平成30年10月4日木曜日の修法記

October 07 [Sun], 2018, 1:53


本日は鎮魂行と基本を行った後、復習科目として「上受突(表)」「巻落」「外巻落」を行いました。


副道院長には以下のようにご指導頂きました。

●「受け」の基本は体捌きから
上受や内受など、受けを行う時に手から先に動かしている人が多いですが、受けの動きを分解すると「1」体捌きをして→「2」受けを行っています。それを1つの動作でやっているのです。まずは体捌きをするという意識を持って受けを行うようにして下さい。

●絶対に安全という形、位置を知る
「上受突(表)」受けを行う時、皆さんの勝率はどれ位ですか?あの時は受けられたけど、今回は当たってしまったなとなるような一か八かでは恐いですよね?当たるとわかっていながら受けている“負け戦”をしている人もいます。この場合、上受を行う側の肘が自分と相手の間に在るようにする。すると、当たらないですし相手も崩せます。自分が絶対に負けない安全な形・位置を取るようにすることを意識して下さい。どの技もそうですが、そういう形や位置があるのです。それを研究してゆく。負け戦はしないようにして下さい。


先輩拳士には以下のようにご指導頂きました。


●順突と逆突の基本的な動きで相手を崩す
「巻落」は相手が上襟を掴んで来て掛手をして落とそうとする時に、掛手をして相手を崩し倒すという技です。実は、掛手をする時の動きとして順突をして逆突をしているのです。すると相手は崩れるので大きく力の強い相手でも簡単に落とせます。掛手の部分だけを操作しようとしたり、足を先に出して何とかしようとしても相手は頑張れるのです。技の中にある基本の動きを意識して行って下さい。

●その場から自分が居なくなる
「巻落」で相手を落とそうとして手元を押したり引いたり操作しようとしても相手が力が強いと無理です。そうではなく、掴まれている部分は動かさず、自分が動いて相手が倒れやすくしてあげます。自分がそこから居なくなることで、掴んでいる相手に力が返り、一人相撲を取るような形になって倒れてくれるのです。自分が操作しようと我を出すとぶつかりますが、我を消すことで相手はそこに頼れなくなり崩れ出します。そういった形を研究して下さい。


【考察】
本日、副道院長もおっしゃっていましたが、どの技をするにも「体捌き」が大切だなと感じました。突きや蹴り、受けでもそうですが、動作の前にまず「体捌き」があります。その後に技を行います。一見、遠回りのようですが、1つの動きの中に基本の動きが幾つも含まれているからこそ守りと攻撃が同時に出来るのだと思いました。級拳士の頃は、何故この動きをするのだろう?遠回りで動きが遅くなるのではないか?と思っていました。目で見ている上では、あまり差はないように思えたのです。しかし、段が上がってゆくに連れて体捌きが出来ているかいないかでは安心感が全く違うなと思うようになりました。
先ずは自分を護ること、それが一番大切です。技を行うにあたり、私は捨て身になってしまい攻撃に当たったり負けたりしがちでしたが、それでは実践で考えた時に意味がありません。安全な位置や形をしっかり取ることで、自分は被害者になることなく、相手を加害者にもさせません 。自分も相手も生かすことが出来るということなのだと思います。こうして、体捌きを身体に染み込ませることが、護身に繋がるのだと思いました。
日常での意識の持ち方もそうで、相手のペースに飲まれたり、誰かの犠牲になるのではなく、自分の大切にしたいものを把握し、きちっと守った上でお互いが生かし合う関係を築いてゆきたいと思います。
一見、遠回りに見えるようなことでも、1つ1つ丁寧に行ってゆくことが護身の近道なのだと思いました。

(井上 恵以子 記)
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