【Customization】電池、メモリ、CPUの効率的な使い方を追求してスマートフォンを快適に

August 12 [Sun], 2012, 22:30
2012年10月6日改訂版
2012年10月20日更に追記

※このページへのアクセス数が他をぶっちぎって一番多いので書き直しました。
Xperia GXだけでなく、全てのスマートフォンに共通する基本的な部分です。
まず最初に大切な大前提があります。



スマートフォンは携帯電話ではありません。


電話できることは確かなんですが、あくまでも搭載している機能の1つにすぎません。
「電話機」として作られた筐体に専用のインターネット閲覧機能(iモードやezweb)がついていた今までの携帯とはそこが大きく違います。
携帯電話の時は、電話機能(電話ボタン)のことを「電話アプリ」なんて言わなかったでしょ?
スマートフォンでは電話はアプリなんです。アプリケーション=ソフトウェアの1つなんです。
ハードウェアではなくなりました。
これを理解することで、スマートフォンの使い方に幅をもたせることが可能です。

スマートフォンのメインはOSにあります。

片手で使えるコンパクトな端末にパソコンと同じOSを搭載したことで、色んな複雑な処理を行えるようになっています。
その最たるものに「マルチタスク」というものがあります。
意訳して「並行操作」とでも解釈しておくといいと思います。
要するに、複数のアプリを同時に起動して操作できる、ということです。
ネットで動画見てたらメールが届いた、そんな時にいちいちブラウザを終了してメールアプリを開いてメール見て返信してメールアプリ閉じてまたブラウザに戻るなんて面倒じゃないですか。
そんな作業の一切を廃し、通知領域から一発でメールを起動、返信が済んだら「ホーム」キー長押しからブラウザに戻ると、それまで閲覧していたページがサッと出てくる。
この一連の作業中、裏で音楽を聞いたりもできますよね。
もちろん、何かしらのファイルのダウンロードをしながら電話なんてことも。
テクノロジーっていいね。どんどん便利になっていきます。

でもここからが重要です。

マルチタスク操作の実現によって利便性は格段に向上しましたが、その分別の部分で課題が出てきました。

それが「電池」「メモリ」です。

まずメモリから。

マルチタスクによって同時にいくつものアプリを起動するということは、それだけ多くのメモリを消費します。
例えば、起動中常に2MBのメモリを使うアプリと5MBのメモリを使うアプリがあったとします。
同時に起動したら当然7MB使いますよね。
これを重ねるとどんどんメモリの空き容量が減っていきます。
基本的に、AndroidOSの仕様としてフリーズやクラッシュを回避するため、RAM(※1)の空き容量が全体の10%程度を下回ると、重要度の低いアプリが自動的にKill(強制終了)されるようになっています。
ゲームしてたら突然ホーム画面に戻ったり、ブラウザを閉じたらホーム画面に置いたアイコンやウィジェットが再読み込みされたりした経験は誰でもあるはず。

それらは大抵の場合、メモリ不足によってゲームアプリやホームアプリが一旦強制終了された為に発生しています。

更に補足として、OSにKillされるアプリの順番はある程度決まっています。
メモリが足りないとOSが判断した際、手当たり次第にKillした結果システムがダウンする事態に陥ってしまうなんてことがあったら問題ですからね。
そんな欠陥はとうの昔に解消済。のはず。

では、具体的にどのような順番になっているでしょうか。

それを知る前に、まずはメモリの具体的な使われ方を理解しておく必要があります。
各販売元のホームページでお使いの端末のスペックを確認するとわかるかと思いますが、Androidは大きくわけて2種類のメモリを搭載しています。
片方を「ROM」メモリ、片方を「RAM」メモリといいます。
これは略語ですが、正式名を覚えたところで大した意味はないので、そのまま「ロム」「ラム」と発音していただいて大丈夫です。
ここでいう「メモリ」とは、Android端末に搭載されたRAMと呼ばれるメモリのことです。

(※1)RAMとは…
・アプリケーションが「稼動」する為に必要なメモリ領域。
反対にROMメモリは、アプリケーションのデータの「保存」に必要なメモリ領域になります。
イメージとしては、RAMがPCの「メモリ」、ROMがPCの「ハードディスク」になります。
補足として、SDカードはROMと同じく保存領域になります。イメージはPCの「外付けハードディスク」ですかね。
余談として、実はスペックに記載されていない領域としてVRAMという役割を果たすものもありますが、こちらは基本的にRAMに統合されています。(後述)

OSはメモリを管理します。どのような方法で管理するかというと、稼動しているプロセスの一覧とRAMの空き容量を比較して管理していると考えてください。
稼動プロセスが増え、RAMを圧迫すると、OSが自動で判断してアプリをKill(強制終了)します。
この判断基準も明確に決まっていますが、ちょっと難しいので今は覚えなくていいです。

重要なのはKillされる順番です。
これはアプリごとに決まっています。
より厳密にはプロセス単位で設定されている為、そのアプリが稼動させるプロセスが複数ある場合、それぞれに割り当てられていると思います。
※なお、この先はrootを取っている、または取る予定がある人でないとあまり参考にならないかもしれません。
※rootを取る気がない人は、下のほうの「2011年型Xperia」あたりまで飛ばしていただいて構いません。

その基準がOOMと呼ばれる数値です。

Out Of Memoryの略で、この値が高く設定されたアプリが優先的にKillされる対象になります。
重いゲームや、システムに深く食い込む必要のないユーザーアプリなんかだと12とか15とかに設定されたものが多いです。
反対に、Killされるとシステムがクラッシュしかねない重要なものは0以下になっていることがほとんどです。

このOOM値は次のアプリを利用して調べることが可能です。

AutoKiller Memory Optimizer
Auto Memory Manager

どちらもroot必須です。
今回は調べていませんが、稼動プロセス一覧で詳細表示が可能なアプリがあればrootを取らなくても参照することだけはできるかもしれません。
とりあえず、AutoKiller Memory Optimizerは起動した時点ではSuperuserの許可を求められなかったため、もしかしたら参照できるかもしれません。
というわけで今回はAutoKiller Memory Optimizerを使って説明してみたいと思います。
「プロセス」タブにその一覧があります。



このように、アプリごと(またはそのアプリが稼動させているプロセスごと)にOOM値は決められています。
OSはRAM圧迫時にこのOOM値を参照し、RAMの空き容量が一定のラインを下回った時、OOM値の高いものから順にKillするような仕組みになっています。

※これらを変更して重要なアプリが落ちないようにすることもできますが、その作業はroot必須です。
また、これもAndroidの仕様として、常駐する必要のあるアプリや一部設定されたアプリ等は、強制終了時に自動的に再起動されるものがあります。ホームアプリなんかは終了されちゃったらスマートフォン自体が何もできなくなるので、必ず再起動されます。

というわけで、スマートフォンを快適に使ううえで避けて通れない最大の難所がこのRAMになります。

2011年型のXperiaにはこのRAMが350MB程度しか搭載されていないものがほとんどでしたね。他メーカー標準だった512MBすら届かない小ささ。
(※1)で書いた通り、RAMとは外付けで代用できるものではありません。ましてスマートフォンはPCと違って増設なども出来るような設計になっていないので、RAMについては買った端末に搭載されている分から増やすことができません。

このRAMの使用率は以下の場所で参照することができます。

「設定」→「アプリ」→「実行中」

○MB使用中/○MB空き とあるはずです。



画面最下段の「キャッシュしたプロセスを表示」というボタンを押すと、更にRAM上に保存されたキャッシュ容量も追加で表示させることができます。
※キャッシュをRAMに保存する理由は、そのアプリの再起動を早める為だと思います。
※また、このキャッシュ一覧を参照することで、バックグラウンドで起動しているプロセス・サービスをある程度把握することができます。

例えば、この画面は「設定」アプリなので、現在は「設定」アプリがフォアグラウンド(前面)に来ています。
ここで「キャッシュしたプロセスを表示」を押すと、大抵の場合ホームアプリの名前が出てくると思います。(ホーム画面から「設定」を開いた場合)
これはホームアプリが「実行中」ではなく「キャッシュ」として待機していることを意味します。

この「使用中」と「空き」の容量の合計が、その端末で使えるRAMメモリの総量になります。

あれ?

合計642MBしかないね?
GXのRAMは1GBと発表されています。
358MBほど足りないね?

※2013年7月3日追記:
Android 4.1へのアップデートを機に、この容量が合計803MBまで増加しています。


これはVRAMといってビデオ(映像)出力時に消費される領域を別途確保している為のようです。
事実、Xperia GXはRAMの空き容量が2桁しかないような状況下でも快適に高画質映像を再生することができます。


というわけで、具体的には「ユーザーが使用できる領域」がこの「実行中」タブに表示されていることになります。
※より詳細には、システムの使用分も表示されていますが、そこについてはライトユーザには関係ないので省きます。わかったところで使用量減らせるもんでもないしね。

というわけで、この642MBの容量をうまいこと分配して、アプリを運用していきます。
※更に、この642MBのうち、画面下部に表示された青いバーの中に「ふきだし」のようなエフェクトがついていない部分(SSだと青いバーの左半分)がシステム利用分です。
この部分は通信の多様などによって端末に高負荷をかけたり、端末が加熱した時に増える傾向がある気がしますので、そこも要注意です。

ここで「常駐」という言葉を知っておくことが大切です。

要するに起動したら自動で終了せず、ずーっと起動しっぱなしのアプリのことです。
基本的に「実行中」タブ内のリストに最初から存在する常駐系で大きな容量を取るものは、「ホームアプリ」と「IME」の2つです。

ホームアプリはいわずもがな。こればっかりは終了しちゃったほうが不都合が多いので、rootが取れたら優先度(OOMまたはADJ値)を下げてでも維持する方向で考えたほうがいいです。

IMEとはキーボード入力のこと。Xperiaシリーズなら「POBox touch」ですね。
これも常駐していて大丈夫です。

さて、色んなアプリを起動した後で再度この「実行中」を見ると、リストがズラッと並んでいることがあります。
↑で載せたSSも、場合によっては空き容量が2桁になっていることがあります。

いつもこれでは、新しくアプリを起動することができませんね。
常駐するアプリは少ないに越したことはありません。
が、常駐するアプリには常駐する理由があります。
それだけ重要だったり、リアルタイムで情報を更新する必要がある場合ですね。
上で挙げた2点以外で常駐してほしいアプリは主に以下のものになります。

・セキュリティアプリ … 起動していないことには監視のしようがありません。
・端末設定の自動変更 … TaskerやBLOCCO等。これらも端末の状態を常に監視し、状況に応じて設定を変更してくれる大変便利なものです。
・ウィジェット … これも機能的に常駐します。ホーム画面に「常に表示して情報を最新の状態に保つ」ためです。SDカードにアプリを移動するとウィジェットが置けなくなったり、置けば置くほど端末の動作が重くなるのも常駐している為です。また、「ライブ壁紙」もウィジェットと同様に常駐します。

これらを取捨選択してうまいこと管理しないと、端末はどんどん重くなります。

とりあえず、買ったばかりや初期化したばかりの状態の時にはデフォルトでホーム画面に置かれているウィジェットを全削除(使うものは残しといてok)することをおすすめします。
Xperiaシリーズの場合だと、「TrackID」はウィジェットとして置いておかなくてもショートカット(※2)から起動もできます。

(※2)ショートカットとは…
アプリアイコンをそのまま置いただけのもの。こちらはウィジェットと違い、タップしてアプリを起動する動作になるので置いたアプリが常駐しません。

ショートカットのほうがメモリを使用する割合が小さく済むので、ホーム画面を作るうえでショートカットを並べることはよくあります。
このため、見栄えをよくするのにアイコンの変更が大切になってくるわけです。ホーム画面にこだわる人はw

ここで1つ注意があります。

アプリによっては必要なさそうなのに無駄に常駐するものがいくつかあります。

プリインだと以下のアプリが要注意。

・Google Map
・TrackID(Xperiaシリーズ)

以前人に話した時にびっくりされたんですが、起動したアプリは端末の「戻る」ボタンで終了させることができます。
起動した状態で「ホーム」ボタンを押しても、一見終了しているように見えてその実バックグラウンドに移行するだけ(要するにホームアプリの後ろに隠れて起動している)なんですが、例えば「ブラウザ」とかでも、「戻る」ボタンを何度も押してホームアプリに戻ると終了させることができます。

それができないのが今挙げた2つ。

TrackIDは最初から常駐していますが、GoogleMapは一度起動したが最後手動で終了させることができません。
いつ見ても「実行中」に3プロセスくらいいる。しかもメモリ2桁使うんですよね。
これはGoogle Mapの性質上、他のアプリが位置情報アクセスへの権限を求めてきた(位置情報の提供が必要になった)場合にその情報を提供する(現在位置を調べる)ために稼動しておく必要がある為かもしれないという情報を掴みました。

が、正直邪魔くさくてしかたありません。
せっかく高性能なGX買ったんだし、GoogleMapが素晴らしくサクサク動作して快適に使用できるのはとても嬉しかったのですが、使った後は閉じたいです。

こうしたアプリの終了方法を説明します。(ただし一時的なものです)
「設定」→「アプリ」→「すべて」(場所がわかってる時は「内部ストレージ」または「ダウンロード済」でもok)を開きます。
目的のアプリを探してタップ、詳細画面を開きます。



アプリ名の下に「強制停止」ボタンがありますが、これは押しません。

その下に「データを削除」というボタンがあります。
こちらを押します。
するとアプリ内に溜まったデータが全て消去(※3)され、アプリが初期化されます。

(※3)
「キャッシュ」も同時に削除されます。
アプリ起動時にアカウント入力が必要なもの等は、保存されているフォームデータも消去されます。
ただし、例えばバックアップ用のアプリのデータを消したからといってバックアップしたアプリ自体が消えるといったことはありません。
あくまでも、そのアプリの内部に蓄えられているデータが削除されます。
今回の例えの場合、バックアップしたアプリはSDカード等の外部領域(外部メディアではなく、バックアップ用アプリの範疇の外)に保存されている為削除されません。
なので、そのアプリがSDカードに保存した外部データは無事なことが多いですが、反対に「Link2SD」でリンクしたデータ(リンク時に作成されたシンボリックリンク)のように、そのアプリ自体が制御しているデータは消えてしまう可能性があります。

要するに「データを削除」を押すとそのアプリを初期化すると考えてください。
これを行うことで、GoogleMapアプリから起動した記録を削除することで、未使用の状態にすることができます。
端末初期化時に「実行中」一覧を見てもGoogleMapのプロセスは載っていないので、未使用時ならば停止できていると判断することができます。

…まぁ、Mapを使用するたびにこんなことしなくちゃならないのが難点ですが。
あと、「TrackID」はこの方法で停止しても自動的に再起動される場合があります。
こればっかりはSONY謹製のためと割り切って諦めたほうがいいかもしれません。なんだかんだで結構便利ですしね、このアプリ。よくお世話になってます。

他にも、端末起動時(スリープではなく電源Offからの起動)に自動的にONになる権限を持っているアプリを探し出してONにしないようにするようなアプリも探せばあります。
「Android Assistant」とか「StartupAuditor」とか。
こういうアプリを用いて、端末起動時の自動起動を停止、そのまま起動しないことでOFFの状態を保つこともできます。

その他、RAMの有効活用方法としては、RAMを使用しているデータを整理するというものがあります。
Windows PCでいうところの「ディスク デフラグ」というものです。
メモリを長いこと使用していると、断片化という現象が発生します。これは詳しく書くととんでもなく複雑で長くなるうえに僕自身そんなに詳しくないので省きますが、まぁ言葉から想像してみてください。だいたいあってます。


2012年10月20日修正:
より厳密には、Windowsほど複雑な作業をしないAndroidでは断片化とはちょっと違った現象が発生しています。
※Windowsの場合、Javaや.NET Frameworkをはじめとする数十種類のプロセスが常にメモリ上に存在していますが、Androidの場合元がJavaなので情報の処理方法が異なります。

ちょっと難しいですが、メモリ管理の方法として「ヒープ」というものがあります。ヒープサイズ、といった言葉を目にしたことのある人もいると思います。
この「ヒープ」とは、アプリケーションが稼動する上で、用途に関係なく自由に使用できる領域として割り当てられるものです。
このヒープメモリを使用したアプリケーションは、より自由度の高い機能をAndroid上で実現可能なかわりに、アプリが使用した領域を自分で開放してから終了する必要があります。
優秀なアプリケーションの場合、ガベージコレクションという機能を使ってメモリを管理しているのですが、この機能がうまく働かなかったり、そもそも搭載されていないアプリケーションの場合、一度確保したヒープメモリを開放することなくアプリケーションを終了してしまうことがあります。
そうなると、一度確保されたヒープメモリには無駄なデータが残ったまま、他のアプリケーションが使用できない状態で放置されます。
この状態を「メモリリーク」といいます。
詳しくはこちら

余談ですが自動タスクキラーアプリの導入などによってRAMへのアクセスを無駄に増やしている環境の場合、メモリリークが起こりやすくなる可能性があると思います。
このあたりについても記事を書きました

この「メモリリーク」を解決し、無駄なデータを消し去るには端末を再起動する必要があります。しかし、毎度毎度そのようなことをやっていられるはずもありませんね。
そこで、RAMメモリを一旦全開放した後で実行中のプロセスが必要な領域を再確保し、1つのデータを1箇所の領域で実行するようにメモリの割り当てを整理する作業をすることで、アプリの稼動・切替をスムースにすることが必要になってきます。
これには次のアプリが有効です。

FMR Memory Cleaner


以前にも紹介しましたが、このアプリを実行すると一旦FMRがRAM領域を全て確保することによって、OSの機能で他のユーザーアプリをALLKILLし、その後でFMRが確保した領域を開放することでメモリを一括して掃除するというものです。

これの効果は先代のacroで実感しましたが、絶大です。
特に、長時間使用を続けた後に使うと一気に軽くなります。それはまるで端末初期化直後のよう。
擬似的に再起動をかける(※4)ような感じですかね。

(※4)再起動について。

PCを使う場合当たり前の話になりますが、使ったら電源を落としますよね?
けどスマートフォンでそんなことはできません。メール受信したかわかんなくなるし。電話も出れないし。
そこで、定期的に再起動を行うことで快適さを保つことができます。

なまじ携帯電話というイメージを持っていると一番忘れがちなのがこの再起動だと思います。
スマートフォンにはOSやCPUやメモリ等、PCと同じパーツが多数組み込まれています。
それらの管理方法も、基本的にPCと同じになります。

「設定」→「アプリ」→「実行中」に並んでいるプロセスの中に、稼動時間が100時間を越えているようなものはありませんか?
画面右側、容量の下で起動時間がカウントされています。

それはそのまま、電源を入れてから起動しっぱなしのアプリになります。
Windowsでも1週間ブラウザつけっぱなしにしてたら重くなるでしょ?
定期的な再起動はOSを組み込まれたデバイスにとってはとても重要な作業になります。
アプリによっては、指定した時間になると自動的に再起動をかけてくれるようなものもありますので探してみてください。
ただし、「Link2SD」等、高速な再起動(UI部分のみとか)を行うくらいなら、きちんと電源を落とせる方法で再起動を行ったほうがいいです。
以前docomoだったかどこかで見た効果的な再起動の方法としては、「電源を切り、電池パックを外し、SIMカードをちょっとだけずらしてからまた戻し、電池パックを装着して電源を入れる」というものがありました。

特に電池パックを抜いて1分ほど放置できると、端末の内部でほんのちょっとだけ残っていた静電気ほどの微弱な電流も完全に放電されて、端末が健康になります。

毎日やるのはさすがに面倒なので、週末のどちらかに1回、再起動をかけてみてはいかがでしょうか。
僕はacroを使っていた時は「TitaniumBackup」のスケジュール機能を使用して、日曜日の午前3時とか寝てる時間帯にフルバックアップ+再起動を設定していました。
端末を長い間快適に使うために、メモリには気を配りましょう。




次。




最初書いた通り、マルチタスク操作が可能になった高機能なスマートフォンのもう1つの課題、電池について。
スマートフォンは電池を食います。普通に使ってるだけでもビックリする勢いで消費していきます。
モバイルブースター必須などと揶揄されることもしばしば。

これは、スマートフォンに組み込まれたデバイス(ハードウェア)が多いこと、より機能面を追及した結果大量のデータのやり取りをする必要になったことが主な原因です。

デバイスとは、ワンセグや赤外線、NFC(おサイフケータイのこと。日本だとFeliCaが主流)に代表される各種追加機能と、顔認証や指紋認証、明度や高度、傾きなどを検知する各種センサーのことです。

そうです、ワンセグはアプリではないんです。
専用のデバイスを搭載する必要がある為に、acroはarcに比べて分厚くなってしまったというわけです。反対にGXがこの大きさで薄くて軽いのも、ワンセグと赤外線デバイスが搭載されていないからです。
※より厳密には、ワンセグを搭載した端末はTV電波を受信する為にアンテナを搭載する必要があります。
Xperia SXがコンパクトサイズになったのは、このアンテナを外付けで代用したからです。
これらデバイスは当然電力で動きますので、電池と繋がっています。電池と繋がるデバイスが多ければ多いほど消費が増えるのは自明の理というもの。
たこ足配線使いすぎてブレーカー落ちちゃったなんて経験ありませんか?

他にも、1個のデバイスが電池を大量に消費する場合もあります。
こちらは例えば、電子レンジとドライヤー一緒に使ったらブレーカー落ちちゃったって感じです。

これらの原因を突き止め、電池の大量消費を回避することで起動時間を長続きさせる方法を探します。

基本的に、電池の使用量は「設定」→「電池」から参照することができます。

たいていの場合、「Androidシステム」と「ディスプレイ」と「セルスタンバイ」がほとんどを占めているのではないでしょうか。

Androidシステムとは、そのまんまOS等のシステムが使用する電力と思っていいです。
ディスプレイとは、いわゆるバックライトのこと。暗闇でも鮮明に映るディスプレイは、裏から光をあてて明るさを保っています。特に、高解像度化の著しい昨今の最新モデルでは、より美しい映像を出力するためにディスプレイが膨大な電力を必要としています。
この消費を抑えるには、画面の明るさを変更するのが効果的です。

自動設定にしておいてもいいし、自分の目にちょうどいい明るさで固定しちゃうのもいいし。この辺は、設定後の電池消費量とにらめっこしながら自分好みにカスタマイズしてください。

セルスタンバイとは、これも言葉の通りです。スタンバイ状態、つまり端末を操作していない時に「その状態を保つ」為に消費される電力です。
この消費量は実際そんなに多くありません。省エネが叫ばれている現在、ただ待ってるだけで膨大な電力を消費する製品は需要がありませんからね。

ではなぜ消費量グラフで上位にいるのかといえば、これも単純。その状態でいる時間が長いからです。
たとえば、出勤時の電池残量を100として、電車に乗って動画を見ます。1時間後、会社につくと残量は89%になっていました。
ここから半日仕事をします。その間、端末はポケットに入れっぱなし。お昼に画面をつけてみると、80%になっていました。

これがグラフにそのまんま反映されるイメージです。

1時間で11%も減った時の動作のほうが明らかに「消費量」としては激しいはずなのに、半日で9%減った時の動作もそのまんま「9%」として記録されるので、スタンバイ状態の消費量は上位に来ます。
あくまでも電池残量の減った割合のみを見てるようで、時間は関係なさそうです。

また、「設定」→「電池」のグラフでは内部動作(アプリケーション)の消費量しか記録されません。
先ほど書いたデバイスの消費する量が不明のまま。
実はこっちのほうが消費が大変なことになってたりする場合もあります。

それが通信デバイスです。

現行のスマートフォンには、最低でも3つ、細かくわけると4つ以上の通信規格が利用可能です。
まず3G通信。今やどの端末にも搭載されている、データ通信用の規格です。
LTE通信もこれと同義です。より高速に大容量通信が可能ということで、当然3G通信よりも電池の消耗が激しいです。
そしてWi-Fi通信。LTE以上の高速・大容量通信を、比較的安定して行えるものでありながら、料金がかからないことが多いのが特徴です。
そのかわり移動しながら使えない(※5)という致命的なデメリットも抱えています。

(※5)Wi-Fi通信は移動中使えない?
Wi-Fi通信をわかりやすくイメージするなら「トランシーバー」という言葉がピッタリです。
より正確には、「使える範囲が固定なうえに狭い」ということです。
Wi-Fi通信を行うためには、専用の受信機(アクセスポイントと呼ばれます)が必要になります。
基本的に、家庭用無線ルータ等を用いて使えるWi-Fi通信はせいぜい半径15メートルです。
やりようによっては150メートルくらいいけるようですが、だからといって150メートルで満足できる範囲に職場があるわけもなし。
これを解消するために、各通信キャリアは「無線LANアクセスポイント」という、無線LANルータと同じようなものを町中の何千・何万箇所に設置して公衆無線LANサービスを行っています。
Wi-Fiは太く短い電波、まさしくトランシーバーのようなものだと思います。

更に忘れちゃいけないのが4つ。
音声通話用のラインと、ワンセグ電波受信機、そしてGPSとBluetoothです。
7個になっちゃった。予想以上だ。
まぁ後者2つは今は関係ないので、前者の3つにGPSとBluetoothを加えた、いわゆる「モバイルデータ通信」用のデバイスに関して。
※Bluetoothだけ「データ通信」というのはちょっと違いますが。あと、GPSもどちらかというと通信というよりセンサーのほうが近いかも。

これらのデバイスはONの状態でその電波が拾える場所に行くと、自動的に接続してくれますよね。
これがくせものです。実はこれ、接続するまでその電波をずっと探し続けているという挙動を取ることがあるんです。

ただじっと待ってるだけならまだ消費電力も抑えられるでしょうが、常時探してるとなると別です。
特に、3G/LTEの境界線周辺にいると、端末が常にLTEを探している状態になりやすく、電池を激しく消耗します。
Wi-Fi、Bluetoothにも同じことがいえます。
どちらの機能も、設定からONにすると「ネットワークの検索」といった動作を起こしませんか?
特にWi-Fi、Bluetoothは、自分用のものに接続していなくても、同種の機器が近くにあると一応通信できるかどうかを検索します。
この2つはONにしているだけで電池を無駄に食うということです。

外出先でWi-Fiに繋ぐことがないとわかりきっている場合は、家を出る前にOFFにしましょう。Bluetoothも、使ってない時はOFFにしたほうがいいです。

これらを手軽に切り替えるのが、TaskerやBLOCCOです。
が、今回Xperia GX(だけかはわかりませんがAndroid4.0.4搭載機?)に新たに追加された機能、「エリア連動Wi-Fi」というものを使ってもいいかもしれません。

この機能は、その端末が通信をする際にアクセスする基地局によっておおまかな現在地を判断しているようです。
近所に複数の基地局があるほど正確に位置を特定できます。

「設定」→「その他」→「エリア連動Wi-Fi」でONにしてからWi-Fiネットワークに接続すると、接続した場所を(基地局を基準に)記憶して、それ以降その場所に近づく(データ通信にその基地局を使う)と自動的にWi-FiがONになる機能のようです。

続いてGPSですが、これもMapを多用しないのであればOFFにしたほうがいいです。
「設定」→「位置情報サービス」です。

※ただし、GPSそれ自体はほとんど電池を消費しません。現在のGPSは制度がものすごく良いので、一瞬で居場所を特定してくれ、その分通信する時間も短く済みます。
※どちらかというと、位置情報の精度を高める為にデータ通信を併用している場合、そちらのほうが消費がバカでかくなることが多いです。

余談ですが、この「位置情報サービス」から「GPS」と「無線通信」をOFFにすると、目に見えて動作が軽くなりました。acroの場合ですけど。

たまに必要になることがある人は、Tasker等を使ってMapを起動したらGPSをON/終了したらOFFとかの設定を組んでおくと楽です。
または、位置情報の精度が多少落ちるのを覚悟して、データ通信のみを切る方法もあります。
「設定」 → 「位置情報サービス」 → 「Google位置情報サービス」のチェックを外すと、GPSだけになります。


そんなわけで長くなりすぎましたが、端末の健康を長期間保つうえで必要なことを以下に網羅して本日のレポートを終わります。

・メモリの最適化(空き容量の確保、デフラグ、不要なアプリの常駐解除)
※これによって断片化や不具合が発生する可能性が高まると思われる為、定期的に全開放することも推奨します。(FMR等使用)

・定期的な再起動(週1ペースを推奨)

・どうしても重い場合はいくつかのアプリをアンインストールする。(ICSではデフォルトでプリインの凍結が可能になっていますので、こちらも非常に有効です)

・端末の通信を自分の環境に合ったものに絞る(Wi-Fi、Bluetooth、GPS)
※切り替えが必要な場合はそういうアプリを使うと楽ですが、常駐しますのでよく考えてから。

やること多いね。正直めんどくせえ。

だからこそ、これら全てを自動化することも可能なTaskerが神アプリの地位をゆるぎないものにしているわけですが。
root取るメリットとして、Taskerをはじめ様々なアプリを用いてできることの幅が広がるっていうのもありますね。
アプリKill時に「UseRoot」にチェックを入れておくとより強力になったり、CPUやGPSもroot権限があれば制御することが可能になります。

この回以降の投稿で何度か挑戦しましたが、Xperia GXをはじめ2012年夏モデルに多く搭載されたMSM8960というCPUは1.5GHzのデュアルコアというハイスペックです。
通常使用する環境によっては、ここまでのパワーが必要ないという場合もあります。
そんな時、rooted端末でCPUを制御することで、電池消費を多少軽減することができるようです。
また、それ以上に恩恵のある効果として、最大稼動時の周波数を下げる(ダウンクロック、またはクロックダウンといいます)設定を行うことができます。
これによって生ずるメリットは発熱です。
PCに搭載されているものに引けを取らないほどの高性能化の進んだCPUは、PCに搭載されているものに近いほどの膨大な熱を発生させます。
※余談ですが、PCに搭載されているCPUは100度なんて余裕で超えます。
これを抑える為にCPUファン(放熱プレートや扇風機、エアコンのように冷水を循環させるシステム等によってCPUから熱を逃がすパーツ)が搭載されているわけですが、コンパクトなスマートフォンにはそんなものを搭載する余裕がありません。

設定がいちいち必要でしかも複雑で、とっつきにくいのがAndroidのデメリットですが、その反面設定さえきちんと済んでしまえばこんな便利なものもありません。
PCで出来ることならほとんどできますからね、スマートフォン。

現在使っている人も、これから使う人も、せっかく持つのなら隅々まで使いこなしてみましょう。
そのほうがきっと楽しいと思います。

Panasonic 16GB microSDHCメモリーカード CLASS10 RP-SM16GEJ1K


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