それでも勝たなければいけない理由が町田ゼルビアにはある

September 28 [Fri], 2018, 11:32
なんてストレートなタイトル自分でつけておいてよく言う

さてさて、なんのお話かと言うと、ライセンスの話です。
昨日、Jリーグから来シーズンのクラブライセンス交付のリリースがありました。(詳細はこちら)

やはり注目は、J2で現在2位の町田ゼルビア。
成績でJ1昇格の条件を満たしても、ライセンスがないと昇格できないのでね。
そして、町田はまだJ1ライセンスを取得したことがない訳でして。
結果はご存知かとは思いますが、来シーズンもJ2ライセンスの交付となりました。
スタジアムの入場可能数が足らないことと、J1の条件を満たした練習場を持っていないことが、要因だということです。
練習場に関しては、早急に手を打つことは可能だとは思います。
ヘンな話、クラブの私有でなくてもいいんだよね、練習グラウンドって。
例えば、サンフレッチェ広島が練習場として使用している吉田サッカー公園は、安芸高田市の所有で管理は安芸高田市地域振興事業団という公益財団法人が行っているのよ。
まあ、J1では珍しいとは思うけど、私有の練習場を持っていないのって。
でも、それでも常時使用できればライセンスの条件としては問題ないってことなのよ。

問題はスタジアムの方でしょうね。
これも色々と条件があって、例えば、観客席に対する屋根カバー率とかトイレの数とかも条件になっていて、屋根に関して言えば、J1で使用されているスタジアムでは条件を満たしていない所はいっぱいあるわけよ。
ただ、屋根ってそう簡単に付けられるものじゃないから、ざっくり言えば大目に見てもらっているようなものなんだよね。(屋根は耐震の問題もあるから建築的にも難しいと理解されていると思われる)
で、屋根カバー率も満たしていなければ、トイレの数も足りないってスタジアムもあるんだよね。
今年のJ1だと、日本平。
でもJ1ライセンスは交付されているんだよね。
スタジアムの条件には(トレーニング施設とかもそうだけど)、条件AとかBとかあって、屋根やトイレの数は条件Bになっていて、必須の条件と言うよりは望ましいっていう感じの条件なのね。
でも、入場可能数は条件Aなので、J1だと15000人以上、J2だと10000人以上ってのは必須条件。
町田がホームスタジアムとして使用している町田市立陸上競技場では、現状、15000人以上の入場が可能ではないってことなのよ。
ただ、これも実は条件が整えばJ1ライセンスを交付してもらえる可能性があって。
それが、改修工事を予定しているってこと。
これに該当してJ1ライセンスを条件付きで交付されたのが水戸ホーリーホック。
Jリーグのリリース内でも、
「J1クラブライセンス交付についての解除条件があり、11/17の明治安田生命J2リーグ最終節、または12/8(予定)のJ1参入プレーオフ決定戦後、昇格のための順位要件を充足できなかった場合(=スタジアムの短期改修工事を行わないことが確定した場合)、J1クラブライセンスからJ2クラブライセンス付与へ変更される」
となっている。
つまりざっくり言うと、水戸の場合は、「ホームスタジアムであるケーズデンキスタジアム水戸ではなく、新たにホームスタジアムとして申請した茨城県笠松運動公園陸上競技場を改修して使用する準備ができています」という条件を出して認められたということ。
笠松は茨城県の所有なので、茨城県とそういう話で合意しているというお墨付きみたいなのがあるから、認められているってことよ。
これを町田ゼルビアに当てはめると、あくまで町田市立陸上競技場をホームスタジアムとして使用したいのであれば、町田市と協議して、改修工事を行うお墨付きを得られればいいってことになる訳だけど、今年はまだそこまで話が進まなかった(合意が得られなかった)んだと思われます。
まあ、スタジアムってのはJリーグのほとんどのクラブが公的施設を借りている訳よね。
そうじゃないのは、ヤマハスタジアム(ヤマハ発動機所有)と柏サッカー場(日立柏レイソル所有)くらいだと思うわ。
で、公的機関の施設の改修工事は当然、税金が投入されるので市民の理解も得なければいけません。
そこで大事なのが、「町田ゼルビアはJ1に昇格できる実力があるのにスタジアムが小さいから昇格できない」という事実を町田市民に知ってもらうこと。
J1で戦えるだけの実力があるチームなら支援しようという気持ちになってもらわないといけないんですよ。
だから、町田の選手たちは「今頑張っても、来シーズンもJ1で戦えないからもういいや」とは思わないことが大事なのよ。
そして、ここにきて町田に朗報なのは、サイバーエージェントが町田を買収した(クラブと合意)というニュース。
ここで例えば、サイバーエージェントが「スタジアム改修工事の費用を半分負担しますよ」とか言ってくれれば、町田市も「じゃあやりましょう」ってなるわけよ。
それだって、町田の成績が良ければ尚更、話は進みやすい訳だし。
なので、ここでちゃんと好成績を収めておかないといけないってことになる訳です。

それと、これで町田のクラブ経営は安定すると思うので、現所属選手の今年のオフシーズンの他チームへの流出も最小限に抑えられる可能性も高くなりましたから、来シーズンも上位をしっかり狙える戦力を保持できるし、補強にもプラスになると思われます。
ライセンスがなくて、タイミングを失っているチームもありましたから、これは町田にはいいニュースになりそうです。
でも取りあえず目先としては、選手たちは来シーズンもJ2だからと言ってモチベーションを失わずに戦うことです。
応援してくれているサポの期待に応えるためにも、大事なことです。


最後におまけ。
Jリーグのクラブライセンス交付規則の詳細を知りたい方のためにリンク貼っておきますね。


熱中症と秋春制

August 28 [Tue], 2018, 15:46
先週末に行われたJ1リーグ、鳥栖×G大阪@べスアにて、前半37分頃、鳥栖の小林祐三選手が体調不良を訴えて交代を余儀なくされました。
また、同じく鳥栖の権田修一選手も試合後に体調不良を訴えたそうで、どちらも救急搬送されたそうです。
小林選手は熱中症、権田選手は脱水症状だったそうですが、どちらも翌日にはかなり回復したとのことでひと安心と言ったところでしょうか。
この試合は、前後半共に給水タイムも設けられるほど蒸し暑い試合ではあったんですが、熱中症や脱水症状に関して、知識や情報を持っているはずのプロのサッカー選手が、1試合に2人も体調不良を訴えるのはさすがに珍しいことでした。
毎試合、1人も出ないですしね。

そうなると、「やっぱりこの暑さの中でサッカーやるなんて無理なんじゃないか。秋春制にした方がいいんじゃないか」という意見が出てくるのではないかと思います。

正直なところ、サポでも大変は大変なんですよ、この暑さは。
入場前に列を作って並ぶというのはどこの会場でも見られる光景でしょうが、スタジアムの規模や向きなんかで、待機列を必ずしも日影に作れる訳じゃないんですよ。
ジュビロも日なたですし、地面はアスファルトなので照り返しもキツイ。
そんな中、最低でも20分程度は並んでいなくてならないですし、ヤマハスタジアムの場合は、列を作るスペースも十分な広さがある訳ではないので、かなり込み合った状態で並ばされるので通気性も悪く、太陽と照り返しと人間の熱でかなり暑いです。
列を作って待っているのはその程度の時間だとしても、その前からサポそれぞれが思い思いに過ごしている時間がある訳ですが、そこでも日影は限られているので大変です。
真夏はもうそんな感じなので、やっぱり思う訳ですよ、「プレーしなくても大変なのに選手はもっと大変じゃないか」と。
やっぱり秋春制の方がいいのかもしれないとか。
でもだからと言って、秋春制の問題点も解決できるわけじゃないんで、そんな簡単な話ではないんですよね。
よく言われる冬季の積雪のある地域のクラブの諸問題だけではなく、4月から新年度が始まる日本の学校制度との兼ね合いも問題になりますよね。
例えば、選手権に出たくてクラブユースではなく高校サッカーの方を選択したとして、プロに進む予定の選手はいつからクラブに所属すればいいのか、いつまで高校のサッカー部に所属できるのかってのも問題になります。
青森や鹿児島の高校に所属する選手がプロと入団契約したとして、「プロは9月から始まります、9月から出場可能です」となった時、じゃあ、高校の授業はどうするんですかってことになるじゃないですか。単位取れなかったり出席日数が足らなかったりしたら卒業できないですし、12月から1月にかけて行われる選手権には3年生でプロに進むことが決まっている選手は出られないってことになりますし、じゃあ逆に卒業してから次の9月にってなると半年間、空白期間が出てしまいますよね。

日本で4月始まりなのはやっぱり気候風土に合わせて出来上がったものなので、それに合わせるのが自然の流れなんですよ。
また、真夏の暑い時期に中断期間を設ければって話もあるわけですが、そうなると日程が詰まってしまってそれもまた大変なんだそうです。

いやもう八方ふさがりって感じ。
だから、秋春制賛成派は押しきれないでしょうね、問題点を克服するアイデアが見つからないから。

なんかこう画期的ないいアイデア、持っている人がいないですかねぇ。。。

おっさんジャパン

August 04 [Sat], 2018, 10:45
ワールドカップ2018ロシア大会における、日本代表についての総括的なお話を少しばかり。

開幕直前にも書いたけれど、私の個人的意見としては、メンバーに関して肯定的だったので、結果として見た時には今回はこれで正解だったかなと思いました。
まあ、ちょっとだけこうだったらなぁと思ったところは、周囲とのコンビネーションが取れるのなら、宇佐美選手より久保裕也選手だったかなとは思いましたけれど。
元ガンバの選手でなければ、宇佐美選手が選出されたかどうか、彼のコンディションを見ていると、微妙な所だった気がします。
たらればの話をもう一つ言うと、ベスト16という結果を受けて、ハリルだったらもっと上に行けたとおっしゃる方もいましたけれど(しかもベルギー戦の後で)、どんなに望んでも見ることが出来ない結果をそんなに声高におっしゃるだけの根拠はないような気がしましたね。
逆にハリルだったら3戦全敗だったかもしれませんよ。
今回活躍した乾選手が、「ハリルさんだったら、自分は呼ばれてなかったかも」とおっしゃっていたくらいですし。

ま、ありもしないことを言っても仕方がないし、終わったことなので結果だけを見て言えば、もう手遅れかもと思われた中で、選手たちもよくやったなと思います。
西野さんは名古屋では上手くやれなかったので、多少の不安はありましたけれど、代表レベルの選手たちならば、西野さんみたいに選手の自主性を重んじるような監督さんはいいのかもしれません。
選手たちだけでもかなり話し合っただろうことを考えれば、それはやっぱり、人間関係を含めて積み上げてきたものがあったからこそだと思うし、そうなるとあまり一緒にプレーしたことがない選手には難しいことだったかもしれません。
なので、おっさんと言われようとも、長く一緒にやってきた選手たちで良かったんじゃないかと思います。

さて、何人かが代表引退を口にしましたので、監督も変わったことだし、新しい代表になりますね。
本来であれば、ベテラン選手を若手選手が追い出すくらいの感じで世代交代をするのが理想だと思いますけれど、代表引退とわざわざ表明するのには、選手それぞれの考えもあってのことでしょうから、そこはあえて突っ込みません。
ただただ、お疲れさまでしたと声を掛けるのみです。

その新しい代表の監督に森保一氏が就任しました。
ポイチさんになって唯一、不安な材料があるとすれば、チームの土台作りの部分。
サンフレッチェでは素晴らしい結果を残されましたが、その時は、チームの土台はペトロヴィッチ監督がされたものでしたよね。
当然、ポイチさんにはポイチさんなりの考えや構想があるとは思うので、楽しみな部分ではあるんですけれどね。
代表とクラブチームの違いも十分に分かっているとは思うし。
私は、通訳を介さないということ以外は、代表監督の国籍にはこだわりません。
外国人監督であっても、日本人の特性をちゃんと理解している方なら問題ないと思いますし。
外国人監督の場合、通訳さんにもかなり掛かっているかもしれないですよね。
ただ訳せばいいってものじゃないし。
そういう意味で言えば、日本人監督の方が細かなニュアンスが伝わりやすいってのはあります。

それにしても、五輪監督と兼任とはまた大変な任務ですよね。
今回は自国開催の五輪ですし。
その足掛かりとも言えるアジア大会の代表メンバーも発表になりましたけれど、色々と苦慮されているのかなぁと感じるのが、GKを除いて、大学生が3人いるところ。
特にFWが、3人選出して2人が大学生なんですよね。
事情があって呼びたくても呼べない選手がいる感じがします。
まあ、リーグ戦期間中なのも少なからず影響しているかもしれませんが。
アジア大会は、初戦が14日からだそうです。
これを皮切りに、来月には新しいA代表もスタートしますし、楽しみですね。

決勝

August 02 [Thu], 2018, 10:46
決勝の感想を書くのが遅くなったわ〜。
もう8月じゃん。
って、Jリーグも再開して、そちらの観戦が忙しくなるよね。

さて、ワールドカップ2018ロシア大会は、フランスの優勝となりました。
ん〜、決勝戦だけ見れば、まあやっぱりこうなるかなって感じ。
全体的のバランスで言えば、フランスの方が良かったよね。
あと、クロアチアにとっては、やっぱり平均年齢の高さも1ヶ月という長丁場の大会の決勝を戦うにはちょっと不利だったかも。
もちろん、ベテランにはそれを補うだけの経験値もある訳だけど、相手に動ける優秀な若手が何人かいるとなると、やっぱり難しかったのかなとは思いました。
それにしても、デシャン監督がカンテをあのタイミングで交代させたのは結果としてどうなるんだろうと思って見ていましたよ。
都並さんは、デシャン監督のボランチ論を見たような気がするとおっしゃっていましたけれど。
モドリッチはいい選手だし、獅子奮迅の働きでしたけれど、攻撃も守備もモドリッチありきになりそうな感じだったので、MVPは納得だけれど、ある意味、あそこまでモドリッチが目立たないくらいモドリッチの周りの選手の活躍があれば、逆にクロアチアが優勝していたのかもしれないなと思いましたね。
フランスの方がバランスがいいと感じるのは、そこの辺りが理由かもと思う。
だから、優勝したのにフランスからMVPが出なかったのもうなずけるし。
エムバペの突出したスピード+テクニックは惹きつけられるし(準決勝と決勝は背中の負傷のためにそこまで良くはなかったけれど)、カンテとポグバのボランチは効いているし、グリーズマンの司令塔ぶりもいいし、得点こそなかったけれど、ジルーのセンターフォワードとしての仕事もしっかりしてたしね。
同じく若手が活躍していたイングランドに司令塔として君臨しそうな選手が出てきたら、フランスとイングランドが優勝候補筆頭の時代になるかもしれないよね。(現実として、イングランドはアンダーのワールドカップは優勝しているのでさらに若手が台頭してくる状況はすでにお膳立てされている)

全体の総括としては、優勝したフランスとエムバペに象徴されるように、サッカー界全体に世代交代の波が来ているような感じがしましたね。
あと、ショートかロングかの違いはあっても、鋭いカウンターというのもキーワードになった大会だった印象があります。

さて、4年後はどんな大会になるんでしょうね。

ベスト4

July 10 [Tue], 2018, 11:09
いよいよ準決勝ですね〜。

優勝予想
分かるかいな。

いやでもさ、マジで分からないでしょ、やってみなきゃ。
勢いと意外と色々な意味でバランスのいいフランス。
日本戦で2失点して目覚めたベルギー。
隣国対決だしね〜。
フランスはプレミア勢が多くはないから、G組のベルギー×イングランドみたいにプレミア選抜みたいな対戦にはならないけど、ここまでフランスの守備面でかなり効いているカンテがチェルシーで、プレミア勢の多いベルギーの選手をよく知っているってのは、守備に関してはフランスに利があるのかなと思わなくもないな。

もう片方、クロアチア×イングランド。
こっちもね〜、分からない。
クロアチアは完成されたチームで、イングランドは発展途上のチーム。
ただ、こちらの試合で一つだけ気になるのは、2試合連続PK戦まで戦ったクロアチアのコンディション。
完成されたチームと前述したけれど、それは逆にベテランやベテランの域に差し掛かっている選手たちが多いといことにもなるので、体力的なことが心配だよね。
守備に攻撃に目立ったモドリッチの運動量は凄かったけどね。
ただ、イングランドも今回、国内であまり注目されていないと言うほどまだまだのチームなので、隙はあるだろうしね。

う〜ん、どっちも難しい。
ちなみに、R8まで累積されたイエローカードによる準決勝の出場停止は、ベルギーのムニエだけ。
みなさん、なんとかうまく逃れたようで
もちろん、1枚貰っている選手たちはそこは気にしながらプレーしていたでしょうけど。

ま、とにかく楽しみ楽しみ。



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