平成30年11月22日木曜日の修法記

November 26 [Mon], 2018, 18:00


本日の修練は道院長、副道院長、先輩拳士に指導をして頂きました。
「腕十字立合掌固」
副道院長には以下のように指導して頂きました。
少林寺拳法は「守主攻従」なので自分からは攻撃は行いません。仕掛け技は最初に習うだけです。ほとんどありません。必要なことは最後までかけることです。技は最後までかけて残心で終わりです。皆さんは技をかけ終わる前に考えています。これじゃあかんなと思ったりしている。最後までかける。途中で止めないことです。技を行うのに相手が腕を掴みます。この時に手前で取るのではなく、肘の奥から掴んできます。そして自分の母指球と相手の母指球を合わせてきます。腕力でかける人が多いので前鈎足を使って返すようにする。目打ちをしにいくのではなくて、返すと相手が近づいてきますので目打ちが当たる。最初はやりにくいですけど、腕力ではなくて、前鈎足を使ってかける。そこから目打ち、相手の肩を落としてから足の位置に気をつけます。いきなりかけに行くのではありません。また後は腕を回しすぎる人もいます。急所は内側(少海穴)にあります。回すと外れます。左手はダンチュウ穴です。右手では微調節を行います。連行の場合は斜め前に進みます。固める時には必ず自分の足の甲を枕にします。ケンリョウ穴というツボがあります。そこに脛を当てて目が合わないようにします。そして相手の肩を地面に付けてから固めます。お腹が浮くのが正解です。お腹が下がっていると蹴ることが出来ますから注意して下さい。浮いたお腹を下段蹴して払うまでです。
「抜打押小手」
先輩拳士には以下のように指導して頂きました。
肘の動きだけで終わっていないか?肘は曲げるようにしていても膝を伸ばしながら抜いてかけようとしている。そうではなくて、自分の膝、肘が連動して曲がる動きが相手に伝わるのです。これが鏡の法則です。膝を曲げる動きが肘を曲げる動きになる。順突の動きです。手と足が別の動きをしないようにする。身口意を一致させる。
道院長には以下のように指導して頂きました。
手で打つことをしない。身体を全身を使って打つ。抜打だからと言って思い切り打つ必要はない。攻者は掴んで肘を曲げている。相手の関節の構造を理解しておかないといけない。抜打押小手をする状況を作らないといけない。伸ばして押して来るのであればそのまま押小手をしたらいいのです。
肘が伸びてきてしまうのであれば、それは片手投になります。片手投はどんな状態でも出来るようにしないといけない。だから諸手、両手などの状態があるのです。強そうに見えるのが一番弱い。鈎手守法も鈎手で止まっていると弱いのです。鈎手をするのは一瞬です。打つって思うと相手はそれに反応をします。頑張っているわけです。相手の正中線に近づけてあげる。手だけでしない。全体を見る。合気道でいえば四方投になります。肘を身体につけているので相手の重心は手首にあります。そこを狙うのではなく足元を狙う。身体から肘を外そうとすると人間は強くなります。そうではなくて、肘を近づけてあげる。
技に対するとらわれが多い、相手とくっついて緊迫している状況から技をかけるのではなく、肘、膝を伸ばしてから行うとかかりやすくなる。相手の身体に肘がついて強いように思うけれども、一番弱い状態でもあるのです。物事を近視眼的に見るのではなくて、俯瞰してみる。そうすると崩れる。伸ばして曲げて突く動きを意識する。大きく突く。曲げない。かけてくれという人は弱い。動ける状態が一番強い。止まった状態が一番弱い。古流の世界では一瞬で切られてしまう。止まるということはあり得ない。スッと動かないといけない。絶対に止まらない。身体を真っ直ぐにして止まらないことです。曲げて止まるのは弱い。ルールや、思考があるから止まれるのです。呼吸を絶対に止めないで真っ直ぐに立って続けようと思ったら絶対に止まらない。
考察
今日の修練で感じたのは手先の動きよりも足下の動きを意識することです。
特に今日の修練の相手は力でかけようと思えば思うほど上手くかかりませんでした。手先で相手を操作しようと思っても動く時もあれば、動かない時もある。意識してかけるよりも自分の足下の力が相手に伝わるような状態を作ることが必要な気がしました。先輩拳士の言葉を借りると自分が鏡になることです。自分の動きを伝えるのではなく常に伝わっているのだと感じます。自分が固まっていれば膝の動きも腰の動きも連動しているので相手も固まる。こちらが動いていれば相手にも通じる。自分が呼吸が止まっていれば相手も呼吸が止まっている。自分が呼吸をすれば相手も呼吸が通じるようになる。今の時点では頭で分かっているだけな気がしますが、言葉で分かるだけでなはく、身体の動きで表現出来るような状態を目指して身体作り、修練にまた励んでいきたいと思います。

(近藤 健太郎 記)
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