチェット、モスカートなどがありますが、その中で最も「高貴な」ワインを醸すぶどうといえば、ネッビオーロ種(写真下)をおいて他にないでしょう。昔から「ワインの王」とたたえられてきたバローロの他に、近年注目度が急上昇中のバルバレスコ、そして、私たち庶民にも手が届く値段の、ネッビオーロ・ダルバ(写真上)などといった銘柄が、このぶどうから作られます。

ネッビオーロ(nebbiolo)という名前の由来は、「霧」(nebbia)というイタリア語から来ています。ネッビオーロ種が栽培されている、ピエモンテのランゲ地方は、秋になると霧が多いことで有名。他のぶどうの収穫が終わり、秋も深まった頃、ランゲの地に濃い霧が降る時季に収穫されるので、ネッビオーロというのです。丘の斜面に作られたブドウ畑に、ミルク色の深い霧が流れる情景が目に浮かんでくるような、何ともロマンチックな名前だと思いませんか?

ところで、自らワイン通を任じている人の中には、今でも「フランス至上主義」が根強くあるようです。
先日、外務省が、賓客接待用のワインにお金をかけすぎている、という批判がメディアを賑わしました。しかしそのリストの中に、イタリアワインは何と1本もなかったようです。国産ワインや、廉価なものでは南米産のものもあったというのに、です。
何たる偏向!由々しき偏見!と、金額のことよりそちらの方に、店長はすっかり気分を害してしまいました。

ネッビオーロ種で作られるワインの中でも最上級のものは、堂々たるボディと複雑な味わいに富んで、ある種の高貴さと、静謐な雰囲気に満ちたものです。それは、ボルドーの最高級ワインと比べても、全くひけをとらない名酒、と断言して良いです。お財布が暖かい方は、トリノを訪れた際には是非とも、ご自分の舌で確かめてみてください。私の言葉が嘘でも誇張でもなかったことが、きっとわかるはずです。
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