タブロイド

May 21 [Sun], 2006, 21:02
「タブロイド」 2006年 メキシコ/エクアドル

★★★★

昨日、公開されて26日(金)で打ち切りなので(そんな殺生な〜〜!!)慌てて観に行ってきました。
製作年度は2004年。私は日本での公開年数を表示しています^^
いや〜〜予告でも「凄い映画が南米からやってきた!」とそそられましたが実際観てもやっぱり凄いと思いました。
ハリウッドのように、時間の設定の入り乱れだとか映像のマジックなど全くなしで、正攻法で責められこんなにオオ〜〜!と思う映画は久しぶりのような気がします。
おそらく同じテーマをハリウッドでやると「ええ〜〜何の捻りもない」に
なるのでしょうが、日本人には馴染みの薄い、南米エクアドルの映像と音楽が
B級映画になりかねない、題材に深みを与えたのではないでしょうか?

南米で実際に起きた連続殺人事件を題材に、TVレポーターの目を通して凶悪犯
の素顔に迫るサスペンス。




“モンスター”と呼ばれる、子供ばかり狙う連続殺人鬼を追って、エクアドルのババオヨにやってきたマイアミのタブロイド番組の人気レポーター、マノロ
ジョン・レグイザモ)とTVクルー(マノロ、マリサ、カメラマンの3人)は、被害者の葬儀を取材。 
被害者は双子でその弟へのインタビューにとりつけるが、偶々通りかかった
ビニシオの運転するトラックに轢かれて運悪く死んでしまう。
ビニシオは、人垣の中、自分の息子や町の子供達を乗せ、ゆっくり走っていた
のだが息子(義理の)に、「これ、なあに?」「ああ、後であげるね」と一瞬余所見
した瞬間の出来事だった。
そこへ双子の子供2人とも失い怒り狂う父親や周りの群衆にリンチにあい
ガソリンをかけられ火をつけられる。
大騒ぎの中、しっかりその、ハプニングをカメラにおさめた上にビニシオを
助けるマルロ。スクープは全てマイアミのTV局に衛星で送っていたがその日の
番組で取りざたされマノロは一躍、町の英雄に。

拘置所で殺されないように体に全身に糞をぬって、身を守るビニシオに
取材に出向いたマノロは取引を申し込まれる。
「ここにいては殺される。貴方の番組で取材してここから出してくれたら
“モンスター”の情報を話す」と。
半信半疑のマノロだが ビニシオの言う場所に実際に子供の死体があり、
スクープを物にするために地元警察にはその事実を隠し、取材に応じ独走する。
ビニシオは「聖書販売員」で、あちこち旅をする間に何人も車に乗せる事があると
いい“モンスター”も車に乗せた事があり自分に色々話してきた、と言うが・・・・。
近所の評判もすこぶる良く、信心深く妻子を愛する善良な市民だが、

長年の勘で、マノロはビニシオ=モンスターだと確信を持つ。 

絶対に欲しいこの「大スクープ」

仕事にプライドを持ち、野心のある人間ならこうした場面で自分の「勘」に
賭けるでしょう。

取材と称して、カメラの前で自白させてやる!と息巻くが様々な状況で全てが
裏目に出るはめとなる。
匿名で未解決の少女の遺体を通報するが逆に、賄賂にも屈しない地元刑事に
怪しまれその上、肝心のビニシオは冤罪だと取材で訴えた(身重な妻や幼い子
供まで使い)VTRがTVで放映されたため釈放となる。
マノロは無実の人を救ったと、またもやエクアドルの英雄扱い。偽りのヒーロー。
“モンスター”が再び放たれてしまった・・・!

大切なものは、スクープによる「成功」か?
それとも ジャーナリストとして、人として「正義」を貫く姿勢か?
3人のTVクルーは帰国の際に確信していた。
モンスターが義理の息子を攫った事を。義理の息子だけでは済むまい、大勢の
犠牲者がこの先も出る事を・・・・。

子供達の命よりも自身の保身、TV番組の名誉を守ったクルーたち。
今後、マノロは自責の念に囚われ苦悩する事でしょう。得た物よりこの先どんどん
失う物の方が多くなるような気がします。
信念を持ったジャーナリストならば、ですが。
悪いのは全て、“モンスター”なのに。 
あんな男と出会わなければ良かったのに。

あの時、いっそ火あぶりにされてれば・・・。
地元の警察が何もできないんだもの
仕方ないとしかいいようがないですね・・・・(ノ_-;)ハア… 
モンスターの自己分析は不謹慎だが面白かった。

地味な作品だとは思いますが、考えさせられる社会派ドラマでした。

吹けば飛ぶようなつり橋の通路や家屋が新鮮。スペイン語も。目で受ける刺激
と、耳で受ける刺激が新鮮かつ治安の悪さが不気味。 
そういえば蚊?蝿がブンブンいってましたね^^
絶対に行きたくない国の1つだわ。
後味も悪く、ラストはあの子供が犯されて殺されるんだろうなと思わせる建物が
浮かび上がっておわり。
ドキュメントを観ているようでした。

あえて、惨殺シーンや惨殺死体を見せないところが想像力を逞しくして不気味さを
アピールしていたように思います。この映画にはもっと感じたことがあるのですが上手く書けません
 
【映画館での観賞】


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