平成30年8月2日木曜日の修法記

August 06 [Mon], 2018, 17:50


本日は鎮魂行と基本稽古を行った後、復習科目として「送天秤捕(二種)」「送肘攻」、級拳士の方と「下受蹴 」、受け身の復習を行いました。


先輩拳士からは以下の様にご指導頂きました。

「送天秤捕」
●相手を安定させない
どの技でもそうですが、相手を不安定にさせることがまず大切です。相手が安定している状態では技は掛かりません。送天秤捕の場合、自分の肘が相手の肘の下に来るように入り、自分が技をかける時に相手を少し爪先立ちの状態にさせます。爪先立までいかなくても少し相手を浮かせて重心が前に来るようにします。そこで天秤を掛けるから相手は倒れるのです。相手を不安定にするという崩しが大切です。

●自分が有利になる
相手より自分が低くなることを意識するのは良いのですが、意識し過ぎて自分の腰が引けていたりすると逆に自分が弱くなり相手に反撃されてしまいます。相手が自分より背の低い場合でも、自分は真っ直ぐな状態で崩れないようにした上で、相手の下から腕を捕ったり手を掛けます。また、腰が引けていしまっては技が掛からないどころか、簡単に反撃されてしまいます。どの位置にどう入れば相手に反撃されず自分が有利な状況になるのかを研究して下さい。

「送肘攻」
●相手の力の流れを感じる
送小手をしようとしたら、相手が肘を横に張って掛かるまいとしてくる時に使う技です。掛け手をした時に、上から下にむやみに肘を押して技を掛けようとしても相手の力の方が強いと掛かりません。上から押さえるのではなく、相手の力がどう流れているかを感じ、その流れを邪魔しないことです。相手の力を腰で貰うように流し、相手を一旦崩します。そして相手の肘に軽く掛け手をすると相手は崩れます。

●技に掛かりにゆく
技をかけられる時に、頑張って抵抗しようとする人がいます。 しかし、これではお互いに技のイメージが持てず、更に怪我をしてしまうことがあり自分を痛めることに繋がります。また「掛かるまい」とする心の発心は何なのかということです。
二人で考察をするために敢えて頑張ってみましょうとなっている場合は良いですが、普段の修練では素直に技に掛かりにゆき、正しい形をして技の理を体現することも大切です。またそれが護身にも繋がります。


【考察】
“技に素直に掛かりにゆく”ということを教えて頂いて、素直に掛かりにゆくことは相手の上達だけでなく、自分の上達や護身にも繋がるのだと思いました。
技に「掛かるまい」とすることの根底には何があるのかと考えた時に、無意識ですがどこか「負けたくない」という気持ちがあるなと感じました。この気持ちに囚われてしまうと、技の理どころではなくなってしまいます。すると一番大切な部分を感じられなくなってしまい本末転倒です。また、こちらの「負けたくない」という思いに、無意識に相手も反応するので、余計に相手にも力が入り結果、自分が痛い思いをする確率も上がるのだなと思いました。
自分のこの気持ちに気付いた上でそこに囚われることなく、自分を俯瞰しながら修練することが出来れば、もっと技に冷静に向き合えて、技の面白さが感じられると思うので、これからは自分がいかにフラットに戻れるかを意識しながら修練してゆきたいと思いました。

(井上 恵以子 記)
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