クィーン

April 25 [Wed], 2007, 2:23
「The Queen/クィーン」 2007年 英/仏/伊

★★★★



1997年8月31日、ダイアナ元妃の突然の死。
あれから、10年“人民のプリンセス”ダイアナのお姿は今もなお人々の
脳裏に焼きついている。

ダイアナ元妃の訃報直後の、ロイヤル・ファミリーの混乱、エリザベス女王
の苦悩を描いた秀作。

迷いに迷った末、心に秘めてきた思いをここで暴露します。
あくまで推測であって私見ですので、反論があってもご容赦下さいませ。

私はダイアナ妃は暗殺されたと思い込んでいます。その手の本を読んだ訳
でも何でもありません。ただ、漠然と1000年続く由緒正しき王室の秘密を
知りすぎている、そしてチャールズ皇太子と離婚後のスキャンダラスな言動
・・・いつかは、誰かに王室のタブーを暴露しかねない。
ダイアナ妃の存在自体が、もはやイギリス王室の「タブー」。
威厳と誇りを保つためには邪魔な存在だから・・・・。王室をコケにした報復
か、はたまた口封か・・・。

なので今更、エリザベス2世が、どうだった、こうだったなんて聞かされても
信じられないのが本音です。

あくまでこの映画を1つの「事実に基づいた物語(作り話)」として感想を述
べます。

「ダイアナは死んでも厄介だな」
王室側の人間の本音・・・。
大輪の花のように美しく、世界中を魅了したプリンセス。
早すぎる死に、誰もが涙しましたね。
チャールズ皇太子にはカミラがいて、ダイアナ妃とは仮面夫婦だった。
誰もが皇太子を悪者と思っていた事でしょう。ダイアナ妃が可哀想だと。
離婚後の、派手な言動も長年耐えて来た反動だから大目にみなきゃ。そう
ダイアナ妃を誰もが気の毒がって、誰もが王室ばかりを批判した。

しかし、厄介なダイアナ妃の突然の死・・・。恋人とデート中パパラッチされ
て・・・・。
一時的に王室はバッシングされたけど、喉元過ぎると結果的にダイアナ妃
はこの世から消え過去の人となってしまった。もうその笑顔を見ることも
できない。

新任のブレア首相が、必死に女王を説得(国民の非難を浴びるので国葬に
すべきだと)する様子が興味深い。

森の中で、車が故障し精神的追い詰められていた女王の前に現れた大鹿
はダイアナ元妃のようだ(女王にとって大きな脅威的存在)と私は思った。

女王の目の前に、気がついたらたった1人(1匹)でいた。「さぁ、もう
お行きなさい」大鹿とのシーンは予告等で見せすぎだが、やはり素晴らしい!
女王の目には涙が・・・。(鬼の目にも何とやら)

王家の人間からは逃れたのに、民間人の手で追い込まれて殺された。
見事な角はティアラのようだ。
狩られた大鹿を見届ける女王。
「苦しまずに死んだのが救いね」やはりダイアナ元妃に言っているようだ。

王家の名を汚した女のために国葬なんて、とんでもない!!
しかし国民の求めている答えは違っていた。揺れる女王の心・・・・。
ここで、1つ自分が引きさえすれば、事態は丸くおさまる。
イギリスの伝統やしきたりを捨てて、国民の要望に応えるべきか?

王室に人生を捧げた女王が、民間人ダイアナ元妃にひれ伏すまでの心の
葛藤を描く。

ダイアナ元妃やバッキンガムに訪れた市民の姿を、当時のVTRで時折
織り交ぜながら、今更ながらにここまで世界中がその死を悼んだ人物も
おるまい・・・などと思っていたらやはり涙がこぼれた。
やりきれない。
が、この映画の通りだったと思う事にした。それほどまでに迫真の演技
だったから。
そして今更、天国で安らかに眠っておられるダイアナ妃の死の真相など
むしかえしてはならないのだ、と思った。

数ヵ月後、ブレア首相が女王の下に訪れると、相変わらず高い所から見下
ろして話すのを見て(当然だけど)ブレアが微笑ましげにしている姿が印象
的だった。
何があっても、女王は変わらない。高貴で気高く、強い女性だ・・・・。

周りの主要人物が全員、実物に似せている上に演技も上手く、質の高い
作品だと思う。




原題 THE QUEEN
製作年度 2006年
上映時間 104分
監督 スティーヴン・フリアーズ
出演 ヘレン・ミレン 、マイケル・シーン 、ジェームズ・クロムウェル
    シルヴィア・シムズ 、アレックス・ジェニングス 、
    ヘレン・マックロリー

【映画館での観賞】
  • URL:https://yaplog.jp/tonton119/archive/296
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