Bob Dylan Live @ Zepp Osaka

March 18 [Thu], 2010, 0:04

先週の土曜日13日にボブ・ディランのライブに行ってきた。ぼくにとっては初めて見るディランのライブで、しかも小さな会場ということでかなり楽しみにしていたライブだった。整理番号が1500番台ということで、後ろの方になるかなと予想していたが、ステージ右側ディランの弾くキーボードがよく見える比較的前の方で見ることができた。御歳68歳という大御所だけに、客層がとても幅広かった。きっと青春時代をディランとともに過ごしたんだろうなと思わせる高齢の方から、父親に連れてこられたお子様までと、いつも見るライブとは少し雰囲気が違う。

大阪公演の11日、12日のセットリストをチェックしてみると大半の曲が違う曲目だったので当日のセットリストも予想がつかなかったが、1曲目は名盤『Blonde On Blonde』から「Stuck Inside Of Mobile With The Memphis Blues Again」。思いのほかディランの顔がちゃんと見える。時折笑顔を見せたりして、良い雰囲気だ。なんだか凄い物を見ている様な気がして泣けてきた。生きながらにして伝説になってしまった男を目の前にしている、という事実に目がくらみそうになる。ミスをしたのかどうなのか気づかなかったが、ディランが一度ペロリと舌を出したのを見た時は、なんてチャーミングな人なんだろうとドキッとしてしまった。

オーディエンスに語りかける様に歌い、歌う様に語りかけるディランはまるで教会で説教をする牧師のように、一つ一つの言葉に説得力がある。歌が上手いといった種類のシンガーではないが、ワンアンドオンリーの素晴らしいシンガーだと思う。雄弁なのに無駄が一切無いのだ。ディランが弾くキーボードは客席に対して横向きに置かれて、ディランがキーボードの前に立つとメンバーの顔が大体見渡せる様になっている。そして左に顔を向けて客席の方を見ながら歌う。これはあまり楽な姿勢ではないはずだが、メンバーの顔を見ながら演奏が出来るということはミュージシャンにとっては重要なことなのだろう。ステージ上のディランは奏でられる音の全てをコントロールしているように思えた。

デビュー当時好きだったチャーリー・セクストンが参加していて、久し振りにその姿を見れたのも嬉しい収穫だった。ディランを含めあまり激しく動くことのないメンバーの中で一番よく動いていたのがチャーリーだった。そしてスティール・ギターのドン・ヘロンはトランペット等幾つかの楽器を使い楽曲に彩りを与えてくれた。こいうった芸達者なメンバーが一人いるだけで、ライブはぐっと面白くなるものだ。

全17曲、2時間ほどのステージは圧巻でどの曲も素晴らしかった。個人的なハイライトは「Highway 61 Revisited」。とても68歳とは思えないパワフルなステージだった。それにしても、代表曲が数えきれないほどあるので、“あの曲も聴きたかった”なんていう欲求がどうしても抑えられない。あと2,30回は足を運ばないとこの欲求が満たされることはなさそうだ。

演奏が終わった後にメンバー全員がステージ前に集まったので“おっ、皆で一礼でもしてくれるのかな?”と思ったら、何も言わずにお辞儀もしないでそのままステージを後にした。最初から最後までカッコいいディランであった。

Mar 13, 2010 Osaka, Japan Zepp Osaka

1. Stuck Inside Of Mobile With The Memphis Blues Again
2. The Man In Me
3. I'll Be Your Baby Tonight
4. Love Sick
5. Rollin' And Tumblin'
6. The Lonesome Death Of Hattie Carroll
7. Tweedle Dee & Tweedle Dum
8. I Don't Believe You (She Acts Like We Never Have Met)
9. Ballad Of Hollis Brown
10. Shelter From The Storm
11. Highway 61 Revisited
12. Not Dark Yet
13. Thunder On The Mountain
14. Ballad Of A Thin Man
15. Like A Rolling Stone
16. Jolene
17. All Along The Watchtower
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西村さん、初めまして、コメントありがとうございます。
ディランのサイトを作っていらっしゃるんですね。
リンクの件、こんなブログでよろしければよろしくお願いします。
サイトの方、休日にゆっくり見させて頂きますね。
ありがとうございます。

by Okada March 26 [Fri], 2010, 0:48

こんにちは!
私も見に行きました・・最高でしたね!
実は、私はボブ・ディランのサイトを作ってまして、
もしよければリンクさせてもらいたいのですが・・・
お願いできますでしょうか!?
よろしくお願いいたします。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/1061/current_bob.html

by 西村 March 25 [Thu], 2010, 9:40

hiroさん、毎度です。
はい、ディランはただ今来日中ですね。今回はライブハウスでのジャパン・ツアーなので、ファンは密かに盛り上がっているようです。hiroさんは3回も行かれているんですね。ぼくもあと何回か見てみたいものです。
ジェイムス・テイラーとキャロル・キングの「きみの友達」、先日BS-TBSの『SONG TO SOUL』で取り上げられていました。24日もその再放送があって、31日はキャロル・キングの「イッツ・トゥー・レイト」が取り上げられるようです。ジェイムス・テイラーはすっかりおじさん度がアップしていましたが、キャロル・キングは今でもすごくキュートですね。笑顔がとても素敵でした。

by Okada March 23 [Tue], 2010, 23:42

おはようございます。

ディランが来ていたのですね。是非行きたかったです・・・
今まで3回、公演に行きましたが、初来日の時に行けたのは貴重な財産です。今では曲と題名がすぐに一致しないですが、大好きですよ!
特に「ハイウェイ61」「ブロンドオンブロンド」のころ、ルージーですね!
4月にジェームステイラーとキャロルキングが来るとか・・・
ちょうど年度初めの忙しいとき、運が良ければ行ってみたいです。。。
桜も咲き始め春ですね。。。

hiro

by hiro March 23 [Tue], 2010, 5:02

colさん、毎度です。
「Highway 61 Revisited」、良かったですよね。もっと渋くブルースを歌っても良い歳のはずなのに、あんなにもロックしているなんて凄いです。
自分が見ていない日のセットリストはどれも聴きたい曲があって、羨ましく思ってしまいますね。「Mr. Tambourine Man」も聴きたかったです。

by Okada March 23 [Tue], 2010, 0:08

毎日演奏している曲の中でも「Highway 61 Revisited」は断然のデキでしたね

今までのライブ盤でのアレンジよりも一番グッと来ました

「Stuck Inside - 」から始まるの、良いですねー、大阪のファンは幸せでしたね

東京初日は「Mr. Tambourine Man」を演奏しました

by col March 22 [Mon], 2010, 9:43

リュウさん、毎度です。
ディランのライブ、良かったです。もしかすると年齢的な衰えを感じてしまうのでは?と少し心配していたのですが、ガツンとロックしていたので感動しました。客に媚びるでもなく、突き放すでもなく、ミュージシャンとしての仕事をしっかりとこなしていたという感じです。

by Okada March 20 [Sat], 2010, 18:16

ディラン行かれたんですね!

しかも良いLiveだったようですね!

色んな曲やってる様子。

ただ、お辞儀なしあたりは全然変わらないですね(笑)

Rock魂忘れない感じにググッときました!

by リュウ March 19 [Fri], 2010, 22:38

オギさん、毎度です。
なるほど、酒で記憶を洗い流すのはぼくも得意なので、キースやロンと同じ種類の人間かもしれません。とてもじゃないけど、ディランのような記憶力は持てないですね。
シンガーというのは、きっと歌を歌う以外にも特殊な能力を持っていないと出来ない仕事なのでしょうね。

by Okada March 19 [Fri], 2010, 2:21

キースやロンは、酒で記憶を洗い流しているでしょうから、大変でしょうね。ミックはあれでも(?)大卒なんで、少しは記憶力が良いのか?

オギ

by ogitetsu March 18 [Thu], 2010, 23:30

オギさん、毎度です。
そうですね、古いのから新しいのまで日毎にセットリストを変えてやっているようです。ディランも凄いですが、過去のいろんな曲を覚えなきゃいけない、バンドのメンバーもさぞかし大変なんでしょうね。ストーンズも歴史が長いので、似たような状況なんでしょうが、キースはよく忘れるみたいです。自分が書いた曲。

by Okada March 18 [Thu], 2010, 12:38

客層も幅が広いかもしれないけど、なんだか、とても古い頃の歌をやってますねー。
ディランで感心することの一つは、「よく昔の歌の歌詞を憶えていられるなぁ」という処です。もう70歳近いというのに。

オギ

by ogitetsu March 18 [Thu], 2010, 3:08
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