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安念先生フィーバー / 2011年03月08日(火)
今日は、ツイッターで、大盛り上がり。

法科大学院(ロースクール)について。

細切れにして、抜き書きしてもあまり意味が無いので、

取り敢えず、これを読んで頂きたい。

井藤公量先生のブログ。

安念節炸裂!

これに尽きるのではないか。

私のようなものに付け足すことは何もない。

 
Posted at 18:38 / 法律 / この記事のURL
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東京都青少年の健全な育成に関する条例 / 2010年11月26日(金)
都条例について。改正案(PDF)が再び出ましたね。

これについては、前回の議論もありますし、

今回も早速、この問題の大家、山口貴士先生のブログにて、意見が表明されています。

第156号議案「東京 都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例」の条文の検討

また、改正に反対する東京弁護士会の会長声明

「東京都青少年の健全な育成に関する条 例」の一部改正案に対する会長声明

や、

日本ペンクラブの会長声明東京都青少年健全育成 条例の修正改定案に反対する

も参考になります。

また、桐蔭横浜大学法学部教授河合幹雄先生のブログ

東京都青少年健全育成条例改 正案の問題点と対案(1)も興味深いです。



私の興味は、コミック・アニメ・ゲーム規制なので、

携帯、児童ポルノ規制は他の方に任せて、その点だけ。

私の考えもまとまらないのですが、

何を悩んでいるか書いてみようと思います。

条例改正案には反対。

まずこれを確認。


改正案の問題点は、

@7条の「刑罰法規」が都の青少年条例の「淫行」も含んでしまい、18歳未満の性交等について、自主規制を求める範囲が、結 局、かなり広範かつ曖昧になってしまう。

A「誇張」というのがよく分からない。下手するとコミックやアニメはすべからく誇張と言われかねない。

B近親婚規定違反というのが、過度に倫理的で、法によって規制するのは問題がある。

山口先生とほとんど同じですね。





で、悩みというのは。

宮台真司先生も、東浩紀も、ゾーニングは必要だといっているし、

東弁も、エッチなマンガが無制限に書店に並べられて良いといっているわけではない。

やっぱり、「性に関する事柄は、非公然」というのは、広く承認されている。

いや、どんなオカズでオナニーしても、どんな変態行為も良いけど、

隠れてやってね。と。

言い換えると、見たくない人を保護しよう。ということ。

表現の自由も無制限ではなく、他人の権利とぶつかるときは調整のため

制限もありえる。

見たくない人の権利と表現の自由を調整する規制(要は売り場を分ける)のは、

当然しなければならない。

町中の目立つところでAVとか売って欲しくない。

で、これと、青少年を健全育成するというのは別のものなのだけど、なぜか、一緒くたにされている。

というか、

どうも、見たくない人の保護を青少年健全育成の枠内で行う、

もっと言えば、青少年健全育成の名を借りて行ってきたのではないかなぁと思うのです。

青少年条例でえっちなコミック等の有害(不健全)指定の制度を定めるのは合憲か?

本来は、人権を規制する規定の合憲性を判断するには

(違憲審査基準というのは複雑なので、簡単に言うと)、

@目的が正当で、

A手段がその目的を達成するのにふさわしくて、

且つ出来る限り人権を制限しないものであることが必要。


これを当てはめると、

@青少年を健全育成する目的は大変立派で正当だけど、

Aコミックを見せないことで健全に成長するかどうかはわからんので、

手段がふさわしいことが立証できず、

違憲。となりそう。

だが、そうはならない。

コミックに触れて不健全に育つこともあり得るのでOKみたいなことになる。

なんでやねんっ!と。

ここに、ホンネとタテマエというか、悩ましさがある。

裁判官もバカじゃないので、エッチなコミックをみた青少年が皆強姦魔になると

思った訳じゃない。(と思う。)

どうも、目的と手段がそぐわないなぁと。

でも、見たくない人を保護する規定はいるよねと。

で、これが現実に代用されているのだから、違憲として、効力を否定しちゃうとマズイよねと。

自衛隊は憲法で否定されている軍隊じゃないか?

という議論と似ているかな。(ちとちがうか。)


もちろん、正論としては、見たくない人の保護の規定として、

ゾーニングを定める条例なり法なりを定めるべきで、

青少年健全育成の名の下に行うのはおかしい。

だから、そう主張してがんばっている人を咎めたりするつもりもない。

のだけど、いまの現状がそう簡単にひっくり返るとも思えない。

そうすると、現実の選択として条例の中で、見たくない人の保護をしていくのも

やむをえないのではないか。

そして、河合先生のブログにあるように、

前田雅英と竹花生活安全局長(当時)の議論を読めば、年齢が低くなればなるほど、その裸は、わいせつ性が低下し、性的な刺激も低下するから、児童ポルノ禁止という別の取り締まり道具が必要ということである。


とすれば、

まぁ、例えば第二次性徴前の児童による性交の描写が、

「一般人」から見ると、性的刺激が低下して

(エロいというより不快)

これまでの基準で不健全指定し難いのであれば、

そこは、フォローするしかないのではないか?

そうすっと、河合先生の対案のような感じで、

13歳未満の児童に対する強姦や強制わいせつを不当に賛美するものを自主規制し、

その中でも反社会性著しいものを不健全指定できる、

という規制ぐらいはあり得るのかなと。



もちろん、売り場を分けるということは、

ホントは、18禁、じゃなくて、18歳以上推奨がいい。


あと、考えなくてはならないのは、

本来の青少年の健全育成のために必要な表現の規制があるのか?ということ。

18歳未満に見せたらいけないもの。

これは、人権の主体であるけれども未熟なものに対しパターナリスティック(自己加害を防止する)な制約を加え、

見る権利を制限することができるか?ということ。

他人を傷つけない権利の行使は、基本制限すべきでなく、佐藤幸治「憲法(第3版)」によると

「成熟した判断を欠く行動の結果、長期的にみて未成年者自身の目的達成能力を重大かつ永続的に 弱化せしめる場合に限って正当化される」。

これぐらい危険な、相当アレなものは、見せたらアカンということになる。



あるかどうかは。。。あるかもしれんね。と。



今不幸なのは、漫画家さん達が、

「長期的にみて未成年者自身の目的達成能力を重大かつ永続的に弱化せしめる」

ぐらい危険(有害・不健全)なものを描いていると言われているので、

そりゃ怒るよ。と。

(まぁ、人格にそんなに猛烈な影響を及ぼせるというのなら逆に凄いのかも知らんが。)

また、行政が健全か不健全か判断するとか、

「健全」という言葉に引っ張られて、

今回の近親婚規定違反のような倫理色の強い規定が出てきてしまったり、

青少年健全育成の枠組みでゾーニングをするのはいいこと無い、みんな幸せにならない。


でも、みんなが幸せになる方向には、

いままでの方向性を全部ひっくり返さなくちゃいかん。


どうしましょうね?

 
Posted at 18:03 / 法律 / この記事のURL
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一人一票 / 2010年10月04日(月)
大変興味はあったのですが、

法の日の授業までは、まったく他のことが手につかないというか、

まともに頭に入ってこない状態でしたので。。。

国民の権利である選挙権。


司法試験の受験生通説も、一票の格差は、2倍までOK。

伊藤塾でもそう教えてもらっていましたし、

あんまり疑いを持っていませんでした。

重要な権利だけど、

いろんな技術的な問題もあるし、まぁ、2倍まではしゃあないな。

と。



でも、言われてみると、確かにおかしい!

「清き0.6票」はどう考えても。

なんで、いままで、そう思わなかったんだろうって、

不思議に思います。


すこし、このことについても勉強したいと思います。

一人一票実現国民会議

 
Posted at 13:12 / 法律 / この記事のURL
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橋下知事の懲戒処分 / 2010年09月17日(金)
橋下知事:弁護士業務停止に 光母子殺害事件のTV発言で

毎日新聞 2010年9月17日

弁護士の橋下徹大阪府知事が、山口県光市の母子殺害事件の被告弁護団を批判し、テレビ番組で懲戒請求を呼び掛けた問題で、所属先の大阪弁護士会(金子武嗣会長)は17日、「品位を害する行為に該当する」として、橋下氏を業務停止2カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付。不服がある場合は日本弁護士連合会に審査請求できるが、橋下氏は同日、請求しない意向を示した。

 会見した金子会長は処分理由について「刑事弁護に対する誤った認識、不信感、不名誉感を与えたうえ、多人数の懲戒申し立てがあれば懲戒請求が認められるかのような誤った認識を与えた」と説明した。


このブログでは、かつてこの件で、かなり橋下弁護士を批判しましたので、

橋下弁護士敗訴
橋下弁護士VS弁護団

一応結末を。

当然の結果です。


さて、マスコミ様たちは、すこしでも、当時の放送を検証して頂けないでしょうか。





特に辛坊。

 
Posted at 20:09 / 法律 / この記事のURL
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都青少年条例否決! / 2010年06月18日(金)
さて、東京都の、歴史に残る、異常な条例、


東京都青少年健全育成条例。


総務委員会に続いて、本会議でも無事16日に否決!


やった!


めでたい!


これというのも、先頭きって戦っていた、


藤本さん、山口弁護士、漫画家の先生方。


昼間さん、永山さん。。。その他大勢の文化人の方々。


積極的に署名や反対運動を行った市民の皆さん。


民主党をはじめとする条例案に反対した良識あふれる都議の皆様のおかげです。


ありがとうございます。




このタイミングで、表現規制のラスボス的な存在の後藤啓二弁護士が、みんなの党から、参院選立候補とか、


石原知事は、何度でも、条例案を通るまで出す宣言とか、


まだまだ戦いは続きますが。


ほんの少しだけ、


負け犬の遠吠えは放っておいて。


勝利の美酒に酔いしれても、罰は当たりますまい。


それぐらい偉大な勝利だと思います。


(16、17、18三連ちゃん飲みは、飲み過ぎですか、そーですか。)


しばしの休息のあと、再度、軍勢を整え、


迎え撃つ準備をするだけでなく、


なにか積極的に打って出る方法を考えるのもいいかもしれませんね。

 
Posted at 11:23 / 法律 / この記事のURL
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東京都青少年の健全な育成に関する条例改正案に反対する請願署名 / 2010年06月08日(火)
山口貴士先生のブログより。

出来れば、是非、ご協力下さい。

「東京都青少年の健全な育成に関する条例改正案に反対する請願署名」を始めました。

さて、

何度かこのブログにも書いていますが。

都の、青少年育成条例の改正

はっきりいって、異常です。




言葉が面白いので「非実在青少年」に注目が集まっていますが、

(これは、これで都の説明には問題がありますが、)


私が、一番問題だと考えるのは、


7条で、自主規制をする範囲が広すぎること

です。


自主規制というのは、

現在でも、エッチな描写が目的の、いわゆるエロ漫画というのはあって、

成年マーク(黄色い丸いの)が貼ってあり、未成年には売られていません。

これが自主規制です。


で、今度の改正は、


要は、

「18歳未満の未成年に見える漫画やアニメのキャラ」が

「性交や性交類似行為(フェラチオやアナルセックス)」をすることを

「肯定的に描写」したものは、

18歳未満に見せないように、自主規制しろ。

ということです。


青少年のキャラの性交が描かれていれば、性交を否定的に描かない限り

(例えば、青少年のキャラが後悔したり、セックスしたことにより酷い目に遭わない限り、)

ひとまとめにして、全部、不健全なので自主規制しろと。

つまり、「高校生の男女が、純粋な恋愛の末に結ばれて、最後にセックスするに至り、

幸せをかみしめる」という、漫画も、

いわゆるエロ漫画として、成年シールを貼り、未成年には見せないようにしなくてはならない。

ということです。




普通に考えても、あまりにおかしいことは明らかだと思います。


参考までに、

日本弁護士連合会「東京都青少年の健全な育成に関する条例」の一部改正に関する会長声明

東京弁護士会東京都青少年健全育成条例「改正」案についての意見

第二東京弁護士会「東京都青少年の健全な育成に関する条例」の一部改正案についての会長声明

の3団体が条例改正に反対の声明を出しています。



都の職員や、石原知事や、猪瀬副知事は、

「幼児がレイプされて喜ぶような漫画を別の棚に移して何が悪い」

とおっしゃっていますが、

上のような広い範囲のものが、別の棚に移されてしまうのです。

18歳未満全てが範囲なのに、「幼児」だけが規制されるようにおっしゃっているのは、

なぜなのでしょう?

上のような事実を故意に隠そうとしているのでしょうか?

しかも、「幼児がレイプされて喜ぶような漫画」は、

現在でも大体、成年指定されて、成年マークが貼られて、

専用の棚に置いてあります。


また、例えば、都は、「肯定的」とは、「不当に賛美することだ」とか説明していますが、

その様な、日本語の通常の用法から離れた法令の解釈というのはあり得ません。


都のでたらめな説明を信用してはいけないのです。



最後に、まえにも東京都青少年条例で書きましたが、

18歳未満の青少年がセックスしたら何がいけないのか。

この条例は、18歳未満の青少年がセックスすることは不健全で、

そのようなことがないようにしなければならないという前提で作られています。

でも、そうなのでしょうか?

戦前の時代とはもう時代が違います。

いけないならいけないでもかまいませんが、

当の青少年に、なぜいけないのか、きちんと説明できるのでしょうか。

きちんと議論するときなのではないでしょうか?

 
Posted at 13:00 / 法律 / この記事のURL
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どうする!? どうなる? 都条例 / 2010年05月10日(月)
山口貴士先生のサイトから。

『どうする!? どうなる? 都条例――非実在青少年とケータイ規制を考える』

さて、東京都の表現規制条例。

石原知事のびっくり発言も飛び出しましたが、

おそらく、基本的な方向は変わらないと思います。

とにかく、よけいなお世話満載の条例。

何とかしないといけませんね。


 
Posted at 11:59 / 法律 / この記事のURL
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反転―闇社会の守護神と呼ばれて / 2010年04月15日(木)
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さて、

すごく分厚いので、だいぶ読むのに時間がかかりましたが。

もと、特捜検事の自伝。


とにかく、前半、

苦学して大学に入り、司法試験に合格し、検事になり、特捜検事になってバリバリ事件をこなす。

この辺りは、めちゃくちゃ面白い。

がっちり解決する事件も面白いが、

検察という組織のしがらみと言うか、圧力がかかって事件がつぶれると言うか。


まぁ、検察が正義の味方だと単純にはいえないなぁというのが、よくわかる。

どこまで、本気にしていいかわかりませんが、

嘘を書いて得もないし、描写も詳しく具体的で迫真性があり(笑)、

かなりの部分が本当のことなんでしょう。

落合先生も、こういうことがあってもおかしくない的なことは書かれていましたし。


中盤から、弁護士に転身して、バブル紳士と付き合い、金まみれになるところ。

お金自慢、交遊自慢的なところで、ここを読むのが結構キツかった。


最後は、事件に巻き込まれ、逮捕され、起訴されるので、そこに至る伏線があるのかなと思って

頑張って読み進めていたのだが、

自分の事件については、あまりかかれていなかった。



それでも、読む価値ある本だと思います。


 
Posted at 20:27 / 法律 / この記事のURL
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青少年条例について。 / 2010年03月20日(土)
あまりにすばらしく、わかりやすいので。

要は、立憲主義と表現の自由とは、こういうことなのだと。

ヘボロ・ミッキー さんのブログ。

非実在青少年関係 「青少年育成条例改正? ふーん、いいんじゃない?」 と言う人へ [ヘボ論] [編集]

ほんとうは、私たち法曹が、こういうふうに、

表現の自由について語るべきなのですが。

改正案に特有の問題点のみ論じようとすると、

こんな感じになってしまう。

やはり、この青少年育成条例というのは、改正される前から、かなり問題がある。

そういうことですね。

 
Posted at 21:58 / 法律 / この記事のURL
コメント(0)
東京都青少年条例 / 2010年03月18日(木)
さて、噂の条例。

騒ぎになっていますが。

これについて書いている弁護士が山口貴士先生だけというのも、おかしいとおもうので、

それほど詳しくないのですが書いてみます。

もしかしたら間違っているかもしれませんので、なにかあれば指摘してください。


さて、

とりあえず、

この条例の改正案が出来る前だって、

コミックも、

男性の性器や女性の性器がそのものズバリ描かれていれば、

いわゆる「わいせつ物(図画)」にあたる場合があり、頒布等すれば、これは、刑法上規制されていました(刑法175条)。

そして、その他にも、東京都の条例の改正前の文言を見てもらえばわかるように、

「青少年に対し、性的感情を刺激し、残虐性を助長し、又は自殺若しくは犯罪を誘発し、青少年の健全な成長を阻害するおそれがある」

というかなり抽象的な文言で、

販売業者に自主規制を求めたり、

不健全図書に指定して青少年に見せないようにすることが出来ていました。


で、さらに、いわゆる男性向けのエロ漫画は、自主規制である成年指定というのが

すでに行われていて(黄色い○に成年と書いてあるやつ)

一応、建前上は、本屋さんの中では堂々と売られてはおらず、成年コーナーのようなところに並べられていたはずで未成年には売られていなかったハズです。
 
ですから、とつぜん、2次元の漫画や、ゲームが条例の改正案によって規制されるようなるというのは間違っていると思います。



で、この自主規制の成年コミック指定というのは、たぶん、全ページの中でエッチシーンがどれぐらいの割合かとか

そういう基準で決められていた気がする(定かでない。)。

だから、まぁ、成年指定されていないコミックでも、エッチシーンがある可能性はある。



で、問題の都の条例に新しく入った、

第7条1項2号

「非実在青少年を相手方とする又は非実在青少年による性交又は性交類似行為に係る非実在青少年の姿態を視覚により認識することができる方法でみだりに性的対象として肯定的に描写することにより、青少年の性に関する健全な判断能力の形成を阻害し、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあるもの」

を、事業者は自主規制せよ。

ということですわな。


いままで、男性向けのエロ漫画は、本のなかのかなりの割合がすっぽんぽんなものは、

描かれているのが、中学生だろうと、高校生だろうと、成年だろうと、

自主規制の成年コミックに指定されていたはず。

だから、二次元の未成年が規制されるというのは、いまに始まったこっちゃないですよ。


で、なにかっていうと、まぁ、それほどエロシーンが多くないものでも、

未成年のキャラが出てくるものは規制しましょうと。

まぁ、最近、青年向けで、成年マークがないのに、ちょっとやり過ぎてんなというのもありますが、

むしろ、少女マンガの類が最近過激化して、しょっちゅうエッチばかりしていて、未成年のえっちを肯定する傾向にありました。

有名な「NANA」なんてエッチしてばかり(しかも、とっかえひっかえ、あれ?18歳以上だっけ?まぁ幼く見えれば非実在青少年なんだけど)とか、「彼氏彼女の事情」とか。

(実はしっかり読んだことないんですけどねw)

まぁ、あの辺が規制されることはないにしても、かなり過激な少女漫画が多くなっていたのは間違いない(ティーンズラブとかいうんでしょうか)。

あといわゆるボーイズラブ(BL・むかしのヤオイ?)かな。

これらは、男性向けのように、ほぼ全ページすっぽんぽんみたいなことはなかったので、これまでの自主規制の基準では、カヴァー出来ていなかったんじゃなかろうか。

そういうのに自主規制をもうけやがりなさいませでございます。

というのが、7条1項2号なのではないかいな。

8条の不健全指定というには、7条よりももう少し絞りがかかってくることになる。




こう見てくると、「非実在青少年」という言葉の面白さに飛びついて、

非実在青少年というのは、児童ポルノとちがって被害者がいないから規制するなっ!

とかいうのは、あまり議論がかみ合っていないのかもしれない。



で、私が「改正案」で問題だと思うのは、

要は、そのように非実在青少年の性交や性交類似行為によって、

未成年者がマネをして性交や性交類似行為をするようになったらいけない。

不健全である。

ということが言えるのかどうかということなんです。

(規制派がいっている議事録に載っている理屈は、やはり条例の趣旨からいって、規制の根拠にならないので、いちいち批判しません。規制の根拠はこう考えざるをえない。)



どうなんでしょうかね。

基本的に、刑法では、13歳未満の女性と性交すると同意があろうがなかろうが問答無用で強姦になるとされています。

判断能力が乏しいから保護しないといけないということでしょう。

この線はいいと思うのです。


小谷野敦氏がよくいっていますが、「ロミオとジュリエット」が激しい恋愛をしたとき、ジュリエットは14歳でした。

紫の上が光源氏に襲われて処女を失ったのは、13、4歳でした。

たとえば、17歳の女子高生と21歳の大学生がまじめなお付き合いの末、体も結ばれるのは不健全なんでしょうか。

百歩譲って、千歩譲って、マンボ踊って。

仮に道徳的に不健全であったとしても、法律や条例によって、そのようなことが起こらないように

表現規制までする必要があるのでしょうか。

いつ頃、こころとからだが成熟して愛する人とセックスするか、

ということを、

国や自治体に決めてもらう必要があるのでしょうか。



青少年育成条例には、多くの場合淫行というのが定められています。

ついったーで知り合った弁護士さんのブログを引用します。

「静岡県青少年のための良好な環境整備に関する条例」,その14条の2第1項は,以下のように規定している。

何人も、青少年に対し、淫(いん)行又はわいせつ行為をしてはならない。
http://www.pref.shizuoka.jp/kyouiku/kk-09/documents/siori08.pdf


同条例は,「青少年」については「小学校就学の始期から満18歳に達するまでの者(婚姻によつて成年に達したものとみなされる者を除く。)をいう」と定義しており(第3条),よって,本件のように,18歳以下の者に対して「淫行」をするのは,同条例14条の2第1項違反となり,罰則規定である同条例21条1項により,2年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられる。

では,一体この「淫行」とは何であるか。

この定義について,条例は明らかにしておらず,この点は専ら判例の解釈に依っている。

この点について最高裁は,有名な福岡県青少年保護育成条例違反事件において,「淫行」を以下のように定義づけている。

「淫行」とは、広く青少年に対する性行為一般をいうものと解すべきでなく、青少年を誘惑し、威迫し、欺罔し又は困惑させる等その心身の未成熟に乗じた不当な手段により行う性交又は性交類似行為のほか、青少年を単に自己の性的欲望を満足させるための対象として扱つているとしか認められないような性交又は性交類似行為をいうものと解するのが相当である。けだし、右の「淫行」を広く青少年に対する性行為一般を指すものと解するときは、「淫らな」性行為を指す「淫行」の用語自体の意義に添わないばかりでなく、例えば婚約中の青少年又はこれに準ずる真摯な交際関係にある青少年との間で行われる性行為等、社会通念上およそ処罰の対象として考え難いものを含むこととなつて、その解釈は広きに失することが明らかであり、また、前記「淫行」を目にして単に反倫理的あるいは不純な性行為と解するのでは、犯罪の構成要件として不明確であるとの批判を免れないのであつて、前記の規定の文理から合理的に導き出され得る解釈の範囲内で、前叙のように限定して解するのを相当とする。」(最高裁昭和60年10月23日大法廷判決)

※これはいわゆる合憲限定解釈であり,罪刑法定主義の観点からは大問題であるが,話が脱線するのでここでは触れないでおく※

おわかりだろうか。

「淫行」とは,

「青少年を誘惑し,威迫し,欺罔し又は困惑させる等その心身の未成熟に乗じた不当な手段により行う性交又は性交類似行為」や

「青少年を単に自己の性的欲望を満足させるための対象として扱っているとしか認められないような性交又は性交類似行為」のことである。

さて、

最高裁は、根刮ぎ、青少年が性交をすることを禁じることは違憲であると考えている。

青少年に対する性行為のなかで、取り締まっていいのは、これだけですよ。と限定しているのである。




ところが、

都条例の規制は、ともかく、青少年が性交することは、一般的に、まかりならんザマス。

という思想的背景があり、そのために、非実在青少年の性交等の描写を規制するという形になっている。

これは、許されるのだろうか。

青少年でも、真摯な交際に基づく性交はしてもいいというのは、最高裁のお墨付きがあるのに、こういうものも含めて、青少年の性交を防ぐために、表現を規制できるというのは。。。どうなんでしょ?


それと、仮に、青少年の性交は禁止すべきだとして、エロコミックとは言えないぐらいのちょっとエッチシーンのあるコミックス、

を見て、青少年が性交をするようになるかどうか。

エッチなシーンがあっても、多くの青少年はオナニーのおかずにするんちゃうかなぁ。

性交をすることが促進されるかどうかはよくわからん。

さらに良くわからんのは、

青少年に、ちょっとだけエッチシーンがあるコミックスのうち、成年がエッチをしているものは

みせてもいいことになるはずなんだけど、

非実在青少年がエッチしているコミックと、非実在成年がエッチしているコミックと

どれだけ違いがあるんだろうか。

ここもよくわからん。

「よくわからんけど、権利を規制する」というのはあり得なくて、

まず、権利を制限するには、目的が正当で、手段がその目的を達成するのに合理的でなくてはならない。

(合憲性判定基準の厳密な話をしているのではありません。)


青少年に性交等をさせないという目的もイマイチ正当かどうかが疑わしい上に、

仮に目的が正当だったとしても、手段が合理的とはいえない。

こんな条例、やっぱりありえないんちゃうかなぁ。



てなわけで、自ポの問題、もともと改正前の条例が持っていた問題点、

改正案の問題点と、いろいろな論点がごちゃごちゃになっていたので、

私なりに、整理してみた。


勿論

他にも条例の第3章の3なんかは、努力義務規定なら何決めてもいいだろうというような

かなり乱暴な規定のオンパレードなのだが、

ちょっと眠いので、そこらは、山口先生のブログでもみてください。


 
Posted at 22:24 / 法律 / この記事のURL
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非実在青少年? / 2010年03月12日(金)
この話題。

表現規制は、昔、有害コミック規制のブームがあって、

(遊人とか、山本直樹とか)

ずっと興味があるのだが、じっくり考えをまとめる時間がない。

そこで、

東京都の青少年の健全な育成に関する条例の改正案の問題点について、

保坂展人さんのブログ。

東京都条例で「非実在青少年・創作物規制」の動きが加速

弁護士山口貴士先生のブログ。

【表現規制反対!】東京都青少年の健全な育成に関する条例の改正案【問題多すぎ!】ver 2

【3月15日】【告知】東京都による青少年健全育成条例改正案と『非実在青少年』規制を考える。【記者会見とイベント】

と、リンクを張っておきます。



しかしまぁ、前田雅英先生の本は、司法試験受験の際の刑法の教科書としては、

とても人気があるのだが、

ほんとうに困った人ですねぇ。。。

勉強している時から、前田先生の考え方って、

「実質的」

というのがキーワードになっていて、

国民が納得すりゃ、どんどん、けしからんやつは処罰すればいいじゃん

的な考えかたで、

処罰範囲広いなあ。

なんのために結果無価値論をとっているんだ?

ていうか、そんなんじゃ、構成要件いらないじゃんっ!!

と思っていました。

「刑法から日本をみる」という本をよんで、

ますます。。。

と、思っていましたが、

が、やっぱり、ヒドイw

 
Posted at 20:00 / 法律 / この記事のURL
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裁判員裁判、初体験。 / 2010年02月18日(木)
さて、巷で噂の裁判員裁判。

体験しました。

当支部の3号事件。


罪名は、強盗致傷


2日間の集中審理。

今日判決が出ました。

公判で明らかになったことは、書いても差し支えないのでしょうが、

とりあえず、中身にはあまり触れないことにします。


もう、傍聴人はかなり少なかったですね。

整理券なくても入れます。


検察官が従来型の裁判にないアグレッシブな主張立証をしてくるなぁ。

とつくづく思いました。

いままでは、ビジュアル重視だとか、プレゼンがどうだとかそういう所ばかり注目されていましたが、

これまでの裁判ではなかったような証拠も出てきました。


私の出来は。。。裁判員の方に聴いてみないとわかりませんが。

精一杯やりました。

高校生模擬裁判選手権の生徒たちには、

上から目線で、冒頭陳述や論告・弁論に駄目出ししていましたが、

やはり、自分で実際にやってみると、わかりやすい。というのは、相当難しいと実感しました。


報道の方に囲まれて取材されるというのも初めての経験でした。

裁判と同じぐらい緊張しますね。


 
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けんさつ。 / 2010年02月03日(水)
落合先生のブログより。

■[話題]東京地検、週刊朝日に抗議 記事に「虚偽の点がある」

問題の週刊朝日の記事読みました。

そういう取り調べがあったかどうかはわかりませんが、

まぁ、落合先生も仰っているように、まぁ、あってもおかしくないわなぁと。


さらに、週刊朝日に出頭要請があったとかなかったとか、twitterでは、盛り上がっていますねw

検察「今日、来い。」 

編集長「出張中のためいけません」

検察絶句。


とかいうやりとりが、あったとか、なかったとか。

まぁ、検察としては、

「大魔王(ラスボス)小沢でも、2回も検察庁の呼び出しに応じるのだから、パンピーごときは、5秒で来い」

っていうことなんでしょうけどねw

まぁ、検察は、虚偽の点があるというのなら、そういう酷い取り調べをした「事実がないこと」について、

説明責任を果たせばいいじゃんw

(いままで、さんざん、あることないことリークして、ある立証をしてないのに、ないことを説明せざるを得ないようにしてきたわけですからw)

全部録画しておけばよかったのにねww

よもや、両当事者の立場をきちんと取材して、公平な記事を書けとは言わないとおもいますけどwww

 
Posted at 21:33 / 法律 / この記事のURL
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法教育シンポジウムinせんだい / 2010年02月01日(月)
さて、もう、今日は、かなりへろへろです。

30日、仙台市青年文化センターで、行われた「法教育シンポジウムinせんだい」に参加してきました。

さて、早速内容ですが、

最初の東大教授、法務省法教育推進協議会座長の大村敦志先生の基調講演。

市民教育と法教育、

といった内容。

これは、へ〜、指導要領に法教育が入るんだ〜、ちょっといってみよう。とおもって来た、学校の先生には大変難しかったかと(笑)。

でも、ちょっと、市民と民法の関係、Droit civil、droits civilって何なのよ。民法典、権利とは、何なのか、

といったところで、私にとっては、とても面白かったです。

というのも、横浜国大でお世話になっている憲法の北川教授も、おフランス帰りなのですが、

いままで、おっしゃっていることがほとんどわからんかったのが、

ちょっと光が差してきたかんじ。

実務家の多くは、国内法は知っていっても外国の法や、法の歴史などについては、かならずしもよく知りませんからね。


つづいて、宮城教育大学附属小学校の法教育実践報告。

法務省の、教材、小学生を対象とした法教育教材例の作成についての中の、資料2  「情報化社会を生きる〜情報の受け手・送り手として」に関する教材の実践報告でした。

まず、とても報告が上手だなぁと。

普段から人にわかりやすくものを伝える職業の方は、さすがだとおもいました。

実践内容も、報告者である、教頭先生自ら、キメキメ国国王に扮しているビデオを中心に、

とても、よかったですね。



まぁ、教育大附属のいい子ちゃんたちばかりだから、うまく行きやすいという面もあるのでしょうけど。




パネルディスカッションは、

弁護士会の神坪弁護士が、ものすごく熱いことをしゃべっておられたなぁというのと、

東海林のり子さんが、とても的を射ていてよかった。

このシンポは、ときどき、法曹でないゲストを呼んでは失敗しているようで。

概ね、東海林さんは、子どもに法教育をしても、家庭でそれと正反対のことが行われていてはしょうがない、お母さんをつうしんに、家庭にも法教育を広めないとというお話をされていました。



シンポの内容自体はとてもよかったのですが、

人が少なすぎる。。。120〜130人ぐらい?

法務省さん、きちんと宣伝してくださいよ。

法教育というのをやったというアリバイみたいなことではいけないですよ〜。



シンポが終わって、日弁連市民のための法教育委員と、仙台弁護士会を中心とした東北ブロックの法教育委員の先生で、懇親会へ。

いや〜、仙台、たべものがおいしいね。

よるは、あまり牛タンはでませんでしたが、

日本酒がうまいっ!

2次会まで行きましたが、もう酒が私で、私が酒でといった状況。

ホテルでベットに入っても頭ががんがんして全く眠れず。。。。

そんな寝不足状態で、

9時から仙台の弁護士会館で、東北ブロックと日弁連の法教育に関する意見交換会。

4時間にわたって、東北ブロックでの法教育実践状況についてのご報告や、

日弁連の取り組みの報告。

各地で、法教育を普及させるためにどういう突破口があるのか、といったようなテーマでイロイロ議論がありました。

また、模擬裁判選手権についても、かなり熱く議論が戦わされましたw。

私も、模擬裁判選手権については、学会発表もしているという成り行き上、意見を申し上げマした。



とにかく、東北ブロックにも、若手を中心に法教育に熱心な先生がおられ、

とても、たのもしく思いました。

 
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リーク2 / 2010年01月26日(火)
落合先生のブログより。

■[話題][書籍]窓口担当者が「リークあり得る」 NHK、不適切と陳謝

う〜ん、ホリエモンや、河野太郎議員のブログ、落合先生のブログをみると、

「リークがない」というのは、やっぱり、あり得ないんじゃないですかね。

どう考えたって。

身柄を取られて、すぐ、取り調べの内容が報道されているんですから。

風の噂ですが、いま、報道機関は、全然取材しなくても、何の苦労もなく、検察がバンバンリークしてくれる異常な事態らしいとか、そうじゃないとか。

検察としても、リークを認めたうえで、リークの何が問題かを議論した方がまだ、筋がいいのではないでしょうかね?

国民の知る権利に資する、とかいって、けむに巻いた方が、まだマシじゃぁ。。

しかし、この件と菅家さんの件で、検察への信頼というのは決定的に傷ついた気がする。

ぜんぜん、自民党支持の友人とこの前、久しぶりに話をしたが、小沢幹事長の件の、検察とマスコミは、異常過ぎると言っていましたしね。

そういう認識は、じわじわ広がっているんじゃないですかね。


 
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リーク / 2010年01月23日(土)
ボ2ネタより。



■[司法]自民・河野太郎議員は「検察報道」批判 元検事の落合洋司弁護士は実態を明らかに 国家公安委員長は「一方的なリーク記事、冤罪の被害出る」





河野太郎議員のブログは、ほんとごもっとも。



落合先生のブログは、検察官を経験したうえでのお話なので、とても参考になります。



元特捜検事という肩書で、テレビにでて喋っている弁護士先生たちの話が、いかに空虚なものかがよくわかります。




落合先生、消されちゃわないか心配ですけど。

 
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東京都青少年問題協議会答申素案 / 2010年01月20日(水)
【パブリックコメント】第28期東京都青少年問題協議会答申素案に対する都民意見【青少年問題協議会の暴走を止めよう】







てなわけで、山口先生のブログを。



いま、もの凄く体調が悪くて、FF13も進められない有様。



仕事だけは、ドンドンやらなくてはならないことが出てくるので、



すすめていますが、実は山口先生のエントリも、全部読んでいるわけではありません。



でも、現状、あまりに、あまりにヒドイので。

 
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絵 / 2010年01月16日(土)
落合先生のブログより。

「ミス」一転、虚偽認める 石川容疑者 「小沢氏の指示ではない」

身柄をとられがっくりと打ちひしがれている状況に、たたみかけるように自白を迫ってくるものです。絵が正しければ、正しい自白が引き出されることにつながることもありますが、絵が間違っていれば、取調べが可視化されていない現状では、虚偽自白が生まれ、一旦、虚偽自白が生まれると、関係被疑者に次々と連鎖して、後になって、こういった実態に疎い裁判所から、「相互に補強しあっている」などと評価されるような恐ろしい事態も生じかねません。



強盗だの窃盗だの覚せい剤だの、その辺の犯罪でも、結局は同じことで、

取り調べというのは、

いちおう、筋が通っている説明をしても、捜査官は、うんうん、などと聴いてはくれず、

捜査官の思っている通りのことを言わなければ、

それを否定し、

また、そのような捜査官の意に沿わない供述をする被疑者の人格を否定するような

やりとりが延々続くわけです。

まぁ、強盗や、窃盗といった犯罪は、構造が単純なので、

捜査官の描いた絵が、大きく真相から外れることは、あまりないのでしょうが、

それでも、細かい部分で、被疑者、被告人言い分を、捜査官が、まったく聞いてくれない。

ということは、よくあるものです。



一方で、かなり不合理な言い分が、そのまま調書になっていることがあって、

なんでこんなのを自白させられないのだ。と思うことも時々あり、

(不合理な言い訳に終始していることを裁判官に知らせたいのかもしれませんが、)

なかなか難しいものです。

 
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児童ポルノ? / 2009年12月30日(水)
久々に、ボ2ネタより

子の「性」、母が売る 被害深刻、やっと対応

クローズアップ2009:児童ポルノ 政府チーム、年明け初会合  <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>

 18歳未満への性的虐待場面などを写した児童ポルノの増加が止まらない。国際社会から対策の遅れが非難されてきた日本だが、政府の犯罪対策閣僚会議が年明けにワーキングチームの初会合を開き、汚名返上に本腰を入れる。一方、児童買春・児童ポルノ禁止法改正による画像所持行為の規制強化は政権交代でさらに混迷、足踏み状態が続いている。【千代崎聖史、丹野恒一、鈴木一也】

 ◇子の「性」、母が売る 被害深刻、やっと対応
 今年、警察当局が衝撃を受けた児童ポルノ事件がある。

 東京都内の自宅で1歳の女児のわいせつ画像を撮影したとして、宮城県警が11月、無職の男(46)を摘発した。男に女児を引き渡したのは実の母親(31)だった。男は母親の前で女児に男性器を押しつけるなどし、その様子を撮影したという。同様の行為をしていた母親は少なくとも8人に上る。

 児童ポルノや下着の収集マニアだった男は携帯電話の下着販売サイトを利用し、自分の下着を出品していた母親たちと知り合った。男は母親たちに「金を出すから子どもの写真を撮らせてくれ」と依頼。男のパソコンからは1万枚近いわいせつ画像が見つかった。

 保護者による児童ポルノ事件が目立ってきた。その背景についてある捜査幹部は「児童を性的対象とみる風潮がまん延している」と話し、「取り締まりの強化だけでは追いつかない」と打ち明ける。



これって、児童ポルノっていうより、強制わいせつの問題では。

母親は明らかに強制わいせつの共謀共同正犯でしょ。

なんでも、かんでも、児童ポルノにして、規制強化しようというのは困ったもんです。

こんな母親は、児ポ禁がなくても、やっつけられるのです。十分、たっぷり。


クローズアップ2009:児童ポルノ 画像バーチャル化「日本は生産・輸出国」

 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>

 児童ポルノ根絶などに取り組むNGO「国際ECPAT」のカルメン・マドリナン事務局長が来日し、国際情勢や日本の現状への危機感を次のように語った。

 現在、インターネット上では毎日新たに200枚もの児童ポルノ画像が増え続けている。国際刑事警察機構(インターポール)によれば、性的な画像を撮られネット上にさらされている子の数は1万人から10万人、その83%は6歳から12歳だ。より暴力的で低年齢化する傾向もある。

 規制に対しては「芸術的表現への検閲が強まる」「画像を見ることで実際の虐待が減っている」との主張もある。だが各国の法執行機関などが持ち寄ったデータでは、起訴された画像所有者の約4割が実際の性的虐待に関与し、約15%が試みようとしている。画像を見ることと性的虐待には因果関係があると言える。

 コンピューターや漫画などバーチャル(疑似的)な画像の規制も課題だ。国際的には児童ポルノや虐待の定義を広げる流れにある。日本は世界的にみてバーチャルな児童ポルノの生産・輸出国で、まねようとする国も出てきている。無視できない現実だ。



何が「無視できない現実だ」だ。

バーチャルな児童ポルノとか、かってな呼び名をつけるなよ。。。

めちゃめちゃ論理が飛躍してるじゃんか。


児童ポルノ法の立法趣旨はなんなのよ。

 
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裁判員裁判 / 2009年12月07日(月)
重み増す法廷の立証(下)

「意見が変わったのは、なぜですか」

 被告の男性(21)に問いかけた山田和則裁判長の表情は、戸惑いに満ちていた。10月20日、横浜地裁小田原支部で開かれた強盗傷害事件の初公判。公判前整理手続きから約2か月間、起訴事実の一部を否認し続けてきた被告が一転、すべてを認めたからだった。

 この5日前、主任弁護人の佐藤典子弁護士は、示談交渉のため、被害者の男性警備員(31)と面会していた。交渉を進めるうちに会話が弾み、佐藤弁護士は被告が否認している点を確かめてみたくなった。

 被告はレンタル店でCDを万引きした後、警備員に暴行したことは認めていたが、「警備員の口はふさいでいないし、目も押さえていない」などと、暴行は検察側が主張するほど激しくなかったと反論していた。

 佐藤弁護士の質問に、警備員は淡々と答えた。「まぶたの上に指を押し当てられ、失明するかもしれないと思った」。佐藤弁護士は、約30年の検察官としての経験も踏まえ、それが真実だと確信した。警備員の話に、検察官調書にはなかった「リアルさ」を感じたからだ。

 その2日後、拘置所で被告と面会し、「もう一度思い出してごらん。公判では被害者の証言が認められてしまうよ」と問いかけた。被告は長い沈黙の後、「口をふさぎました……」と切り出し、すべてを認めた。

     ◇ 

 「最大限の努力をしたが、量刑が求刑を相当、下回った。判決内容を十分検討する」。判決後、横浜地検小田原支部の杉垣公基支部長はすぐにコメントを出した。

 検察側の懲役6年の求刑に対し、判決は懲役3年、保護観察付きの執行猶予5年。「被告は真摯(しんし)な表情で反省の言葉を述べ、今度こそ更生したいという強い意欲を示している」と、更生の可能性を重視していた。

 地検内では、量刑に対する不満の声が上がった。ある幹部は「被告が法廷でしおらしくするのは当然のこと。目の前の被告の姿だけで判断するのではなく、犯行態様や前科・前歴も踏まえて、十分に検討して欲しかった」と漏らした。

 ただ、滝沢佳雄次席検事は「実際には被害者が死を意識するほどに強烈な犯行だった。その犯行中の被告の心理を、具体的に裁判員に示すことができればよかった」と振り返る。

     ◇

 「軽すぎる判決だとは思わない」と、佐藤弁護士は言う。

 求刑の「八掛け判決」が当たり前とされていた過去の刑事裁判であれば、懲役4〜5年の実刑が言い渡される可能性もあった。もし被告が公判で否認を貫いていたら、執行猶予は付かなかったかもしれない。

 しかし、21歳という若さや、再雇用を決意してくれた会社社長の存在を考えると、「この子には実刑は重すぎる」と感じていた。だからこそ法廷で、高梨陽輝弁護士と共に「被告は更生できる」と訴えた。「裁判員は、この子の将来を考えてくれた。裁判員は人間をよく見てくれた」と思う。

 刑事裁判が変わったことも実感した。従来は捜査段階の調書が絶対視されてきたが、裁判員裁判では法廷でのやりとりが重視されるようになり、「弁護側の立証次第で、従来の量刑相場を大きく下回る判決となる可能性も出てきた」という。

 裁判員裁判では、法廷での立証が結論を大きく左右することが示されつつある。

 (この連載は、住友堅一、松山翔平が担当しました)

(2009年12月5日 読売新聞)




この事件がトラウマになったかどうかは知りませんが、

検察庁は、大変がんばっているようですネ。


 
Posted at 13:12 / 法律 / この記事のURL
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殺人+強姦致死 / 2009年12月03日(木)
巷をにぎわす事件の件。

何故、殺人+強姦致死なのか、裁判官のNonさんが解説してますね。

刑法各論

私も、昔、解説を試みていますが、

殺人と強制わいせつ致死

わかっていただけるかどうかは、自信ないですw

 
Posted at 18:36 / 法律 / この記事のURL
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メモ。 / 2009年11月28日(土)
町村教授のブログから。



arret:すばらしい判決:お手盛り議決権の濫用

 
Posted at 08:45 / 法律 / この記事のURL
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AKB48と窃盗 / 2009年11月17日(火)
AKB48というと、

メンバーは、ログナーとか、アイシャとか、

ランドアンドスパコーンとか、リィとか、ヌーとか、

ポエシェとか、カイエンとか、左側だと、丁とか、

シャフトだとか、サリオンだとか。。。


まぁ、そういうボケはいいとして。

公共料金請求書ばかりだった 「AKB48」メンバー郵便物窃盗

人気アイドルグループ「AKB48」のメンバーの郵便物を盗んだとして、東京都新宿区の無職の男(25)が起訴された。手口は郵便局にメンバーと「同居することになった」などと虚偽の転居届を提出し、自宅に郵便物が届くようにした。転居に伴う郵便物の転送は、はがきに必要事項を記入したポストに入れるだけで、本人確認無く済むことが多く、その「盲点」が犯罪に使われた。

事件は09年5月、メンバーの1人が「郵便物が届かない」と埼玉県警に相談したことから発覚。取り調べたところ、容疑者は08年9月に新宿区内の郵便局にメンバーの転居届を提出していたことがわかった。転送願いは、ポストに投函されたらしい。確認されているだけでメンバー11人に関わる郵便物が押収されていると言う。県警はメンバーの一人から郵便物を盗んだとして8月31日に男を逮捕。9月17日には、別のメンバーの郵便物窃盗容疑で再逮捕していた。



さて、最近twitterにはまっていて、弁護士と司法修習生とあと有名人少しをフォローしているのだが、

わたしがこのニュース、「窃盗なんだぁ」とつぶやいたら、

プチ刑法ゼミというか、議論になっていましたねw

みなさん、これ、なんで窃盗なのかわかります?

私文書偽造とかならわかりますけどねぇ。

郵便局に処分する権限があれば、クレジット詐欺のような三角詐欺になるんでしょうか。

郵便局(職員)を道具とした間接正犯ってやつですかね。

 
Posted at 21:02 / 法律 / この記事のURL
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なんだかなぁ。 / 2009年11月17日(火)
弁護士山口貴士先生のブログより。

【児童ポルノ法】児童ポルノ「単純所持」禁止…民・自・公が改正案【最新の情勢】

あ〜あ〜あ〜。

なんだかなぁ。

弁護士が法務大臣でも、こんな法律ができてしまったら。

もう恥ですよ。


千葉大臣、頼みますよ〜。

民主党も弁護士である議員がいっぱいいるはずなのに、

票集めのしすぎで、人権感覚を失ってるのか?



まぁ、自民にも、公明にも弁護士はいっぱいいるのですけどね。。。

 
Posted at 19:51 / 法律 / この記事のURL
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無罪。 / 2009年11月08日(日)
「黙秘」続けた窃盗罪被告に無罪、「責任能力なし」/横浜地裁

11月7日13時45分配信 カナロコ

 ワイシャツ2枚を盗んだとして窃盗罪に問われた住所不定で無職の男性被告(52)の5日に行われた判決公判で、横浜地裁の佐脇有紀裁判官が、「被告には責任能力がない」として無罪を言い渡していたことがわかった。

 弁護人や横浜地検などによると、男性は4月30日午後3時半ごろ横浜市保土ケ谷区で、止めてあった自転車の前かごからワイシャツ2枚(約3千円相当)を盗んだとして逮捕され、窃盗罪で起訴された。

 7月3日に開かれた初公判で、検察側は懲役10月を求刑。弁護側は「責任能力に問題があるし、犯意はなかった」などとして無罪を主張し一度は結審したが、男性が公判で全く話さなかったことなどから、裁判官が精神鑑定の実施を決定したという。

 5日に行われた公判では、「被告は統合失調症にかかって相当長い。責任能力も訴訟能力もない」などとの鑑定結果が提出され、検察側は「しかるべき裁判をされることが相当である」と、異例の求刑変更。無罪が言い渡された。

 横浜地検の瀧澤佳雄次席検事は、責任能力があるとみて起訴した理由を「取り調べに対し、しゃべらなくても反応はあったので、あえて黙秘していると判断していた」と説明。判決については「裁判所に任せた結果。事件の重大性なども考慮すると、再鑑定が必要とは考えていない」と、受け入れる考えを示した。 


佐脇裁判官、やるなぁ。

 
Posted at 12:27 / 法律 / この記事のURL
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民主党政権でどう変わる? / 2009年11月06日(金)
さて。

山口貴士先生のインタヴューが。

民主党政権でどう変わる? 児童ポルノ法改正のゆくえ(前編)

民主党政権でどう変わる? 児童ポルノ法改正のゆくえ(後編)

山口先生もおっしゃっておられますが、

改正しようとしまいと、「児童ポルノ」の定義が曖昧かつ広範なのが諸悪の根源。

結局、1歳とか2歳とかの裸でも見る人がみたら興奮する。

そういう理屈だと、誰が写真に撮ろうが、ビデオに撮ろうが、それは児童ポルノだということ。

それをエロ目的で売ったら、突然児童ポルノになるんじゃない。


なんか、小学校に入る前のような子どものヌード写真を売って儲けていたオバカな母親が逮捕されて、

ニュースになったりしているけど。

そういう目的を持って無くても、とにかく作ってしまったらそれは児童ポルノなんです。

それを持っているだけでも処罰されるっていうんだから、

恣意的捜査がどうこうという問題じゃないぐらい大問題。



中学生じゃなくて、国会議員にまず、ルール作りの授業が必要か?

まずルールは「明確」でなければならない。

と、いの一番にでてくるのにね〜。

 
Posted at 13:10 / 法律 / この記事のURL
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刑罰法規って。 / 2009年10月29日(木)
壇先生のブログより。

URL事件判決

事案についても、よく知りませんし、

ネットと陳列の関係について奥村先生のように詳しいわけではないので、

論評できるような立場ではないのですが。



やっぱり、問題があるように思いますね。

大学時代のゼミでは、中森喜彦先生から

「『けしからんから処罰しろ』では、法律はいらない。」という話をよく伺いました。

「法律」で「あらかじめ」禁止されている事項が明示されているから、

国民は、ああそうか、これをやっちゃいけないのね。とそれ以外のことは基本自由にできる。



壇先生のおっしゃっている「当罰性」というのをかみ砕いていうと、「けしからんから」ということですよね。

URLを貼り付ける行為は、実際自らウェブページに児童ポルノを掲載したのと同じくらいけしからんから処罰する。

う〜ん。こんなことでいいのか。

刑法学者の中には、「死後生々しい死体なら生きている人と同視できる」という愚かな人もいるほどである。


この刑法学者が、児童ポルノの議論でよく国会で話をしているあの方ですよねw

ご本はベストセラーですがw

困ったものです。

 
Posted at 09:29 / 法律 / この記事のURL
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裁判員裁判1号。。。 / 2009年10月20日(火)
整理券

小田原支部の傍聴券

つーわけで、

K県O支部でも裁判員裁判第1号が、今日から行われます。

全国でも裁判員裁判が行われる支部は10個しかないそうなので、貴重といえば貴重です。

うちの事務所は、裁判所のすぐ隣にありますので、

出勤途中も、裁判所に裁判員候補者の方が来られ、マスコミの方に囲まれたりしているのを目撃しました。

テレビカメラはなかったので、盛り上がりはそこそこでしょうか。


裁判員いらなインコをみたかったというのが正直なところ。


さて、この事件の弁護人はうちの事務所の弁護士二人。

昨日は、ペーパレスで冒頭陳述をする練習をしていましたが、

出来の方はどうだったんでしょうか?

気になりますね。

 
Posted at 14:59 / 法律 / この記事のURL
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winny / 2009年10月09日(金)
winny判決がでましたが、

思ったようなことは、皆様書いておられるので、

メモ。

もちろん、弁護団の壇先生や、傍聴された落合先生もイロイロ書いていますが、


::::弁護士 川村哲二::::〈覚え書き〉::::

Winny開発者刑事事件控訴審判決とtwitter



奥村弁護士の見解

■[その他]「無罪主張悪あがき」NHK記者、ウィニー開発者に 08:27

量刑相場や正犯の科刑からみて実刑なんてないのに、単なる脅迫・強要ですよね。

損害賠償請求が可能だと思います。

NHK京都は捜査機関と同視していいですか?



 
Posted at 14:38 / 法律 / この記事のURL
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こんなのは序章にすぎない。 / 2009年10月04日(日)
つい、こないだ、

ミュージシャンとして生きて行く事(2)

という記事を書いたそばから、


PINE先生のところで、こんな記事が

こんなのは序章にすぎない。


まぁ、大体こういうことでして。

 
Posted at 16:42 / 法律 / この記事のURL
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