立場変われば見方も違う

December 03 [Mon], 2018, 19:39
瀧本です。




私が大好きな教え、
=一水四見=
いっすいしけん




とても、わかりやすくて、かつ
うん、うん、と頷かされる言葉です。








人は海、という。


魚は家、という。


海鳥は、食事の場であり、


天人は、美しい宝石だという。










地球を埋め尽くす大きな水、「海」。




海という概念は人間が決めたこと。






そして
異なる文化をもち、
異なる環境で生き、
異なる歴史を辿ったきたそれぞれは、
当然ながら異なる真理をもっています。






先日の中学校での講演会で、
この教えをお話しすると
若いエネルギーたちは、目をキラキラさせて
頷いて聞いてくれました。






我々の苦悩の原因は、98%が人間関係。






私はこう思う!
なぜあなたは分からないのか!
こっちの意見に近寄りなさい!
等々……








でも、同じ人間同士であっても
山田さんのご家庭と
鈴木さんのご家庭とでは
環境も、文化も、教育も違うのです。






どれが正しいとは言えない。


というより、
「どれが正しいのか」という問い自体が
愚かなこと。
…………


今日、友人の葬儀に参座してきました。






3年ぶりに会った彼は棺の中にいました。




やんちゃばかりしていた彼なので
私は横たわる彼の頬をなでながら、
「まぁ、ここまでよく生きたよな。
おつかれさん。」と最後に鼻先を
つまんでやりました。






と、その前にこんなことがあったんです。








悲しみの表情の中、皆が順にお焼香を。


その中にヨレヨレのジャージ姿の男性が
並んでおられました。私の順は男性の後ろ。
周りはピシリと黒の喪服ですから
その空気感の中で目立っていました。




すると、気難しそうな高齢の男性がボソっと


「今の若い者は、あんな格好で平気でくる」




と、あえて聞こえる音量で言われました。




私は黙って様子を見守っていました。






が、
高齢の男性と私が目が合ったことをキッカケに
その男性は、再度、言葉を重ねたんです。
「なぁ、お坊さんよ、どう思う?」




私は葬儀を営む立場ではなく、
参列者として出席していましたが
格好が袈裟姿でしたから
式に対する礼儀の同意を求めたのでしょう。






私は沈黙を選びました。






それぞれの事情がありますよね、と
ジャージ姿の男性へ小さく語りかけるに
留めました。








棺が御山(火葬場)へ出発するのを見届けてから
退座するときに、会館のエントランスで
高齢の男性と出くわしました。






(うん、やはりお伝えしておこう)と思い






「あの……」と声をかけました。












「あの、少し宜しいです?
亡くなられた方の最後のお見送りは
とても大切なこと。最後ですから。


だからこそ、何を投げ打ってでも
駆けつけられたのだと思います。




あなたも、そして特にあのジャージ姿の方も。


おそらく大好きな友の急死を聞きつけ
なりふり構わずで優先されたんですね。

素晴らしい友人がいて
幸せ者だったな〜あいつ、って思いました。


素敵なお葬儀でした。」








高齢の男性は
「失礼なことを言ったもんだな、ワシも」
とおデコをピシャリと弾いておられました。






私たちは、例え家族であっても


色んな立場があり、
色んな事情があり、
色んな想いがあります。






自分の想いを先行させすぎると
時に無意識に人を傷つけることもある。






我々は、つい
他人の動向に鋭く目を向けがちですが
常に注意を払うのは、自分自身でいい、
そう思っています。






静けさを保つべき空間で大きな音を立てたり
傷付いている人をあざけ笑ったり
他人の喜びを邪魔するような人と遭遇すれば


それは違うのではないか、と
提案することは大切だと思います。




が、やはり大事なことは




「自分自身の在り方なのだよ」
とお釈迦様。






私が正しい、という思いを
成立させた途端、
相手は間違っている、という強制が
同時に生まれ心を支配してしまいます。








相手は相手の立場がある






一水四見




それぞれに、それぞれの立場がある。






忘れずに歩みたいものです。
……光静……


あの世でもやんちゃするんやろうなぁ。
私がそっちにいくときは、
焼酎を手土産にもっていくわな!


杯を交わそう!
敏朗、それまで待っとれ。おつッ!笑




…………
中学生にみてもらったパワポのページです。


復習せよ、若き命たちよ!





































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