令和元年5月9日木曜日の修法記

May 10 [Fri], 2019, 22:14


本日は鎮魂行と基本稽古、座学を行った後、復習科目として「外切抜」「内切抜」と「後袖巻(捕)」を行いました。


副道院長からは座学にて以下のようにご指導頂きました。

少林寺拳法を始めた時のことを覚えていますか?入門式で何を述べたかを覚えていますか?初心を忘れていませんか?「小練すれば小成し、大練すれば大成す」という言葉があります。これは簡単に言うと、少し練習すれば少し成功し、沢山練習すれば、沢山成功するということです。自分がこれでいいやと思うとそこまでしか成長しないのです。
そして、道場で学んだことを日常に活かせていますか。日常が本番であり道場は楽屋なのです。楽屋で得たものを日常に還元すること、これが大切です。充実した修練をすれば、日常もより豊かになってゆくのです。その逆の、日常を道場に持ち込まないように意識して下さい。
また、何よりも大切なことは、まず道場に来る、そして道場に意識を合わせて動くことです。仕事があっても、修練に間に合わせる為にどう動けば良いかを逆算して考えますよね?そうやってこの場に意識を合わせてゆく。いま一度、初生の赤子として始めた時の気持ちを思い出し、修練に励んで下さい。


先輩拳士には以下のようにご指導頂きました。

「外切抜」
●親指を切る
切抜で大切なのは攻者の親指を切ることです。帯前で手を降ろし、鈎手守法になることで相手の親指は切れます。相手の指を切ってから抜くので、ひっかかったり抜きにくいなと思う時は最初の時点の相手の親指が切れていない時です。

●相手との距離と崩し
手刀をして鈎手守法になる時に体を変えますが、この時に相手に入り過ぎている人がいます。相手の間合いに入り過ぎると相手がしっかり立つ形になり、反撃される可能性があります。持たれている手首の位置はそのままにして体だけを変えます。相手の掴んでいる腕が伸びて相手の重心が少し前に来るように崩すことが大切です。

●ぶつかりを無くす
掴まれた手を抜く時は、ただ指先を外に向けて力ずくで切るのではなく、自分の手首を一度殺して相手の指先の向いている方向に力を流して切るようにして下さい。するとぶつからずに抜けます。

「内切抜」
●掛手はあくまで掛けるだけ
目打をした手を相手の肘に掛けますが、掛手はあくまで相手の肘が上がるのを防ぐ為に中指と薬指を少し掛けるだけでいいです。押さえたり力を入れる必要はありません。

「後袖巻(捕)」
●振り返った時の相手との距離感
後袖を持たれて攻撃してくる相手に対してなので、手刀を打つ間はありません。捕りになるということは、相手との距離が近い時ですので、早く掛けることが大切です。巻きになる時は相手と少し距離がある時です。また、振り向いた時に相手から見て自分がどの位置にいれば相手を崩せるのかを研究して下さい。


【考察】
後袖巻(捕)を研究して、後ろ向きの状態から攻撃されるということは、凄く恐いなと思いました。後ろにいる相手の状態が分からないからです。攻撃して来ているのが足なのか、殴ろうとしてきているのか。つまり、振り返った時に初めて相手の状態が分かるのです。だから、相手との距離を出来るだけ取ったり、相手を崩しておかなければ危険です。何も考えずに振り返るだけでは攻撃されてしまい、技に繋がらないなと感じました。振り返った時の自分の意識が形に出るのだと思います。
そして、何よりも大切なことは、後ろの気配を常に感じて動けるようにしておくことです。事が起こってしまってから動くには遅いのだと思いました。現に相手が反対側から攻撃を仕掛けて来たときに気付けず、もたもたしてしまいました。常に八方目で周囲に対してボーッと意識して先を取る。これが大切であり、なかなか難しいことだなと思いました。後ろからの攻撃には特に大切な意識だと思います。
段が上がると共に、意識しないといけない所が広く、深くなりますが、自分の意識を拡げてゆけるように初心に戻り修練したいと思います。

(井上 恵以子 記)
  • URL:https://yaplog.jp/takatsuki-m/archive/521
2019年05月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:金剛禅総本山少林寺 高槻南道院
  • アイコン画像 現住所:大阪府
読者になる
高槻南道院について詳しく知りたい方はこちらへどうぞ。
高槻南道院ホームページ
ヤプミー!一覧
読者になる