マイライフ・アズ・ア・ドッグ+α360(今日発売のFRYDAYの記事について)

October 19 [Fri], 2018, 21:00
跳び抜けて繊細な感性を持った
ラッセ・ハルストレム監督の魂を結晶化させたような純度の高い映画




STORY
イングマルは、病弱な母と兄の3人で暮らす、父親不在の家庭の子供だが、
男の子2人の子育てに手を焼くイングマルの母は、次第にその病気が悪化していく。
そのためイングマルは、夏の間だけ、
母親の弟が住むスゥエーデンの田舎町で暮らすことになるが・・・。


感想
この映画の監督のラッセ・ハルストレムは、私の最も好きな映画監督の1人である。
彼は、非常に繊細な感性の持ち主で、
人間の生を温かいユーモアで包みながらセンシティブに描き、
観賞中に時々生きることの苦みを感じることはあっても、
観終わった後には、必ず何とも言えない優しい気持ちになるため、
きっと私と波長がピタリと合う人なのだろうと思っている。
特に、20世紀に撮られた3本の映画「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」
「ギルバート・グレイブ」「サイダーハウス・ルール」は、
特に質が高く、必ず映画史に残る名作だと思っている。
ラッセ監督は、この3作品の後、ハリウッドの興行至上主義の波に揉まれる中で、
自分らしさを発揮できなくなり、次第に力を落としていった。
しかし、最近になって
「マダム・マロリーと魔法のスパイス」や「僕のワンダフルライフ」など、
ラッセ監督らしさを感じさせる佳作を撮るようになってきているので、
その新作を大いに期待しながら待っている。



さて、この「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」は、
そのラッセ監督が一躍世界中から注目を浴びる切っ掛けとなった映画である。
私は、この映画を、封切りから少し遅れて上映を開始した地元の映画館で観たが、
その純度の高い美しさに痛く感激した。
あまりにも強く心を奪われたため、
若い頃にデンマークとスウェーデンを2週間程かけて旅した時に、
映画の舞台となった田舎町に行くことを真剣に考えた程である。
(結局、旅行の行程の関係で、町を見つけ出すことすらできなかったが・・・)
そんな思い出深い映画を、
今回何十年か振りに「午前十時の映画祭」で観賞したわけである。



この映画では、病気がちの母親と兄の3人で暮らす、
父親不在の家庭の少年の目に映る子供達の世界、そして大人の世界が描かれていた。
子供達の世界は、
ただ単に純粋で可愛というだけでなく(勿論、そういう部分もあった)、
そこには人間の感情、喜怒哀楽の全てがあり、
取り分け映画では、子供なりに感じる人生の悲哀のようなものが繊細に描かれていた。
その中で最も心を打たれたのは、
まだ幼い少年少女がほんの少し大人へと成長する時の一瞬の輝きのようなものを
まるで詩のような美しさで映像化していたところで、
こんな芸当は、ラッセ監督以外、世界中の誰にもできないだろうと思わせた。
一方で少年の目に映る大人の世界は、どこか不思議で可笑しなものばかりだったが、
私のような大人には、その可笑しさは悲しみと表裏一体のもののように感じられ、
そういったところも如何にもラッセ監督らしかった。



もう1つ、この映画からは何故か「死生観」という言葉が思い浮かんだ。
それは、病気がちで、やがては死んでしまう主人公の母親の存在が
イングマルの心に常に暗い影を落としていたことや
主人公が自分を慰めるために時折思い出す、不幸な死に方をした人の話などが
そういった言葉を想起させるからなのかもしれない。
私達は、日々喜怒哀楽、様々な感情を抱きながら暮らしているが、
その隣には、間違いなくいつも静かに死が横たわっている、
この映画は、そんなことを自然と感じさせてくれるのである。



この映画には、昨年鑑賞した
ジム・ジャームッシュ監督の「パターソン」を思い起こさせるようなところがあった。
「パターソン」も繰り返される日々を通して、
人の生が掛け替えのない、美しいものであることを描いていたが、
この映画も、少年の目に映る世界を通して、
人の生の美しさや、そこから零れ出る人の世の理などを描いていたからである。
但し、この映画は、生の美しさや輝きだけでなく、
人が人であることによって生まれる哀しみのようなものまで映し出しており、
そういった意味では、「パターソン」よりも
ある種の深さを持った映画になっているのではないかと思っている。


平成30年10月13日(土) イオンシネマ 93点



※ のんちゃんに関する小さな部屋

今日発売のFRIDAYの記事について

のんちゃんが旧所属事務所レプロエンタテイメントと
和解のための交渉を行ったという記事が今日発売のFRYDAYに掲載されました。
ただ、その後の動きを追っていくと、
必ずしも手放しで喜べそうな状況ではないようなので、
今回は、この件について私なりに考えたことを書いていくことにします。



FRYDAYの記事のポイントは、次のようなものです。
@ のんちゃん側からの要請で、のんちゃんとレプロとの和解交渉が行われた。
➁ のんちゃん側が謝罪し、再度レプロのマネジメントを受けるという内容
B 交渉には、現在のんちゃんのマネジメントに関わっていると思われる福田氏が
 立ち会っている。
C のんちゃん側が交渉を持ちかけた背景には、NHKの来年度大河ドラマ「いだてん」
 のチーフプロデューサー訓覇氏がのんちゃんの起用を主張しているということがある。


この記事に対して
レプロ側からコメントが発表されましたが、そのポイントは、次のとおりです。
@ のんちゃん側から謝罪とマネジメントの申し出があったことは確かだが、和解に
 至ったという事実はない。
➁ 当事者しか知り得ない面談の情報がマスコミに漏れたことは不可解で遺憾である。




私は、この記事は、それなりに信憑性があるのではないかと考えているのですが、
そこで1番疑問になってくるのは、
のんちゃんとレプロの面談の日時を誰がFRIDAYにリークしたのかということです。
今回の記事とその後の動きでは、そこが1番大きなポイントになると思うのです。
選択肢として考えられるのは、次の3つです。

1つは、当事者の一方である のんちゃん側がリークしたというものです。
しかし、私はその可能性は低いと思っています。
こういう犯人捜しを行う場合、
そのことによって誰がどんな利益を得るのかが鍵になりますが、
のんちゃん側には、FRIDAYへのリークによるメリットがほとんどないのです。
今回の記事掲載によってレプロとの交渉が優位に進む、
或は、NHKの のんちゃん起用が前進するなどということは絶対になく、
現実はその反対になるでしょうし、実際にレプロがこれを口実にして、
暗に のんちゃん側を批判するコメントを発表しています。
このような結果は、事前に予測ができるので、
それにも関わらずFRYDAYにリークするなど、論理的に考えられないのです。
また、のんちゃん側の反応もFRIDAYの記事を知っていたとは思えないものです。
昨日は、たまの休日に茂みに入ったら虫に刺されたなどと、
呑気なブログをアップしていたし、
FRIDAYの記事に対して予め用意周到に準備していたかのように、
レプロが迅速に対応したのに対して、
のんちゃん側は、まだ戸惑いがあるのか、
未だに正式なコメント等も発表できていないような状況です。
普通は、FRIDAYで記事になることが予め分かっていたら、もう少し備える筈です。

2つ目は、FRIDAYがたまたま のんちゃんを追っていたら、
レプロのある建物に入って行ったため、後追いで調査をかけて記事にした
というものですが、これはあまりにも偶然が強過ぎるため、あり得ないと思います。

3つ目は、当事者のもう一方であるレプロがリークし、
しかも、リークが のんちゃん側によって行われたかのような情報操作を行っている
というものです。
私は、この可能性が最も高いと思っています。
まず、そうすることによるメリットは、レプロ側には幾つもあります。
「和解には至っていない」というコメントを出すことは、
のんちゃんとのゴタゴタがまだ継続していると改めて発信することであり、
最近「ミライさん」などで
他の事務所の役者さんとの共演が実現した のんちゃんの現状に対して、
「まだ揉めているのだから、共演するな」と牽制をかけることができるのです。
また、私は、訓覇Pが のんちゃんの「いだてん」起用を熱望している
という記事は多分事実だろうと思っているのですが、
この情報リークでNHKの内部をごたつかせ、
その芽を摘もうとしているということも考えられます。
また、謝罪や再度のマネジメント要請などの言葉を使うことによって、
のんちゃんのイメージダウンを図ろうとしているようにも思えます。
あまりにも段取りが良すぎるところも、おかしいと思っています。
レプロのコメントは、今日の未明には出されていましたが、
一部朝の情報番組で取り上げられていたことなども考え合わせると、
19日のFRIDAYに記事が載ることを事前に知っていたとしか思えないのです。
過去のレプロのやり口にも似ています。
本当に自分達がリークしたのでなければ、まず相手(のんちゃん側)に確認し、
正式に抗議なり何なりすれば良いのですが、そうはせず、
誰がリークしたかを暈すことによって、万が一の時の自分達の責任を曖昧にしながら、
のんちゃん側がリークしたかのような印象操作を御用マスコミを駆使して行うのは、
今までのレプロのやり口と全く変わっていません。
以上のことから、レプロによる自作自演の可能性が最も高いと思っているのですが、
これは、あくまでも推測であり、現時点では真実は藪の中です。



では、今回の記事を受けて、
私達のんちゃんファンは、どういう対応をすべきなのでしょうか。
まず1つは、軽挙妄動しないことです。
まだ、のんちゃんサイドから正式なコメントが発表されていないのですから、
FRIDAYの記事とそれに対するレプロのコメント、御用マスコミの後追記事に踊らされて
のんちゃんに不利になるようなツィートを拡散するようなことは、厳に慎みましょう。
また、こういう時だからこそ、
のんちゃんを信じ、前向きに応援することが大切だと思います。
もう1つ、これは具体的な応援の1つの方法なのですが、
今こそNHKにメールや手紙で のんちゃん起用を要望すべき時なのかもしれません。
上述したとおり、私は、
訓覇Pが のんちゃんの「いだてん」起用を検討しているのは事実だと思っていますが、
もしそうだとすれば、作り手と役者自身と視聴者が希望しているのに、
芸能事務所の横槍によってそれが実現しないなどということは、
国民から徴収する受信料で成り立つ公共放送では、あってはならないことなので、
そこを突いて、私達の熱い思いと共に「いだてん」への起用を要望するのです。

今回の記事とその後の反応を読んで思いついたことを書きましたが、
まだ事態はどう動くか分からないので、
暫くは静観しながら、必要に応じて情報発信していきたいと思います。

最後に のんちゃん側は、先々の展開も十分に考慮した上で、
今回の記事に対するコメントを早急に発表すべきだと思っています。




のんちゃん@能年さんのファンの方の集いの場として、
最も良いのが赤ポチさんのドンキホーテーだと思います。
まだ、訪れたことのない方は是非一度覗いてみて下さい。

 ドンキホーテ入口



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映画、テレビドラマ、小説、マンガ、演劇等が好きです。つまりは「物語」が好きなのです。昨年から『あまちゃん』にはまり、『あまちゃん』に出演していた俳優、特に能年玲奈さんを応援しています。
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